HPのOMENシリーズと言えば、三連ファンのライティングにダイヤモンドロゴの組み合わせが有名です。
今回はそんなOMENデスクトップの中でも中堅どころの「OMEN 40L Desktop(2023)」をご紹介します。
※当サイトでは「OMEN 40L Desktop(2023)」または 40L などとして表記しています。
※ Intel Core のクラッシュ問題は “K” 付きで起きることが確認されています。
もし、K 付モデルを買われた方は電力制限を解除せずにお使い下さい。
上位機種の45Lの最上位機種、エクストリームモデル(Core i9-13900K + RTX4090 )は↓の記事になります。
もう一つ下のハイパフォーマンスモデルもレビューしました。それぞれを見比べて頂くと、性能差が分かりやすいと思います。
>> 「OMEN Desktop 40L」ご購入はこちら <<
※今回は日本HPから機体をお借りして記事を作成しています。
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※ご注意:特別なキャンペーンとの併用はできないことがあります。
「OMEN 40L Desktop(2023)」の特長
位置付けと特長
・縦置き基本のミニタワー型
・OMEN DESKTOP シリーズの中ではミドルクラスの位置づけ
・プロセッサーに Core i7-13700K を、グラフィックボードに RTX4070Ti を搭載
・OMEN(Victus)共通:Cafe de OMEN
・OMEN(Victus)共通:「OMEN Gaming Hub」が標準搭載
縦置き基本のミニタワー型
「OMEN 40L Desktop(2023)」はミニタワーに属しますが、45Lのように「Cryoチェンバー(ラジエターの冷却機構をボディの外に設けることで効率よく冷やせる特殊な構造)」の部分がありません。そのため、標準的なサイズのミニタワー型と言えます。
このサイズの縦置きですから、基本は机の下に置くことになると思います。購入前に足元の空間がどれだけ空いているのか、ご確認下さい。
40Lと45Lでは約8.8cmほど高さが違います。ここが「Cryoチェンバー」の部分です。高さ以外の部分は変わりません。
※詳しくは外観について、の項目をご覧ください。
OMEN DESKTOP シリーズの中ではミドルクラスの位置づけ
OMEN DESKTOP シリーズでは、ハイエンドの45L、ミドルクラスの40L、ロークラスの25Lを用意しています。
40L以上になると、前面の円形イルミネーションが鮮やかに光を放ち、冷却システムは水冷となります。人によってはゴテゴテとした水冷パイプは避けたい。空冷の方が安心感がある、という方もいると思います。その場合には「OMEN Desktop 25L」までが選択範囲となります。
今回ご紹介している「OMEN Desktop 40L」では、ミドルとはいえデスクトップですから、FHDはもちろん、4Kでもヘビータイトルで高めの設定を楽しめるほどの本格的なゲーミング性能を備えています。
プロセッサーに Core i7-13700K を、グラフィックボードに RTX4070Ti を搭載
OMEN DESKTOP(2023) Intel 13th Core シリーズ |
|||
---|---|---|---|
シリーズ名 | OMEN 45L Desktop | OMEN Desktop 40L | OMEN Desktop 25L |
プロセッサー | Core i7-13700K Core i9-13900K |
Core i7-13700K | Core i7-13700F |
冷却システム | 360mm 水冷 | 120mm 水冷 | 3ヒートパイプ 空冷 |
Cryoチェンバー | あり | なし | |
グラフィック ボード |
RTX 4090 RTX 4080 |
RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti RTX 4070 |
電源 | 1200W、80PLUS Gold | 800W、80PLUS Gold | |
価格 | 420,200円~ | 313,500円~ | 231,660円~ |
※価格は2023年6月下旬時点での公式価格です。
グラフィックボードが同じ名称で記載されていてもノートパソコンのそれとは性能が違います。当然と言えば当然ですが、積載容量の小さなノートPCですと同じ金額を出してもデスクトップよりも大きく性能は落ちます。
通常通りにゲームを楽しむ分にはノートPCで十分ですが、もっと綺麗な画面で、もっと大きい画面で。4KやWQHD液晶、または配信しながら、などでもフレームレートを落とさずに安定して滑らかに稼働させたいならデスクトップPCがオススメです。
今回25Lがけっこう強めになっていて40Lと同じ RTX 4070 Ti まで選べます。電源も800Wまで増えています。こうして見ると25Lが価格的に魅力ありますが、CPUが F 付きなのは変わりません。
F付CPUですとCPU内にグラフィック性能が内蔵されていないので、CPU側とGPU側での役割分担が別れる分、それぞれが性能を発揮しやすいという利点があります。しかし、逆を言うとCPUにグラフィック性能がない分、全てをGPUに頼ることになります。高いVRAMをがっちり占有するような使い方をすると他作業がやりづらくなる、ということです。
例えば、最近流行りのAIイラストをLoRaやその他の学習に限界近くのVRAMを割り振った場合、学習させながらブラウザを立ち上げて他の検索しながら、ちょっとしたグラフィックソフトも並行して使う、などはしづらくなります。もちろん、そこまでゴリゴリに使いたい、という人でなければ関係ない話ですが、違いとしてはそういう部分です。
