お値段高めのSurfaceですが、実はちょっとしたことをするだけで「え!?」というほどお得に買う方法があります。
※実店舗での販売を経験している者としては、これをご紹介していいものだろうかと思うのですが…マイクロソフト自身が公言していることなので、特に問題はない内容です。
Surfaceを実店舗で買うよりもネットで買う方が絶対的にお得な理由
通常、実際の店舗でパソコンを買ったら、なんらかの初期不良でも見つからない限りは、そう簡単に返品や交換はできません。
当然ですね。
「思ってたより機体色が気に入らなかった」とかいう理由で返品はできないのです(たまに無理やり返品しようとする人はいますが、まず通りません)。
もちろんSurfaceでも例外ではなく、販売時にはこの文言が入った紙を渡されます。
「ご購入から2週間以内に交換可能」であって、それも製品に異常が見られる初期不要の時のみ対応となります。
また、ここに書いているように、この場合の返品とはあくまでも交換対応であって、返金して終わり、というものではありません。
つまり?
買ったものが何であれ、とにかく収めてくれ、ということ。
買う方にしたら不便ですが、売る方にしてみれば当然です。
そうしなければ、適当な理由で返品する人が増えてしまうかもしれません。
ところがSurfaceの場合、公式サイトであるMicrosoft Storeから買うと気軽に返品できるのです。
最初にこれを知った時には驚きました。
以下、私がMicrosoft の担当者とお話した内容です。
Surfaceは公式サイトから購入すると、理由を問わず60日以内に返品できる
今、お教え頂いた60日以内なら返品可能という下りについて。
これは、当然、
いえ、ご返品は着払い伝票をご利用いただけますので
送料のご負担はございません。ご安心下さいませ。
すごい・・・
それって、このマイクロソフトの公式ページから買うものは全て、
はい、
一式揃えていただきお客様のご希望にそう製品ではなかった場合は、簡単にお手続きできますので、ご遠慮なくお声掛けください。
それはつまり、クーリングオフ期間のことだと思うのですが、
使用感という漠然とした理由(思ったより色が気に入らなかった)とかの場合は、
店舗様の場合ですと返品にはルールが設定されている場合が多く、
開封後の返品自体受付ていない、というお話も聞いております。
そうそう、そうですよ。実際の店舗なら。
当ストアでは実際にお手に取っていただき、
サクサク快適に動作するか、想像通りのお色であったか、
重量など含めてご使用いただいての判断をご提案しています。
お安いお買い物ではないことも重々承知しておりますので、
60日お試しいただきたいことをどんどんしていただいて
マイクロソフト凄いな・・・
(返品理由:故意に壊した場合は返品不可でございます)
その点は大丈夫。返すかもしれない内は、
とても良い情報をありがとう!
こちらこそお時間お付き合いいただきありがとうございます!
以上です。
「色が気に入らない」とか「思ってたより動きが良くなかった」とか、購入者側の適当な理由で、まったくお咎めなく返品できちゃいます。
「着払い伝票」で返送するので、送料の負担もありません。
返品期限は60日間もあるので、その間、自分の仕事やら学校のレポート作成やらを実戦的に試してから「そのまま収めるか」or「返品(返金)して別のを考えるか」をじっくり考えればいいのです。
もしこれが、Amazon などで買ったとしたらどうでしょう?
箱を開けたら原則半額は支払うことになりますよね。
未開封であっても面倒な手続きと返送料金は購入者が負担することが基本です。
ところが、Microsoft は企業体力の成せる業なのか、
「いっすよ、別に。返品ですか? はい、どうぞ~」
特に回数制限などはないようで…もちろん、しつこく何度もやってれば、常識的な範囲で締め出されるとは思います。
とはいえ、この返品60日間ルールは特に大きな制限らしきものがないんです。
悪く考えてしまえば、例えば「レンタルでパソコンを2週間だけ借りたいんだよなぁ」なんて時に、このサービスを利用できれば、レンタルの必要がなくなります。
返品すればお金、かかりませんからね?
私同様、「本当か!?」と思った人は多いのではないでしょうか?
