高コスパミニPC、ThinkCentre M75q Tiny Gen2 全ラインナップとイラスト描き組み合わせ例

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弁当箱のようなコンパクトボディに高い性能。それでいてお値段が激安、6万円前後から。

今回はLenovoのパソコンの中でも、高コスパとして知られるミニPC「ThinkCenter M75q Tiny Gen2」のご紹介です。

Lenovoに関して不安を感じる方は、こちらも併せてお読み頂くとリスクを把握しやすいです。

また、保証の選択で悩む時にも見ると参考になります。

Lenovoでは学割用の「学生ストア」を用意しています。学生の方、教職員の方であれば、少しでもお安く買うチャンスです。対象の方はぜひ、ご活用下さい。


Lenovoキャンペーン-新生活スタートダッシュ

Lenovoの新生活応援スタートダッシュセールが始まっています。セールといっても、Lenovoの場合セール対象商品になっていなくても普通に安いので、あまり関係はありません。
Yoga 6 はタッチパッドやペンが付いているのはFlex同様ですが、画質がsRGB100%クラスの完成度の高いコンパーチブルPCです。

タッチパネルを省いて、性能がやや下がった分コスパを優先させた「IdeaPad Slim 5i Gen 8(AMD)
性能はやや下がるものの14インチタッチパネルを搭載した「IdeaPad Flex 5 Gen 8
ファブリック素材を天板に用いた13.3インチ広色域タッチパネル搭載の「Yoga 6 Gen 8 13.3型(AMD)

単純にこれらの条件分岐で選ぶと、おおよそ外れを引かなくて済むと思います。

注意点としてLenovoの場合、キーボードの造りがやや荒っぽかったり、情報漏洩のリスクが付いて回ります。

「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型」のキーボードの荒い造り、キーの浮き

情報漏洩や保証の選択ではこちらの記事が参考になると思います。

※この辺りで特に問題がないようであれば、コストを抑えてLenovoに。気にされるようであれば、DellかHPがコスパ的にオススメです。

持ち運ばないならDellの「Inspiron 14 5435(AMD)」を。
持ち運ぶならHPの「Aero 13」がコスパ良く1kg以下でオススメです。軽さとキーボードの使いやすさを優先させるならdynabook「GZシリーズ」または「14インチのRZシリーズ」という切り分け方です。

法人様のご購入(領収書)について

法人様のご購入(領収書)について

法人名義でLenovoのダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
Lenovoの場合、

rss@lenovo.com

こちらののメールアドレス宛に以下の4点

①ご注文番号(注文した際に発行される)
②領収書送付先(原則は商品のお届け先と同じですが、出荷先と不一致の場合、詳細宛先を記載する必要あり)
③領収書名義
④ご希望の但書き(品目のこと。パソコン代など)

を送信すると、会系処理として使える領収書を発行してくれます。

すでに馴染みになっている企業様も多く、この方法で10台単位で一度にご注文頂くことも珍しくありません。

ご注意点:ThinkPad購入時に気を付けるところ

Lenovo製品に慣れていない人は、最初の性能一覧だけで選ばないようにしましょう。

というのも、選択項目の多い製品の場合、細かな部分はカートに入れた後で出てくる「構成内容詳細」でなければ分からないようになっているからです。

各機種のページにある選択項目で間違っていなかったとしても、そもそも最初の機種選びの段階で付いていないもの、または付いていなくても良かったものなどがあります。

つまり、注文する最終画面まで進まないと分からないことが多いのです。

下図のようにカートに入れた後で「構成内容詳細」をクリックすると一覧が出てきますので、必ずここで最終確認を。


当サイトには、そうした部分も性能表一覧の中に盛り込んでいるので見やすくしたつもりです。

購入先の公式サイトと見比べながらお選び下さい。

jaccs-banner

ただいま、LenovoではJACCSのショッピングクレジット(個人向け分割払い)が48回払いまで金利0%でご利用頂けます。

※キャンペーン終了時期は未定です。予告なく終了する場合がありますのでご注意下さい(上記リンクはキャンペーンの終了を確認次第はずします)。

※今回、アルパカが調べたのは、Ryzen 5 PRO 5650GE が搭載されたメモリ8GB(後、増設して16GB)のモデルです。

 

「ThinkCenter M75q Tiny Gen2」の特長

タワー型というほどタワーの形をしておらず、片手で持てるほどの小ぶりな箱、といった印象のミニPCです。

位置付けと特長

・片手で持てるほどの小ぶりな箱のミニPC

・プロセッサーはRyzen 5 PRO 5650GE、または Ryzen 7 PRO 5750GE を搭載したコスパ優良機

・分解、パーツ交換が容易

片手で持てるほどの小ぶりな箱のミニPC

片手で持てるほどの小ぶりな箱のミニPC(ThinkCenter M75q Tiny Gen2)

基本的にディスプレイなしの本体販売となっているミニPCです。

よく弁当箱スタイルと呼ばれている箱型PCというのがありますが、そうしたものに近いです。タワー型と呼ぶには小さすぎますし、どっちにカテゴライズして良いのか迷うくらいでしたが、アルパカはタワー型の最小サイズ=ミニPCという位置づけでご紹介します。