ゲーミングとして見ると4Kモニターと繋げるとかでなければ、一つのタイトルに集中して没入したい、とするなら25Lでも良いと思います(どこまで求めるかにもよりますが、普通に考えれば十分かと)。ただ、それ以外の用途も踏まえて作業を切り替えたりクリエイティブ用途も視野に入れるなら40L以上 のCore i7-13700K 搭載機の方が向いていることが多い、と言えます。
あとは45LになるとHPが特許を持つ「Cryoチェンバー」が付いてきますので、より効率よく冷やしてもう一歩性能を引き出したいかどうか、の選択肢となります。45Lもお借りしたので別の記事にてご紹介しますが、それぞれの記事を比較して頂くと性能差が分かりやすいと思います。
※詳しくは内部性能についてについて、の項目をご覧ください。
OMEN(Victus)共通:Cafe de OMEN
OMEN製品購入者様に向けたゲーミング特化型サポート「カフェ・ド・オーメン」が一年間、無料で使えるようになります。
通常のサポートでは一般PC向けの内容ばかりですが、こちらの「カフェ・ド・オーメン」であれば、ゲーマーだけで構成されたサポートスタッフ陣が対応します。そのため、ゲーミングがまったく初めての初心者でも安心して適切なサポートを受けることができます。
ゲーミングPCとしてのセットアップ方法や性能に見合った適度な設定、オススメのゲームタイトルなど。ちょっと凄いところでは他社のゲーミングアクセサリーなどの使い方も相談に乗ってもらうことができるそうです。
OMEN(Victus)共通:「OMEN Gaming Hub」が標準搭載
HPのOMENには「OMEN Gaming Hub(以下、OGHと略)」と呼ばれるセッティングアプリが入っています。LEDのライティングパターンやメモリ、CPUのオーバークロック。ファンの回転数など。様々なセッティングを細かく変えることが可能です。
人によってはせっかくのK付CPUだからとオーバークロックしつつ、限界ギリギリのチューニングを試したいと考えるかもしれません。OMENなら、その辺りもOGHから弄りやすくなっています。
今回、アルパカはそこまで試してはいませんが、設定を切り替えて各種計測を行いました。
※詳しくは、内部性能についてをご覧下さい。
外観について
デザイン的な特徴(内部へのアプローチ)
「OMEN 40L Desktop(2023)」 のデザイン
こちらは正面横から見た時ですが、比較用として他社製ですが27インチのモニター(Z-EDGE UG27PJ-N)を置いた時の様子です。本体が大きい分、モニターがあまり大きく見えないかもしれませんが、27インチだと結構な大きさです。
やはりこのサイズだと机の上に置くには圧迫感があります。撮影用として、敢えて机の上に乗せていますが、基本的に普通に使うなら置くのは机の下です。
※販売ページでは、特別な記載がなければ本体のみの販売です。HPオススメモニターや Hyper-X のキーボードは購入画面内から別途買うことができます。
↑こちらは正面と左サイドから見たところです。
正面上部にはOMENのダイヤモンドロゴ◆のマークと、二連ファン。
左サイドにはシースルーパネルが配置されており、中身のライティングが見えやすくなっています。
左下には「40L」の文字がプリントされています。
※クリアガラスが反射するため、こちらでは撮影用に外し、ライティングも控えめにしています。
このライティングはOGH内のLEDコントロール設定から、いかようにでも変えることができます。
左右のパネルを開けるには、本体上部にある「インターナルアクセス(INTERNAL ACCESS)ボタン」を押します。
ツールレスのワンタッチで開けることができるので、中へのアプローチがしやすく、手間いらずです。部品の交換や増設だけでなく、溜まりやすいホコリを掃除する時にも楽に済みます。
心臓部となるCPUと、それに続く水冷パイプです。
40Lの場合、選べる構成が決まっており、CPUは Core i7-13700K 一択です。Cooler Master の120mm水冷クーラーにより、背部より廃熱します。ここのリアファンは光りませんが、後から光らせるLEDパーツと交換可能です。
メモリは Kingston FURY の DDR5-5200MHz を搭載。初期構成そのままで購入すると、16×2枚=32GBとなり、4つある差し込みスロットの内、二つを占有します。これらはOGH内からオーバークロック可能です。
また、内側上面はこのようになってます。
この形だと二連ファンを取り付けられるかもしれません。
グラフィックボードはRTX4070Ti ががっちりと専用パーツで固定されています。スペースはけっこう余裕があります。
このマザーボードはHP独自のもののようですが、RTX4070Ti の上、CPUとの間にM.2 SSDを増設できるスロットがありました。
増設するようなら、サーマルパッドとセットで、できるだけ熱を逃がせるようにしましょう。
ただ、プライマリSSDは目視で確認できなかったため、おそらくボードの影になる部分に隠れているのだと思います。
システムドライブを丸ごとクローン作っておいた後、いざ予備SSDに交換しよう、と思った時にはRTX4070Ti を外さないといけない、ということです。
次にRTX4070Ti の下側ですと、PCIeの空きスロットが一つ。SATAが三つ空いています。
キャプチャーボードを付けられそうですが、すぐ真上がRTX4070Ti の三連ファンが回っています。大した影響はないと思いますが、風の通りがちょっと気になる位置です。
その下ですと、800Wゴールドプラスの電源ユニットがありますが、左サイドからだと仕切られた黒い箱しか見えません。
右サイドからだと電源ユニットが見れます。右下部にCooler Masterの文字が。
三連ファンの一番下から吸い込んだ空気を電源ユニットに送る空間が下側を占めます。
電源ユニットの手前には3.5インチの空きスロットが二つ。
ブランケットは指でつまむだけで取り外しが可能です。最近はこういうツールレスが当たり前になってきました。簡単に増設できそうです。
