今回はHPのスタンダードな入門用ゲーミングノート「Victus 15 Intel (2022)」をご紹介します。
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>> Victus 15 Intel (2022) <<
※今回は日本HPから機体をお借りして記事を作成しています。
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「Victus 15 Intel(2022)」の特長
位置付けと特長
・ライトゲーマー向け、カジュアルなデザインのゲーミングPC。
・性能は RTX 3050Ti Laptop ~ RTX4050 までを選択可能なエントリークラスの性能。
・HP ゲーミング共通:「OMEN Gaming Hub」が標準搭載。
ライトゲーマー向け、カジュアルなデザインのゲーミングPC
HPのゲーミングには、上位機種にOMENがあり、今回ご紹介しているVictusが入門用といった位置づけです。そのため、ゲーミングとしては性能はやや控えめですし、デザイン的にも派手なライティングはなく、一般向けPCがやや肉厚ボディになった、という印象です。
そのため、事務的な仕事用として使っても違和感がなく、ゲーム用途ならずとも、様々なTPOに合わせて使うことができるシリーズに仕上がっています。
※詳しくは外観について、の項目をご覧ください。
性能は RTX 3050Ti Laptop ~ RTX4050 までを選択可能なエントリークラスの性能
しばらく前まではCore i5-12450H とGTX1650 を選べたのですが、すでに完売となっており、次の2023年モデルが出てきています。今のところ Intel 構成ではRTX4050までですが、この二つは平時での価格はあまり変わりません。それどころかRTX4050 の方が安くなることもあるので、それだったら迷わずRTX4050 を買う方が良いです。
ざっくり比較ですが、Ti がなくなる分、世代が上がるRTX4050にする方が性能は上がります。
Laptop用 | RTX 4050 | RTX 3060 | RTX 3050 Ti | RTX 3050 |
---|---|---|---|---|
CUDAコア数 | 2560基 | 3840基 | 2560基 | 2048 – 2560基 |
RTコア数 | 20基 | 30基 | 20基 | 16基 |
Tensorコア数 | 80基 | 120基 | 80基 | 64基 |
ブーストクロック | 1605 – 2370 MHz | 1283 – 1703 MHz | 1035-1695 MHz | 990 – 1740 MHz |
搭載メモリ (VRAM) |
GDDR6×6GB | GDDR6×6GB | GDDR6×4GB | GDDR6 4GB / 6GB |
メモリ帯域幅 | 192.0 GB/s | 336 GB/s | 192.0 GB/s | 192.0 GB/s |
最大グラフィックパワー | 35 – 115 W | 60 – 115W | 35W-80W | 35W-80W |
PassMark | 15548 |
13353 | 10136 | 9358 |
CUDAの数やメモリ帯域幅は変わりませんので、そこはやはりエントリークラスらしい構成ですが、設定できる電力の上限が上がり、VRAMが4→6GBに。他、4000番台のRTXですとRTコアが第三世代になりつつ、DLSSもバージョンが3に上がります。
VRAMが4GBですと、処理が間に合わないことが多くてヘビータイトルになるとテクスチャ崩れを起こしたりと不安定な挙動がありがちでした。6GB以上ですと安定してきますし、DLSSが3になると対応タイトルでは恩恵を受けやすくなります。
最近のアップスケーリング技術では、オンとオフを見分けるのが難しいほど高精細を維持できますから、綺麗さとフレームレートを落とさないで色んなタイトルを楽しみたいのなら、やはり Ti がなくなってもRTX4050の方がオススメ、となります。
とはいえ、ここも値段相応だと思います。
もしRTX3050Ti の方が大幅に安くなっているようであれば、旧型にしてコストを抑えるのも十分アリです。価格は時事的に変動しますが、HPの場合は安くなるキャンペーンが多く走っていますので、そうしたタイミングで買うのが吉です。
※RTX3050Ti でどのあたりまでの挙動かは内部性能について、をご参照下さい。
