Lenovo ThinkPad X13 Gen2(2021年モデル)全ラインナップ

13インチ16:10 液晶海外PCメーカー製品情報
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Lenovoで最も売れている人気モバイルPCとして、ThinkPad X13シリーズは有名です。

このシリーズの素晴らしいところはなんといってもコスパの良さ。

どのメーカーもモバイルになると値段は上がりがちになりますが、そこを埋め合わせる価格帯でありながら、性能を落とさずに1.2kg前後の質量に抑えている点は多くのユーザーに好まれます。

今回はLenovo X13シリーズの「Lenovo X13 Gen2」をご紹介します。

※「ThinkPad X13 Gen 2 (AMD)」が発売開始しましたので追記しています。

※2021年8月段階で気づいたのですが、同じカスタマイズ画面内の選択肢が変更されています。併せて記事を修正しました。Wifi 6Eの選択肢がなくなったわけですが、おそらく部材の供給が間に合わないか、為替の影響で値上がりを余儀なくされたためのコストカットと思われます。

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」の全ラインナップ

※写真は米国版になります(英字キーボードですが、日本で販売される時には日本語キーボードになります)。

Lenovoに関して不安を感じる方は、こちらも併せてお読み頂くとリスクを把握しやすいです。

また、保証の選択で悩む時にも見ると参考になります。

Lenovoでは学割用の「学生ストア」を用意しています。学生の方、教職員の方であれば、少しでもお安く買うチャンスです。対象の方はぜひ、ご活用下さい。

同時期にリリースされた「ThinkPad X1 Carbon Gen 9(2021年モデル)」も素晴らしい内容になっています。X13の上位機種ですが、同性能での価格差はおよそ3万円前後といったところです。


Lenovoの新生活応援ファイナルが始まっています。セールといっても、Lenovoの場合セール対象商品になっていなくても普通に安いので、あまり関係はありません。
今回は「Yoga 6 Gen 8 13.3型(AMD)」の値段が下がってきているので、こちらもオススメしておきます。
タッチパッドやペンが付いているのはFlex同様ですが、画質がsRGB100%クラスの完成度の高いコンパーチブルPCです。

タッチパネルを省いて、性能がやや下がった分コスパを優先させた「IdeaPad Slim 5i Gen 8(AMD)
性能はやや下がるものの14インチタッチパネルを搭載した「IdeaPad Flex 5 Gen 8
ファブリック素材を天板に用いた13.3インチ広色域タッチパネル搭載の「Yoga 6 Gen 8 13.3型(AMD)

単純にこれらの条件分岐で選ぶと、おおよそ外れを引かなくて済むと思います。

注意点としてLenovoの場合、キーボードの造りがやや荒っぽかったり、情報漏洩のリスクが付いて回ります。

「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型」のキーボードの荒い造り、キーの浮き

情報漏洩や保証の選択ではこちらの記事が参考になると思います。

※この辺りで特に問題がないようであれば、コストを抑えてLenovoに。気にされるようであれば、DellかHPがコスパ的にオススメです。

持ち運ばないならDellの「Inspiron 14 5435(AMD)」を。
持ち運ぶならHPの「Aero 13」がコスパ良く1kg以下でオススメです。軽さとキーボードの使いやすさを優先させるならdynabook「GZシリーズ」または「14インチのRZシリーズ」という切り分け方です。

法人様のご購入(領収書)について

法人様のご購入(領収書)について

法人名義でLenovoのダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
Lenovoの場合、

rss@lenovo.com

こちらののメールアドレス宛に以下の4点

①ご注文番号(注文した際に発行される)
②領収書送付先(原則は商品のお届け先と同じですが、出荷先と不一致の場合、詳細宛先を記載する必要あり)
③領収書名義
④ご希望の但書き(品目のこと。パソコン代など)

