2023年5月18日、dynabookから第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』のPプロセッサーを搭載した軽量機種。「dynabook GZ/HW(2023)」が発売され始めました。
今回は実機を手にする前情報をまとめた事前情報になります。
※後日、実機レビュー記事をアップしましたら、そちらにリダイレクトされます。

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旧モデルの「dynabook GZ/HW(2022)」は、同様の筐体に第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』を搭載しています。13世代Coreほどではありませんが、普段使いでは十分なパフォーマンスを得られます。
GZの下位機種であるSZの2022年モデルもあります。性能や軽さを多少犠牲にしてでも、お値段を抑えたい、抗菌ボディでコロナ禍でも安心して使いたい。そんな方にオススメです。
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※当サイトでは、dynabook directのレビューした機種は、全ての特別価格と納期情報を掲載しています。ほぼ毎日更新中。
キャンペーンの終わり期間は未定です。
本日ラストです!
第13世代Coreを搭載した GZ/HW シリーズについて
Gシリーズ(GZシリーズ)とは
このシリーズはモバイルに強いダイナブックが出してきた、軽量モデルの代表格です。
大学生や会社員の方でGCXシリーズをお使いであれば馴染みがあるかもしれませんが、あれの店頭販売されているカタログモデルがGシリーズ。その直販である dynabook direct で販売されているものがGZシリーズです。
こちらでは組み合わせの幅の広さや値段の安さから、直販で買えるGZシリーズをオススメしています。

GZ/HWシリーズ(オニキスブルー)のキーボード
軽量、頑丈、ディスプレイが見やすいIGZOパネルを採用しており、キーボードも打ちやすい、と一通り揃っています。目立って気になるのはバックライトキーボードが対応ではないところ。
他、人によってはSIMを入れられない(LTE対応ではない)という点で候補から外れる人がいるかもしれません。
逆にその辺りが必須でない方であれば、オススメできる人気シリーズです。
2022年モデルの実機レビューはこちらにて。ご参考にどうぞ。
価格は上がっても良いので、さらなる使いやすさを、というのであれば「dynabook RZシリーズ」があります。14インチでありながら1kg以下から選べます。キャンペーンが入って割安になっていると、i5モデルの第12世代Core搭載機が16万円台から買えます。最新世代にこだわらないなら、そうした選択肢も良いと思います。
特長・今までとの違いは?

「GZ/HUシリーズ」から変わっていない、定番のパールホワイトとオニキスブルー
今回は前回同様、筐体に違いはありません。
色合いなどのデザイン変更もなく、上記の二色のみ。プロセッサー含めた中身が一部変更されたマイナーチェンジに落ち着きました。
・プロセッサーが変更、第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』へ
・Wi-Fi 6 → Wi-Fi 6E 対応へバージョンアップ
・Home 構成だと「Microsoft 365 Basic」が付属してくる
・他、細かい特徴。重さやバッテリー、カメラ機能など
第12世代Core → 第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』へ
性能低:電力低 U < P < H 電力高:性能高
第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』はモバイル向けではUよりPが。PよりHの方が性能が高いのですが、軽量モデルになればなるほどUを搭載したモデルが多くなってきます。
ベースパワー | コア数 | |
---|---|---|
Pプロセッサ (ハイスペックモバイル向け) |
28W | P-core:4 |
E-core:8 | ||
Uプロセッサ (低消費電力モバイル向け) |
15W | P-core:2 |
E-core:8 |