HP ゲーミング共通:「OMEN Gaming Hub」が標準搭載
HPのゲーミングPCには「OMEN Gaming Hub(以後、OGHと略)」と呼ばれる設定ユーティリティーが入っています。特定のネットワーク速度を上げたり、ファンの回転数などの調整が可能です。
※詳しくは、内部性能についてをご覧下さい。
外観について
デザイン的な特徴
「Victus 15 Intel(2022)」パフォーマンスブルー のデザイン
Victus シリーズは16インチモデルになるとホワイトカラーも出てくるのですが、15インチですとパフォーマンスブルー一択です。あくまでもコストを優先した機体なので素材は樹脂製(プラスチック)です。
15.6インチは一般のホームノートのサイズではありますが、やはりエントリークラスとはいえゲーミングですから、一般のノートPCと比べると少しゴツく感じます。
ヒンジ部の辺りとかが廃熱の関係からかややベゼルを広めに。他、厚みは最薄部で23.5mm(通常は20mmを下ります)など。がっちりとしたゲーミングではありませんが、ちょっとだけゲーミングといったところでしょうか。
背面はVictus のブランドロゴ “V” のマーク。
ヒンジ部にはVictus の文字、HPデザインのブランド文字がプリントされています。
背面ヒンジ側には廃熱口があります。若干のゴツさはあるものの、形は一般的なホームノートに近いものです。
大きさも一般のホームノートよりやや大きめといったところ。
左右から見た時はこのように。
開ききることはなくて、この角度よりやや大きめの角度まで開きます。
触れていて思うのは、色合いの兼ね合いからか、やや落ち着いた感覚で扱えるボディです。ゲーミングは欲しいけど派手さは苦手という人には良いと思います。
背面は吸気口グリルが半分を占めます。
ゴム足で少し浮かせて、吸気グリルから空気を取り入れる仕組みです。
手前左右の端にあるのがスピーカーグリルで、底面に響かせて音を出します。
bang & olufsen でチューニングされたサウンドを楽しめますが、コスト優先ということもあってか音質は通常のものと同様です。HPの場合、同時購入でヘッドフォンを様々選べますので、音質を気にされる方は同時購入がオススメです。
機能一覧・カメラやディスプレイ情報など
Webカメラ(約92万画素)
このカメラは顏認証に対応していません。
ディスプレイ上部のインカメラは物理シャッターが付いておらず、物理的には開放したままです。
「Victus 15 Intel(2022)」はこの価格帯に装備されているものとしては一般的なHD画質を備えています。
こちらは同日の同時刻に同じライティングの中での比較です(カメラアイの高さが違います。大きさのみ適度に補正しています)。 同じ92万画素ですが、けっこう違って見えるのが分かると思います。 色合いがやや薄くなりがちですが、これは今のノートパソコンの標準的なカメラ画質です。 「Victus 15 Intel(2022)」の接続口は標準的なものがすべて揃っています。SDカードフルサイズスロットやHDMIも一通りです。 USB端子(Type-A)は左右に一つずつ。左側が電源オフチャージに対応しています。右側のType-C も電源オフチャージ対応ですが、PC本体への電源供給自体は非対応です。 縦18.7mm×横18.4mm、キーストロークは1.5mm。 打鍵感はしっかりと深く、一般的な打ち心地でした。 派手なライティングや WASD キーの色分けなどがない分、会社の事務所で使っていても違和感がありませんが、反面、そうしたゲーム要素の強い部分を欲しがるゲーマーには向きません。 それでもゲーミングですから、ゲーマーのことを考えて矢印キーを一段下に据えてくれているのが嬉しいポイントです。逆T字はもちろんですが、この形であれば、画面から目を離さずに指の感覚だけで操作がしやすいのは一般用途でも変わりませんので使いやすいです。 アルパカは快適にゲームを楽しめましたし、一般用途のOfficeワークでも使いづらさは感じませんでした。 特に問題のなさそうなキーボードですが、強いて言えば、電源ボタンがキーボードの中に入っています。BackSpace キーの上にはないので、不便というほどではありませんが、気にする人がいるかもしれませんので記載しておきます。 とはいえ、外資にありがちなキーボードを無理やり日本語用に合わせたような安っぽさがないのが良いところです。反面、品質の高いゲーミングの上位機種と比べられると「あくまでも一般ノートの延長にある」という、まさに評価の分かれるキーボードだと思いました。