を送信すると、会系処理として使える領収書を発行してくれます。

すでに馴染みになっている企業様も多く、この方法で10台単位で一度にご注文頂くことも珍しくありません。

ご注意点:ThinkPad購入時に気を付けるところ

Lenovo製品に慣れていない人は、最初の性能一覧だけで選ばないようにしましょう。

というのも、選択項目の多い製品の場合、細かな部分はカートに入れた後で出てくる「構成内容詳細」でなければ分からないようになっているからです。

各機種のページにある選択項目で間違っていなかったとしても、そもそも最初の機種選びの段階で付いていないもの、または付いていなくても良かったものなどがあります。

つまり、注文する最終画面まで進まないと分からないことが多いのです。

下図のようにカートに入れた後で「構成内容詳細」をクリックすると一覧が出てきますので、必ずここで最終確認を。


当サイトには、そうした部分も性能表一覧の中に盛り込んでいるので見やすくしたつもりです。

購入先の公式サイトと見比べながらお選び下さい。

jaccs-banner

ただいま、LenovoではJACCSのショッピングクレジット(個人向け分割払い)が48回払いまで金利0%でご利用頂けます。

※キャンペーン終了時期は未定です。予告なく終了する場合がありますのでご注意下さい(上記リンクはキャンペーンの終了を確認次第はずします)。

 

Lenovo X13 Gen2(Gen2i)の特長

Lenovo X13 Gen2 外観的な特徴

見た目はGen1とほとんど変わりません。大きさの比較は後述していますが、パッと見では分かりづらいほどです。

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」の前面

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」の背面

接続口について

 

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」の接続口一覧

① USB 3.2 Gen 1

② セキュリティキーホール

③ USB 4(Thunderbolt4対応)

④ USB 4(Thunderbolt4対応)

⑤ イーサネット拡張コネクター

⑥ HDMI

⑦ USB 3.2 Gen 1

⑧ マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック

⑨ Nano SIM スロット

 

Lenovo X13 Gen2 と Gen1の違い

・ディスプレイのアスペクト比が16:10の画面になった(PC自体の大きさは217.06 x 305.80 x 18.19mm)

・解像度がWQXGA(2560×1600)の高解像度まで選べるようになった

・AMD Ryzen 5000シリーズプロセッサーモデル

・第11世代Coreを搭載したIntelモデル

・メモリ規格がLPDDR4xになった

無線がWi-Fi 6e対応になった(←なくなりました)

・WWANが5G対応になった(Intelのみ)

・バッテリ容量は48Wh→54.7Whへ変更(駆動時間が最大16→24時間へ)

・タッチパッドの幅が115mmに拡大

 

ディスプレイが16:10の画面になった

ディスプレイが16:9から16:10になりました。

Surfaceなどを操作していると思うことですが、インターネットの世界では縦スクロールが基本ですから、縦の面積が広いと素直に見やすいものです。

解像度はWUXGA(2560×1600)の高解像度まで選べるようになったのも嬉しい部分です。

もっとも、この辺りの構成内容で考える人は高解像度よりもバッテリー時間の保ちで選びそうなので、メインたりえるボリュームゾーンはWUXGA(1920×1200)になるでしょう。

用意されている四種類の液晶(13インチ)
WUXGA液晶(1920×1200) IPS、300nit、マルチタッチ非対応、72%NTSC
/標準的な画質
WUXGA液晶(1920×1200) IPS、300nit、マルチタッチ(10点)、72%NTSC
/液晶にタッチ機能
WUXGA液晶(1920×1200) IPS、マルチタッチ非対応、ThinkPad Privacy Guard
/覗き見防止機能付 ※
WQXGA液晶(2560×1600) IPS、400nit、狭額縁、マルチタッチ非対応、100%sRGB、ブルーライト軽減パネル /高画質液晶 ※

※③④を選択した場合、IRカメラが必須選択となります。金額は+3,300円前後。

 

Intel 第11世代Core『TigerLake』(インテル Evo プラットフォー ム)とAMDRyzen5000の双璧

Intel TigerLakeとAMDRyzen5000という双璧を成すプラットフォームです。

AMDモデルが2021年8月になってからリリースされました。

以下、IntelとAMDのそれぞれで選べるプロセッサーになります。

※他社の比較ですが、タイガーレイクに関してはこちらの記事にて調べた内容がまとまっています。

Intel構成のプロセッサー選択肢

「ThinkPad X1 Carbon X13 Ge2(2021年モデル)」プロセッサー選択肢

今回「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」で選べるようになったIntel Coreはこちらの五種類です。

Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i5-1145G7
Core i7-1165G7
Core i7-1185G7

