Surface関連記事が続きます。
今回は「Surface Book 2」と「Surface Studio 2(以後、略して表記)」のご紹介です。
どちらも特徴的な位置づけで販売されているので、購入に関して必要となるツボを抑えるよう、まとめてみました。
旧モデルといっても2018年7月~10月にかけて発売したもので、半年も経っていません。新型は2019年1月に入ってから販売されたものですが、Officeが2019年度版になっただけのマイナーチェンジ。ハードウェアの性能はほぼ変わっていません。
Officeの新旧を気にしない人は、旧型を選んで安く買ってしまいましょう。
2016年と2019年のOfficeの違いはどういうものか、ご興味ある方は以下の記事をどうぞ。
Surface Book 2
Book 2・13.5インチ(i5モデル)
シリーズ名 | Surface Book 2・i5モデル | ||
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Pro | ||
カラー | ![]() |
||
CPU | Core i5-7300U<2C4T> 2.60GHz(最大3.5GB):PassMarkで5,180 |
||
メモリ | 8 GB | ||
グラフィック | インテルHD グラフィックス620 | ||
ストレージ | SSD 256 GB | ||
ディス プレイ |
タッチパネル付き 光沢13.5 インチ PixelSense 3000 x 2000 (267 PPI) アスペクト比: 3:2 |
||
無線通信 | Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.1 | ||
SIM スロット |
– | ||
認証方法 | 顔認証あり | ||
接続口 | USB3.0×2、USB Type-C(PD3.0対応)×1 SDカードスロット×1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1 |
||
外形寸法 | 312 x 232 x 13 ~ 23 mm | ||
質量 | 1,534 g | ||
バッテリ (JEITA 2.0) |
約 17 時間 | ||
Office | Office Home and Business 2016 | ||
型番 | HMW-00034 HMW-00034 |
||
期待価格 | ¥ 179,080 | ||
Office | Office Home and Business 2019 | ||
型番 | HMW-00035 HMW-00035 |
||
期待価格 | ¥ 200,664 |
Book 2・13.5インチ(GTX 1050クラス)
シリーズ名 | Surface Book 2・13インチ | ||
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home | ||
カラー | ![]() |
||
CPU | Core i7-8650U<4C8T> 1.90GHz(最大4.2GB):PassMarkで8,842 |
||
メモリ | 16 GB | 8 GB | |
グラフィック | NVIDIA Geforce GTX 1050 GPU 2GB GDDR5 |
||
ストレージ | SSD 1TB | SSD 512 GB | SSD 256 GB |
ディス プレイ |
タッチパネル付き 光沢13.5 インチ PixelSense 3000 x 2000 (267 PPI) アスペクト比: 3:2 |
||
無線通信 | Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.1 | ||
SIM スロット |
– | ||
認証方法 | 顔認証あり | ||
接続口 | USB3.0×2、USB Type-C(PD3.0対応)×1 SDカードスロット×1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1 |
||
外形寸法 | 312 x 232 x 13 ~ 23 mm | ||
質量 | 1,642 g | ||
バッテリ (JEITA 2.0) |
約 17 時間 | ||
Office | Office Home and Business 2016 | ||
型番 | HNN-00034 HNN-00034 |
HNL-00023 HNL-00023 |
HN4-00034 HN4-00034 |
期待価格 | ¥ | ¥ 296,500 | ¥ |
Office | Office Home and Business 2019 | ||
型番 | HNN-00035 HNN-00035 |
HNL-00024 HNL-00024 |
HN4-00035 HN4-00035 |
期待価格 | ¥ 381,060 | ¥ 336,744 | ¥ 259,980 |
同じ2in1のタブレット型になるとはいえ、大きな液晶とパワフルなグラフィック性能は、半端なデスクトップよりよほど強力です。
切り分け方としてはBook2が13.5インチでGTX1050が搭載モデル。
15インチでGTX1060搭載モデルにシリーズ分けされており、13.5インチはグラフィックボードの入っていないi5モデルもあります。