CPUMark比較表-2023.05 時点での数値で比較
今回の「dynabook GZ/HW(2023)」は、前回同様900gを切っている軽量モバイルですが、Pプロセッサーを搭載しており性能は高めです。
同じP同士で比べてみると、12 → 13世代になったことで、PassMarkグラフにある通りシングルコア、マルチコア、共に一割以上伸びました。
単独作業やアプリの立ち上げ、複数作業や、全コア使った重たい作業など、いずれも短時間で処理できるようになった、ということです。
コア数やスレッド数は変わりませんが最大周波数が上がってPコアが最大5Ghzに。ひと昔前のデスクトップ並みの処理能力が、重さ900gにも満たない小さな筐体に詰まっています。
実際に手にして調べてみないとなんとも言えませんが、11世代でExcel作業が苦手だったように、13世代ではパワポが苦手というデータが出始めています。
パワポばかりを使う人でなければ、他作業全般、速度が上がった恩恵を受けることの方が多いので気にするところではありませんが、パワポばかりを使うプレゼンターに限って言えば、もう少しデータが出揃ってから考えた方が良いかもしれません。
アルパカは、他社含めて複数の実機を調べた上で結論を出したいと思っています。
もしかしたら、敢えて型落ちの12世代Coreを選んだ方が良いこともありえます(それならそれで、GZ/HV、またはRZの2022年モデルがオススメになってきます)。
第12世代Coreの頃からすでにコアがPとEに分かれていますが、ご存じない方のために、かいつまんだ内容を以下に置いておきます。
折りたたんでいます(クリックかタップでご覧になれます)。
PコアとEコアって何? 簡単にまとめると
Wi-Fi 6 → Wi-Fi 6E 対応へバージョンアップ
今までは Wi-Fi 6 まで対応でしたが、Eの文字が付くようになりました。
ルータ側の環境も整えられれば、という話ですが、6GHzの高周波数帯を使えるようになります。通信障害が起きることなく、使えるチャネルも5GHzまでの2つから3つとなり、実測での速度向上が望めます。
Home 構成だと Microsoft 365 Basic が付属してくる
あくまでもHome構成のOffice付モデルだけですが、「Microsoft 365 Basic」がついてくるようになりました。
「Microsoft 365 Basic」とは、2023年年初からサブスクリプションで提供され始めた容量100GBのOneDriveが利用できるミニサービスです。
通常、「Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)」では1TBの大容量のOneDriveが使えるようになりますが、その場合には年額、12,984円が必要です。元々、永続ライセンスとしてOffice付を買えば、ワードやエクセルなどのOfficeソフトはそのままずっと使い続けられますがクラウドサービスはありません。OneDrive Basic で、誰でも無料で使える 5 GBの小さな容量に限られていました。
今回、「dynabook GZ/HW(2023)」のHome構成では「Microsoft 365 Basic」付きのOfficeあり構成を選ぶと、一年間は100GBのOneDriveが無料で使えるようになります。元々、このサービスのお値段は月額229円または年額2,244円です。
ただし、注意点もあります。
お使いになる際には、以下の二点をご注意下さい。
他、細かいところ。重さやバッテリー、カメラ機能など

軽さとハイパフォーマンスを両立しつつ操作性も良いバランス優良機(写真はGZ/HV)
重さの表記は変わらず
重さの表記はそのまま継続となりました。
約875g → 約875g
約879g → 約879g
元々、控えめに表示する国内メーカーですが、特にdynabookは余計に重く記載しがちです。
2022年モデルのパールホワイト(実測) 約853.5g
2022年モデルのオニキスブルー(実測) 約845.5g