AMD構成のプロセッサー選択肢

「ThinkPad X1 Carbon X13 Ge2 AMD(2021年モデル)」プロセッサー選択肢

今回「Lenovo X13 Gen2(AMD)」で選べるようになったAMD Ryzenはこちらの四種類です。

Ryzen 7 PRO 5850U
Ryzen 5 5600U
Ryzen 5 PRO 5650U
Ryzen 3 PRO 5450U

「Lenovo X13 Gen2」で選べるプロセッサー比較

一覧にすると以下のようになります。

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)2021年モデル」のCPUMark(Single)のグラフ(2021.08データ)

CPUMarkによるシングルコア性能(体感速度に近い)比較になります。

平行作業を含めたマルチコアの比較ではRyzenとIntelの差はもっと広がりますが、細かく作業を切り替えながら行う普段使いの体感速度としては上図のようになります。

単なるUプロセッサーではなく、Proを入れてくるあたり性能押しであることが伺えます。

アプリによる相性問題やバッテリー駆動時にWebの速度が落ちやすかったりと難点はあるものの、それを補ってあまりある性能は魅力的です。

また、これもいつものことですが、Ryzenは品切れが続いており、コスパは良くても納期は長い、という状態での始まりとなっています。Lenovoの場合、納期情報から1か月のずれ。長いと2か月のずれが出ることも珍しくありません。海外から輸送してくる都合上、仕方がありませんが、特に今年は半導体不足と部材の高騰により納期への影響は大きいです。

Ryzenシリーズにこだわりがなければ、在庫と納期の安定しているIntel構成がオススメですが、特にCore i7-1185G7 は、モバイル向けに搭載される中ではトップクラスのハイパワープロセッサーになります。他メーカーでも組み込んでいるモデルは希少なので、予算を度外視して最高のものを持ち運べるようにしたい、という方はぜひお考えを。

一般的にはCore i7-1165G7があれば、GPU必須の使い方でなければ大抵のことは足ります。

旧来機と見比べて頂くと、第11世代Core『TigerLake』との差が大きいのが分かります。

特にインテル Iris Xe の搭載されたi5とi7は映像系、画像系の能力が高くなっていますので、ZoomやTeamsを使ったオンライン会議ではレスポンスの低下なく快適に動作してくれます。画像のレタッチや動画の編集なども同様で、多少のエンコードかける作業もGPUの搭載されていない中では最短クラスだと思います。あまりないとは思いますが、3分程度の4K動画の出力時にi5-1135G7搭載機(他社)で12分程度でした。

持ち運べる機体でそれだけの戦闘力があるので、出張先での急な素材加工などでも、極端に重たいアプリを使わなければ何とかなりそうです。

 

メモリ規格がLPDDR4xに、最大32GBまで対応となった

現行世代のLPDDR4が最大3.2Gbpsに対し、LPDDR4xは最大4.266Gpsまで向上します。

また、LPDDR4XはLPDDR4よりも消費電力が18%低くなります。

大抵、この手のバージョンアップは実際に使ってみると「あ、ちょっと違う」という程度ですが、速度アップを実感できることが多いです。

また、最大32GBまで対応というのは一般的な需要は少ないかもしれませんが、一部のハードワーカーには喜ばれると思います。

 

Wi-Fi 6(Wi-Fi 6e)になった(←なくなりました)

Intel構成ではWi-Fi 6に加えて6Ghz帯域までカバーしたWi-Fi 6eまで選択可能になっていましたが、なくなりました。AMD構成でもありませんので、完全に撤廃したようです。おそらく6eにこだわっている方は少数派だと思いますので影響は軽微だと思いますが、6GHz帯の使用をアテにしていた方はご注意下さい。

 

WWANが5G対応

旧来で4Gまででしたが、いよいよ5Gの時代到来といったところです。

パソコン業界は日進月歩ですが、こうした技術をいち早く取り入れるのがLenovoの良いところです。

4Gと5Gの違いについて

基礎的な内容ですが、現行の4Gと比較した時の通信速度は

4G(LTE)の50Mbps~1Gbps。

5Gは10~20Gbpsと通信速度が大きく向上しています。

 

バッテリ容量は48Wh→54.7Whへ変更(駆動時間が最大16→24時間へ)