電源上部には2.5インチのシャドウベイが二つ。SSDが安くなってきた昨今、数万円の予算があれば、けっこうモリモリに大容量を装備できそうです。
本体を横に倒した状態で底面を見ると、↓このようになっています。
足の底には硬いゴムが付いており、約15mmほど下を空かせて空気を取り入れる仕組みです。
背面側に電源ユニット、底面から吸気するファンがありますが、そこにはメッシュ状のフィルターが付いています。マグネットで付いているだけですので、指で簡単に取れます。この辺りも長く使うことを考えて掃除しやすい造りになっています。
接続口(上面と背面)
「OMEN 40L Desktop(2023)」のインターフェイスは天面手前側と背面に集中しています。
※グラボが付いているため、元からあるディスプレイポートは潰されています。
※HP独自表記のSuperspeedの文字は割愛。
背面は左上から順にマイク入力、ライン出力、ライン入力。USB 2.0 Type-A×2、LANポート。
USB Type-C 5Gbps、USB Type-A 10Gbps ×2、USB Type-A 5Gbps ×2、USB Type-C 10Gbps。
RTX4070Ti の背面として、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4a ×3、という構成です。
これだけ揃っていれば、ゲーミングの用途のみならず、複数モニターを繋げてのトレーディングやクリエイティブ作業など、多用途で使うメインPCとしても使いやすそうです。
天面は左から順に、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、マイク入力ポート、USB Type-A 5Gbps (バッテリーチャージ機能対応、電源オフUSBチャージ機能対応) ×2、USB 2.0 Type-A ×2という内容。右端には電源ボタンがあります。
足元に置いて使うことを想定しているので、インターフェイスも手の届きやすい位置にあります。
40Lですと「Cryoチェンバー」がない分、この天面インターフェイス部に凹みがあるため、ちょっとしたUSBメモリを一時的に置いておくなどで便利です。また、手前二つのUSB-Aが電源オフチャージに対応しているので、スマホ充電用ケーブルを常に繋げておく場所として使いやすそうです。
内部性能について
今回、アルパカが調べたのは「OMEN 40L Desktop(2023)」のCore i7-13700K + RTX4070 Ti 搭載機になります。
「OMEN 40L Desktop(2023)」の計測では、OGH:最適ーファン静、の時とパフォーマンス時でそれぞれ試しました。
後述していますが「OMEN 40L Desktop(2023)」では高回転させた時のファンの音はそこそこ大きいです。ですが、ファンの回転数を落とした静のモードで使っても十分な性能があるため、音をできるだけ控えめにしてどれだけ稼働できるか、の両方を試しています。
性能を調べた結果、まとめ
アルパカは普段、ノートPCのレビューが多いのですが、ノートの数値に見慣れているとその違いに驚かされることが多いです。当然と言えば当然ですが、電力量もクロック数も段違いですから、計測した数値も全く違ったものになります。
Desktop用 | RTX 4090 | RTX 4080 | RTX 4070 Ti | RTX 3060 Ti |
---|---|---|---|---|
CUDAコア数 | 16384基 | 9728基 | 7680基 | 4864基 |
RTコア数 | 128基 (第3世代) |
76基 (第3世代) |
60基 (第3世代) |
38基 (第2世代) |
Tensorコア数 | 512基 (第4世代) |
304基 (第4世代) |
240基 | 152基 |
DLSS バージョン | 3 | 3 | 3 | 2 |
ブーストクロック | 2235 – 2520MHz | 2205 – 2505MHz | 2310 – 2610MHz | 1410 – 1670MHz |
搭載メモリ (VRAM) |
GDDR6×24 | GDDR6×16GB | GDDR6×12GB | GDDR6×12GB |
メモリ帯域幅 | 約1,008.0GB/s | 約716.8GB/s | 約504GB/s | 約448GB/s |
最大グラフィックパワー | 450W | 320W | 285W | 170W |
PassMark | 39152 | 35171 | 31693 | 20638 |
去年までのRTX3000シリーズと比べると、電力量が上がったのに加えて各種コア数が増加。DLSSも2から3へと、順当な進化となりました。
まず、 Cinebench R23 ですが、シングルで余裕の2000超え。マルチでは26000超え。
グラフには45Lも併せて記載しておきましたので、見比べて頂くと、性能差が分かりやすいと思います。
同じCore i7-13700K でも「Cryoチェンバー」が搭載されている分、45Lの方が性能が引き出されているのが分かります。
どんな作業でも問題なく使えるメインPCとして数年間使い込むことができる内容です。当然、在宅ワークからクリエイティブ用途まで全てが適しており、本来のゲーム目的でも全てのタイトルを楽しめます。
一般作業では、Excelでは30万行の関数計算で4秒を切り、速度にムラの出やすいパワーポイントでも、200枚のスライドPDF化に33秒です。辞書みたいな資料でもすぐに出力を終えられるでしょう。
ブラウジング速度もWEBXPRT3で各ブラウザが安定の500超えとなりました。300あれば十分快適という世界で500超えです。多重タブを山ほど出していても速度低下はなさそうです。
