気軽に交流できるSNSが電話並みに広がりを見せています。
文字が主流だった時代から、ちょっとした気の効いたイラストや「この人プロか!?」と思えるような絵師さん(デジタルな絵描きさん。以下、デジ絵描きと略)が目立って人気を集めているのも特徴でしょう。
やはり、画像や写真は視覚的に楽しめるからでしょうか。
一方で“バイトテロ”と呼ばれる問題のある投稿をしてしまう方も増えてしまいましたが…。
手軽に撮影できる写真と違い、イラストはそれなりの技術を要します。
そこで、SNSで流れてくるイラストを見て一念発起した方。
お子様が「描いてみたい」という興味を育ててあげたい親御様。
実は、意外に描き方スキルは「デジタルなら」それなりに身につきます。
この手のスキルはSNSだけでなく、プレゼンやお手紙など、様々なところで広く役立ちます。
しかし、パソコンで描いてみたくても、何をどう揃えればいいのか分からない人もいらっしゃるでしょう。
今回は、そんなデジ絵描きを目指す人に知っておいてもらいたい、ペンタブレットについてご紹介します。
ペンタブレットとは? デジ絵描きの鉄板ツール
実はペンタブレットを使わずともマウスで絵が描けちゃう方法もありますが、その場合には以前、ご紹介した
あたりの左手用デバイスを駆使する描き方になります(いずれ機会があればご紹介します)。
最も効率が良いのは左手用のデバイスとペンタブレットの組み合わせです。
しかし、どちらを先に買い揃えるか? と訊かれれば即答でペンタブレットです。
絵を描くなら、まずペンタブありき。
できるだけ紙に近い描き心地にした方が描きやすい人がほとんどでしょうから、やはり一般的なデジ絵を描く人には、素直にペンタブレットからお勧めしています。
今までもこれからも、タブレットはデジ絵描き達にとっては鉄板ツールと言えるでしょう。
安心安定の「ワコム(WACOM)社製」
タブレットは元々「字を書く板」という意味ですが、ここで説明するのは『iPad』のような単体のタブレットではなく、パソコンに繋げて使う周辺機器としてのペンタブレットです。
ペンと付くくらいですから、本体となる板とセットで販売されており、板を紙に見立てて書くことができるので、絵を描くのに便利です。
というか、絵を描くことに特化して造られたと言っても過言ではありません。
一部、医療現場で使うために開発されたプリンストン製のペンタブレットなどもありますが、一般的ではありません。
もっぱら家電量販店で見かけるのは、ペンタブレットの大家であるワコム(WACOM)社製のもの。
ワコム(WACOM)社製のペンタブレットは、大手販売店が安心して在庫を置ける商品、と認めたことになります。
圧倒的なシェアの理由はこの信頼度。
そこに繋がるペンタブレット業界最長の歴史が生みだしたのです。
では中国製ペンタブレット「GAOMON」「XP-Pen」「HUION」あたりは止めた方がいいのか? というと、そうとも言い切れません。
何といっても価格の安さは絶対的な魅力です。
特に液晶ペンタブレットは同じサイズか、ワンサイズ上でも、値段がワコム(WACOM)社製より半額から1/3まで安くなります。
1,000円や2,000円の差ならともかく、液晶ペンタブレットだと数万円の価格差になりますから、今までワコム製を使っていた人もさすがに考えてしまうのではないでしょうか。
要は“差”を認識して買い分ければいいのです。
簡単に言うと、これから本格的に描いていこう、ツールに妥協したくないと思うなら「ワコム(WACOM)」。
お値段を抑えて気軽に描けるようにしておければいい、という人なら他社製のものとなります。
ペンタブレットの選び方のコツ、形状の種類について
メーカー問わず、形状は二種類(板タブと液タブ)に大別されます。
この最初の分かれ道がとても重要で、「板タブじゃないと絶対だめ」な人もいれば逆に「液タブじゃないと話にならない」という人もいます。
選び方は後述していますが、ここで大きさや形状を間違わなければ大きなハズレの買い物をすることにはなりません。