少なくとも、アクチュエーションポイントを浅く反応させているような本格的なゲーミングのそれとは違います。 他、派手なライティングこそなくとも一般的なバックライトキーボードは装備されています。 輝度は236cd/㎡と一般的な明るさで、色域はsRGBカバー率が62.4%。Adobeカバー率が46.5%。 色バランスが取れており、IPS液晶で視野角も広いので見やすい液晶です。ただ、色域は広くはないので、美麗なグラフィックを楽しむゲームでは没入感が削がれがちになります。 もちろんどこまでこだわるかの話ですが、軽くゲームを楽しむ分には十分なレベルです。 次に画像の見やすさ、視野角の広さを確認します。 一般的に応答速度はTN液晶の方が早いと言われてはいますが、画質が極端に落ちやすいものですから(本格的なゲーミングモニターは別として)、ここはIPS液晶の良いところです。色域は狭くとも見やすいです。 今回、アルパカが調べたのは「Victus 15 Intel(2022)」のCore i7-12650H RTX3050Ti 搭載機になります。 Windowsの更新が入らない状態で、立ち上げにかかる時間は約15.3秒でした。 「Victus 15 Intel(2022)」の計測では、OMEN Gaming Hub(以後、OGHと略)により最適時とパフォーマンス時でそれぞれ試しましたが、あまり大きな違いではなかったので、ところによってはECO設定などでも試しています。 OGHでは普段使い用として使うなら、ファンを “静” のモードで使っても十分なので、音を気にする方はそうした使い分けもできます。 今回、RTX3050Ti Laptop の電力設定は75Wと高めになっており、入門用としての性能を十分に備えている内容でした。 ゲーミングとはいえカジュアルなデザインからして、事務処理に使う人も多そうですが、 Cinebench R23 の数値ではシングルコアで1770、マルチでも一万超えであれば十二分な性能です。事務処理の中では重ためな背景を切り替えたオンラインミーティング、他、複数アプリの切り替えや並行作業もスイスイいけます。 ちなみに12世代Core以降ですとあまりアテにならなくなったと感じるPCMark10ですが、さすがにそろそろ最適化されたと思いますので、掲載しておきます。数値の意味が正しければ、の前提ありきですが6600あれば十分かと。 Excelの関数計算でも30万行を6.6秒であれば、重たいファイルを扱うのにも向いています。ただ、ゲームではないからとECO設定にしてやると、途端に倍近い時間がかかるようになります。パワポなども含めて事務全般で速度を落としたくない人はOGHをパフォーマンスのままにしておくのがオススメです。 色域を気にしなければ性能的には5分20秒で5分間のある程度編集した4K動画を出力できます。毎日のように4K動画を編集出力を繰り返す人には向きませんが、そうした方面に興味があってあまりコストをかけずに始めてみたい、という方が最初に選ぶ機体といった位置づけだと思います。静止画も108枚のRAWデータの書き出しに40秒台前半なら悪くない速度だと思います。 ブラウジングも安定して早かったです。WebXPRT3ではChromeで安定の400超え。あくまでも初期メモリ16GBですから多重タブを出しまくっていると速度は落ちますが、普通に使うには不便がありません。 ゲーム性能に関しては後述でまとめていますが、手堅くエントリークラスの性能を発揮した結果となりました。 重たいタイトルでなければ、設定を一番上まであげなければ、の二つの条件下で十分楽しめる、といったところです。重量級タイトルになると厳しめになるので、設定を一番下に。RTXであればレイトレーシング対応ではありますが、それらをオフにして美しさは犠牲にしないといけない、というのがRTX3050Ti Laptopの性能限界となります。 ※掲載しているグラフ内の濃い緑バーがIC時、明るい緑バーがEP時となっています。 Single Core 1770 pts、Multi Core 10776 pts(AC電源接続時、OGHパフォーマンス設定時) ※記事が長くなりすぎるのを避けるため、グラフの多くを畳んでいます。クリックかタップでご覧になれます。 快適に動作する数値を、各ベンチマークのスコア評価、またはFPSが計測できるものに関しては、目安60fps以上にて緑太文字として表記しています。 