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Surface book 2、Studio 2 購入の薦め、価格全比較表

13インチ15インチ以上3:2 液晶デスクトップ一体型製品情報

Surface関連記事が続きます。

今回は「Surface Book 2」と「Surface Studio 2(以後、略して表記)」のご紹介です。

どちらも特徴的な位置づけで販売されているので、購入に関して必要となるツボを抑えるよう、まとめてみました。

Surface仕様表記上の注意点
Surface仕様表記上の注意点
他のメーカーと合わせて見やすくするため、他メーカー同様、インターフェース(接続口)の表記には充電用の接続口(Surface Connect ポート)を入れていません。同様にキーボード部(タイプカバー)とのドッキングポートなどの表記も割愛しています。
また、Surfaceシリーズには一律して有線LANポートと光学ディスクドライブが内蔵されていませんので、そちらも割愛しています。
また、マイクロソフトの公式ページには「GTX 1050 dGPU」というように、Surfaceでグラフィックボードの搭載されているモデルには、GPUの表記上に「d」の文字が入っていますが、当サイトでは表記統一の点から削除しています。
※これは「ディスクリート」の略でグラフィックカードがCPU 内臓ではなく別途でGPUを搭載していることを意味する用語です。
ご注意点:期待価格について
期待価格について
「期待価格」は、私が勝手に付けた造語です。
多少変動することはあっても、「おおよそ、期待値としての価格はこれくらい」と判断できる値段を指します。Surfaceの場合、公式サイト、楽天などと比べてAmazonの方が下がっていることが多いようです。
そのため、表示はAmazon primeの税込み価格で統一しています。プライム会員になると、価格や納期が優遇されるので、買い物が多い方は登録をお勧めします。
2019年2月現在では、旧モデルのOffoce2016年版搭載モデルが在庫限りで安くなっています。
旧モデルといっても2018年7月~10月にかけて発売したもので、半年も経っていません。新型は2019年1月に入ってから販売されたものですが、Officeが2019年度版になっただけのマイナーチェンジ。ハードウェアの性能はほぼ変わっていません。
Officeの新旧を気にしない人は、旧型を選んで安く買ってしまいましょう。
2016年と2019年のOfficeの違いはどういうものか、ご興味ある方は以下の記事をどうぞ。

 

Surface Book 2

Book 2・13.5インチ(i5モデル)

シリーズ名 Surface Book 2・i5モデル
OS Windows 10 Pro
カラー シルバー系 シルバー
CPU Core i5-7300U<2C4T>
2.60GHz(最大3.5GB):PassMarkで5,180
メモリ 8 GB
グラフィック インテルHD グラフィックス620
ストレージ SSD 256 GB
ディス
プレイ
タッチパネル付き 光沢13.5 インチ PixelSense
3000 x 2000 (267 PPI) アスペクト比: 3:2
無線通信 Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.1
SIM
スロット
認証方法 顔認証あり
接続口 USB3.0×2、USB Type-C(PD3.0対応)×1
SDカードスロット×1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1
外形寸法 312 x 232 x 13 ~ 23 mm
質量 1,534 g
バッテリ
(JEITA 2.0)
約 17 時間
Office Office Home and Business 2016
型番 HMW-00034
HMW-00034
期待価格 ¥ 179,080
Office Office Home and Business 2019
型番 HMW-00035
HMW-00035
期待価格 ¥ 200,664

 

Book 2・13.5インチ(GTX 1050クラス)

シリーズ名 Surface Book 2・13インチ
OS Windows 10 Home
カラー シルバー系 シルバー
CPU Core i7-8650U<4C8T>
1.90GHz(最大4.2GB):PassMarkで8,842
メモリ 16 GB 8 GB
グラフィック NVIDIA Geforce GTX 1050 GPU
2GB GDDR5
ストレージ SSD 1TB SSD 512 GB SSD 256 GB
ディス
プレイ
タッチパネル付き 光沢13.5 インチ PixelSense
3000 x 2000 (267 PPI) アスペクト比: 3:2
無線通信 Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.1
SIM
スロット
認証方法 顔認証あり
接続口 USB3.0×2、USB Type-C(PD3.0対応)×1
SDカードスロット×1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1
外形寸法 312 x 232 x 13 ~ 23 mm
質量 1,642 g
バッテリ
(JEITA 2.0)
約 17 時間
Office Office Home and Business 2016
型番 HNN-00034
HNN-00034
HNL-00023
HNL-00023
HN4-00034
HN4-00034
期待価格 319,670 ¥ 296,500 210,100
Office Office Home and Business 2019
型番 HNN-00035
HNN-00035
HNL-00024
HNL-00024
HN4-00035
HN4-00035
期待価格 ¥ 381,060 ¥ 336,744 ¥ 259,980
icon