最大 約24時間(4セル 54.7Wh)
最大 約17.8時間(3セル 41Wh)

今回、Gen2で選択できるバッテリーはこの二種類です。

Gen1の第10世代Coreでは最大 約16時間駆動でしたが、Gen2では4セルバッテリーを選べば最大で24時間駆動になります。

もっとも、最近はJEITA2.0との実稼働時間の乖離が各メーカー間でちょっとしたクレームになりやすくなりましたので注意が必要です。

仮に5~6割の駆動時間で考えるなら、JEITA2.0で17.8時間というのは8.9 ~ 10.68時間。24時間なら12 ~ 14.4時間となります。

AMD構成ではどうなるか分かりませんが、常識的に考えればハイパワーのProプロセッサーを搭載しているモデルは、相応に短時間になるかもしれません。

 

Lenovo X13 Gen2 と Gen1の大きさ比較

Lenovo X13 Gen2 と Gen1は大きさがほとんど変わらない

Lenobo X13 Gen1とGen2の大きさ比較

図を見て頂くと分かるように、旧来機とほぼ同じ大きさ重さであることが分かります。厚みが若干増したくらいでしょうか。

それでいて広い面積が手に入るのですから、次のお買い換えをパワーアップしたレノボX13にしようと考える人は多いと思います。

 

タッチパッドの幅が115mmに拡大

下の図を見ていただくと分かるように、タッチパッドの横幅が15mmほど広がっています。

タッチパッドを使って出先で急いで使いたい時に操作する範囲が広いと使いやすいと思います。

Lenobo X13 Gen1とGen2の大きさ比較正面から、タッチパッドの幅が115mm

※写真はどちらも米国版ですので英字キーボードです。

 

ディスプレイの比較

先の説明にあるように、画面の大きさは変わるものの、PC本体の大きさはあまり変わっていません。横幅に至ってはむしろ6mmほど小さくなっています。

つまりその分、ベゼルが細くスタイリッシュになったわけですが、下図のように横並びにしてみると、特に縦のベゼルが細くなったのがよく分かります。

 

Lenovo X13 Gen2 と Gen1の共通した特徴

前回のGen1と比べて大きく変わった部分は上記の通りですが、加えて、前回同様の特長は以下の通りです。

・質量が約1.19kgから(Gen1では1.2kg前後 ~ 1.4kg前後)

・ThinkPad Privacy Guard搭載モデルを選べる

今回、変更ないのは重さが大して変わらない点ですが、しかし、バッテリー容量が上がってディスプレイ面積も広くなっていながら変わらない重さですから、変更ないことの意味が大きいです。

 

ThinkPad X13 Gen2i・2021年モデルの性能表

X1 Carbonの2021年モデルが差額一万円強から日本で販売されたので、てっきり同じ感覚で始まるかと思ったのですが、意外にも11万円弱からの始まりです。

米国ではi5とi7しかないIntelモデルが、日本ではi3のラインナップを含めてのリリースとなったためですが、同じi5モデルで見ると、若干安い13万7,000円台からの始まりとなりました。このお値段でメモリ16GB構成ですから、使いやすいモデルがお安く手に入る価格設定です。

ご注意:拡張コネクターの選択肢について

Intel構成ですと、拡張コネクター「ThinkPad イーサネット拡張ケーブル 2(後述)」が選ばれている状態で基本価格に反映されています。これを外せば4,400円ほど安くなります。

接続は全て無線。または別売りの拡張アダプタを持っているから不要であれば、外してからご注文した方がお得です。

 

Lenovo X13 Gen2(Gen2i)選択時の補足説明

こちらでは迷いやすい部分や他社では耳慣れない単語などを以下に列挙しました。

Lenovoを買い慣れていない方はご参考にどうぞ。

内蔵カメラ の選択について

内蔵カメラ の選択について

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)2021年モデル」内蔵カメラの選択肢

「720p HDカメラ(マイクロフォン付) 」と「IR and FHD Camera with Microphone」が選べますが、これは

「720p HDカメラ(マイクロフォン付) 」が通常のカメラ(顏認証不可)

