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オシャレなサブモバイル機、Surface Go2とSurface Pro Xの全ラインナップ

10~12インチ13インチ3:2 液晶タブレット型PC製品情報

小さく使えて便利な「Surface Go」の発売から二年弱。

様々な点が改良され、大きさを全く変えずにリニューアルされた「Surface Go 2」が2020年5月7日にリリースされました。

今回は新しく発売された「Surface Go 2」と、その前に発売されていた「Surface Pro X」のラインナップを合わせてご紹介します。

画像をクリック、またはタップで購入ページに飛びます

Surface仕様表記上の注意点
Surface仕様表記上の注意点
他のメーカーと合わせて見やすくするため、他メーカー同様、インターフェース(接続口)の表記には充電用の接続口(Surface Connect ポート)を入れていません。同様にキーボード部(タイプカバー)とのドッキングポートなどの表記も割愛しています。
また、Surfaceシリーズには一律して有線LANポートと光学ディスクドライブが内蔵されていませんので、そちらも割愛しています。

Surfaceシリーズをお考え頂いている人は、兄弟機種である初代「Surface Go」及び「Surface Pro6」、または「Surface Pro7」もオススメです。

 

初代「Surface Go」と「Surface Go 2」の違い

初代の「Surface Go」と「Surface Go 2」の違いについてざっとまとめてみました。

Surface Go 2 Surface Go
見た目 ほぼ変わらず。
CPU Pentium Gold プロセッサー 4425Y:PassMarkで2,223 Pentium Gold プロセッサー 4415Y:PassMarkで2,204
Core m3-8100Yプロセッサー
:PassMarkで2,987
画面 10.5インチ
(1920x1280)
10インチ
(1800x1200)
無線 Wifi 6対応 Wifi 5対応
マイク デュアル スタジオ マイク ノーマルのマイク
重量 544g 522g
その他 NFC搭載 なし

見た目はほとんど変わりませんが、0.5インチアップしている分、ベゼルが細くなったということです。

CPUもm3が選べるようになったので、それなりに動かしたいアプリが多くなっても何とかなります。ただ、「これは重いね」っていうアプリは止めた方が良く、例えば意外と重たい一太郎であるとか、チャットによる平行作業の代名詞である「フランツ(Franz)」あたりを使うのであれば、動きのもっさり感が増します。m3でなければ苦しい作業と言えましょう(m3でもやや重い)。

最近は新型コロナウィルスの影響ということもあり、自宅勤務でZoomやTeamsを使う人も増えました。そうした使い方まで考えるなら、素直に「Pro7(予算を落としてPro6でも可)にしておきましょう」と言いたいところです。

性能面でもそうですが、多少のインチアップがあったとはいえ、やはりタブレットサイズには変わりませんので、キーボードの打ちづらさが否めません。

アルパカは手が大きい方なので、特にGoのタイプカバーは小さく感じてしまいます。

特に左上にあるESCキーや右上にあるDeleteキー、その他句読点や「」などの特殊キーでタイプミスが多くなりがちでした。

手の小さい人やお子様なら合っていると思います。

また、SモードというOSの制限がかかった状態での販売ですから、余計なアプリを入れずに制限をかけたままお子様に使ってもらうにはちょうど良いかもしれません。

Sモードについて

Goの場合、購入後の状態ではSモードが入ったままになっています。

このモードのままですと自由にソフトをインストールできませんし、使えるブラウザは基本的にエッジのみ。検索エンジンもBingのみという制約があります。

しかし、その反面、動きが早くなり、セキュリティレベルも上がります。

インストールできないといってもWindowsストアにあるものは入れられます。

その範囲で特に不都合がなければ、これらの制限の中で安全に軽快に使えます。

例えば、Windowsストアからiフィルターiconなどを入れて、安全にお子様に使ってもらったり、会社の仕事用として余計なものを入れないように、解除しないまま社員に使わせるのに良い機能制限と言えます。

このSモードは自由に解除できますし、お金もかかりません。

ただし、一度解除すると二度と元には戻せなくなります。

解除する際には、よくお考え頂いた上でのご判断を。

 