縦横18cmくらいで、片手で簡単に持てます。

これだけ小型であれば置き場所には困りません。ケーブルが繋がってさえいればいいので、机の下、モニター裏などに起きやすく、様々なスタイルで使うことができます。

ディスプレイ付きで買うなら「ThinkVision S22e-20」とのセット販売が基本ですが、HDMIのケーブルがあれば家のTVに繋げてもいいですし、やろうと思えば液晶ペンタブレットと繋げてデジ絵師にもオススメできます。かなり自由度が高いPCと言えましょう。

逆を言えばどういったスタイルで使うのか先に考えておかないと、接続口が合わなかったとか、思った使い方に合っていないもので組み合わせてしまった、なんてことにもなりかねないのでご注意下さい。

※詳しくはデザイン的な特徴、の項目をご覧ください。

※組み合わせ例として、詳しくは絵師にオススメ:イラスト執筆用に「M75q Tiny Gen2」の組み合わせ例、の項目をご覧ください。

 

プロセッサーは Ryzen 5 PRO 5650GE、または Ryzen 7 PRO 5750GE を搭載したコスパ優良機

普段、一般的なRyzen のUプロセッサー搭載機に慣れている人が「M75q Tiny Gen2」を扱うと「あ、ちょっと早い」と体感できます。

Ryzenにしてはシングル性能が高めなPROシリーズを搭載しているため体感して分かるほど早い挙動で、普段使いのPCとして向いている性能と言えます。一つ一つの作業の切り替えから、ブラウジングまで、キビキビした動きはストレスフリーに使い続けられます。

それだけの高い性能を、たとえ本体のみであっても6~7万円から買えるというのは驚きのコスパです。

※詳しくは内部性能について、の項目をご覧ください。

 

分解、パーツ交換が容易

タワー型や弁当箱サイズのミニPCの共通の良い点ですが、この「M75q Tiny Gen2」も分解やパーツ交換、増設が容易です。

パーツだけ買って付け替えれば、大容量のストレージやメモリでも安価に手に入りますから、最安構成で買っておきつつ、自分で強めの性能に仕上げることもできます。

もちろん機体が小さいので、できることは限られていますが、裏蓋の外しづらいノートPCなどに比べれば、よほどカスタマイズしやすいです。

※詳しくは箱の開け方や改造について、の項目をご覧ください。

 

外観について

デザイン的な特徴

M75q Tiny Gen2 のデザイン

「M75q Tiny Gen2」の内容物一覧

一般的な本体セットで「M75q Tiny Gen2」を買うと上記のものが入っています。

M75q Tiny Gen2」の最初に挙げられる特徴はなんといっても、この小ささ。

A4用紙の上に置くとこの通り。かなりの面積が余ります。

「M75q Tiny Gen2」とA4用紙

重さは実測で約1123g。もちろん、組み合わせの内容によって増減はしますが、それにしても軽いです。これだけ軽いと、移動先に繋げられるディスプレイがあれば、ノートパソコン替わりに持って移動することもできそうです。

縦(高さ)、17.9cm。横(奥行)、182.9cm。幅(厚み)、36.5cm。

机の端、机の下、ケーブルを繋げられる場所なら、どこにでも置いておけます。邪魔になるものと言えば、本体より、各種ケーブル類の方だと思います。

そのため、設置する際にはスペースよりも、ケーブルをいかに邪魔にならないようまとめるかを考えた方がスムーズにいきます。

「M75q Tiny Gen2」のバーティカルスタンド

置く場所を縦置きにする場合、こちらのバーティカルスタンド、と呼ばれるスタンドが役に立ちます。なくても普通に立つのですが、あった方が少しだけ安定しやすいです。ちなみに、本体側面にはゴム足がちゃんと付いているので、横置きでも全く問題なく使えます。

「M75q Tiny Gen2」のゴム足説明

注意点としては、電源ボタンがやや硬めだったので、バーティカルスタンドを使って立てていても、ボタンだけを押そうとすると滑って本体ごと押してしまいます。何しろ軽いので、電源ボタンを押す時は本体を抑えてから押す必要があります。

 

接続口

小さな機体とはいえセパレートタイプのデスクトップですから、接続口は多めです。

「M75q Tiny Gen2」の接続口

シリアルポート、VGA端子(D-Sub15ピンmini)はカスタマイズモデルの選択画面から追加できるのですが、この辺りを選ぶと納期が一か月単位で伸びることが多いようです。

追加すると、背面がこのようになります(公式ページより)。

ThinkCenter M75q Tiny Gen2の背面(公式ページより)

他、ディスプレイポートなどもありますが、この辺りもカスタマイズなら取り外すことができます。外せば-2200円(記事アップ時点)です。

無線アダプタが装備されている機体を買うと(またはカスタマイズで選べば)、有線LANコネクタの隣に同軸のようなアンテナプラグがくっついてきます。

惜しむらくは、最初から選べる無線アダプタが「インテル Wireless-AC 9260」なので、Wifi 5 までということ。使えるのは11acまで。11axは使えません。

11acと11axでは、最大通信速度の理論値が約1.4倍違うわけですが、Wifi5でも日常的な使い方で不便を感じることはそうそうないと思います。体感して差を感じるのは、大容量のデータをクラウドでやり取りする時くらいで、そうした使い方が少ない方なら気にしなくても良い部分です。