「IR and FHD Camera with Microphone」が顏認証可能であり、加えてカメラの解像度がやや上がったもの

となります。

Gen1まではIR付きのカメラ選択が、そのままThinkShutter(物理的な窓閉め機能)選択となりましたが、今回からどちらのカメラを選んでもThinkShutterが付いてきます。

加えてIRカメラは1080pのFHDになりますから、より綺麗な映像で撮影が可能です。

このIR and FHDのカメラは同時期にリリースされた「ThinkPad X1 Carbon Gen 9(2021年モデル)」でも選択できません。今回の「X13 Gen2」は上位機種のX1を抑えて先行している機能が幾つかありますが、これもその中の一つです。

注意しないといけないのは、カメラに関してはカートの中の表示が絶対ではないことです。

あらゆる内容の最終確認はカート表示で行うものですが、実はカメラ部分は二つの表示に別れており、IR and FHDのカメラを選択しても、一覧の下部にあるDisplay Panelの表示には720p HDカメラになったままです。

ですが、一覧の上部にある内蔵カメラの表示は「IR and FHD」になっています。

この上部にある内蔵カメラの表示が正しいもので、下部にあるDisplay表示は古い表示の名残ですから、気にしなくて大丈夫です。紛らわしいですが、お間違えのないようご注意下さい。

カートの中の最終確認画面(IR & FHDカメラ選択時)

 

ディスプレイ の選択について

ディスプレイ の選択について

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)2021年モデル」ディスプレイの選択肢

「Thinkpad Privacy Guard」が搭載された液晶は500nitのWUXGA液晶に連動搭載されます。物理的な窓閉め機構が欲しい方はIRカメラとセットでお選び下さい。

「Thinkpad Privacy Guard」はHPでいう「プライバシースクリーン機能」、NECのLAVIEプライバシーガードと同様です。

別売りのフィルターを付ける必要なく、同様の覗き見防止をオンオフのスイッチ一つで切り替えられます。物理フィルターを付ける必要がなくなるので、風で飛ばされたりズレたりといった煩わしさとも無縁になれます。

文書よりも映像で見た方が分かりやすいと思います。以下の動画にあるように、FNキーとDキーの同事押しだけで切り替えられ、人が横切る際に顏を認識したら自動で動作させることもできます。

全ての液晶で自由な組み合わせができるわけではなく、軽量化できるカーボンファイバーを選べるのは、一番安いタッチの付いていないWUXGA液晶のみとなります。

Intei CPU構成での選択肢の連動は以下のようになります。基本的にはAMDも同じようですが、重さと駆動時間がはっきりしません。

天板素材+バッテリー →
↓液晶タイプ
PPS樹脂
+
3セル
PPS樹脂
+
4セル
カーボン
+
3セル
カーボン
+
4セル
①WUXGA液晶(1920×1200) IPS、300nit、マルチタッチ非対応、72%NTSC 約 1.25kg
約17.8時間
約 1.31kg
約24時間
約 1.19kg
約17.8時間
約 1.26kg
約24時間
②WUXGA液晶(1920×1200) IPS、300nit、マルチタッチ(10点)、72%NTSC 約 1.25kg
約17.8時間
約 1.31kg
約24時間
③WQXGA液晶(2560×1600) IPS、400nit、狭額縁、マルチタッチ非対応、100%sRGB、ブルーライト軽減パネル 約 1.21kg
約17.8時間
約 1.26kg
約24時間
④WUXGA液晶(1920×1200) IPS、500nit、マルチタッチ非対応、ThinkPad Privacy Guard付き 約 1.25kg
約17.8時間
約 1.31kg
約24時間

液晶+天板素材+バッテリー容量、この3つの組み合わせにより、質量と駆動時間が決まります。

カーボンファイバーの天板はWUXGA液晶のタッチなしでのみ選択可能なので、それ以外の液晶を選べば1.2kg超えは避けられません。

CPUや他部品との連動制限は特にありませんので、質量と駆動時間は上図に集約されます。

比較した上で軽さやバッテリー時間など、どこを優先するかをお考え頂いた上でご検討下さい。

ちなみに、アルパカの一番のオススメとしては「①WUXGA液晶(1920×1200) IPS、300nit、マルチタッチ非対応」でありながら「カーボン+4セル」にした約1.26kg、約24時間駆動の組み合わせです。