「Surface Go 2」の性能表一覧

シリーズ名 Surface Go 2
Core m3モデル
Surface Go 2 Pentiumモデル
OS Windows 10 Home(Sモード)
CPU Core m3-8100Y
<2C4T>(1.1/3.4GHz)
:PassMarkで2,987
Pentium Gold 4425Y
<2C4T>(1.6GHz)
:PassMarkで2,223
メモリ 8 GB 4 GB
ストレージ SSD 128 GB eMMC 64 GB
ディス
プレイ
タッチパネル付き 光沢10.5 インチ PixelSense
1920 x 1280 (220 PPI) 縦横比: 3:2
無線通信 Wi-fi6(IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac)
Bluetooth 5.0
SIM
スロット
4G LTE対応
認証方法 顔認証あり
接続口 Nano SIM
トレイ x 1
右記(→)に加え
USB-C x 1 、microSDXCリーダー x 1
3.5 mm ヘッドフォン ジャック
外形寸法 245 x 175 x 8.30 mm
質量 553 g
(タイプ カバー含まず)
544 g(タイプ カバー含まず)
バッテリ 約 8.5 時間 約 9 時間
office Office Home and Business 2019
カラー プラチナ
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リリース 2020年5月7日
型番 TFZ-00011 STQ-00012 STV-00012
最安価格
購入窓口
Amazon 最安値
楽天 最安値
Yahoo!最安値
Amazon 最安値
楽天 最安値
Yahoo! 最安値
Amazon 最安値
楽天 最安値
Yahoo!最安値
¥87,000 ¥61,300 ¥52,600
officeなし
購入窓口
Officeなし 最安値 Officeなし 最安値 Officeなし 最安値
¥– ¥– ¥–

オフィシャル購入ページ(こちらから買うと送料無料+60日間返品無料です)

※価格は全て税込(10%)表記です。
※2021年9月22日時点でのAmazon Prime、楽天、Yahooの中で、もっともの安い値段で記載しています(不定期ですが更新予定です)。
※それぞれの窓口で最安値段となる一覧ページへリンクしています(値段更新時点にて)。
※本体価格の値段であり、ペンやマウスまでは含まれていません。
※バッテリーの表示時間はMicrosoftの測定した公証値になります。
※本来、SurfaceはOfficeありきで販売しているものばかりですが、卸ろしを扱う販売側でOfficeを抜いてから(または別バージョンに交換してから)安く売るサイトがあります。上記の「Officeなし購入窓口」はそうした販売元です。「Officeはいらないが、Surfaceは欲しい」という方に向けた窓口となっています。
※基本的に新品の値段で表示していますが、在庫がない場合に限り、一部、中古価格を表示することがあります。

※「公式ページ」から買うと送料無料+60日間返品無料。加えて購入と同時に正式サポート「Surface Complete」を申し込んでおけば、二年後には5400円(税抜)の追加だけで、新品のSurfaceに交換可能です。詳しくは以下をご覧下さい。

 

地味ではありますが、Go 2ではWifi 6対応になったのが嬉しいところです。

随分と対応ルータも増えてきたので、これから先のご家庭にWifi 6対応のルータと共に用意するのはオススメです。以下、見て頂くと分かるように、一万円以下でWifi 6対応ルータが手に入るようになってきました(特にTPリンクは安い)。

軽く絵を描くくらいであれば、標準搭載されているマイクロソフトの純正お絵描きアプリ「Fresh Paint」あたりは素晴らしく書き心地は良いです。

m3あたりになると、clipstudioも問題なく動きます。Pentium Goldだと簡単にカクついたんですけどね。これが性能の違いかと。

とはいえ、しょせんPassMark3000の世界ですから描き込めるほどの性能ではありません。「外で打ち合わせをする時に原稿の手直しをする程度だから…」という漫画家さんでも、読み込むデータ量が大きいなら、Pro7(予算を抑えるなら6でも可)をオススメします。

GoがGo2になったところで、使い方はあくまでもライトな作業に終始します。

もっとも、性能はどうでも見た目で気に入って理由で選ぶ人もけっこう多いと思います。

Surfaceシリーズは、ちょっとオシャレでカッコいい。

カフェで朝食を摂る傍ら、調べものをしながら送られてきた資料のチェックと手直し。

コーヒーの湯気香る一風景を飾るには良い相棒でしょう。

スマートなスタイルで済ませられる現代人には、こうしたコンパクトでオシャレなガジェットが合っているのかもしれません。

 