逆を言えば、ここで間違ってしまうと、どんなに頑張っても、どんなに高性能なモデルを買っても無駄な買い物になります。
ここが肝です。
私は最初、板タブから入って苦しみもがいた数年間を経験しているので、液タブに乗り換えた時の快適さを知っています。
その数年間の間に培った技術は今も役立ってはいますが、同様の苦しみを皆さんにしてほしくはありません。
液タブ派の人はお金がかかってしまいますが、それでも絶対に液タブを買いましょう。
板タブ派の人は「液タブの方が値段が高くて凄い機能がたくさんあるから、きっと描きやすいに違いない」という誤った思い込みは捨てましょう。
こんな話があります。
とあるセミプロレベルのデジ絵描きがいました。
彼女は板タブ派だったのですが、お金が溜まったので、当時30万円以上する大型の高級な液タブを導入したのです。
ですが、新しい環境で仕事を始めた後、一週間と経たずに友達に譲ってしまい、自分は今まで使っていた小さな板タブ(2万円)に戻ってしまったのです。
理由を訊いたところ「描きづらい…描けないわけじゃないんだけど。今までの方がいい」とのことでした。
珍しい例ではありません。
画面が大きければ使いやすいというものでもなく、高額だから良いわけでもない。
ここが、この手のデバイス選びの難しいところなのですが、まずはご自身がどちらで描くタイプかを把握することが絶対条件です。
<どちらなのかを知りたい方は後述している「板タブ派か、液タブ派か…分かれ目はここ」をご参照下さい>
性能は良いに越したことはありませんが、なければいけないというほどのものではないでしょう。
例えば、時代を追う毎に筆圧感知レベル(どれだけ微細なペン先の圧力を感知してくれるか、の数値)が上がってきていますが、この記事を描いている2019年現在、4096レベルが標準です。
上位モデルでは8192レベルですが、よほど精緻な絵を描くのでなければそこまで必要な方は少ないと思っています。
かくいう私が使っている液晶ペンタブレットは旧型の2048レベルですが、それで困ったことはありません。
水墨のように微妙かつ淡い表現をするときに、高い筆圧感知が欲しいと思ったことはありますが、それでも問題なく使える範囲です。
この辺りは描き方にもよると思うので、人それぞれだと思いますが、一般的に細かく描き込む人でも、およそ4096レベルあればほぼ問題ないと思われます。
板タブレット、通称、板タブ
まず、こちらの板タブが基本の形になります。
液晶部分を持たないので、液晶ペンタブレットに比べて安価です。
小さなモデルから用意されているので場所も取りませんが、板タブを使うことに慣れない人は、いつまで経っても「どこを描いているのか分からない!」という状態になってしまうので注意が必要です。
ワコムの場合、「Wacom Intuos(ワコムインテュオス)」が入門用。
昔でいう「Bamboo(バンブー)シリーズ」に当たります(2013年に現行のIntuosシリーズに統合されました)。
一方で「Wacom Intuos Pro(ワコムインテュオスプロ)」が上級者用になります。
Proが付くか付かないかの差は、タブレット左側にあるタッチホイール(丸い部分)があるかどうか、が最大のポイントでしょう。
ショートカットを覚えこませることができるエクスプレスキーの数が多くなるのも良いですね。
入門用としてProが付いていない方でもいいですが、+2万円前後まで予算があるようでしたら、ぜひProモデルをお勧めしたいところです。
ちなみに、最近では「Wacom Intuos Pro(ワコムインテュオスプロ)」の変り種として、「Wacom Intuos Pro Paper Edition」というのが出ています。
文字通り紙(ペーパー)を挟んで、その紙に書いたものをそのまま画面に読み取る形式です。
こちらに関しては、私も試したことがないので何とも言えませんが、板タブ派の人が液タブに近い使い心地を望むのであれば、こうした新しい技術を試すのも一手ありだと思っています。
液晶ペンタブレット、通称、液タブ
液晶ペンタブレットは多くのデジ絵描き達にとって憧れの的です。