綺麗さやタッチが不要という実戦派の方には申し分ない構成内容と言えます。

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)2021年モデル」トップカバー(天板)の選択肢

なお、間違えないで頂きたいのですが、トップカバー(天板)の選択肢にあるカーボンファイバーとは、X1 Carbon にあるカーボン柄のことではありません。

天板素材を選ぶだけですから外観は変わりませんので、ご注意下さい。

「カーボンファイバー」は剛性の高い軽量素材で、PPSより100g軽くなります。

液晶でFHDを選んだ人にはオススメです。

 

ACアダプターの選択について

ACアダプターの選択について

i5構成に45WのACアダプタで繋げれば、フル充電にかかる時間は約 2.2時間です。

これでも十分に早いとは思いますが、より高速に給電させることを考えるならACアダプタをより高出力の65Wに変えるのが良いです。

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」ACアダプタ選択肢

65Wでは以下の二種類が選択できますが、

65WスリムACアダプター ブラック (USB Type-C) は「型番:4X20V24677(200g)」

65W ACアダプター (2ピン)(USB Type-C) は「型番:4X20M26271(220g)」

のことです。

表示が分かりづらく2ピンがあるなしで表記されてますが、全部2ピン(通称、メガネケーブルの接続口)です。重さも大して変わりませんが形状が少し違いますので、お好みでお選び下さい。

X1 Carbon 2021年(9th-Gen)選択時に選べる65WACアダプタ二種類

 

ワイヤレスLANアダプターの選択について

当初、Wifi 6eだったものから、通常のWifi 6への選択肢があったのですが、なくなりました。

上位モデルのX1Carbonには搭載されたのかと確認しましたが、そういうわけでもないようなので、単に搭載しなくなっただけのようです。

 

WWAN の選択について

WWANについて

「WWAN」と聞くと何のことか分からない人がいらっしゃるかもしれません。他社でいうLTEのことです。SIMを内蔵できるようにするかどうかの選択肢なのですが、ポケットWifiやデザリングを使うことなくネットに繋げられるので便利です。

ですが、便利なだけに維持費などとも併せると、それなりのコストはかかります。

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」WWAN選択肢

 

拡張コネクター「ThinkPad イーサネット拡張ケーブル 2」の選択肢について

拡張コネクター「ThinkPad イーサネット拡張ケーブル 2」の選択肢について

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」では、多くのモデルで最初から、拡張コネクター「ThinkPad イーサネット拡張ケーブル 2」が選択された状態になっています(AMD構成では最初から選択されていません)。

元々、有線LANが搭載されていない機種ですから、そのまま必要とする方は少なくないと思います。しかし最近では無線でしか使わない人も増えてきています。

これ一つを外すだけで4,400円ほど安くなりますので、不要な方はぜひ外しましょう。

必要と思われる方はリンク先ページの説明を見てからお考え下さい。

「Lenovo X13 Gen2(Gen2i)」の拡張コネクターの選択肢

 

価格とラインナップ一覧

こちらは2021年8月3日にリリースされた「ThinkPad X13 Gen 2 (AMD)」の性能表になります。

※適宜、情報を追記修正してゆきます。

ThinkPad X13 Gen 2 (Intel)シリーズ

ThinkPad X13 Gen 2(Intel)
基本構成
カラー ブラック
初期OS Windows 11 or 10
Home or Pro
※カスタマイズでは英語版選択可。Win10の場合はProのみ。
プロセッサー Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
グラフィック CPU内蔵 (インテル Iris Xe グラフィックス)
メモリ 8~16GB(オンボード)
ストレージ 128 ~ 1TB
ディスプレイ