Surface Go専用のドッキングステーション「SD6000」について

2020年の春になって出てきたケンジントン(Kensington)社の「SD6000」というドッキングステーションがあります。

これは、写真で見て頂くと分かる通り、タブレットである本体部分だけを差し込むことで、様々な接続口に一度に繋げることができます。

例えば、「SD6000」に外付けモニターや外付けHDD、有線LANなどを接続しておけば、外から持ち帰ってきたSurface Goを挿すだけで一度に全てを接続したような状態にできます。

一瞬で広い液晶と高速LANに繋げることができるので、一台で内外兼用に使いたい人などにはオススメなツールと言えましょう。

あくまでもGoのみ対応ですので、あまり多用途な性能には不向きですが、簡単なOffice系の使い方中心であればなんら問題ありません。用途の幅が広がるアタッチメントが多く用意されているのは嬉しいポイントですね。

Surface Goのタイプカバー

マイクロソフトの公式サイトでもSurface Goタイプカバーは売っていますが、以下、四色をアマゾンや楽天からも販売しています。本体同様にAmazon Primeの会員価格として表記しています。

icon icon
バーガンディ ¥11,800 コバルト ブルー ¥9,800
Amazon
楽天
KCS-00059
KCS-00059
Amazon
楽天
KCS-00039
KCS-00039
icon icon
プラチナ  ¥11,980 ブラック ¥10,000
Amazon
楽天
KCS-00019
KCS-00019
Amazon
楽天
KCM-00019
KCM-00019
ブラック
(英字配列)
¥10,800
画像はイメージになります。
正確な外観はリンク先ページをご確認下さい。
Amazon
楽天
KCM-00021
KCM-00021
icon

オフィシャル購入ページ

※2021年9月22日時点でのAmazon Prime、楽天、Yahooの中で、もっともの安い値段で記載しています(不定期ですが更新予定です)。

Surface Goのタイプカバーの重さは約243g。本体と合計すると約780~790g前後です。

ブラック以外の3色は表面の素材にアルカンターラを使用しています。

これは車のランボルギーニやポルシェの素材に使われている高級素材で、肌触りの良さを生かした使い心地を追求しています。

こればかりは実際に見たことのある人でないと伝わりずらいのですが、スウェードのような肌触りの良さ、と言えば分かりやすいかもしれません。

長時間の使用でも飽きがこないというか、そういう意味で感覚的な使いやすさは一級品です。icon

 

Surface Pro X

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Surface Pro X メモリ8GBモデル

シリーズ名 Surface Pro X
メモリ8GBモデル
OS Windows 10 Home
(32bit)
CPU Microsoft SQ1 <8C8T>
(?/最大3.7GHz)
32bit(x64)時の
予想PassMark 6,000
メモリ 8GB
ストレージ SSD 256 GB SSD 128 GB
グラフィック Microsoft SQ1 Adreno 685 GPU
ディス
プレイ
タッチパネル付き 光沢13 インチ PixelSense
2,880×1,920(261 PPI) 縦横比: 3:2、輝度:450nit
無線通信 Wi-Fi 5: 802.11 互換 Bluetooth 5.0
SIM
スロット
nanoSIM および eSIM をサポート LTE Advanced Pro対応。
サポートされる LTE バンド: 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30, 38, 39, 40, 41, 46, 66
(日本国内の主要バンドは全て網羅)
セキュリティ 顔認証あり
接続口 USB 3.2 Type-C(Gen 2)× 2
nanoSIMスロット x 1
質量 774 g(タイプカバーとセットで1,054g)
外形寸法 292 mm x 201 mm x 8.5 mm
バッテリ 約 13 時間
Office Office Home and Business 2019
カラー ブラック
icon
リリース 2020年1月7日
型 番 MNY-00011 MJX-00011
最安価格
購入窓口
Amazon 最安値
楽天 最安値
Yahoo! 最安値
Amazon 最安値
楽天 最安値
Yahoo! 最安値
¥136,800 ¥110,000
officeなし
購入窓口
Officeなし 最安値 Officeなし 最安値
icon