「いやいや、そんなこと言ったって、返金や返品の手続きが超ややこしいんじゃないの? 途中で嫌になるくらい。どこぞかの会員登録したら、簡単に辞められなくなるよう●天会員のような…退会手続きがすごくややこしくて、途中で心が折れそうになりそうなパターンと同じでさ」
と、思うでしょう?
これが簡単なんですよ。次にその手順を公開します。
Surfaceの返品60日間の利用方法
特に変更がなければこの方法でスムーズにいける筈です。
※返品期間が30→60日間へ変更されました。
phase 1 Microsoft の公式サイトから欲しいSurface製品を買う
まず、Microsoft Storeから好きなものを好きなだけ、ご自由にご購入どうぞ。
学生様向けのキャッシュバックキャンペーンや、タイプカバーとのセット割りキャンペーンなどはしょっちゅうやっているので、当てはまる方は利用してみるのも良いと思います。上記バナーには、その告知ページがリンクされていますので、ご確認はこちら(↑)から。
ただ、返品できるとはいえ見当違いの買い物するのだけは避けましょう。
変に構える必要はないのですが、最終的には気に入ったらそのまま収める可能性があるのを、お忘れなきよう。
phase 2 60日以内で使い倒してからMicrosoft に連絡する
まずは予定通り使いまくってから連絡して下さい。
60日間ギリギリで連絡するよりも、少し前倒しで余裕をみて連絡したいものですね。
購入のときに利用したMicrosoftアカウントのメールアドレスにログインしておくこと(メールを見れる状態に)
正規のMicrosoft のサイトから購入したということは、購入者は必ずMicrosoft アカウントを持っている筈なので、ログインしてメールを見れる状態にしておくと手続きがスムーズに済みます。
自分が購入したものが、どのようなものだったのか把握しておくこと
例えばアクセサリー類ABCも一緒に買っていたら、「本体の他にAとBとCですね?」と確認されますので、すぐに答えられるように。
連絡する窓口は2つあります。
電話かチャットですが、どちらでも同様に手続きできます。
電話にて返品する場合
電話の場合は以下の番号から。
※2021年11月確認で分かりましたが、対応窓口となる電話番号が変わったようです。
0120-00-8449
基本的には上記の電話番号から “払い戻し” を選択して進めばできます。
Web上での返品アナウンスに誘導される仕組みです。オペレーターとの会話で進めようと考えていた場合は、困る人がいるかもしれません。
逆に良い点としてはテクニカルで訊きたいことがある場合には遠隔操作のアプリを使って、画面を共有しながら教えてくれるサービスがありますので安心感があります。
紛らわしいのは、Microsoftの返品と交換の項目に注文履歴ページから返品する のコマンドにてできると返品と交換ルールに記載しているのですが、これは商品によって表示があったりなかったりします。Surfaceシリーズの購入ページにはそのコマンドが表示されません。
いずれはできるようになるのかもしれませんが、2021年11月時点では表示されませんでした。
そのため、上記の電話から行うか、下記の通りチャットから辿って行うかのどちらかしかないようです。
チャットで返品する場合
チャットの場合は、購入画面の横に出てくるチャットサービスを利用します。
Microsoft Store(Surface購入画面)に入ると、以下のような画面右下に「お問い合わせはこちらから」の文字があります。
クリックすると、以下のような小さなポップアップが出るので、
「ご購入についての相談」
をクリックして先に進めばチャット画面に入れます。
phase 3 メールの確認コードを答える(+補足追記)
電話でもチャットでも、確認コードを送られますので、それを担当者に伝えることで本人確認が取れます。これにより、MS担当者が注文内容の詳細を確認できるようになります。
あとは、メールに返送先住所が送られてくるので、そこへ着払い伝票で送れば済みます。
phase 4 返送時の注意点×4を踏まえた上で返送
注意点は以下の4つ。
(代理の方の名前とかを使うと、受付できなくなってしまいます)
→変更になったようです。伝票の備考欄には「注文番号」と「製品名」と「返品受付番号」の三点を記載します。
充分時間はあるので、間違えないよう気をつけて着払い伝票で送りましょう。
ネットから買う人はクレジットカード払いが基本だと思いますが、送り返したSurfaceがMicrosoftの倉庫に着いたら、そこから5~7営業日以内に返金されます。
一度引き落とされた金額と同額が、クレジット会社から補填されるわけです。
以上です。
簡単ですよね?