12世代Coreが出てきてからあまりアテにならなくなった PCMark10 ですが、念のため計測してみると9000台とかトンデモな数値を出しました(5000もあれば普通に快適です…)。多少のバイアスかかっているのを抜きにしても、快適さは確約されています。
クリエイティブ作業であれば、静止画のLAW現像、動画の出力も短時間で済みます。Premiere Proの5分間の4K(.H264)出力で3分強というのは順当な速度です。グラフ内にある去年計測した「OMEN 25L Desktop(2022)」Core i7-12700F + RTX3060がなぜか異常な速度を見せていますが、これは計測ミスではなくて本当に早かったです。なぜそうなったのか未だに分かりませんが、何かしらの相性があるのかもしれません。
また、今回からAIイラストの挙動も調べ始めましたが、RTX4070Ti の性能を存分に発揮した結果となりました。単純にテキストプロンプトで出力するだけなら1枚1.7秒。
Control Net の「Reference_only」にて二枚合成なら4秒です。おそらく実用的に使う絵師ならこちらの数字に近い使い方になる思います。100枚生成で7分以下。
先にできたものから使えそうなものをチョイスして、それらを「クリップスタジオ(ClipStudio)」で修正。腕が3本や指が6本を一本削除とか、背景の追加などを並行してやっても「OMEN 40L Desktop(2023)」なら速度を落とさず使えます。元々「クリップスタジオ(ClipStudio)」はプロセッサーのグラフィック性能しかほぼ使いませんので、RTX4070Ti がAIイラスト作成でガシガシフル回転させていても影響なく快適です。
試しにこの記事のアイキャッチ画像はテスト的にそうして40Lだけで生成、完結したものです。
ちなみに「クリップスタジオ(ClipStudio)」の挙動も快適でした。特に「OMEN 40L Desktop(2023)」の場合、立ち上がりの速さに重きを置いたキビキビとした動きが特徴です。時間をかけた出力では45Lには敵いませんが、瞬発力を必要とする描画速度ではラグを感じさせません。グラフの通りです。
肝心のゲーム性能はどうなんだとなると、ほとんどのゲームタイトルはFHDモニターなら設定を上げ気味にしても快適なフレームレートを維持したまま楽しめます。
4Kになると激重タイトルの「ホグワーツレガシー」や「サイバーパンク 2077」ですと、一番高い設定付近では60fpsを維持できなくなってくるので、ここにこだわるかどうかで45Lにするかどうか、という選択肢となります。
ちなみにゲーム中の高負荷時はファンの音がそれなりに大きくなりますが(たぶん50~55dbくらい)、OGHを最適-ファン静、にしてもfpsが下がる幅は大きくはないので、気になる方は最適-ファン静でプレイしても良いと思います。
※掲載しているグラフ内の濃い緑バーがIC時、明るい緑バーがEP時となっています。
CinebenchR23
Single Core 2,060 pts、Multi Core 26,077 pts(OGH:パフォマンス設定時)
※記事が長くなりすぎるのを避けるため、グラフの多くを畳んでいます。クリックかタップでご覧になれます。
Officeを含めた事務作業 の実測時間
クリエイティブ作業 の実測時間
Adobe の実測時間
「クリップスタジオ(ClipStudio)」の代表的な挙動
AIイラスト(stable diffusion)の生成速度
ゲーム系ベンチマーク
各ベンチマークのスコア評価で快適、または目安60fps以上にて緑太文字として表記しています。
「OMEN 40L Desktop(2023)」搭載の Core i7-13700K + RTX 4070 Ti では、ほとんどが緑太文字となっており、4Kモニターでプレイしても、FFXVくらいの重たさなら設定を一番高くしても快適さを失いませんでした。
「APEX」や「FORTNITE(フォートナイト)」でも、設定次第ではありますが、FHDでは最高設定でも難なく。ただ4Kで綺麗さも生かしてレイトレ効かせながらとかになりますと、60fpsの維持がやと、となります。
「サイバーパンク2077」や「ホグワーツ・レガシー」あたりの激重タイトルも同様で、FHDはともかく4Kになると最高設定に上げると60fpsを下ります。
ここがRTX4070Ti の限界点で、この先を求めるかどうかで「OMEN 45L Desktop(2023)」にするかどうかの分岐点となります。
少し重い~重たいタイトルまで
FPS:Apex Legends
「OMEN 40L Desktop」Core i7-13700K、メモリ32GB(16×2)、RTX 4070Ti アンビエントオルクージョン品質その他を、高~低(無効)、4K、撃ち合い時 |
|
---|---|
品質設定:低(無効) | 品質設定:高 |
143.1 / 114.7 | 139.6 / 107.7 |
※平均fps / 最低fps
※トリオで入り、戦闘時のfpsを計測したものになります。
※全てのビデオ設定を最も高い状態と、最も低い(または無効)にした時の数値を計測。初期設定ではラグドールが中、スポットシャドウディティールが高(真ん中)になっているので、そのまま始めると上記の中間、やや高品質寄りの数値になります。
FHDなら最高画質に上げても平均値では240Hz以上で安定。アルパカの持っている27インチのFHDモニター(Z-EDGE UG27PJ-N)だと240Hzまでなのですが、表記上は270~280Hzくらい出てました。
4Kの激しい撃ち合い時のみ、ログから正確に割り出しましたが、144に張り付きにはならなかったものの140fps近くでの安定したプレイが可能です。
激しい撃ち合いで110fpsをチラッと下る場面はありますが、100を下ることは滅多にありませんでした。
このくらいであれば、普通にプレイするなら4Kでも画質を落とさずに済みそうです。
ただ、360HzのFHD液晶を繋げてプロユースの環境を整えたいなら設定を落とすか45Lを考えても良いかもしれません(普通に考えれば、これでも十分なレベルだと思います)。