オフィシャル購入ページ(こちらから買うと送料無料+60日間返品無料です)

icon※価格は全て税込(10%)表記です。
※2021年9月22日時点でのAmazon Prime、楽天、Yahooの中で、もっともの安い値段で記載しています(不定期ですが更新予定です)。
※バッテリーの表示時間はMicrosoftの測定した公証値になります。
※それぞれの窓口で最安値段となる一覧ページへリンクしています(値段更新時点にて)。
※本体価格の値段であり、ペンやマウスまでは含まれていません。

※「公式ページ」から買うと送料無料+60日間返品無料。加えて購入と同時に正式サポート「Surface Complete」を申し込んでおけば、二年後には5400円(税抜)の追加だけで、新品のSurfaceに交換可能です。詳しくは以下をご覧下さい。

 

Surface Pro X メモリ16GBモデル

シリーズ名 Surface Pro X
メモリ16GBモデル
OS Windows 10 Home
(32bit)
CPU Microsoft SQ1 <8C8T>
(?/最大3.7GHz)
32bit(x64)時の
予想PassMark 6,000
メモリ 16GB
ストレージ SSD 512 GB SSD 256 GB
グラフィック Microsoft SQ1 Adreno 685 GPU
ディス
プレイ
タッチパネル付き 光沢13 インチ PixelSense
2,880×1,920(261 PPI) 縦横比: 3:2、輝度:450nit
無線通信 Wi-Fi 5: 802.11 互換 Bluetooth 5.0
SIM
スロット
nanoSIM および eSIM をサポート LTE Advanced Pro対応。
サポートされる LTE バンド: 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30, 38, 39, 40, 41, 46, 66
(日本国内の主要バンドは全て網羅)
セキュリティ 顔認証あり
接続口 USB 3.2 Type-C(Gen 2)× 2
nanoSIMスロット x 1
質量 774 g(タイプカバーとセットで1,054g)
外形寸法 292 mm x 201 mm x 8.5 mm
バッテリ 約 13 時間
Office Office Home and Business 2019
カラー ブラック
icon
リリース 2020年1月7日
型 番 MJU-00011 QFM-00011
最安価格
購入窓口
Amazon 最安値
楽天 最安値
Yahoo! 最安値
Amazon 最安値
楽天 最安値
Yahoo! 最安値
¥241,780 ¥149,700
officeなし
購入窓口
Officeなし 最安値 Officeなし 最安値
icon

オフィシャル購入ページ(こちらから買うと送料無料+60日間返品無料です)

icon※価格は全て税込(10%)表記です。
※2021年9月22日時点でのAmazon Prime、楽天、Yahooの中で、もっともの安い値段で記載しています(不定期ですが更新予定です)。
※バッテリーの表示時間はMicrosoftの測定した公証値になります。
※それぞれの窓口で最安値段となる一覧ページへリンクしています(値段更新時点にて)。
※本体価格の値段であり、ペンやマウスまでは含まれていません。

※「公式ページ」から買うと送料無料+60日間返品無料。加えて購入と同時に正式サポート「Surface Complete」を申し込んでおけば、二年後には5400円(税抜)の追加だけで、新品のSurfaceに交換可能です。詳しくは以下をご覧下さい。

 

Surface Pro X のタイプカバー

icon

QSW-00019 日本語キーボード

タイプカバーは、Surface Pro X専用となっており、Proのタイプカバーは使えません。

逆にサーフェスペンはPro用のものが使えますので、すでに持っている人は二本のペン持ちなども可能です。

キーピッチは約19mmで、縦にも広めの18.5mmですから打ちやすさは問題ないのですが、サーフェスシリーズ独自のタイプカバーがたわんで揺れるのは避けられません。

キーボードカバーの重さは約280g。

「Surface Pro X」と合わせた時の重さは1,054gですから、従来のサーフェスProに比べれば、まあまあ軽くなった方だと思います。

アルカンターラ素材の黒のみしかありませんが、日本語と英字が販売されています。

icon

Surface Pro X の長所と短所について解説

最大の難点は64bit アプリが使えない、ということ

マイクロソフトとQualcommが共同開発した「Microsoft SQ1」をCPUにしています。正確にはCPUではなくSoCという統合システムですが、分かりやすくCPUと同様に紹介します。

タブレットを物色したことのある人なら「Snapdragon」という単語は聞いたことがあると思いますが、いわるゆる、あの「Snapdragon(8cxあたり)」を進化させたものがSQ1だと思ってもらえると良いです。