しかし、この記事はこれだけではありません。
さらにもう一つ「Surface Complete」を上手に利用します。
Surfaceの延長保証「Surface Complete」金額と内容一覧
「Surface Complete」は購入後45日以内でなければ申し込むことができません。
ということは?
最初の60日の内、45日以内に返品するかしないかを決めて、そのまま返品しないと決めたなら、「Surface Complete」を申し込んでしまうのです。
するとどうなるか。
以下の「Surface Complete」の内容をお読み下さい。
「Surface Complete」の内容
「Surface Complete」とは、元々、Surfaceに付いていた
一年間のメーカー保証 + 60日間の技術サポート
を、
延長期間分の物損保証へ延長 + 延長期間内の技術サポートへ延長
に変更する、というもの。
補償は最大で 2 回の交換。または合計で製品の元の購入価格までの最大 3 回の修理まで対応可能です。
※元々「Surface Complete」は2年間までしか延長できなかったのですが、2020年秋段階で4年まで延長できるようになりました。
延長期間とそれぞれのシリーズに対応した値段は以下の通りです。
「Surface Complete」の価格一覧表 | |||
---|---|---|---|
シリーズ名 | 2年に延長 | 3年に延長 | 4年に延長 |
Surface Pro | ¥16,280 | ¥25,080 | ¥33,880 |
Surface Go | ¥11,880 | ¥17,380 | ¥22,880 |
Surface Laptop | ¥19,580 | ¥28,380 | ¥37,180 |
Surface Laptop Go | ¥14,080 | ¥20,680 | ¥28,380 |
Surface Book / Laptop Studio | ¥31,438 | ¥40,238 | ¥49,280 |
Surface Studio | ¥54,780 | ¥66,880 | ¥78,980 |
※表記価格は全て税込です。
※2023年10月に調べた金額になります。変動の可能性あり。
※同シリーズであれば値段は変わりません(Laptop 3 と 4 等)。
申し込みは以下の電話からでも、こちらのバナー先からでもできます。
(「Microsoft Complete」へのご加入はこちらの番号へ)
0120-00-8449
保証による対応回数は2回まで有効。
対応時に「5,400円(税抜)/回数」の免責金額がかかりますので、やはり完全無料で交換できるわけではありません。
丸ごと交換のことであり、修理ではないところがミソですが、この対応で利用されることが多い内容としては…。
・落下破損
・画面のひび
・バッテリーの劣化
はい。ここです。
バッテリーの劣化も保証対象に入っています。
以前の記事でも書きましたが、「Surface Complete」では、バッテリーが劣化したことも理由として交換できるのです。
換言すれば、延長保証を申し込んだ期間内であれば「バッテリーが弱ってきたから」という理由で5,940円(税込)の追加だけで、Surfaceを丸ごと交換ができる=新品になって戻ってくる、ということです。
例えば「Surface Pro 9」を二年間延長した場合、最初の料金に+5,940円した金額は、税込で22,220円。
22,220円で、あなたのSurfaceを二年後に新品に交換できる…。
これを利用するのに抵抗ある人もいると思います。
書いている私自身も愛着が湧いた機体であれば、最後まで使い切ってあげたいと思う性分です。
ただ、ここをドライに割り切れる人であるならば。
都合のいい話ではありますが、しかし、システムがそれを良しとしているのですから、コスパ最優先に考えれば、この手順が最もお得な買い物パターンと言えます。
そして、上記を踏まえて買い物をするのであれば、実はセット割りで最初から「Surface Complete」を割安に付けた状態で買うことができます。
これは「Microsoft Store セール & お得情報」というキャンペーンページから買う方法になります。キャンペーンだけに時期によって内容が変わることがありますが、けっこうな頻度で「Surface Complete」が10~20%ほど安くセット販売されていることが多いです。
そのようなセット販売を見かけるようであれば、そこから買うのがオススメです。
※セットで買っても、60日間の返金ルールは適用されます。