「GZ/HVシリーズ(2022)」パールホワイトの計量

「GZ/HVシリーズ(2022)」オニキスブルーの計量
おそらく、筐体自体が変わっていないので大きな変化はないと思いますが、その通りであれば850g前後の軽量なボディが継続となります。
移動することが多い方にとって、フットワークを犠牲にしたくない、作業速度も落としたくない、という方には魅力的なラインナップです。
バッテリーの駆動時間の表記も変更なしの 24時間駆動
バッテリーの駆動時間が前回まで同様の24時間駆動です。
dynabookに限らず、多くのメーカーが実働時間とカタログ値の乖離でクレームに発展することが多い昨今、実働時間がどこまで伸ばせるのかが気になるところです。
プロセッサーが変わったことによる影響がどのように作用するのか。前回までが動画再生7~8時間という結果でしたが、今回も手にする機会があれば、調べてみたいと思います。
ちなみに、バッテリー時間に関してはパフォーマンス重視の攻めたセッティングと、輝度の高い美しい液晶を備えていれば犠牲になりがちの部分ではあります。今まではかなり厳しめに計測していましたが、高い輝度の液晶を持つPCではアンフェアな結果になりがちでした。今後はもう少し均一化していこうと思います。
旧来機同様、AIカメラエフェクターが付いています
前回同様、AIカメラエフェクターが付いてきます。ミーティングアシスト機能のAIカメラエフェクターにより、明るすぎず暗すぎず適切な露出補正で整えてくれます。他メーカーでも近い機能はあるのですが、これにかんしてはdynabookの調整機能が優れていると感じた部分です。
この機能は、昼間の窓際などを背景にした逆光の中でも、問題なく見やすくしてくれるというものです。
会社で急にWeb会議が始まって、会議室を抑えたいけどすでに埋まってた。仕方がなく、自分の机の上で始めようとしたら窓際の席だった。。なんてことはよくあるサラリーマンの日常です。
同様にマイクの雑音をカットしてくれるAIノイズキャンセラーは、ほぼ全メーカーで標準装備となりました。併せて使えば、強い味方になってくれる頼もしい機能達です。
性能表と納期、お値段の一覧
GZ/HW(2023)シリーズ
シリーズ名 | dynabook GZ/HWシリーズ 基本構成 |
|
---|---|---|
OS | Windows11 Home or Pro |
|
カラー | ■ オニキスブルー □ パールホワイト | |
CPU | Core i7-1360P Pコア(4) : 最大 5.0GHz Eコア(8) : 最大 3.7GHz 12コア/16スレッド |
|
メモリ | 8GB(8GB×1)/最大8GB 16GB(16GB×1)/最大16GB 32GB(32GB×1)/最大16GB |
|
※LPDDR5-4800対応、SDRAM、デュアルチャネル対応 ※メモリの交換・増設はできません。 |
||
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD 1TB SSD |
|
ディス プレイ |
FHD 軽量・高輝度 TFTカラー LED液晶 (IGZO・ノングレア)1,920×1,080ドット |
|
※ディスプレイサイズは13.3インチです。 | ||
グラフィック | インテル Iris Xe グラフィックス(CPU内蔵) | |
無線 通信 |
Wi-fi6E(IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac) Bluetooth Ver5.1 |
|
有線LAN | 1000Base-T (自動認識、Wake-up on LAN対応) |
|
セキュリティ | 顏認証 | |
質量 | ■ 約875g □ 約879g |
|
バッテリ | リチウムポリマー(バッテリーL) 約 24.0時間 |
|
Office | Microsoft Office Home & Business 2021 (Office搭載モデルのみ)+Microsoft 365 Basic |
|
リリース | 2023年5月18日 | |
備考 |
Home モデルはACアダプタが予備で+1つ付いてきます。 |
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
※このシリーズには光学ドライブが搭載していませんので、項目を割愛しています。
基本構成は全て上記の通りです。
心臓部となるプロセッサーとメモリ、ストレージ容量の組み合わせが変わるだけです。
まだ、リリースしたばかりで、注文自体はできますが、届くのにお時間がかかります。
ひとまず、今ある全ての組み合わせのお値段と納期は以下の通りです。
※その時により、それぞれの組み合わせが変わりますが、今回はメモリ32GBの最上位構成が直販(Direct)モデルのみとなりました。
Windows11 Home モデル
OS | Windows11 Home | |
---|---|---|
CPU | Core i5-1340P | |
色 | パールホワイト | オニキスブルー |
メモリ | 16GB オンボード | |
SSD | 512GB | |
Office なし |
W6GZHW5CAW | W6GZHW5CAL |
¥150,480 | ¥150,480 | |
最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | |
Office 付き |
W6GZHW5BAW | W6GZHW5BAL |
¥170,280 | ¥170,280 | |
最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | |
備考 | Home モデルはACアダプタが予備で+1つ付いてきます。 |
※価格は全て税込表記です。
※2023年5月29日現在での価格と納期情報にて表示しています。
※直近の営業日カレンダーはこちら。
※「特)」のマークがあるものは特別価格となっている限定販売ページが用意されています。上段が一般の会員価格。下段が特別販売会場を経由した価格です。
OS | Windows11 Home |
||
---|---|---|---|
CPU | Come i7-1360P | ||
色 | オニキスブルー | パールホワイト | |
メモリ | 32GB オンボード | 16GB オンボード | |
SSD | 1TB | 512GB | |
Office なし |
W6GZHW7CAL | W6GZHW7CBL | W6GZHW7CBW |
¥195,580 | ¥161,480 | ¥161,480 | |
在庫切 | 最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | |
Office 付き |
W6GZHW7BAL | W6GZHW7BBL | W6GZHW7BBW |
¥215,380 | ¥181,280 | ¥181,280 | |
最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | |
備考 | Home モデルはACアダプタが予備で+1つ付いてきます。 |
※価格は全て税込表記です。
※2023年5月29日現在での価格と納期情報にて表示しています。
※直近の営業日カレンダーはこちら。
Windows11 Pro モデル
OS違いのProモデルも併せて出てきましたので、以下、まとめておきます。
未だに8GBがあるのですが、長く速度を落とさずに使い続けるのであればメモリ16GB以上がオススメです。
OS | Windows11 Pro | ||
---|---|---|---|
CPU | Come i7-1360P | Core i5-1340P | |
色 | オニキスブルー | ||
メモリ | 16GB オンボード | 8GB オンボード | |
SSD | 512GB | 256GB | |
Office なし |
W6GZHW7XAL | W6GZHW5XAL | W6GZHW5XBL |
¥173,580 | ¥162,580 | ¥153,780 | |
在庫切 | 在庫切 | 最短翌営業日出荷 | |
Office 付き |
W6GZHW7WAL | W6GZHW5WAL | W6GZHW5WBL |
¥193,380 | ¥182,380 | ¥173,580 | |
最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 |
※価格は全て税込表記です。
※2023年5月29日現在での価格と納期情報にて表示しています。
※直近の営業日カレンダーはこちら。
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