元々、安価タブレットに入っていた「Snapdragon」ですが、ようやくパソコンに入れても問題ない性能になってきたかな、というところ。

もっとも、「Surface Pro X」はWindows機ではあっても32bit OSですから、従来あるパフォーマンスは出せません。これが「Surface Pro X」の最大の欠点です。

例えば、パソコンが64bit OSでCPUも最新世代のCore iプロセッサ搭載だとしても、32bitでExcelをインストールし直すと、64bitで通常10秒で行っていた処理は倍以上の時間がかかることも少なくありません。やってみるとすぐ分かりますが、それくらいの違いがあります。

ARM版対応のアプリなら64bitでもエミュレートして使えるのですが、通常のWindowsの64bitソフトは使えません。

仮に32bit用で使えるアプリがあったとしても、先にExcelの例にあるように、本来の性能は引き出しきれません。ベンチマークで良い数値を出していたとしても、です。故に常識的に考えれば重たい作業はやりづらさが拭えない、という難点が残ります。

というより、そもそもの話として、使いたいアプリが入れられるかどうかの問題があるので、まずはそこから調べないといけません。

例えば、セキュリティソフトはOSに直結するので32bit対応と銘打っていても入れられないようですし、プリンタも32bit対応のドライバが出されていなければアウトです。

これはもう「Windows RT」から連綿と続くARMの呪縛かと。

「Surface Pro X」の最大の長所である充電ペン付きの専用タイプカバーが使える、という点を踏まえれば、ペンで表現するグラフィック系アプリをオススメしたくなるものの、ここでも問題があります。

Adobe社ならPhotoshopは CC 2018あたりまで32bit版が用意されてはいますが、その後は続いていません。IllustratorやInDesignなら2019年までは出ています。

2020年の年初にAdobe社の方から聞いた話だと、もういい加減32bitの開発までサポートするの辞めようよって話が社内で出ていたらしいです。利益が取れてないでしょうから無理もありません。

他有名どころだと、CLIP STUDIO PAINTは32bit版としてインストールできます。Surface Go2のm3に比べればよほどしっかりした動きです。コミカルなタッチでレイヤーをあまり重ねない軽めのネット漫画には向いていると思います。しかし、ある程度の重たい使い方になるようなら。つまり、複数ページの漫画を描き込むとか、一枚イラストでも厚塗りガシガシ系なら動きが悪くなるのは目に見えています。

先のPhotoshopにしても歪ませる系の機能や、細かく区切った色調補正はオススメできません。

もちろん、処理によっては問題なくいけます。そういう意味では公式ページのレビューに「Photoshopが使えたよ!」って書いてある通りですが…これはもう処理によりけりです。Microsoftには悪いですが、嘘はつけません。正直に書いています。

しかし、逆を言うとそれらの重たい使い方はしない、と割り切るなら便利な一品となりえます。

何しろ、Surfaceペンは専用ドッグにしまったまま自然と充電されますし、筆圧感知レベル4,096段階の書き心地は伊達じゃありません。処理の追いつく作業に関して言えば使い心地が良いのは間違いなく、画面も2,880×1,920ドットと、Surfaceらしい美しさを兼ね備えています。

そして、なんといってもARM版にした利点として、消費電力を抑えたことにより、充電時間が13時間になりました。実働時間は9時間ちょいといったところ。

他のSurfaceが10時間(実働7時間)平均に対して3時間(実働2時間)伸びました。

64bit OSを犠牲にしてまで手に入れる必要があったのかと問われると、微妙なところです。しかし、何事もそうですが、かゆいところに手が届く需要というのはあるもので、「もうちょい充電時間が保ってくれれば。処理性能はいらないからさ」という層には見事にハマる気がします。

また、これはProXに限らずそうですが、急速充電が効きますので、一時間で最大 80% 充電することができます。予備のACアダプタもセットで買って移動する先(自宅と職場など)で置いておけば、バッテリーで困ることはほぼなくなるでしょう。

あとはお値段次第といったところですが、「Surface Pro X」はご覧の通り10万円強からが基本ですので、タイプカバーとセットで考えればPro7と大差ありません。

人気の面からPro7の値段がなかなか下がらず、「Surface Pro X」が先に下るようなら一考の余地あり。ただし、先に書いているような点を踏まえて、ご自身の使い方に合っているなら、という点をお考えの上で、といったところでしょうか。