何しろ、描くタブレット部が液晶そのものになっているので、いちいちパソコン画面を確認するために視点を動かす必要がありません。
描いているそばから確認できるので、非常に楽なのですがデメリットもあります。
特に液晶部分が熱くなりやすいという欠点は厄介で、16インチ以上だと夏場はそれなりの熱さ対策は必須と言えます。
対液晶ペンタブレットの熱さ対策グッズ
「自分は板タブ派だ」という人はここは読み飛ばして下さい。
そうでない人は以下をご参考にどうぞ。
もう一つの欠点として値段が高いこと。
板タブの倍以上の値段がほとんどになります。
それでも、最近は中華圏の安い液タブの進出が激しいことから、ワコムも値段を下げざるをえなくなってきたようです。
消費者としては嬉しい反面、「安価な海外液タブを買って失敗した」というレビューも見かけますので、あらためて「購入判断は自己責任」を痛感させられます。
ワコムでは液晶ペンタブレットを「Wacom Cintiq(シンティック)」のブランド名で出していますが、「Wacom Cintiq Pro」がその名の通り、プロユース向け。
高解像度の4K対応だったり、タッチ機能が付いていたり、視差が最小になるよう調整されています。
Proが付かない「Wacom Cintiq」の方にはこれらが備わっていません(一部の搭載モデルはあります)。
それでも大きな液晶の高機能モデルはあるので、こだわらない人にとっては通常のCintiqでも充分、お役に立つことでしょう。
ちなみに、タブレット本体にOSを搭載した「Wacom MobileStudio Pro」というシリーズもあります。
パソコンに繋げる必要がなく、独立してペンタブレットだけでも描けるものですね。
Surfaceに代表される、パソコン本体がタブレット化したように、タブレット側がパソコン化したモデルと言えます。
性能はすこぶる良いのですが、値段がかなり高いので量販店での売れ行きはいまいちです。
実は「Wacom MobileStudio Pro」はクアドロ(Quadro)のビデオカードを搭載していることから、3Dのモデリングや3DCADなどでの活躍が期待できます。
一方で、一部の製品でRGBカバー率が大幅に違っていたり、ファンの音が大きかったりと難点も多い製品となっています。
板タブ派か、液タブ派か…分かれ目はここ
さて、今さらですが本題はここからになります。
板タブには描き方にコツがあります。
そのコツを知らない、または受け入れられないと「自分がどこを描いているのか分からない」という迷子状態に陥ります。
コツはパソコンのモニター部分に板タブを近づけるという単純なもの。
板タブとパソコンモニターの距離が離れていればいるほど、視線の往復距離が増えますから、その分、疲れてしまったり、自分の描いている場所が分からなくなったりします。
また、タブレットは大きければ描きやすいというものでもなく、先のエピソードにあるよう、わざと小さめを選ぶプロもいます。
液タブのように描いている場所を常に見れるわけではないので、画面の端から端までを僅かな距離で描けた方が楽だというわけです。
視線移動の短さと共に、描く場所も狭くした方が楽というのは、当たり前のようでいて気づきずらい部分ですね。
もちろん小さい絵しか描けないということはありません。
なにしろ、パソコン内の原稿は簡単に拡大縮小ができるのですから。
では、これらを踏まえた上で…
もし、あなたの家の近くの家電屋さんでペンタブレットを置いている実機があるようであれば、まずはお店で試して頂くのが一番です。
試す時には、デモ機のモニターに板タブを近づけて描いてみるのを忘れないで下さい。
板タブでも簡単な落書きがスラスラ書けるようであれば、きっと板タブ派。
これらのコツを頭では理解できても、実際に動かしてみて、うまく描けない。
特に「自分がどこを描いているのか分からなくなるぞ」と欲求不満になるなら、きっと液タブ派です。
たったこれだけのことなのですが、ここを理解して買い物をするのとしないのとでは大違い。
私はこれが分からないばかりに数年間の苦悩を味わいました。