Bookの最大の特徴は高いグラフィック性能にこそあるので、そのシリーズでグラフィックボードが積載されていないというのは、単にやや重くなり接続口が増えただけになってしまいます。
Book2を考えるなら、ぜひともGeforceが搭載されているモデルを選びたいものですね。
もちろん、その分のお値段も上がりますが、その分の価値もあります。
最も役立つのはグラフィカルな性能を使う仕事の場合です。
外出先で重たいCADソフトやデジ絵ソフトを動かしてプレゼンしたいが、できないという人は多いです。
特に「3DのCADを編集状態のまま外出先で打ち合わせしたいんだ」という問い合わせを店頭で受けると、国内メーカーのコーナーでは「すみません、それはキツいです」となり、そこまでしか案内できません。
この時、選択肢として上げられるのは海外メーカーのカスタマイズコーナー、Lenovo、DELL、HPあたりでquadroを積載したワークステーションでしょう。
いずれも20万オーバーは必須の世界。
しかも「すぐ持って帰りたい。急いで欲しいんだ」とか言われたら、quadro搭載の持ち帰りモデルなど秋葉原にしかないでしょうから、quadro以外でなんとか動くのはGTX1060以上のハイエンドGPUしかないわけです。
ところがないのです、そういう機種が。
基本的には1060以上はデスクトップで動かすものです。
勿論、台湾メーカーのゲーミングマシンのコーナーにはありますよ。
あるにはあります、が…想像してみて下さい。
パリっとしたスーツに身を包んだビジネスマン達が、ずらり座っている会議室です。
「ではさっそく始めようか。○○君、CADの図面を出したまえ」と切り出されて、皆がレッツノートとかMACとかを並べているのに、何故か、あなたの目の前にだけ真っ赤なキーボードが七色に明滅するプレデターG9とか置いてあるわけです。
変ですよね!?
仕事の打ち合わせにゴッツいゲーミングパソコンを持っていくわけにいかないのです。
しかも重いし(プレデターG9は約3.6kg)。
ここなんですよ。
SurfaceのBook2がまさに「Book2じゃなければ駄目なんだ!」という、埋めるべき穴は、まさに「この部分」なのです。
もちろん3DCADまで重たいのはしない人、例えばデジ絵の漫画家さんとかです。
打ち合わせの時、「貴様、あれほど萌えキャラはツインテールにしろと言うたろうが!」と編集者に怒られたら、すぐにでも手直ししたいですよね。
帰ってからデータを書き出して送ってチェックしてもらってから、とかいちいちやってたら時間がもったいないのです。
目の前で描き上げられたら、その場でチェックしてもらえるのですぐ次の作業に進めます。
この辺りの使い方ならGTX1050でまったく問題ありません。
クリスタとフォトショップを同時立ち上げでもいけるでしょう。
でも、こういう局面に重たくて、ごっついゲーミングマシンを持参するのもしんどいですよね?
ここなんです。
この販売パターンのお陰で、何台、量販店から売れていることか。
あなたも当てはまるようであれば、ぜひご一考を。
Book 2・15インチ(GTX 1060クラス)
シリーズ名 | Surface Book 2・15インチ | ||
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home | ||
カラー | ![]() |
||
CPU | Core i7-8650U<4C8T> 1.90GHz(最大4.2GB):PassMarkで8,842 |
||
メモリ | 16 GB | ||
グラフィック | NVIDIA Geforce GTX 1060 GPU 2GB GDDR5 |
||
ストレージ | SSD 1TB | SSD 512 GB | SSD 256 GB |
ディス プレイ |
タッチパネル付き 光沢13.5 インチ PixelSense 3000 x 2000 (267 PPI) アスペクト比: 3:2 Surface Dial(画面上および画面外対話式操作対応) |
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無線通信 | Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.1 Xbox Wireless 内蔵(注意事項あり) |
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SIM スロット |
– | ||
認証方法 | 顔認証あり | ||
接続口 | USB3.0×2、USB Type-C(PD3.0対応)×1 SDカードスロット×1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1 |
||
外形寸法 | 312 x 232 x 15 ~ 23 mm | ||
質量 | 1,905 g | ||
バッテリ (JEITA 2.0) |
約 17 時間 | ||
Office | Office Home and Business 2016 | ||
型番 | FVH-00010 FVH-00010 |
FUX-00010 FUX-00010 |
HNR-00010 HNR-00010 |
期待価格 | ¥ 329,780 | ¥ 285,500 | ¥ 267,300 |
Office | Office Home and Business 2019 | ||
型番 | FVH-00031 FVH-00031 |