TPS:FORTNITE(フォートナイト)のfps比較
フォートナイト(チャプター4、シーズン3のバトルロイヤルでテストプレイ)ですとFHDの場合、クオリティプリセットを最高にした上でアンチエイリアス&スーパー解像度をNVIDIA DLSS→パフォーマンス、3D解像度を50%にした状態で、平均140fps。局所的に下がる時には80を下りますが、100を下ること自体が滅多にありません。
同設定でDLSSではなくTSR最高でやると、平均120強まで上がります。DLSS3に対応しているRTX4000番台ですから、そっちの方が良いのかと思いきやそうでもなかったです(ドライバの更新と今後のシーズンによって変わるのかもしれません)。
これが4Kでの同設定(NVIDIA DLSS→パフォーマンスに設定、3D解像度を50%)ですと、平均65fps、最低50fpsといったところまでけっこう下がります。これらはハードウェアレイトレーシングをオンにした状態ですが、オフにすると、平均が+10fpsほど上がりました。
勝負優先ならこれらから設定を緩めてfpsを上げていけば良い、となりますが、綺麗さも取るなら、4Kでレイトレ効かせるとRTX4070Ti だとちょっと厳しさが出てくると思います。そこまで考えるなら45Lを選ぶ価値があります。
少し重い:FF-XIV 暁月のフィナーレ
「OMEN 40L Desktop」Core i7-13700K、メモリ32GB(16×2)、RTX 4070Ti FF-XIV 暁月のフィナーレ:フルスクリーン設定 |
|||
---|---|---|---|
FHD | 標準品質 | 高品質 | 最高品質 |
OGH:パフォーマンス | 253.5 / 95 スコア:35340 |
227.3 / 87 スコア:31794 |
227.4 / 83 スコア:31785 |
OGH:最適-ファン静 | 255.8 / 95 スコア:35609 |
228.1 / 87 スコア:31912 |
228.1 / 84 スコア:31815 |
4K | 標準品質 | 高品質 | 最高品質 |
OGH:パフォーマンス | 178.5 / 95 スコア:25879 |
121.3 / 85 スコア:18116 |
110.5 / 80 スコア:16451 |
※平均fps / 最低fps。
※スコア15000以上が非常に快適。11000~14999がとても快適。10999~8000が快適。7999~6000がやや快適。5999~4000が普通。3999以下が設定変更を推奨、となっています。
重い:FF-XV WINDOWS EDITION
「OMEN 40L Desktop」Core i7-13700K、メモリ32GB(16×2)、RTX 4070Ti FF-XV 暁月のフィナーレ:、フルスクリーン設定 |
|||
---|---|---|---|
FHD | 軽量品質 | 標準品質 | 高品質 |
OGH:パフォーマンス | 23455 | 23012 | 19863 |
OGH:最適-ファン静 | 23558 | 22869 | 19713 |
4K | 軽量品質 | 標準品質 | 高品質 |
OGH:パフォーマンス | — | — | 8855 |
※スコア12000以上が非常に快適。9000~11999がとても快適。6000~8999が快適。4500~5999がやや快適。3000~4499が普通。2500~2999がやや重い。2000~2499が重い。0~1999が動作困難、となっています。
普通に重たいタイトルに分類されるFF-XVですが、FHDならまったく問題なく楽しめます。4Kのデータを取り損ねてしまったのですが、高品質設定で9000弱ではありますので、RTX4070Ti で4Kに映し出すなら軽量~標準品質がオススメです。
激重タイトル
激重(DX 12):サイバーパンク2077
「OMEN 40L Desktop」 ディスプレイ:FHD |
Core i7-13700K、メモリ32GB(16×2)、RTX 4070Ti | |
---|---|---|
OGH:最適-ファン静 | OGH:パフォーマンス | |
レイトレ:オーバードライブ | 71.7 | 71.9 |
レイトレ:ウルトラ | 111.0 | 114.8 |
レイトレ:中 | 117.4 | 120.8 |
レイトレ:低 | 145.8 | 152.6 |
ウルトラ | 154.2 | 163.4 |
高 | 155.8 | 164.9 |
中 | 162.0 | 171.1 |
低 | 162.3 | 170.8 |
「OMEN 40L Desktop」 ディスプレイ:4K |
Core i7-13700K、メモリ32GB(16×2)、RTX 4070Ti | |
---|---|---|
OGH:最適-ファン静 | OGH:パフォーマンス | |
レイトレ:オーバードライブ | 35.5 | 35.8 |
レイトレ:ウルトラ | 62.2 | 62.7 |
レイトレ:中 | 61.0 | 60.9 |
レイトレ:低 | 79.7 | 79.7 |
ウルトラ | 79.1 | 55.4 |
高 | 84.2 | 84.3 |
中 | 136.2 | 136.7 |
低 | 158.6 | 161.0 |
※平均fps / 最低fps
※上段はパフォーマンスモード、下段は標準モード
以前より「サイバーパンク2077」のベンチマークは信頼性が置けないような話がありましたが、各性能で比較したところ、平均値の方はそれなりに整っているのですが、最低fpsの方が明らかに異常な数値を出していることが多いことが分かりました。そのため、こちらでは平均値のみの掲載とします。
FHDならレイトレ:オーバードライブのメチャクチャ重たい設定にしても平均70fpsほど。4Kにするとさすがに厳しくなってきますが、それでも60fpsはクリアできます。