他、背面では、Type-A が3.1と2.0で混在しています。電源コネクタ側のType-A が2つUSB3.1ですから、大容量のデータはそちらから。

有線LANコネクタ側の2つはUSB2.0なので、速度が必要ないマウスを繋げたり、プリンタを繋げるのに使うのが良いでしょう。

アルパカが買った「M75q Tiny Gen2」の接続口の例

上記の写真はアルパカが買った一例ですが、組み合わせによってかなり変わります。必要なものをよく確認してからご購入下さい。

 

ACアダプタについて

ACアダプタの型番は「A19-065N2A」、長さは173 + 90 = 263cm。重さは341g。
定格電力は65Wです。

M75q Tiny Gen2」はType-C が充電用として使えません。ですが標準で付いてくる「A19-065N2A」の互換アダプタを探したのですが売っていませんでした。海外サイトでは普通に売られているのですが、国内ではなぜかありません(昔、見かけた気がしたんですが、なぜないのか…)。

もし、予備のACアダプタを考える場合はワット数が上がりますが、定格90Wの「ThinkCentre 90W ACアダプター 2(スリムチップ) 」を一緒に買うのが良いと思います。周辺機器のページにて4000円くらいで売っています。

 

キーボードとマウス

「M75q Tiny Gen2」のキーボード・全体

標準的なもので注文した「M75q Tiny Gen2」だと、このキーボードになることが多いようです(必ずしもこれになるとは限りません)。

しばらく使ってみたのですが、普通に使うには問題のないキー配列でした。ノートパソコンとは違い、広々使えるのはデスクトップキーボードの良いところです。

強いてあげれば、Enter キー横の Delete キーが大きめに作られているのですが、人によってはここでパンチミスしがちになるかもしれません。あえて大きく作っている Delete キーでしょうから、人によってはここで使いやすいと感じるのだと思います(アルパカはそうは思いませんでした。人によると思います)。

キー配列はそのくらいですが、質感、打鍵感はイマイチでした。打ち込んだ時にフニャッとした感触というか、ちゃんと押し込んだ感覚があまりありません。

打ち心地にこだわりのある人ならキーボードを別売りで検討した方が良いと思います。

カスタマイズモデルだと納期はかかりますが、不要なものを外せます。キーボードを外してしまえば、それだけで2200円安くなりますので(記事アップ時点にて)、お時間に余裕のある人はそうした選択もアリです。

「M75q Tiny Gen2」カスタマイズ画面ーキーボード

ちなみに、アルパカがデスクトップ作業で使っているのはバッファローの BSKBU510 です。コスパ良いので考えるなら、この辺りが使いやすい方だと思います。

「M75q Tiny Gen2」付属のUSBマウス

キーボードとセットの場合、こちらの光学マウスも付いてきます。使い心地は普通です。

静音ではなく、サイドボタンがないスタンダードタイプです。キーボード同様、質感はあまり良くありません。その辺りにこだわりなければ普通に使えますが、そうでないならやはり自分で用意した方が良いと思います。

 

箱の開け方や改造について

箱の中身にアプローチする方法は簡単です。

+のドライバーがあれば、それだけで開けられます。

「M75q Tiny Gen2」の開け方や改造について

手順1 背面にある+ネジを外す

「M75q Tiny Gen2」の分解方法、背面のビスを外すところから

背面に止まっているのは、この一本だけです。精密ドライバではなく、一般的な大きなドライバーで大丈夫です。

 

手順2 フロントとサイドパネルを外す

「M75q Tiny Gen2」のゴム足の反対側のサイドパネルの開け方

フロントとサイドパネルのくっついた部分(ゴム足のついている反対側)をフロント側に押し出すようにしてスライドさせると外れるようになります。このあたりは言葉での説明より画像を見て頂いた方が分かりやすいと思いますので、上図をご覧ください。

これで片側が開きました。

「M75q Tiny Gen2」のゴム足の反対側のサイドパネルを開けたところ

CPUファンとダクトを外せばヒートシンクが出てくるので、グリスを塗り替えたり、プロセッサーを交換したりと、弄りたい人にとっては玩具のように楽しい領域です。

CPUファンも2.5インチベイも両脇からつまむと簡単に外れるツールレス形式で道具要らず。便利です。

「M75q Tiny Gen2」のゴム足の反対側のサイドパネル2.5インチベイを開けたところ

下側にあるのは2.5インチベイで、同サイズのHDDやSSDが組み入れられます。

※こちらの2.5インチ側は購入選択画面では1stストレージとして表示されていますが、本来、優先してシステムドライブとして使われている方が1stと説明していた方が分かりやすいと思いますので、そのように表記しています。お間違えないようご注意下さい。

2ndストレージとして、入れるなら今時はSSDがかなり安くなってきていますので、オススメとしては1TBのSSDならこの辺り(Crucial SSD 1000GB MX500)。