※16:10の
13.3インチ

WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし,
タッチ非対応, 72%NTSC, 300 nit
WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, タッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, ブルーライト軽減パネル
WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, タッチ非対応, 72%NTSC, 500 nit, Think Privacy Guard
カメラ 720P HD with Array Microphone
or
720P HD IR/RBG Hybrid with Array Microphone
ThinkShutter あり or なし
無線通信 インテル Wi-Fi 5 or Wi-Fi 6
+ Bluetooth ver5.x
WWAN 4GLTE(あり or なし)
※Quectel EM120R-GL 4G LTE CAT12 が選択可。
セキュリティ 指紋認証(あり or なし)
キーボード バックライト付き
※カスタマイズでは英字キーボード選択可。
質量 約 1.19kg前後~
バッテリー i3 WUXGA の場合:4セル 約22.2時間;3セル 約16.5時間
i5 WUXGA Touch の場合:4セル 約21.4時間;3セル 約15.9時間
i7 WQXGA の場合:4セル 約24.0時間;3セル 約17.8時間
リリース 2021年8月3日
Office Microsoft Office Home & Business 2021
(Office搭載モデルのみ)
備考 45~65WまでACアダプタも選択可。
1年間 引き取り修理。IWSハードウェア国際保証サービス。

※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
Youtube再生時間は節約モードに入らないまま再生させ続けたとして、高パフォーマンス設定で使いやすいと思われる時間数で表記しています。設定やプロセッサーにより増加減しますので、あくまでも目安としてお考え下さい。
※このシリーズには光学ドライブと有線LANが搭載していませんので、項目を割愛しています。

この記事をリライトしている2022年春段階では、インテル構成がカスタマイズモデルしか残っていません。また、液晶がタッチパネルが残っていないこともあり、選択肢が狭くなっています。

その中でも液晶選択により、ThinkShutterあり、なしとの連動があります。

液晶とバッテリーの選択肢によって重さや天板の素材が変わります。記事内にも記載していますが、連動性は以下の通りです。

3セルバッテリーの場合:
WUXGA 約1.19kg~(カーボン素材)、1.25kg~(樹脂PPS素材)
WQXGA 約1.21kg~(樹脂PPS素材)

4セルバッテリーの場合:
WUXGA 約1.26kg~(カーボン素材)、1.31kg~(樹脂PPS素材)
WQXGA 約1.27kg~(樹脂PPS素材)

バッテリーの稼働時間からすると、およそ JEITA2.0 の6割ほどが実働時間として一般的ですが、使い方によっては5割に満たないことも少なくありません。

※カスタマイズモデルは初期の選択項目を表記しています。

価格 出荷予定日 構成名 Office OS プロセッサー メモリ ストレージ ディスプレイ 無線 WWAN 製品番号
¥303,600 最短 1-2 週間 【米沢生産モデル】 X13 Gen2:パフォーマンス(Pro OS選択可能)カスタマイズモデル 選択可 Win10 Pro Core i5-1135G7 16 GB(オンボ) 256 GB SSD 13.3型16:10 光沢なし、72%NTSC, 300 nit Wifi 6 4G LTE 20WLCTO1WWJAJP5
¥169,620 最短 1-2 週間 【米沢生産モデル】 X13 Gen2:パフォーマンスカスタマイズモデル 選択可 Win11 Home Core i5-1135G7 16 GB(オンボ) 128GB(PCIe) 13.3型16:10 光沢なし、72%NTSC, 300 nit Wifi 6 4G LTE 20WLCTO1WWJAJP4
※価格は全て税込、送料込みの表記です。
2022年5月27日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※直販モデルの場合、カスタム選択項目は割愛しています。Lenovoの場合、カスタマイズすればするほどコスパが悪くなると思った方が良く、カスタマイズしないと手に入らない内容でない限りは、上記の初期構成のまま買うのがオススメになります。ただし、拡張ツールが選択された状態になっていることがあるので、その点のみご注意下さい。

 

ThinkPad X13 Gen 2 (AMD)

ThinkPad X13
2021年モデル Gen 2 (AMD)
カラー ブラック
初期OS Windows 10 Home
プロセッサー Ryzen 5 PRO 5650U
Ryzen 7 PRO 5850U
グラフィック プロセッサー内蔵(Radeon Graphics)
メモリ 16GB
※LPDDR4X 4266MHz (オンボード)
ストレージ 256 ~ 512GB
※M.2 2280, PCIe-NVMe。
ディスプレイ
※16:10の
13.3インチ
WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし,
マルチタッチ非対応, 72%NTSC, 300 nit
ThinkShutter あり
NFC なし(固定)
キーボード 日本語
(バックライトあり
無線通信 インテル Wi-Fi 6 AX200
Bluetooth ver5.x
WWAN なし(固定)
セキュリティ 指紋認証
質量 約1.19kg ~ 約1.31kg
バッテリー Ryzen 3 PROの場合、 3セル 約 14.0時間; 4セル 約18.6時間
Ryzen 5 PROの場合、 3セル 約 13.6時間; 4セル 約18.3時間
Ryzen 7 PROの場合、 3セル 約 13.5時間; 4セル 約18.1時間
リリース 2021年8月8日
Office Microsoft Office 2019(Office選択時のみ)
※「Personal」または「Home and Business」選択可。
特 徴 1年間 引き取り修理。IWSハードウェア国際保証サービス。