最近追加されたレイトレーシング設定:オーバードライブですが、RTX4070Ti であればFHDモニターなら平均70fpsを超えます。
4Kになるともう一歩厳しくなり、レイトレーシング設定:ウルトラ、でようやく60をキープできます。この辺りですいすい行けるようになりたい方はRTX4080 以上を搭載した45Lがオススメとなります。
激重(DX 12):ホグワーツ・レガシー
グラフィック設定内の全体の品質プリセットでは、低、中、高、最高の四段階があります。ベンチマークはあっても数値化する類のものではなく、自然と最適化したプリセットが選ばれるものです。
「OMEN 40L Desktop(2023)」搭載のRTX4070Ti だと、4K表示で全て “最高” になります。ここまでの性能と表示デバイスが揃えば十分に堪能できるゲームです。
「ホグワーツ・レガシー」では、城の中と外で処理する内容がかなり違うらしく、くっきりとfpsが分かれます。登場キャラクターが多くても城の方が軽くなり、外だとキャラがいなくとも重くなります。そのため、こちらではホグワーツ城の中と、ホグズミードでの両方の計測としました。低い性能でも設定を調整して楽しみたい方のために両方を掲載しておきます。
ホグワーツ城内のfps
「OMEN 45L Desktop」 | Core i7-13700K、メモリ32GB(16×2)、RTX 4070Ti ウィンドウフルスクリーン、ホグワーツ城:レンブンクローの自室→談話室内を一周 |
|||
---|---|---|---|---|
FHD | 低 | 中 | 高 | 最高 |
OGH:パフォーマンス | 192.5 / 161.4 | 183.2 / 155.3 | 175.4 / 143.8 | 178.3 / 140.6 |
OGH:最適-ファン静 | 172.7 / 136.7 | 176.6 / 148.3 | 188.3 / 157.3 | 204.5 / 167.3 |
4K | 低 | 中 | 高 | 最高 |
OGH:パフォーマンス | 126.3 / 110.6 | 117.2 / 100.9 | 93.7 / 81.4 | 77.5 / 67.3 |
OGH:最適-ファン静 | 127.4 / 109.4 | 117 / 99.7 | 98.9 / 83.9 | 76.8 / 63.7 |
※平均fps / 最低fps
レンブンクローの自室から出て談話室を一周したものを計測。軽い城の中なら最高まで上げても4Kモニターでカクつくことなく楽しめます。
ホグズミードのfps
「OMEN 45L Desktop」 | Core i7-13700K、メモリ32GB(16×2)、RTX 4070Ti ウィンドウフルスクリーン、ホグズミード:入り口→ホグズミード広場へ |
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FHD | 低 | 中 | 高 | 最高 |
OGH:パフォーマンス | 141.8 / 117.4 | 129.1 / 100.3 | 105.6 / 67.6 | 101.9 / 70.4 |
OGH:最適-ファン静 | 140.7 / 116.3 | 125.8 / 87.7 | 105 / 73 | 105.8 / 72.7 |
4K | 低 | 中 | 高 | 最高 |
OGH:パフォーマンス | 87.8 / 79.1 | 89.4 / 79.9 | 73.5 / 64.9 | 61 / 51.7 |
OGH:最適-ファン静 | 103.7 / 86.9 | 92 / 72.9 | 74 / 68.6 | 55.3 / 47.2 |
※平均fps / 最低fps
ホグズミードの入り口から南ハイストリートを通ってスパイア横丁へ。そのままホグズミード広場の水辺までを移動した際のfpsになります。
オープンフィールドや村の中だとRTX4070Ti ではカクつきがほぼないのですが、4Kモニターで最高設定まで上げた時には60fpsを下り始めます。OGHを常にパフォーマンスにしたら平均で60を保つのがギリギリ、といったところです。この場合、激しい戦闘のパートなどでは設定を下げる、などで調整が良いです。またはご予算に余裕がある方はRTX4080 以上を搭載した45Lを。
3DMarkによるグラフィック性能比較
「Fire Strike(DX11)」ではなぜか「OMEN 45L Desktop(2023)」との差が広がった結果となりました。ベンチマークでは様々な相性やバイアスがかかって正確なことは分からないと思っていますが、今回もそうしたものの一つだと思っています。
実際のゲームを動かしてみれば問題ありませんでしたので、念のため付記しておきます。
その他のベンチマーク、温度推移など
その他ベンチマーク
PassMark
RTX4070Ti の記事アップ時点での3DMarkは31693。対する「OMEN 40L Desktop(2023)」のそれは34337。同じパーツを使っていても、大幅に世界標準をクリア。
Core i7-13700Kでは、47023に対すて 46739ですから、ほぼ世界標準通りですが若干の減です。
ストレージ
PCIe Gen4 を搭載しており、読み書き共に早いです。
RAND4Kの読み込みのみ少しかかりますが、体感的に遅さを感じることはありません。
特にシーケンシャルでの読み込み書き込みが早いので、大きなゲームのインストール時や、クリエイティブ作業での出力時などでは短時間で済みそうです。
「OMEN 40L Desktop(2023)」搭載 Core i7-13700Kの高負荷パフォーマンス推移
OMEN 45L GT21-1770jp | ||
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Intel Core i7-13700K 最適、ファン-静 | ||
平均 | 最高値 | |