※こちらのSSDは認識する筈ですが、基本的には自己責任でお願いします。

メモリでもそうですが、アルパカは Crucial の回し者かと疑われかねないので記載しておきます。

値段は一般的にコスパ良いものでありながら5年保証が付いていて、統合型電力損失耐性が備わっており、速度も安定していてやっぱり安牌、など諸々が理由です。

よほど速度にこだわっているなら別ですが、すでに計測しないと体感速度の差が分かりづらいほど性能が良くなってきている以上、あとはエラーの少ない安定性やリードオンリーに切り替わってデータの破損を防げるかどうかなどの安全性が重要だと思っています。特に内臓バッテリを装備していないデスクトップなら、怖いのは電源断による破損ですので。

※アルパカは Crucial からマージンを一切頂いてはおりません。念のため。

 

手順3 GIF-ゴム足側のサイドパネルを開ける

「M75q Tiny Gen2」のゴム足側のサイドパネルの開け方

今度は逆側の(ゴム足が付いている方の)サイドパネルを開けます。

こちらも簡単で、すでに反対側が外れているようなら、指で接合部を押し出すようにスライドさせるだけです。上図の通り。

「M75q Tiny Gen2」のゴム足側のサイドパネルを開けたところ

開けたところはこのようになっています。

反対側がCPUと2ndストレージだったのに対し、こちらは1stストレージとメモリスロットという構成です。

「M75q Tiny Gen2」の1stストレージ、Type-2280

1stストレージもツールレスで工具使わずに外せます。ただ、ピンが固めに止まっていたので、引っ張る時に指を傷めないようご注意下さい。

2ndストレージだけに限らず、1stストレージも交換しやすい構造ですが、システムドライブを大容量に交換したいとか、何かあったときのためにクローンストレージを作っておきたいとかであれば、「AOMEI Backupper」 が役立ちます。

または、最近のSSDは Acronis が付いてくる場合がありますので、そうした付属アプリを使うのも手です。

仮にストレージのクローンを作らないで増設するだけであっても、ドライブの管理画面から認識させないといけないわけですが、そうした手順を記載した紙を同梱している製品もあります。

こちらの Crucial 製SSDのように販売ページにも記載していますので、それらを見ながらであれば、ケーブルを接続後、誰でも簡単に認識させることができます。

Crucial 製SSDのセットアップ手順

Crucial 製SSDのセットアップ手順

一方、メモリスロットはこのようになっています。

一般的なノートパソコン用「DDR4-3200 (PC4-25600)」が適合しますので、メモリアップするなら、この辺りがオススメ。CFD販売の Crucial製であれば、無期限保証、相性保証もついてます。しかも安い(記事アップ時点で約4000円)。最初に8GBで買っておき、8GB一枚を足せば16GBのデュアルになります。

※こちらのメモリはデュアルチャネルとして認識することを確認済ですが、基本的に自己責任でお願いします。

「M75q Tiny Gen2」のメモリスロット

 

絵師にオススメ:イラスト執筆用に「M75q Tiny Gen2」の組み合わせ例

この「M75q Tiny Gen2」は小さい機体ながらも、パワフルなプロセッサーを搭載しており、組み合わせ次第では、様々な使い方ができます。

アルパカとしてのオススメは、イラストを描くための執筆用として使うことです。

アルパカ的、折りたたみ式ローテーブルとの組み合わせ例

こちらは「M75q Tiny Gen2」を「ノートパソコン用の折りたたみ式ローテーブル(竹製)」に乗せ、WACOMの「Cintiq 16 1660K1-DX」と組み合わせた例です。

なぜ「Cintiq 16」なのか。+4万円予算を組むだけで「Cintiq 22」が買えるじゃないか、と思う方もいらっしゃると思います。場所があるなら同意見ですが、アルパカの部屋は狭いのです。そこで、小型の「M75q Tiny Gen2」と組み合わせて、省スペースでの設置としました。

また、この「M75q Tiny Gen2」の場合、性能もイラスト執筆に合っているという都合の良いことがあります。

イラスト描きの6割以上が使っているとされるクリップスタジオの場合、元々、外部GPU性能を必要としないアプリのため、プロセッサーの能力がものを言います。オブジェクトを多用する人であっても、TL変換をゴリゴリ重ねる人でも Ryzen PRO の5000番台なら安心してオススメできます(詳しくは内部性能について、をご覧下さい)。

そうした組み合わせの時に役立つのが「ノートパソコン用の折りたたみ式ローテーブル(竹製)」です(アルパカが使っているのは幅55cmのものです)。元々、机の上に置くものではなく、和室やベッドの上などでノートパソコンを使うために作られたものですが、これがサイズピッタリです。

この角度を付ける台の上に「Cintiq 16 1660K1-DX」を乗せると、まるで最初から計算したかのようにはまります。この背面の立てる足で台を挟むわけです。

この足のおかげで、描いていてずれることがありません(下図の赤矢印部分の上側に載せます)。

こちらの記事では撮影用にローテーブルの足を立てています。

ですが、実際にアルパカが描いていた時には、足はたたんでいました。一般的な机の上に置くなら、その方が高さが合います。

折りたたみ式ローテーブルを「M75q Tiny Gen2」と組み合わせた例

折りたたみ方は簡単です。足の根本にあるストッパーを外すだけ。

足の長さは無段階調整で伸ばすことができます。逆に高すぎる時にはここを折りたためます。色んな高さに合わせて自由自在に使えます。

WACOM の液晶ペンタブレット(Cintiq 16 1660K1-DX):非光沢の1920×1080

M75q Tiny Gen2」がいかに安かろうと、液晶ペンタブレットを別売りで買えば、相応のお値段にはなります。「Cintiq 16 1660K1-DX」の場合、記事アップ時点で6~7万円ですから、併せればそこそこのノートパソコンを買うのと同額です。