Microsoftの公式購入ページ

icon同じ2in1のタブレット型になるとはいえ、大きな液晶とパワフルなグラフィック性能は、半端なデスクトップよりよほど強力です。

切り分け方としてはBook2が13.5インチでGTX1050が搭載モデル。

15インチでGTX1060搭載モデルにシリーズ分けされており、13.5インチはグラフィックボードの入っていないi5モデルもあります。

Bookの最大の特徴は高いグラフィック性能にこそあるので、そのシリーズでグラフィックボードが積載されていないというのは、単にやや重くなり接続口が増えただけになってしまいます。

Book2を考えるなら、ぜひともGeforceが搭載されているモデルを選びたいものですね。

もちろん、その分のお値段も上がりますが、その分の価値もあります。

最も役立つのはグラフィカルな性能を使う仕事の場合です。

外出先で重たいCADソフトやデジ絵ソフトを動かしてプレゼンしたいが、できないという人は多いです。

特に「3DのCADを編集状態のまま外出先で打ち合わせしたいんだ」という問い合わせを店頭で受けると、国内メーカーのコーナーでは「すみません、それはキツいです」となり、そこまでしか案内できません。

この時、選択肢として上げられるのは海外メーカーのカスタマイズコーナー、Lenovo、DELL、HPあたりでquadroを積載したワークステーションでしょう。

いずれも20万オーバーは必須の世界。

しかも「すぐ持って帰りたい。急いで欲しいんだ」とか言われたら、quadro搭載の持ち帰りモデルなど秋葉原にしかないでしょうから、quadro以外でなんとか動くのはGTX1060以上のハイエンドGPUしかないわけです。

ところがないのです、そういう機種が。

基本的には1060以上はデスクトップで動かすものです。

勿論、台湾メーカーのゲーミングマシンのコーナーにはありますよ。

あるにはあります、が…想像してみて下さい。

パリっとしたスーツに身を包んだビジネスマン達が、ずらり座っている会議室です。

「ではさっそく始めようか。○○君、CADの図面を出したまえ」と切り出されて、皆がレッツノートとかMACとかを並べているのに、何故か、あなたの目の前にだけ真っ赤なキーボードが七色に明滅するプレデターG9とか置いてあるわけです。

変ですよね!?

仕事の打ち合わせにゴッツいゲーミングパソコンを持っていくわけにいかないのです。

しかも重いし(プレデターG9は約3.6kg)。

ここなんですよ。

SurfaceのBook2がまさに「Book2じゃなければ駄目なんだ!」という、埋めるべき穴は、まさに「この部分」なのです。

もちろん3DCADまで重たいのはしない人、例えばデジ絵の漫画家さんとかです。

打ち合わせの時、「貴様、あれほど萌えキャラはツインテールにしろと言うたろうが!」と編集者に怒られたら、すぐにでも手直ししたいですよね。

帰ってからデータを書き出して送ってチェックしてもらってから、とかいちいちやってたら時間がもったいないのです。

目の前で描き上げられたら、その場でチェックしてもらえるのですぐ次の作業に進めます。

この辺りの使い方ならGTX1050でまったく問題ありません。

クリスタとフォトショップを同時立ち上げでもいけるでしょう。

でも、こういう局面に重たくて、ごっついゲーミングマシンを持参するのもしんどいですよね?

ここなんです。

この販売パターンのお陰で、何台、量販店から売れていることか。

あなたも当てはまるようであれば、ぜひご一考を。

Book 2・15インチ(GTX 1060クラス)

シリーズ名 Surface Book 2・15インチ
OS Windows 10 Home
カラー シルバー系 シルバー
CPU Core i7-8650U<4C8T>
1.90GHz(最大4.2GB):PassMarkで8,842
メモリ 16 GB
グラフィック NVIDIA Geforce GTX 1060 GPU
2GB GDDR5
ストレージ SSD 1TB SSD 512 GB SSD 256 GB
ディス
プレイ
タッチパネル付き 光沢13.5 インチ PixelSense
3000 x 2000 (267 PPI) アスペクト比: 3:2
Surface Dial(画面上および画面外対話式操作対応)
無線通信 Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.1
Xbox Wireless 内蔵(注意事項あり)
SIM
スロット
認証方法 顔認証あり
接続口 USB3.0×2、USB Type-C(PD3.0対応)×1
SDカードスロット×1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1
外形寸法 312 x 232 x 15 ~ 23 mm
質量 1,905 g
バッテリ
(JEITA 2.0)
約 17 時間
Office Office Home and Business 2016
型番 FVH-00010
FVH-00010
FUX-00010
FUX-00010
HNR-00010
HNR-00010
期待価格 ¥ 329,780 ¥ 285,500 ¥ 267,300
Office Office Home and Business 2019
型番 FVH-00031
FVH-00031
FUX-00023
FUX-00023
HNR-00031
HNR-00031
期待価格 ¥ 401,533 ¥ 354,024 ¥ 306,504
icon