P-core周波数 | 4,756.0MHz | 5,287.1MHz |
E-core周波数 | 3,750.3MHz | 4,189.8MHz |
電力量 | 127.3W | 245.1W |
温度 | 74.9度 | 95.0度 |
Core i7-13700K は45Lでも調べていますが、40Lのそれとは動きが違っています。
パフォーマンス時の電力ラインがグラフを振り切ってしまったので分かりづらいのですが、45Lの電力量がピーク時には228Wに対して、こちらの40Lが最大245.1Wと上を行っています。その代わり平均電力量は127.3Wとかなり控えめに。45Lの約6割です。
また、最高温度は40Lの方が2度ほど高くて45度に達するのに対して、平均では逆に1.2度下がります。
どういうことかというと、Cryoチェンバーのない40Lでも基本的に同じマザーボードに同じ配置ですから、グラボの上に設置されているCPUは温度が上がりやすく、その分、電力量を抑える必要が出てきます。しかし、パフォーマンスを落としたくないため、持久力を切り捨て、瞬間的なトップピークを優先させたらこうなった、というセッティングです。
そのため、45L搭載のCore i7-13700Kよりもより短距離走向きの選手となり、0.7秒後には P-core が 5287MHzに達するという素晴らしい瞬発力を見せてくれました。
その後、62秒を壁として周波数が下がりますが、極端な下がり方ではなく、P-coreの上半分を抑えてE-core を1割のみ下げています。熱量を抑える割にはパフォーマンスをあまり落とさないで済みます。絶妙なチューニングです。
一方のOGH:最適-ファン静、の設定では周波数の下がる壁が48秒まで短縮されますが、実はピーク周波数はほとんど変わりません。そのため複数アプリの切り替え時にも即応性を失うことなくキビキビとした動きを維持できます。結論、ゲーム以外の普段使いではOGH:最適-ファン静、がオススメと言えます。
難点を言えば、高負荷時のファンの音です。それなりに大きいです。
おそらく50~55db付近だと思います(アルパカの部屋は雑音だらけで計測機器を使うことができません。おおよその目安とお考え下さい)。
ちょっと大き目の音のエアコン並みの駆動音です。元々、高負荷のゲーム時にはヘッドフォンを付けるゲーマー向けですから、そういうものと割り切る必要があると思います。
機体外側の温度推移
ゲーム時とは違いますが、CPUを100%稼働させた時の機体内の発熱になります。
Core i7-13700K自体は水冷クーラーが効いており、当然ですが外郭では70度には達しません(もちろん、中は90度に達することはありますが)。この場合、どちらかというとCPUより、VRM(電圧を一定に保つためのCPU用の電源安定化回路)の方がヒートシンクの放熱が激しいです。
VRMは高い電圧で回し続けると発熱しやすく、自身の熱で故障しやすい部分です。大き目のヒートシンクが設置されているのはそうした理由からですが、それも70度に届かない程度でしたので、「Cryoチェンバー」がない構造では善戦しているのだと思います。
電気代について・RTX 4070Ti 搭載機の場合
今回レビューしている「OMEN 40L Desktop(2023)」Core i7-13700K + RTX4070Ti の場合、OGH をパフォーマンスモードにしてFFXIVのベンチマークを走らせてみるとピーク時でおおよそ450W。
ゲームタイトルやプレイスタイルにより電力量は千差万別ですが、おそらく最も多いのはがっちりベンチマークを回すほどの電力はかからずとも、その手前の370Wくらいでの巡行ではないかと思っています。
また、ネット検索やOfficeワークなどの軽い使い方だとピークが290Wでしたが、瞬間ですぐに200W近辺に落ちます。巡行速度はおおよそ190Wでした。一時間で6.38円です。
他機種とあわせて並べるとこうなります。
一時間当たりの電気代 | ||||||
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機種名 | HP OMEN 45L Desktop | HP OMEN 40L Desktop | Dell G15(5520) | ThinkC Neo 50t Gen3 | dynabook GZ/HV |
|
グラフィック | i9-13900K + RTX4090 |
i7-13700K + RTX4080 |
i7-13700K + RTX4070Ti |
RTX 3060 Laptop | GTX 1650 | グラボなし i5-1240P iris Xe |
事務作業 | 250W相当 7.25 円 (58 円) |
160W相当 4.64 円 (37.12円) |
190W相当 5.51 円 (44.08 円) |
2.9 円 (23.2 円) |
2.5 円 (20 円) |
1.0 円 (8 円) |
ゲームプレイ | 500W相当 14.5 円 (116 円) |
400W相当 11.6 円 (92.8 円) |
370W相当 (35.2 円) |
4.4 円 (35.2 円) |
3.8 円 (30.4 円) |
1.2 円 (9.6 円) |
高負荷ベンチ | 600W相当 17.4円 (139.2 円) |
450W相当 13.05円 (104.4円) |
400W相当 11.6 円 (92.8 円) |
5.3 円 (42.4 円) |
4.6 円 (36.8 円) |
1.3 円 (10.4 円) |
※1kwh=29円として計算。
※()内は8時間稼働させた時の金額。
「3円や4円なんて気にしない」とタカをくくっていると、高負荷ゲームを回し続けてこの表にあるよりもずっと高い電気代が請求される、ということはよくある話です。
仮に今回ご紹介しているCore i7-13700K + RTX4070Ti の機体で月間200時間をゲームに費やすと電気代は2320円です。