WACOM の液晶ペンタブレット Cintiq 16 1660K1-DX

ただ「Cintiq 16 1660K1-DX」は普通の 2 in 1 PCの液晶とは違います。

視野角広く、視差は少なく、色域も広いです。筆圧感知8192レベルの「Pro pen2」を使えるので、描き心地は快適そのもの。もちろん傾き検知にも対応でジッターとは無縁です。なにしろ、ペンタブの老舗が “描く” ために生み出したものですから、当然と言えます。

相応のお値段にはなるものの、それだけの価値のある買い物だったとアルパカは満足してます。

WACOMの Pro pen2

その代わり 2 in 1 PC のように、外に持ち出すことは難しいです。その分、セパレートされた組み合わせの強みとして、PCを買い替えても次のPCの外部モニターとして使い続けることができます。

そして、ペンタブと一緒に外に持っていくことは難しい…とはいっても、ここでも「M75q Tiny Gen2」の強みが生きます。

持って行った先に接続できるモニターやペンタブがあれば、「M75q Tiny Gen2」なら小さい本体とケーブル類だけを鞄に入れて持っていくことができます。そうすれば描きかけの原稿も「クリップスタジオ(ClipStudio)」の設定もそのまま、まるっと移動先で使えます。面倒な設定フォルダの移動も必要なし。実に便利です。

WACOM の液晶ペンタブレット(Cintiq 16 1660K1-DX)の実測データ

こちらでは「液晶ペンタブレット(Cintiq 16 1660K1-DX)」の実測の液晶データを掲載しておきます。

Cintiq 16 1660K1-DX の液晶パネル:Color ACの色度図、i1Display Proによる輝度測定、LUT表示

輝度は284cd/㎡と一般的な明るさで、色域はsRGBカバー率が96%。Adobeカバー率が72.6%。ほぼ公称値通りの数値です。

LUT表示(別名、ガンマ補正曲線)も綺麗にバランスしており、色崩れはありません。最大表示色は1677万色。コントラスト比は512.5。

普通に絵を描く分には問題ない範囲です。

プロレベルになってくるとAdobeカバー率が90%は欲しいとか、黒の生え抜き具合をもっと深く、高いコントラスト比が欲しいなどになってきます。そこから先は「Cintiq Pro 16」の出番ですが(Pro 16のコントラスト比は1000:1)、アルパカが趣味で描いている分には Pro が付かないモデルで十分だと思っています。

その「Cintiq 16 1660K1-DX」ですが、文字の見やすさや視野角をチェックします。

「Cintiq 16 1660K1-DX」のディスプレイ・正面から(文字)

「Cintiq 16 1660K1-DX」のディスプレイ・横から(文字)

「Cintiq 16 1660K1-DX」のディスプレイ・上から(文字)

写真でも確認できますが、かなり斜めから見ても文字を読むことができます。これならどの角度からでも見やすく、使いやすい液晶と言えます。

次に画像の視野角の広さを確認します。

Cintiq 16 1660K1-DX のsRGBカバー率 96%(コントラスト比:512.5)一般的なIPS液晶 sRGBカバー率62.8%(コントラスト比:980.6)TN液晶 sRGBカバー率61.3%

「Cintiq 16 1660K1-DX」のディスプレイ・横から(文字)のディスプレイ・正面から(画像)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(正面から)、標準的なIPS液晶

LAVIE Direct N15(R)のTN液晶 sRGBカバー率61.3%

Cintiq 16 1660K1-DX のsRGBカバー率 96%液晶一般的なIPS液晶sRGBカバー率62.8%TN液晶 sRGBカバー率61%

「Cintiq 16 1660K1-DX」のディスプレイ・上から(文字)のディスプレイ・上から(画像)

「Cintiq 16 1660K1-DX」のディスプレイ・横から(文字)のディスプレイ・横から(画像)

ThinkPad E15 Gen 3 の斜め上から見た時の一般的なIPS液晶

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(視野角確認)

TN液晶 sRGBカバー率61%、斜め上から

TN液晶 sRGBカバー率61%、斜め横から

正面から見ると色合いは良いので執筆には問題ありませんが、斜めから見ると黒がやや白っぽさのある黒になります。ここはグレード相応といった部分です。上位モデルにするかどうかの分岐点と言えましょう。

仮に別の外部モニターでより正確な色を確認したいというなら、IODATA の LCD-HC241XDB あたりはよくある選択肢です。

デザイナーの方などがお値段抑えた範囲で選ぶならコレ、という定番です。予算があるならEIZO の ColorEdge ですが、価格差は倍くらい。その分、色域はさらに広がります。ここはもう予算次第です。

 