まとめ・学割の併用などでもOK
さて、いかがだったでしょうか。
このように、購入ルールを把握していれば、ギリギリまでお得にすることもできます。
多少の面倒さはあるものの、お得になることを考えれば、やってみる人は少なくないと思います。
実店舗でも学割キャンペーンなどで安くなっているからお得、という人もいるかもしれません。ところが、ネットでは常日頃から「学生割引」を開催しています。最初から割り引きされたものは重複しないこともありえますが、基本的にはこちらの学割のリンクを踏むだけで10%引きです。
最初の購入金額を比較したい方のために、以下、アルパカがレビューした記事一覧になります。基本的にすべての記事には購入金額を記載済みです(旧機種は折りたたんでしまっています)。
2021年モデルの「Surface Laptop 4」と「Surface Pro 8」
2022年モデルの、「Surface Pro 9」と「Surface Laptop Go2」「Surface Laptop 5」
なお、買い物が終わった後はきちんと製品登録しておいた方が良いです。
この手の買い物の後では、設定だけして登録を面倒くさがってしまう人も多いのですが、問い合わせることが発生した際に対応が変わりますので、購入後、できるだけ登録をしておきましょう(MSアカウントにログイン後、シリアルNoを入れるだけなので簡単です)。
こちらの「Surfaceの製品登録ページ」よりどうぞ。
皆様にとって、手堅くお得に、良い買い物ができますように ♪
コメント
マイクロソフトコンプリートについてご教授願います。バッテリーの劣化について、保証対象とありますが不安なためお教えください。保証内容にて通常損耗が対象外になっていますが、それには該当しないという判断でよろしいでしょうか。
ひぐらしさん
カキコありがとうございます!
Microsoftでは通常損耗とバッテリーの劣化は別ものとして考えられているようです。
もちろんMicrosoftも企業ですから、急な方針転換がないとは言い切れませんが、そうしたものがない限りバッテリー劣化は通常損耗の対象外(つまりマイクロソフトコンプリートでの交換対象)となります。
ご不安なようでしたらMicrosoftのサポートに聞いて頂いても良いと思いますし、お近くの量販店にいるMS販売員たちにお尋ね頂いても良いと思います。どちらも同様の答えになると思います。
というわけでご安心下さいませ!(*^▽^*)
有用な記事をありがとうございます。
追加で教えてください。
以下のMS公式サイトには”全額から元の配送料と手数料を差し引いた額が返金されます。”とあります。
しかし、今今の実際の運用では送料も手数料も取っていないということなんでしょうか?
https://support.microsoft.com/ja-jp/account-billing/microsoft-store-%E3%81%8B%E3%82%89%E8%B3%BC%E5%85%A5%E3%81%97%E3%81%9F%E5%95%86%E5%93%81%E3%82%92%E8%BF%94%E5%93%81%E3%81%97%E3%81%A6%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%81%AF%E6%89%95%E3%81%84%E6%88%BB%E3%81%97%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91%E3%82%8B-81629012-aa4f-f48b-2394-8596f415072b
Jawaさん
コメントありがとうございます!
今、改めて返金時の履歴を調べました。
クレジットカードで引き落とされる請求額は送料や手数料も全て含めた金額の筈で、
返金された額はまったくの同額でした。
つまり、コールセンターの言うように、送料や手数料も全て含めた金額が返金された、ということです。
機体の返却も着払い伝票で対応頂きました。
もしかしたらクレカ払いの時だけに限り、送料や手数料も全て含めての返金かもしれません。
あるいは、急に方針転換したのか(アルパカが確認したのは2021年の4~5月です)、
または単純にMSの公式サイトに誤記が残ったままの可能性もけっこうあると思います。
MSのページにはそうした部分がよくありますからね。
申し訳ないのですが、今、アルパカが分かるのはここまでになります。
ご不安であれば、注文される前に一度MSチャットなどでお問い合わせ頂くのが良いかと思います。