Microsoftの公式購入ページ

Surface Book 2シリーズの特徴

ここに挙げているのはBook2の長所と短所ですが、Surfaceシリーズ全体の特徴については

をご参照下さい。

Book 2シリーズの長所

約1.642kgの軽さでGTX1050、1,905 gでGTX 1060搭載モデル
この重さでここまでハイパワーの部品を詰め込んでいる機体はなかなかありません。
故に、15インチであれば3DCADの軽量ファイルをなんとか動かすことができる範囲です(先の説明をご参照下さい)。
ただ、この辺りの性能は表裏一体のリスクも内包しており、後述のデメリットと読み合わせてからご判断下さい。
ハイパワーの割りに17時間駆動は長い
通常、ハイパワーの部品を入れれば入れるほど、駆動時間は短くなるものです。
ましてグラフィックボードも積載しておきながら、どうやって長持ちさせているのかが不思議なほど。
もちろん17時間ずっと使えるということはなく、実働時間としてはせいぜいが12時間でしょう。
それでも充分に長い方です。
充電忘れがなければ、日々の使い方で困るようなことはないでしょう。
スタイリッシュな外観でいながら、高い性能
先に書いた通りですが、Surfaceシリーズは全てスタイリッシュな外観をしているので、仕事で使うにも向いています。
通常、スタイリッシュな外観のモデルは性能が下がりがちですが、Book2はそんなことはありません。
地味な部分ですが得点の高い部分と言えましょう。
液晶を逆向きに取り付けられるので、タブレットPCとして使いやすい
これは面白い特徴なのですが、取り外した画面を逆向きに取り付けることができます。
元々、画面が裏返るコンパーチブルモデル(HPのSpectre x360シリーズやダイナブックのVZシリーズなど)では、機体そのものがひっくり返るので、キーボード部分が手に持った背の部分にあたります。
もちろん、キーボードにロックがかかるので、誤って操作してしまうようなことはないのですが、それでも手にもった感触がゴツゴツとしたキーボードなのはスマートではありません。
ところが、こちらのBook2だと画面をそもそも裏と表で入れ変えられるので、背の部分が変わりません。
細かいところかもしれませんが、コンパーチブルを使う時にいつも感じていた不快感がない、というのはちょっと快適です。
Surface Book 2・15インチならDialが使える
丸い部分をクリクリっと回して動かす操作デバイスのことです。
使いやすそうではあるのですが、実戦的に使いこなしている人を見たことがない、というのが実際のところです。
Dialが使える機体は総じて高いため、あまり数が出ていないから使用感が分からない、というのも大きいと思います。
ただ、使っているサンプル動画を見る限りではデジ絵描きなどには使い勝手が良さそうに思えます。(Dialの説明に関してはStudio2の特徴部分にて解説)

Book 2シリーズの欠点

素直に言うと高い
まあとにかく高いです。見ての通りですね。
グラフィックボードが入ったBook2は20万円を下りません。
性能だけ見て普通に考えればゲーミングPCにした方がよほど安くて高性能が手に入ります。
売る方としても、さすがにもう少し値段を抑えられなかったのかと思ってしまいます。
SDカードが最後まで入りきらない
これは持ち運べるノートパソコンではデメリット以外のなにものでもありません。
USBメモリは当然のように出っ張るストレージです。
しかし、SDカードはカードの後ろまで全て入れきってしまえるからこそ、カードの真価を持ちます。
入れきってしまえば邪魔にならないので、デバイスを傷つけてしまうことがありません。
ですから、入れっぱなしにして予備の内部ストレージとして使い続けることもできるのです。
容量の小さいSSDモデルを買う時の常套手段なわけです。
それが使えません。
後ろ、1cm弱くらいが出たままというのは、5年以上前のパソコンを見ているようです。
Book2は熱処理問題がクリアしきっていない
これが「Surface Book 2」最大の弱点と言えます。
Surfaceシリーズ全機種に言えることではありますが、ハイパワーCPU(BookはGPUも)入れていることもあり、廃熱処理が追いついていません。
極端に熱くなるということはありませんが、性能がやや下がりがちです。
周辺温度によっては自機の破損を防ぐため「サーマルスロットリング」と呼ばれるリミッターが働きます。
これにより、出力が落ちてしまいパフォーマンスが発揮できません。
「Surface Book 2」も短時間だったり、外気温度が低い場所ならともかく、少し長い間ハイパワーで回すと、同部品を使っているゲーミングパソコンより1~2割、性能が落ちてしまいます。
つまり、豪勢な部品が揃っていながら性能を引き出せていません。
ハードウェアとして参入してから僅かの期間でここまできたのですから、驚異的ではありますが、それでも使う方からしたら都合の悪い部分です。
そうしたことを踏まえて構造を改良できるかどうか。
今後のSurfaceシリーズに期待です。