事務作業向きのディスプレイ、ThinkVision S22e-20 とのセットについて

M75q Tiny Gen2」は元々、ディスプレイとは別売りの本体ですが、ディスプレイを他に持っていない方はセットで買うこともできます。

→「【モニター セット】 ThinkCentre M75q Tiny Gen2 + ThinkVision S22e-20 (21.5インチ)製品番号: 11JNS00J00-S021

21.5インチ(幅横:48.93cm)の大きさなので、普通の机なら置き場所には困らないと思いますが、広々と使えるというほど広くはありません。また、パネルタイプが VA(Vertical Alignment)のため、色の再現性や応答速度はIPSやTNに劣ります。クリエイティブな作業には向きません。

ただフリッカーフリー対応、ブルーライト軽減機能も付いていますので、長時間の事務作業で目を傷めたくない人には良いと思います。

一緒に買うと、少し割安になりますし接続に必要なケーブルも付いてきますから面倒がなくて良いです。ご用途が合っている方にはオススメのセットです。

 

内部性能について

「M75q Tiny Gen2」のRyzen 5 PRO 5650GE搭載機

今回、アルパカが調べたのは「M75q Tiny Gen2」のRyzen 5 PRO 5650GE 搭載機になります。

性能を調べた結果、まとめ

「ThinkCenter M75q Tiny Gen2」Ryzen 7 PRO 5750GE搭載機のCPU-Z-1

「ThinkCenter M75q Tiny Gen2」Ryzen 7 PRO 5750GE搭載機のCPU-Z-2

今回、Ryzen 7 PRO 5750GE の調べとなりましたが、購入時にメモリ8GBの一枚挿しだったものを増設してのデュアルチャネルにした計測値も併記しておきます。

同じ Ryzenの5000番台の中では抜きんでて性能が良くて、Ryzen 5 5600Hよりも少し良いくらいでした。

ここまでのプロセッサーを搭載しておきながらの、この価格というのが驚かされるばかりですが、これでRyzen 5 です。差額が小さいならより一歩上を求めてRyzen 7 にしても良いとは思いますが、普通にご家庭用の使い方から仕事で重たいOffice系ファイルを並行して使い込むくらいなら Ryzen 5 PRO 5650GE でも十分だと思います。

強いて言えば、元々、Ryzenがあまり得意としていなかったパワポの作業では、 Intel Core には敵わなくて、Excel の計算にしても最新の第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』には劣ります。

とはいえ、同じRyzen5000番台の中では最速クラスで見劣りするものではありません。何より、絶対的なコスパの良さがあるので、この快適さが6~7万円台から手に入るのなら十分だと思います。

写真のRAW現像も早くて、デュアルメモリであれば100枚以上を1分強で終えられます。動画もけっこうできる範囲で、パワーディレクターやムービースタジオ、Premiere Pro での編集、出力なら4K絡まない範囲ならオススメできます。

ここまで強いと、軽めのゲームなら滑らかさを失わないので、タイトなレスポンスを求める競技性の高いものでなければ、息抜き程度には十分楽しめます。

一方、先にオススメしていたように、「クリップスタジオ(ClipStudio)」の挙動も素晴らしく、「Cintiq 16」との相性も良かったです。

描画速度はアルパカが調べた Ryzen 5000番台の中では最も早くて、遅延を感じさせません。

描き心地という意味では、単純にプロセッサーの強さだけでは測れませんが、今回の組み合わせは使いやすいものでした。TL変換による2Dレンダリングをさせても同価格帯では抜きんでて強く、ここから先の領域は第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』のPプロセッサー、となります。つまり、価格は途端に上がります。

低価格で高パフォーマンスを手に入れるには良い選択肢だと思います。

 

CinebenchR23

Single Core 1444 ~ 1446 pts

Multi Core 9085 ~ 9239 pts

Cine R23 SingleグラフCine R23 Multiグラフ
M75qの比較グラフ-Cinebench R23(Shingle)-b

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GEにて、Cinebench R23(Shingle)

M75qの比較グラフ-Cinebench R23(Multi)-c

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GEにて、Cinebench R23(Multi)

 

Adobe や Office の実測時間

Adobe Adobe-Lightroom classic RAW現像Excel 計算Powerpoint・コピーPowerpoint・PDF出力
M75qの比較グラフ-Adobe lightroom classic RAW現像

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GEにて、Adobe-Lightroom classic 処理時間比較

※108枚のRAWデータをJpeg変換するのにかかる時間を計測。

M75qの比較グラフ-Excel・計算

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GEにて、Excel計算処理時間比較

※128000回分のVLOOKUPと、184000回分のSUMIFS(3つの条件)を一度に計算させたときにかかった時間を計測。

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GEにて、Powerpoint・コピー処理時間比較

※スライド200枚をコピーした際にかかる時間を計測しました。パワポの場合、クリップボードに取り込むよりも張り付ける方が負担が大きいので、そちらのみの計測です。

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GEにて、Powerpoint・PDF出力処理時間比較

※50.5MBのダミー商談資料スライド200枚をPDF出力にかかる時間を計測しました。

 

WEBXPRT3

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GE・メモリ8GB時「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GE・メモリ16GB時