これは本体だけの電気代ですから、ここにモニターの電気代や、その他の光熱費が加算されます。
それなりに電気代はかかりますが、快適な性能を手にする代償で、こればかりは避けられません。
以下、参考までに一般的な家電製品の電力量になります。
ドライヤー:600W
掃除機(自動):540W
冷蔵庫450L:120W
洗濯機:80W
32型テレビ:70W
ポット保温:45W
価格と構成内容
「法人向け4%オフクーポンページ」条件:77,000円(税込)以上
「個人向け5%オフクーポンページ」条件:11万円(税込)以上
※上記リンクを踏んで適用金額以上の商品を選択するだけでお値引きが入ります。ぜひご活用下さい。
※ご注意:特別なキャンペーンとの併用はできないことがあります。
「OMEN 40L Desktop(2023)」では、記事アップ時点では固定構成で以下のみとなっています。
シリーズ名 | OMEN by HP 40L Desktop GT21-1000jp シリーズ |
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形状 | ミニタワー型 (縦置き)、左サイドパネル (シースルー) |
初期OS | Windows 11 Pro |
プロセッサー | Core i7-13700K |
メモリ | Kingston FURY 32GB (16GB×2) / 最大128GB DDR5-5200MHz XMP対応 RGB、空きスロット×2 |
ストレージ | Western Digital WD_Black 2TB M.2 SSD(PCIe Gen 4×4 NVMe) |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti VRAM:12GB (GDDR6X) |
拡張スロット | PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0)、 PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1)、 M.2 × 3スロット (空1) |
ドライブベイ | 2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2)、2.5インチ ×2 (空2) |
無線 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)、 Bluetooth 5.3 |
質量 | 約 18.7 kg |
電源 | 内蔵800W ATX電源、80PLUS Gold |
Officeなし | 「Office Home & Business 2021」を選択可 |
価格は時期とキャンペーンによりかなり上下します。最新価格は購入ページをご参照下さい。
最後に・まとめ
まとめますと「OMEN 40L Desktop(2023)」の気になった点としては、
・性能の選択肢の幅があまりない(ストレージの増設などは基本、自分で)
・ファンの音が大きい
の二点。
逆に良い点としては、
・性能に申し分なし
・至れり尽くせりのサポート体制
・シースルーパネル越しの綺麗なLEDライティング
の三点となりました。
他、注意点としては、電源コードの3P→2P変換プラグは同梱されていませんでしたので、コンセントの形状によっては最初から必要になるかもしれません。
ファンの音が大きいのは、この手のハイパワーPCでは付きものなので仕方がないと思います。
最初に選べる構成は一択しかないのは迷わなくて済みますが、ストレージの追加などは全てユーザー側でやることになります。
ゲーマー目線で言えば予備のストレージが追加されたところで、インストールできるシステムドライブの容量は変わらないため意味は薄そうです。ただ、ゲーム画面を録画したり動画編集となると話は別で、そうしたクリエイティブ要素を入れるかどうかで追加ストレージが必要になるかが変わります。
不慣れな人にとっては面倒な点ではあるものの、中へのアプローチは簡単ですしツールレスで済みます。用意するストレージが違ったとかサーマルパッドを忘れた、などがなければそうそう失敗することはないと思います。
独自バイオスで組んでいる通り、PCに詳しい人が弄り倒すというものではないようですが、逆に誰でもメモリやプロセッサーのクロックアップはOGHから容易にできます。「Cafe de OMEN」も用意されているくらいなので、初心者ゲーマーの方にも広く門扉が開かれています。
ただ、OMEN の Desktopシリーズは入門用とするには本格的な性能を備えています。
PCに詳しくなくとも本格的な性能は欲しい、という方にはオススメのモデルだと思います。ただ、クリエイティブな用途にも使うのであれば、ストレージの追加のみ自分でがんばりましょう、といったところです。
「OMEN 40L Desktop(2023)」の内容で言えば初速の早い動きが良い感じでした。こういうキビキビした動きのデスクトップが一台あると、仕事も私用もはかどりますし、どんな作業でもこなせるので安心感があります。
性能的には多用途に使っても全く問題ないことは記事内で紹介した通りですが、45Lとの切り分け方としては激重タイトルの最高設定を4Kモニターでヌルヌル動かしたいか否か、です。ここがイエスなら45Lをぜひどうぞ。そこまでは、となるなら40Lでも足りると思います。
あとはやはり左サイドのシースルーパネルや三連ファンのライティングが綺麗です。部屋に置いておくだけでオブジェとして目を楽しませてくれるので見てて飽きません。
置き場所と予算が許されるようなら「OMEN 40L Desktop(2023)」はオススメの選択肢です。
>> 「OMEN Desktop 40L」ご購入はこちら <<
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