今回「Victus 15 Intel(2022)」の性能である Core i7-12650H と RTX 3050 Ti Laptop 搭載機では、おおよそ中堅クラスのちょい重ゲームタイトルくらいならおおむね快適ですが、最も設定を重たくした時には、最低fpsで60を割るものが幾つかありました。 アクション性の高いタイトルや、そうしたプレイを好む人は最低fpsが60を割らない設定までがオススメです。APEXあたりですと、最も高くした状態でも60を割ることはありませんでした。よりタイトな反応を求める方は設定を下げれば良い、というくらいです。 ただ、重量級のタイトルになると一転して性能が追い付かなくなります。サイバーパンク 2077では、レイトレーシングを効かせたら目に見えてカクつきますので、最低設定時のみ快適、というくらいです。 ホグワーツレガシーにしても同様で、中設定くらいまでなら若干のカク付き程度で楽しめますが、それ以上だと難しいと思います。特に会話のシーンなどではキャラや背景でテクスチャ崩れが起きがちなのがもったいないところでした。 総括すると、中堅クラスまでのタイトルは問題なく楽しめますが、それでも最高設定にすると若干、fpsが犠牲になります。美麗さを売りにした重量級タイトルでは設定を下げれば楽しめますが、そうするとせっかくの美しいグラフィックが犠牲になるので、没入感は削がれます。 この辺りがエントリークラスの限界で、この範囲で楽しめる方であればオススメ、という性能になります。 最高品質、FHD、フルスクリーン設定:23332(とても快適) FF-XIV 暁月のフィナーレ:「Victus 15 Intel(2022)」Core i7-12650H RTX3050Ti 、メモリ16GB(8×2)時にて、初期設定のまま(高品質)で計測 ※平均fps / 最低fps。 ※スコア12000以上が非常に快適。 ※上段はパフォーマンスモード、下段は標準モード。 ※平均fps / 最低fps 今回からトリオで実際に戦闘した時(できるだけ激しい撃ち合い時)を計測しています。 最近気が付いたのですが、APEXですと、水辺はともかく滝の流れる近くに行くと撃ち合いしていなくてもfpsが低下します。そうした場所による制約を受けずに高fpsを維持するのであればもう一歩高い性能があると良いと思いますが、普通に楽しむ分にはRTX3050Ti でも問題ありません。 ※平均FPS / 最低FPS 激しい戦闘アクション時には低設定、それ以外では設定を高めに、というやり方で楽しめなくはないですが、RTX3050Ti では素直に手を出さない方が無難です。 雰囲気を楽しむだけなら「Victus 15 Intel(2022)」でも良いですが、サイバーシティの世界観に没入したいならRTX3060 以上。本格的にどっぷり漬かるなら、もっと上。それも色域の広い鮮やかな液晶を持つ上位機種のOMENシリーズがオススメになってきます。 グラフィック設定内の全体の品質プリセットでは、低、中、高、最高の四段階があります。ベンチマークはあっても数値化する類のものではなく、自然と最適化したプリセットが選ばれるものです。 「Victus 15 Intel(2022)」搭載のRTX3050Ti Laptop だと全て “低” になります。 サイバーパンク2077ほどではありませんが、やはり重量級タイトルを楽しむにはRTX3050Ti では厳しいです。こちらも緻密に作り込まれた世界観に没入したいならRTX3060 以上。本格的にどっぷり漬かるなら、もっと上。それも色域の広い鮮やかな液晶を持つ上位機種のOMENシリーズがオススメになってきます。 また「ホグワーツ・レガシー」では、城の中と外で処理する内容がかなり違うらしく、くっきりとfpsが分かれます。 登場キャラクターが多くても城の方が軽くなり、外だとキャラがいなくとも重くなります。そのため、こちらではホグワーツ城の中と、ホグズミードでの両方の計測としました。低い性能でも設定を調整して楽しみたい方のために両方を掲載しておきます。 ※平均FPS / 最低FPS レンブンクローの自室から出て談話室を一周したものを計測しています。軽い城の中でも設定を最高まで上げるとRTX3050Ti だと若干カクつきや荒さが目立ちます。 ※平均FPS / 最低FPS ホグズミードの入り口から南ハイストリートを通ってスパイア横丁へ。そのままホグズミード広場の水辺までを移動した際のfpsになります。 オープンフィールドや村の中だとRTX3050Ti ではカクつきが目立つようになるので、この辺りまでの性能でやるなら設定を低めに抑えた方が良いです。 PCIe gen4を搭載しており快適です。 