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GE・メモリ8GB時

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GE・メモリ16GB時

主要三大ブラウザ(Chrome と FireFox と Edge)で、それぞれ計測しています。

180あれば遅いとは感じなくなり、200でまあまあ。250で快適。300ならタイトなレスポンスを気にする人にもオススメできる即応性が手に入ります。

全てで300超えとなりました。しばらく日常的な調べもので使っていましたが、体感的にもすぐに表示されて快適でした。

ブラウジングに関してはRyzenは電源設定が一つ落ちたAC電源なし時になると、途端に弱くなりがちですが、今回はノートパソコンではないので関係ありません。

 

※以下、計測した内容のキャプチャーになります(クリックかタップで見れます)。

その他ベンチマーク、「M75q Tiny Gen2」の計測結果一覧

PassMark

CPU Mark・8GB時CPU Mark・16GB時

「M75q Tiny Gen2」のCPU Mark

CPU Mark・16GB時

 

ゲーム系ベンチマーク

軽い:ドラゴンクエストX

「M75q Tiny Gen2」のRyzen 5 PRO 5650GEでドラクエ X

「M75q Tiny Gen2」、Ryzen 5 PRO 5650GE
最高品質、FHD、仮想フルスクリーン設定:
メモリ8GB×1 メモリ16GB(8×2)
7047(とても快適) 12896(すごく快適)

 

少し重い:FF-XIV 暁月のフィナーレ

「M75q Tiny Gen2」のRyzen 5 PRO 5650GEでFFXIV

「M75q Tiny Gen2」、Ryzen 5 PRO 5650GE
FF-XIV 暁月のフィナーレ:最高品質、FHD、フルスクリーン設定
メモリ8GB×1 メモリ16GB(8×2)
平均fps:20、最低fps:13
3017(設定変更を推奨)
平均fps:37.6、最低fps:19
5428(普通)

 

重い:FF-XV WINDOWS EDITION

「M75q Tiny Gen2」のRyzen 5 PRO 5650GEで重い:FF-XV WINDOWS EDITION

「M75q Tiny Gen2」、Ryzen 5 PRO 5650GE
FF-XV WINDOWS EDITION:標準品質、FHD、ウィンドウ設定
メモリ8GB×1 メモリ16GB(8×2)
1208(動作困難) 1940(動作困難)

 

ストレージ

「M75q Tiny Gen2」本体ストレージ・CrystalDiskMark7.0にて小容量で計測

「M75q Tiny Gen2」本体ストレージ・CrystalDiskMark7.0にて大容量で計測

256GBを選択した時のシステムドライブの速度を計測しています。

読み込みで3000MB/sに。今時では一般的なSSDの速度と言えます。

大容量だと書き込みが遅くなりがちですが、おおむね快適な範囲です。よほどの大容量を保存する時には、少し時間がかかると思った方が良さそうです。

 

「M75q Tiny Gen2」搭載 Ryzen 5 PRO 5650GEの高負荷パフォーマンス推移

OCCT Pro-M75q Tiny Gen2-Ryzen 5 5650GE計測グラフ-バッテリ駆動-ACあり最も高い-10分

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GE 搭載機にOCCTで負荷100%をかけた時の推移(10分駆動時)

Lenovo M75q Tiny Gen2
AMD Ryzen 5 PRO 5650GE 最も高いパフォーマンス時
平均 最高値
周波数 4,254.7MHz 4,304.9MHz
電力量 33.0W 38.3W
温度 63.0度 71.0度

※一番高い電力設定であるWindows10の “最も高いパフォーマンス” とは、Windows11で言うところの “最適なパフォーマンス” のことです。
同様に、一つ下に落とした電力設定であるWindows10の “高パフォーマンス” とは、Windows11の “バランス” のことです。

 

いきなりの3500MHz から始まるプロセッサーで、作業の切り替えがキビキビした動きだった理由がこの辺りにあります。

高周波数で始まりつつ8秒後には最高周波数に。そのまま下がることなく4300MHz弱を維持し続けることができるので、速度が落ちずに、ずっと高稼働を続けられます。

普通はある程度を過ぎれば電力量を絞って下がるものですが、30分の耐久中には下がることなく、そのまま最後まで維持し続けました。

ただ、熱が時間と共に積み上がってきており、最終70度近くにはなります。この程度なら十分に余裕がありますので、Ryzen 7 PRO 5750GEを選んでも問題ないであろうことが予想されます。小さい機体ながら、優れた設計です。

ただ、高負荷が続くと駆動音がそれなりに大きくなり、50dbに届いているかは分からないのですが、40後半にはなっていると思います。これは図書館で使うのが難しくなるくらいの音量です。
(アルパカの部屋は騒音だらけなので、おおよその感覚値です)

 

機体外側の温度推移

今回は箱型なので、ゴム足の逆側から計測したものを掲載します。

こちらの方がCPUが設置されているので、ゴム足側より熱が4~5度高くなります。

「M75q Tiny Gen2」Ryzen 5 PRO 5650GE 搭載機100%稼働による機体外側(ゴム足の逆側)の温度推移

アイドル状態の際に背面部分が21度、100%稼働5分経過で28.5度。10分経過で30度オーバーです。

小型とはいえ、ノートパソコンより放熱効率を高められる箱型の形状だけあって、大して熱が上がりません。また、ノートは膝上で作業することがありますが、「M75q Tiny Gen2」にそういった使い方はないでしょうから、特に不便なく使い続けることができそうです。

