VAIOのA12「Core i5-8200Y」でクリップスタジオの動作確認をしてみた

10~12インチ16:9 液晶タブレット型PC製品情報
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先日、ご紹介していたタブレット型2in1パソコン、「A12」を使って動作確認をしてみましたので、そのレポートを兼ねて記事にしたいと思います。

記事といっても、今回は動画がメインです。

クリップスタジオによる画像の加工編集は重たい作業か?

画像加工といえば代表格はフォトショップやイラストレーターなど、adobe系が多いです。

幅広い機能ではadobe系の方が遥かに上ですが、絵を描く作業に関しては描くことに特化させてしまっているクリップスタジオの方が軽いです。

元々、「A12」の店頭モデルにはクリップスタジオの体験版が入っています。

オーダーメイド側では選択形式になっていますが、いずれにせよ無理なく動かせる範囲として認定された、ということで選ばれている筈。

しかし、多くのサイトで(私も書きましたが)紹介記事でもあるように「A12」は電力を最も抑えたYプロセッサーを使用しています。

「Surfaceとの真逆を行くタブレットPC」との異名が高い「A12」ですから、Surfaceがハイパワーであるのに対して、「A12」は抑えに抑えつつも速度を出せる造りにしています。

※どのように真逆を行っているかは以下の記事から見て頂くと分かりやすいです。

さて、そんな泣き所となっている「Yプロセッサー」ですが、果たしてあちこちの記事で書かれているほど本当に非力なのでしょうか。

実用性が低いほど非力なら、クリップスタジオだって重いデータを読み込ませれば動作はキツい筈です。

小型モデルでありながら「VAIO TruePerformance(バイオトゥルーパフォーマンス、VTPと略)」を入れることによって、9,000以上のPassMarkを出せる「S11」や「S13」が明らかにモンスタークラスなのであって、普通の使い方でそんなハイパワーが必要か、というとそんなことはないでしょう。

例えば、グラフィックボードなしでギリギリできるかもしれない、というオンラインゲームや一眼レフのRawデータの編集ならともかく、極端に重いエクセルやパワーポイントのファイルを開いても、そこまで必要とする人はそれほど多くはない筈。

もちろん「筈」というだけではいけないので、近い内にOfficeを使った検証もしてみようと思っています。

ですが、その前に。

まずはクリップスタジオでの動作を確認してみました。

 

実際に検証してみてみてどうだったか

普段、展示機で動かし慣れていますが、改めまして。

サンプルデータを入れて本腰入れて動かそうとすると、タッチパネルの高感度で、あちこち反応してしまうのが辛かったです。

当然と言えば当然で、指でもタッチできるタブレット形式なら、手を置いた時に反応してしまうので「メッシュ変形」とか使おうとするとポインターが跳びまくる、跳びまくる…。

周辺機器コーナーから、展示されてるタッチパネル用のグローブを借りておくんだったと思いました。

※アマゾンなんかでも安く売っていますね。

描き心地は至って快適。

動画で出ている他にもデータを重ねた状態で落書きしてみましたが、性能の足りない機種にありがちな「筆が後からついてくる現象」などは皆無でした。

「Core i5-8200Y(1.30GHz)」ならPassMark 4,000クラス出せるわけですから、これくらいの一般作業で困ることは何もないわけです。

それより怖いのは長時間データを重ね続けたメモリ不足です。

今回のテストでは1時間足らずの作業ですが、この感じでメモリが積みあがっていくと、そこで再起動してキャッシュをクリアしなければキツい局面がありえるか、と思いました。

もっとも、それにはかなり大きいデータを開き続ける必要があるので、編集が終わったページから、都度、閉じてしまえば、ある程度は凌げます。

あくまでもタブレットPCですからね。

たまに喫茶店でプロデューサーと軽い打ち合わせするくらいなら、全く問題ないわけです。

赤入れ(訂正箇所)が少ないなら…です。

「じゃあ、この原稿10枚分、修正しといてね。2時間以内に」とか言われたら泣きそうになりますが、そういう大きな修正を短時間でやる可能性がある人は…。

値段高くなってでも、BTOでメモリ16GBにしておきましょう。

品質は確かです、絶対に損しませんから。

もっとも、その前に修正入りまくりの赤原稿を出さないようにする、という健全な方法を身につける方がいい、という話もありますが…そこは、ほら。

腕を磨くしかありませんからね(笑)。

ソニーストア

 

 

選択肢として…他のタブレットPCだとどうなのか

Surfaceはまた別記事で特集組むとして、「他にないの?」とよく訊かれます。

特に絵を描かれる人は描き比べてもらうと、東芝のVZシリーズなんかも気に入る人は多いですね。

A12」よりよほど安いですし、それでいながらハイパワーCPUを積んでいますから、動作も安定しててより重い作業だってできます。

ただ、トップスピードは「A12」には敵いませんし、2in1ではなくコンパーチブルですから、単に裏返るのだけです。

つまりタブレットとして使っている時にも重さ1.1kgは変わりません。

それでもバッテリー時間は「A12」よりも数時間長いので、実用性は高いです。

使う方としては、描きやすければそれでいいわけで、安価に済ませられるならこちらの選択肢も捨てがたいところ。

いずれを選ぶにせよ、これから先はメモリ8GB以上はほぼ必須なのは変わりません。

コスパ的にお勧めはこの辺りです。

VZ62/J 2018夏Webモデル オニキスブルー/Windows 10 Pro 64ビット/タッチパネル付12.5型フルHD/PVZ62JL-NLA/インテル® Core™ i5-8250U プロセッサー/256GB_SSD/Officeあり 会員登録後の期待価格 ¥140,800 (税抜) 円

※以下の記事にてVZの説明あります。

 

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