 

「Surface Pro X」は全機種LTE対応(eSIMも)

「Surface Pro X」はストレージ交換できるよう、キックスタンドを開けた背面部を取り外せるようになっています。

これ自体、今までのSurfaceにはなかった特長であり長所ですが、実は「Surface Pro X」は全機種がLTE Advanced Proに対応しています。

SIMを内蔵できる = いちいち外出先でデザリングやポケットWifiに頼る必要がない

SIMの契約さえすれば素晴らしく便利ですが、そのSIMを挿す場所をストレージの近くに配置して、ついでにストレージの交換もしやすくしています。それまでのSurfaceの弱点(分解できない、物理的にストレージを取り外したデータサルベージができない)をカバーできています。これは文句なしに素晴らしいと思います。

ストレージに関しては公式にはユーザー側での分解はできないと謳っています。ストレージ交換を希望する場合にはMicrosoftに依頼することになりますが、分解に抵抗ない方ならご自身でもできるでしょう。

ただ、裏蓋も含めて止まっているのはトルクス(右の形)ですから、日本で馴染みの+ドライバーではありません。お間違えのないように。

「Surface Pro X」のSSDが止まっているのは2.4 mm T3 トルクスネジのようです。

アップル系も持ってるとか、今後のことも考えて一通りセットで揃えておくのであれば、この辺りがオススメになります。ほとんどのトルクスの大きさはこれ一つで合う筈です。

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さて、「Surface Pro X」は通常のSIMだけでなく、eSIMにも対応しています。アルパカの知る限り、パソコンでeSIM対応させたのはMicrosoftが初めてではないかと。

eSIMというのは内蔵型のSIMのことです。日本ではまだ馴染みの薄いeSIMですが、海外ではかなり普及してきました。

元々、SIMというのは「Subscriber Identity Module」の略で、契約者識別モジュールのことです。

通信に必要な契約者情報のデータを入れたSIMカードを挿し変えることによって、SIMフリー端末は別の契約者、別の地域で使えるようになっています。

しかし、いちいちカードを取り外してばかりいたら面倒ですし、最悪、落としてなくしちゃった、踏んづけて壊しちゃったなんて日には再契約とか面倒なことになります。

そこで「Embedded(埋め込み)」の単語を付けた内蔵型のeSIMが登場しました。

機体本体にSIMが内蔵されているので、取り外すことはできませんが、外部からのアクセスでSIMの内容を書き換えることができます。ネットによる認証であったり、QRコードにより、それらの契約情報を書き換えることができるわけです。従って物理的なカードの差し替えは不要となります。

日本、海外の往来が多い人など、しょっちゅうSIMを差し替えていた人にはeSIMは実に便利です。なにしろ、カードを取り寄せたり店舗へ行く必要なく、ネットからの契約一つでLTEが使えるようになるのですから。

ここで、気づいた方もいらっしゃるかもしれません。

そうです。先に説明しているように「Surface Pro X」は通常のSIMカードもストレージと一緒の場所に差し込み口があると説明しました。加えてeSIMもあります。

つまり、eSIMと通常のSIMで二回線を切り替えて使える、ということです。

例えば、普段、国内で使っている時には都心部での速さが際立つWimaxのSIMで使っておき、一方でeSIMでは海外のどこでも使えるよう「Ubigi」を契約しておけば、急な海外出張の時でも、そのまま切り替えるだけ。いつでもどこでもオールラウンドに使い倒すことができます。

「Ubigi」とはフランスの通信会社が提供するデータ通信サービスですが、プリペイド式なので使っていない間は、一切、課金はされません。

いざ、急な出張や、大地震で日本の通信網が使えなくなった、など非常時の奥の手として、ある程度の金額を入れておくと安心というわけです。ちなみに下図の色が付いている場所は「Ubigi」の通信可能エリアです。

ただ「Ubigi」は国境を越えてもそのまま使える便利さはありますが、国ごとで契約した方が断然安いです。日本を中心に活動するなら、日本固定のSIMで契約して使う方が良いでしょう。

もし、海外に行くことなんてほとんどない。でも安く二回線を切り替えて使いたい、というならIIJmioのeSIM契約がすぐに使えてオススメです。Wimaxとのセットで切り替えれば快適なブラウジングが約束されることでしょう。

 

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