 

 

Surface Studio 2

Surfaceシリーズの中で唯一のデスクトップであるStudio2です。

多くのレビューサイトで紹介されているように、何故か第7世代CPU搭載です。

特徴的なのは値段です。

たぶん、このサイト始まって以来の最高額で、ちょっとした中古車くらいは買える金額ですね。

この金額にしないと利益が出ないのか、それともこの金額でも欲しがる人は多いと思ったのか。

もし前者だったら7820HQにした理由は納得です。

インテル社の都合もありますが、第8世代は今、値段が上がっています。

それでいて放熱効率の良いデスクトップなら、わざわざ値段の高い第8を使わずとも、同等の性能は第七のHQにすればコスパ良く引き出せると考えたのなら正解です(それでも値段は高いですが、これ以上高くされたら紹介できません)。

ともあれ、PassMarkで9000を越えていれば、エンコードも不便なく済ませてくれそうです。

一眼レフLawデータの処理もばっちりでしょう。

「GTX 1060」及び「1070」が組み込まれているのも、メモリ「16GB」及び「32GB」なのも、全てクリエイティブな活用を想定しての組み合わせ。

機体本体の角度を自由に変えられる「ゼログラビティヒンジ」もそうですね。

実に個性的なデスクトップになっています。

Surface Studio 2
OS Windows 10 Pro
カラー シルバー系 シルバー
CPU Core i7-7820HQ<4C8T>
2.90GHz(最大3.9GB)
:PassMarkで9,320
メモリ 32 GB 16 GB
グラフィック NVIDIA Geforce
GTX 1070 GPU
8GB GDDR5
NVIDIA Geforce
GTX 1060 GPU
6GB GDDR5
ストレージ SSD 2TB SSD 1TB
ディス
プレイ
タッチパネル付き 光沢28 インチ PixelSense
4500 x 3000 (192 PPI) アスペクト比: 3:2
Surface Dial (オン スクリーン操作) 対応、
ゼログラビティヒンジ機構あり
オーディオ Dolby® Audio™ Premium 対応のステレオ 2.1 スピーカー
無線通信 Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.0
Xbox Wireless 内蔵(注意事項あり)
SIM
スロット
認証方法 顔認証あり
接続口 USB3.0×4(高出力ポートx 1)、USB Type-C(PD3.0対応)×1
SDカードスロット×1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1
外形寸法 ディスプレイ: 637.35 x 438.90 x 12.50 mm
ベース部分: 250 x 220 x 32.2 mm
質量 9.56 kg
Office Office Home and Business 2019
型番 LAM-00023 LAK-00023 LAH-00023
期待価格 ¥ 642,373 ¥ 572,173 ¥ 480,373

Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)

 

Surface Studio 2シリーズの特徴

Studio 2シリーズの長所

Surfaceアクセサリーの類、全てに対応している
コスパから考えればどうだろうと思ってしまうのですが、Surface独自のアタッチメントが全て使えるデスクトップ、と考えればどうでしょうか。
全てをSurfaceシリーズで固めるSurfaceファンには考える価値のある一台になりえます。
特にDialは特徴的で、デジ絵を描く際にクリクリっと回して角度や色合いを変えることができます。
使っているサンプル動画を見る限りでは、微妙な色合いを変える時に便利そうだと思いました。
というのも、私もデジ絵を描いていて思うのですが、一つ一つの色を選んで落として濃度を変えて他のレイヤーと重ねて乗算にして…という作業をしていくのが大変なのです。
もし、色を選ぶ際に、いちいちパレットまでペン先を移動させなくて済むのであれば、左手に持ったDialで色を変えつつ描き続けることもできるでしょう。
つまり、色彩的に柔らかな微妙に変わりやすい絵を描きやすくなる、ということです。
コレに関してはDELLの液晶ペンタブレット「Dell Canvas」にも似たようなトーテムというのがあります。
単にDialが使いたいだけ、というなら「Dell Canvas」が18万円強から売っていますので、そちらの方が安くてお勧めです。
ただ、他も併せてトータルで見た時のパソコンとしての機能や、Surfaceの高精細な美しい画面、スタイリッシュなデザインが欲しい、という場合には「Surface Studio 2」もお勧めになります。