室温18度の時に調べています。

 

性能表について

基本構成

ThinkCenter M75q Tiny Gen2
基本構成
カラー ブラック
初期OS Windows 11 or 10
Home or Pro
※日本語版/英語版選択可能。
プロセッサー Ryzen 7 PRO 5750GE
Ryzen 5 PRO 5650GE
グラフィック CPU内蔵 (インテル Iris Xe グラフィックス)
メモリ 4~64GB(2スロット)
1stストレージ なし ~ 1TB(2.5インチ)
2ndストレージ 128 ~ 2TB(Type-2280)
無線通信 なし ~
インテル Wireless-AC 9260 2×2 & Bluetooth(Wi-Fi 5
キーボード なし ~
スリム、ワイヤレスを選択可
質量 最大構成で約 1.25kg
リリース 2021年11月9日
Office Officeなし、またはMicrosoft Office Personal 2021、
Home & Business 2021(選択可)
備考 背面の空きスロット×2 に、シリアルポート / VGAポート / DisplayPort / HDMIポート / USB Type-Cポート/USB3.1ポート x2カード から選択可能

 

固定構成 モデル

価格 出荷予定日 構成名 Office OS プロセッサー メモリ ストレージ 無線 保証 製品番号
¥69,850 最短1-2 週間 M75q Tiny Gen2 – ブラック なし Win11 Home Ryzen 5 PRO 5650GE 8 GB 256GB(PCIe) Wifi 5 3年保証 11JN004WJP
¥74,910 最短1-2 営業日 M75q Tiny Gen2 なし Win11 Pro Ryzen 5 PRO 5650GE 8 GB 256GB(PCIe) Wifi 5 3年保証 11JN0051JP
¥87,780 最短1-2 営業日 M75q Tiny Gen 2 なし Win11 Home Ryzen 7 PRO 5750GE 16 GB 512GB(PCIe) Wifi 5 3年保証 11JN0053JP

※価格は全て税込、送料込みの表記です。
2024年1月25日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。

 

カスタマイズモデル

価格 出荷予定日 構成名 Office OS プロセッサー メモリ ストレージ 無線 保証 製品番号
¥75,636 最短 1-2 週間 M75q-2 Tiny:パフォーマンス Officeなし(選択可) Win11 Home Ryzen 5 PRO 5650GE 8 GB 256GB(PCIe) なし  1 年間 プレミアサポート 11JNCTO1WWJP2
¥99,396 最短 1-2 週間 M75q-2 Tiny:プレミアム Officeなし(選択可) Win11 Home Ryzen 7 PRO 5750GE 16 GB 256GB(PCIe) なし  1 年間 プレミアサポート 11JNCTO1WWJP3
¥130,416 最短 1-2 週間 M75q-2 Tiny:パフォーマンス (Pro OS選択可能) Officeなし(選択可) Win11 Pro Ryzen 5 PRO 5650GE 8 GB 128GB(PCIe) なし  1 年間 プレミアサポート 11JNCTO1WWJP1
¥133,716 最短 1-2 週間 【モニターセット割】M75q-2 Tiny:パフォーマンス (Pro OS選択可能) Officeなし(選択可) Win11 Pro Ryzen 5 PRO 5650GE 8 GB 128GB(PCIe) なし  1 年間 プレミアサポート 11JNCTO1WWJP7

※価格は全て税込、送料込みの表記です。
2024年1月25日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。

 

最後に・まとめ

「ThinkCenter M75q Tiny Gen2」の実機レビュー、最後に・まとめ

まとめますと「M75q Tiny Gen2」の気になる点としては、

・高回転が続くと、それなりに音が大きい。

・中身を弄りやすいが、その分慣れている人向け。

の二点。
逆に良い点としては、

・パフォーマンスの高い Ryzen 5 PRO 5000 番台を搭載。

・コスパ最優良機。

・やっぱりコンパクトな本体で場所要らず。

の三点となりました。

この小ささでセパレートタイプのミニPCですから、組み合わせの幅が広く、当記事でご紹介しているような液タブから、家のTVに繋げることまで、色んな使い方ができます。

また、本体を開けやすい構造ですから、PC弄りが好きな人にとっては実用性が高いものでありつつ、玩具のような楽しい側面もあります。

逆を言えば、中身を弄ることに抵抗ある人や、慣れていない人が買うと難儀しかねません。完成品のノ-トパソコンばかりを使ってきた人はご注意下さい。

高負荷が続いた時のファンの音はまあまあ大きいものですが、普段使いで高負荷をかけること自体があまり多くない人にとっては欠点たりえません。

そして、なんといっても高いパフォーマンスを発揮する Ryzen 5 PRO 5000 番台を搭載しておきながらの 6 ~ 7 万円からという高コスパ。

このシリーズは多くのレビュワーが記事でも動画でも取り上げているので情報が溢れていますが、全てはこのパフォーマンスと高コスパがあればこそです。

アルパカは後発となりましたが、これほどの優良シリーズを紹介しないわけにはいかないと思い、今回のレビュー記事となりました。

いざという時に実力を発揮する小さな相棒として、ほんの少しのスペースに置いて頂くオススメのミニPCです。

 

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