※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
その上で、実働予想時間を6割として表記しています。
※このシリーズには光学ドライブと有線LANが搭載していませんので、項目を割愛しています。

2022年春時点では、カスタマイズ構成はなくなっています。

RyzenとCoreの最上位モデルですと、おおよそ3万円以上の差額になることが多いです。

残念な点としては、Intelなら最上位モデルを選べばWWANを選ぶことができたのに、AMDではそれがありません。SIMスロットはあるので、今後、そうしたラインナップが広がるのかもしれませんが、現状では上記の通りです。

その辺りにこだわりがなければ、割安でハイパワーが手に入ります。

 

※カスタマイズモデルは初期の選択項目を表記しています。

価格 出荷予定日 構成名 Office OS プロセッサー メモリ ストレージ ディスプレイ 無線 WWAN 製品番号
¥166,540 2営業日以内 X13 Gen 2 – ストーム・グレー なし Win10 Pro Ryzen 7 PRO 5850U 16 GB(オンボ) 512GB(PCIe) 13.3型16:10 光沢なし、72%sNTSC, 300 nit Wifi 6 なし 20XJ002UJP
¥157,740 2営業日以内 X13 Gen 2 – ストーム・グレー なし Win11 Home Ryzen 7 PRO 5850U 16 GB(オンボ) 512GB(PCIe) 13.3型16:10 光沢なし、72%sNTSC, 300 nit Wifi 6 なし 20XJ002TJP
¥144,540 在庫なし X13 Gen 2 – ストーム・グレー なし Win10 Pro Ryzen 5 PRO 5650U 16 GB(オンボ) 256GB(PCIe) 13.3型16:10 光沢なし、72%sNTSC, 300 nit Wifi 6 なし 20XJ002LJP
¥137,940 2営業日以内 X13 Gen 2 – ストーム・グレー なし Win11 Home Ryzen 5 PRO 5650U 16 GB(オンボ) 256GB(PCIe) 13.3型16:10 光沢なし、72%sNTSC, 300 nit Wifi 6 なし 20XJ002JJP
※価格は全て税込、送料込みの表記です。
2022年5月27日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※このシリーズには光学ドライブと有線LANが搭載していませんので、項目を割愛しています。
※直販モデルの場合、カスタム選択項目は割愛しています。Lenovoの場合、カスタマイズすればするほどコスパが悪くなると思った方が良く、カスタマイズしないと手に入らない内容でない限りは、上記の初期構成のまま買うのがオススメになります。ただし、拡張ツールが選択された状態になっていることがあるので、その点のみご注意下さい。

 

「Lenovo X13 Gen2(Intel & AMD)」のまとめ

今回、大幅にバッテリー時間が伸びたことにより、実用性はX1にかなり近づいたと思っています。

あくまでも1.2kg越えを許容できるなら、13インチなら、という条件は付きますが、価格を抑えつつ選ぶのであれば「X13 Gen2」は、とても魅力的な選択肢と言えるでしょう。

特にお考え頂きたいのは、コスパを気にされる法人様です。

前身であるX280シリーズの時から企業のオーダーによりまとめて数十台単位で買われ続けた実績があります。

「迷ったら、コレ買っておけば大丈夫」長年培われた信頼はX13と名前が変わっても引き継がれています。

使いやすさとコスパを、実にバランスよく兼ね備えたオススメのシリーズです。

 

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パソコン選びのコツ

コメント

  1. もっと より:

    各機種のスペックシートの画面解像度の部分がGen1のまま(1920×1080)に。
    Gen1の細かい比較はたいへん参考になりました。ありがとうございます。