FUX-00023 FUX-00023 |
HNR-00031 HNR-00031 |
期待価格 | ¥ 401,533 | ¥ 354,024 | ¥ 306,504 |
Surface Book 2シリーズの特徴
ここに挙げているのはBook2の長所と短所ですが、Surfaceシリーズ全体の特徴については
をご参照下さい。
Book 2シリーズの長所
Book 2シリーズの欠点
Surface Studio 2
Surfaceシリーズの中で唯一のデスクトップであるStudio2です。
多くのレビューサイトで紹介されているように、何故か第7世代CPU搭載です。
特徴的なのは値段です。
たぶん、このサイト始まって以来の最高額で、ちょっとした中古車くらいは買える金額ですね。
この金額にしないと利益が出ないのか、それともこの金額でも欲しがる人は多いと思ったのか。
もし前者だったら7820HQにした理由は納得です。
インテル社の都合もありますが、第8世代は今、値段が上がっています。
それでいて放熱効率の良いデスクトップなら、わざわざ値段の高い第8を使わずとも、同等の性能は第七のHQにすればコスパ良く引き出せると考えたのなら正解です(それでも値段は高いですが、これ以上高くされたら紹介できません)。
ともあれ、PassMarkで9000を越えていれば、エンコードも不便なく済ませてくれそうです。
一眼レフLawデータの処理もばっちりでしょう。
「GTX 1060」及び「1070」が組み込まれているのも、メモリ「16GB」及び「32GB」なのも、全てクリエイティブな活用を想定しての組み合わせ。
機体本体の角度を自由に変えられる「ゼログラビティヒンジ」もそうですね。
実に個性的なデスクトップになっています。
Surface Studio 2 | |||
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OS | Windows 10 Pro | ||
カラー | ![]() |
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CPU | Core i7-7820HQ<4C8T> 2.90GHz(最大3.9GB) :PassMarkで9,320 |
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メモリ | 32 GB | 16 GB | |
グラフィック | NVIDIA Geforce GTX 1070 GPU 8GB GDDR5 |
NVIDIA Geforce GTX 1060 GPU 6GB GDDR5 |
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ストレージ | SSD 2TB | SSD 1TB | |
ディス プレイ |
タッチパネル付き 光沢28 インチ PixelSense 4500 x 3000 (192 PPI) アスペクト比: 3:2 Surface Dial (オン スクリーン操作) 対応、 ゼログラビティヒンジ機構あり |
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オーディオ | Dolby® Audio™ Premium 対応のステレオ 2.1 スピーカー | ||
無線通信 | Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.0 Xbox Wireless 内蔵(注意事項あり) |
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SIM スロット |
– | ||
認証方法 | 顔認証あり | ||
接続口 | USB3.0×4(高出力ポートx 1)、USB Type-C(PD3.0対応)×1 SDカードスロット×1、3.5 mm ヘッドフォン ジャックx 1 |
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外形寸法 | ディスプレイ: 637.35 x 438.90 x 12.50 mm ベース部分: 250 x 220 x 32.2 mm |
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質量 | 9.56 kg | ||
Office | Office Home and Business 2019 | ||
型番 | LAM-00023 | LAK-00023 | LAH-00023 |
期待価格 | ¥ 642,373 | ¥ 572,173 | ¥ 480,373 |
Surface Studio 2シリーズの特徴
Studio 2シリーズの長所
Studio 2シリーズの短所
いかがでしょうか。
長短、それぞれに特徴が多いのがSurfaceシリーズの特徴ですが、特に高額商品になればなるほど、その傾向は顕著に出ます。
まずはこれらの特徴を踏まえた上でご検討頂くのが良いと思います。
その上でSurfaceが気に入ったようであれば、あなたが学生なら以下からお得に買うこともできます。
マイクロソフトは学生に関する優遇措置が多いので、適用できる人はぜひご利用下さい。
なお、Surfaceをお得に買うには、こちらの記事がお勧めです。
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