思うに、タブレットの性能や特徴を説明している記事は山のようにありますが、買い方のコツを説明している記事は少ないように感じます。
デバイス選びは使い手側に合っているかどうかですから、性能だの特長だのはその後の段階で、まず、自分の描き方がどっち寄りなのかを把握してほしいと思いました。
その上で描き方に見合ったデバイスを選ぶ。
特別なことは何も言っていないのですが、しかし多くの人がこれに気づかず、データホリックに性能と値段だけを見て買ってしまい「使いづらい」などと感じてしまうのだと思います。
高額商品もありますから、実にもったいない話です。
ちなみに、試すのは量販店でいいのですが、実際に買い物をする時はネットから買うのがオススメです。
特にこのサイトからリンクされているAmazon商品などでは、実店舗よりかなり安くなっていますから、液タブだったら一万円くらいは、お得に買えることでしょう。
ワコム製を選ぶなら、ワコムオリジナルモデルなどもありますから、ワコム公式サイトも視野に入れて選ぶのもありです(ただし、公式サイトの方がやや高いことが多い)。
一般的な液晶ペンタブレットの大きさを比較してみたら
日本人には馴染みの薄いインチ法で説明されても分かりづらいので、cmに直して、比較しやすい大学ノートと並べてみた画像がこちらです。
32インチがどれだけ大きいのか感覚でご理解頂けると思います。
これがどういうことか。
普段、手首や小指の腹を中心に弧を描くように描いていた人が、大インチを買うと肘や腕全体を使って描かなければならなくなる、ということです。
置き場所に問題がないなら、広々とした液晶で描くのも良いでしょう。
描き方によると言えばそれまでですが、今まで小さい原稿でばかり描くことに慣れている人は、いきなり大画面になると戸惑うかもしれません。
逆にA3の漫画サイズか、それ以上の大きさの絵を広い机や画板で描いていた方は、いきなり大画面タブレットを使っても問題なく描けると考えて良いでしょう。
メーカー毎の違い、売れ筋や特色をまとめてみた
それではメーカーとラインナップの説明をします。
世界的に見れば、ペンタブレットのメーカーは数限りなくありますが、先に説明しているように日本で安心して使いやすいものを、となると絞られてきます。
ワコム(WACOM)のペンタブレットの特色
ペンタブレット事業の数々の特許を取得しては、新しい技術を開発し続けているペンタブレットのパイオニア的存在です。
紛れもない日本企業というのが安心感を与えてくれますが、ワコムの凄いところは、「デジ絵」など誰も想像していない時代、Windowsさえなかったパソコン黎明期である1983年創業という長い歴史です。
ひたすらペンタブレットとCAD関連技術の開発を続け、結果として東証第一部に上場。
最新の性能と安定した品質、丁寧なサポートではワコムに敵うメーカーはなく、2018年ペンタブレット業界では実に日本国内で98.8%のシェア(BCN発表データ)を占めるスタンダード企業になりました。
逆を言えば、それだけのものを提供できる代わりに、最も値段が高いのもワコムの特徴です。
- ワコム(WACOM)の売れ筋 -
定番の16インチです。
エクスプレスキーがありませんが、最近、増えている左手用デバイスと組み合わせて使う人にとっては特にお勧めのモデルとなります。
海外メーカー(主に中華圏)のペンタブレットの特色
海外メーカーのペンタブレットには共通した特色があります。
単純にワコムの逆ですから分かりやすいですね。
海外メーカーを買う時のコツとしては、必ずAmazonなどのレビューを見てから判断した方がいい、ということです。
あまりにも初期不良が多いコメントがあるようなら避けるのが無難で、海外メーカーでも比較的、使いやすいコメントが多いものを選びましょう。
セキュリティソフトのような話ですが、基本的に海外メーカーの他のペンタブレットを入れるのであれば、今まで使っていたワコム(WACOM)のドライバーは削除しなければなりません。