ゼログラビティヒンジが使いやすい
モニター下のアーム部分がフレキシブルに可動する機構を「ゼログラビティヒンジ」と呼んでいます。
机にもなりそうな広い画面を水平に近い角度まで倒せば、手に馴染んだタッチペンが活躍してくれますし、好きな角度に立てればキーボード操作に向いています。
似たような機構のものは、昔、富士通から出されたことがありましたが、やはり使いやすいという人が一定層いましたね。
今回もそうした人にとっては嬉しい造りとなっています。

Studio 2シリーズの短所

Book2同様に高すぎる
どこでどう値段が跳ね上がっているのか分かりませんが、おそらく「ゼログラビティヒンジ」を造るのにコストがかかっているのかと。
普通に考えてパソコンとしての現実的な値段の範疇を越えています。
これが法人モデルの特殊な保守が効いているものであったり、プロユース動画編集もガシガシやりたいから「Core i9-7980XE」やAIのデータベース構築のために、ちょっとお高いグラフィックボード「Tesla p100」…までいかなくても、それっぽいのが入っているとか。
そういうのならまあ分かりますが、それらがなにもない、一般コンシューマー向けの性能で40~60万円ですからね。
ちょっと考えてしまうところです。
「Xbox Wireless 内蔵」と書いてあるのに使えない
本当はこの特徴は長所の部分に来るはずのものでした。
同じマイクロソフト社同士ということもあって、マイクロソフトの扱う独自通信規格である「Xbox Wireless」を使えば、最大8台のコントローラやXbox One用アクセサリーと接続できます。
特に「Xbox Elite」のコントローラーを繋げて使いたい人は結構な割合いて、元々がゲーム用途に開発された無線規格だけに遅延も発生しずらく、Bluetoothより安定しているという特徴を持ちます。
それをSurfaceの高解像度の綺麗な画面でプレイできるなら、最高に良い組み合わせなので、最大限に長所としてアピールするべきところだったのです。
ですが…どうも海外発売されているSurfaceシリーズでは使えるようで、日本発売用は使えないとのこと。
なぜ、そうなってしまったのか分かりませんが、実はこの点について、私も納得いかなかったのでマイクロソフトに問い合わせました。返答はこうでした。
「Xbox Wirelessにつきましては改善の情報がないため現在(2019.02.27時点)も動作しない可能性が高いです。今後の予定も合わせてお調べしましたが未定でございました」とのこと。
元々、ゲーム用途なしで考えていた人には関係ない部分ですが、含めて考えていた人は使えないことを踏まえた上で考えた方が良さそうです。(ちなみに公式ページではStudio 2の仕様ページに未だ「Xbox Wireless内蔵」とありますが対応していません)
デスクの割りには接続口が少なく、光学ドライブもない
これも見ての通りですね。
デスクトップであれば一体型であっても本体側に多くの端子を接続できるものです。
ワイヤレス化が進んだといっても、まだまだ接続して使う機器は多くあります。
もし「これからはワイヤレスの時代なんだ」というなら、次の欠点が説明できません。
Bluetooth 4.0までしか対応してない
普通に考えて4.1以上でしょう。
この点だけで使い心地が大きく変わるほどのものではありませんが、それでも自動接続が使えるのと使えないの差は大きいです。
何かで通信が遮られてしまうと、途切れやすいのはBluetoothの特徴なのですから。Bluetoothのバージョン違いについては以下の記事が分かりやすくなっています。
以下、プロモーションムービーです。

 

いかがでしょうか。

長短、それぞれに特徴が多いのがSurfaceシリーズの特徴ですが、特に高額商品になればなるほど、その傾向は顕著に出ます。

まずはこれらの特徴を踏まえた上でご検討頂くのが良いと思います。

その上でSurfaceが気に入ったようであれば、あなたが学生なら以下からお得に買うこともできます。
Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)
マイクロソフトは学生に関する優遇措置が多いので、適用できる人はぜひご利用下さい。

なお、Surfaceをお得に買うには、こちらの記事がお勧めです。

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