おそらく、ワコム(WACOM)のシェアを削るためにわざとそうしているのでしょうが、こうしたユーザー視点から見て不要な囲い込みは、多くの独自規格が乱立してきた黒歴史を持つ、デジタル業界の悪癖です。ご注意下さい。
「GAOMON」の評判や売れ筋
「PD1560」という安い液晶タブレットで世界市場へ乗り出した中国は広州のペンタブメーカーです。
中国国内ではそれなりに知名度があるのですが、国際的にはまだそれほどでもありません。
それでも、安さは魅力です。
近年では「ワコムで大きめの板タブを買うくらいなら、同じくらいの値段で液タブが手に入る」ということで、GAOMONにする人も増えてきたようです。
ちなみにGAOMONの小型板タブですと、「S56K」などは3000円台で買えちゃいます…(激安)。
- GAOMONの売れ筋 -
「XP-Pen」の評判や売れ筋
Amazonなどのレビューを見ると分かるのですが、好悪が完全に分かれることが多く、どうもパソコンとの相性なのか個体差が激しいメーカーであることが良く分かります。
もっとも、当たりを引くと素晴らしく良い買い物をしたことになりますので、お値段を安く抑えるなら「XP-Pen」も充分、選択肢としてありかと(もちろん不良品に当たったら、即返品)。
売れ筋としては、Artist15.6 Proで新たに出てきた傾き検知機能付き(やや高め)であったり、傾き検知がなくて良ければ、Artist16Proで40,000円前後。
Proが付いていない旧来の機種もありますが、筆圧感知が半分になったり、RGBカバー率が大きく違います。
しかし、それより何より、Proだと品質が安定しやすいという噂も…。
Proが付くか付かないかで+5,000円程度ならProの方が断然お勧めですね。
- XP-Penの売れ筋 -
「HUION」の評判や売れ筋
広東省深圳市に本社を置くグラフィック関連企業です。
2018年にワコム以外で初めて傾き検知機能を導入したことで、知名度が上がっています。
他の中華系にも似たような症状はありますが、やはり使い始めるまでの間や、接続周りでのトラブルが多いようです。
それらがなければ快適に使える場合がほとんどですが、はやり個体差の当たり外れはあります。
ちなみに、傾き検知機能が付いているのは13インチの「Kamvas Pro13」などで、やはりそのあたりが人気機種となっています。
- XP-Penの売れ筋 -
傾き検知がいらない分、広い液晶で使いたいようでしたら、こちらの21.5インチ辺りが、同じ3万円台から手に入ります。
最後にまとめ、そして新たなる選択肢との組み合わせ
ざっと売れ筋、代表的なところをまとめてみましたが、細かいことまでは言い足りていないのが正直なところです。
ですが、最初から性能表が並んでいるよりも、要所を抑えておいた方が初心者や、購入に踏み切れずにいる方には良いと判断しました。
まずは、ご自身の描き方の把握。
「板」にしろ「液」にしろ、方向性を定めて頂き、次にお財布とご相談…という流れでしょうか。
一番のオススメは、やはり「ワコム(WACOM)」ですが、上記の通り、海外メーカーでも相応の描き心地は実現してくれます。
ただし、不安定な動作だったり、明らかに色合いがおかしいことも多いので、そうしたものが届いたらすぐに返品、返金処理することを忘れずに注意していきましょう(特にAmazonは返品がしやすいですからいいですね)。
最後に重要なことを書いておきます。
右手にペンタブを使う場合、左手でショートカットを使います。
人によってはキーボード。
あるいはペンタブに設置されているエクスプレスキーでしょう。
しかし、描画速度やクオリティを上げるなら専用の左手用デバイスを使う人も少なくありません。
そして、左手用の選択肢はあまり多くなく、『CLIP STUDIO TABMATE』を使ったり、以前にご紹介した『Razer Tartarus V2』を検討いただく声を聞くこともあります。
今、私は新しいデバイスに左手を置いて試しています。
次回はそちらのレビューをしてみたいと思います。
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