今時の大き目のゲームタイトルだと60GBくらいは取られますが、そうしたインストール時にも早めに済ませることができます。この価格帯で手に入るPCIe Gen4としては一般的な速度です。 今回は設定を落とした時のデータを取り損ねてしまったので、パフォーマンスモード時の計測のみ掲載とします。 トップ1%の周波数に達するのに1.5秒ほどかかりますが、その後、29秒間を高稼働状態を維持した後、30秒の壁に達すると巡航速度に切り替わります。この時、温度が99度に達すると同時に急激に電力量が絞られていることから、サーマルスロットリングが発生しているようです。 今回、グラフ化できるデータとしては取れなかったのですが、目視で挙動を確認している限りでは、OGH:最適での設定時には、およそ倍の1分程度で同じく壁のような動きで減速していました。 基本的にこうした挙動の特性そのものはどの設定でも変わらないらしく、単純に高回転させた分だけ、早めにリミットに達するようです。 ファンの音は高回転時には50dbに達するかどうか、というくらいでした。これは図書館で使うことが難しくなってくる駆動音ですが、ゲーミングPCとしては控えめな方だと思います(アルパカの部屋は雑音だらけで計測機器を使うことができません。おおよその目安とお考え下さい)。また、高稼働させていない時や、ファンの設定を静にすることで、静かに使うことができます。 アイドル状態の際に38.9度弱、100%稼働10分経過で48.9度です。熱くなるのはCPUが稼働する側であるキーボードの右側。長時間のゲームでは不快感を感じない範囲ギリギリといったところだと思います。50度を超えてくるなら夏場は辛さが出てきますが、各種タイトルを長時間稼働させていた際には、そこまで熱を持ちませんでした。 本体裏側も48度まで上がりますが、局所的に限定されています。膝上での作業では、吸気口を塞がない程度に何か敷いた方が良いと思います。 今回レビューしている「Victus 15 Intel」は時間の関係から電気代の計測をしませんでした。 先日、レビューした「Victus 16 AMD」に近いものになることが予想されたためですが、目安となる数字はこちらです。 月間200時間をゲームに費やすと、おおよそ760円くらい。 ゲームスタイルやプレイスタイルにより電力量は千差万別ですが、おおよその数字を意識しておくと、節約の材料になると思います。 「法人向け4%オフクーポンページ」条件:77,000円(税込)以上 「個人向け5%オフクーポンページ」条件:11万円(税込)以上 ※上記リンクを踏んで適用金額以上の商品を選択するだけでお値引きが入ります。ぜひご活用下さい。 ※記事アップ時点2023年06月で選べるもののみを表記しています。 今時点ではIntelシリーズではRTX4050 の方が安いです。 特にこだわりなく、軽くゲームを楽しむ分にはRTX3050Ti あればプロセッサーはAMDでも問題ありませんので、そういう人は11万円台で手に入ります。 今となっては細かい違いになりつつありますが Intel Core の方が初速が早くて、アプリの切り替え時の挙動が良かったりAdobeソフトとの相性が良かったりします。「クリップスタジオ(ClipStudio)」などでも全般、RyzenよりCoreの方がやや動きが良いことが多いです。 そうした多用途に使うようでしたら Intel シリーズ を。そうでなければ AMD シリーズ がオススメです。 ちなみに、記事アップ時点の6月下旬ですと Victus 16 AMD モデルがキャンペーンで下がってきてまして、Core i7-12700H + RTX3060 で137800円となっています。16インチの広々した液晶が良い人には特にオススメです。 まとめますと、「Victus 15 Intel(2022)」の残念な点としては、 ・色域が低い(sRGB65%クラス)。 ・あくまでもエントリークラスの域を出ない。重量級タイトルは難しい。 ・生体認証(指紋、顔)がない。 の三点。 ・キャンペーン時には15万円台でCore i7-13700H + RTX4050 Laptop が手に入る。 ・一般用途にも適したデザイン、性能、キーボード。 のニ点となりました。 もう少し時間が経てばこのキャンペーン価格も下がってくるとは思いますが、現時点ではこの辺りが妥当な価格と内容です。 色域が低いのはコスト優先機のやむないところです。同様にコストカットのためだと思いますが、生体認証はありません。なくても不便のない人は多いと思いますが、ゲーム目的ではなく一般用途も視野に入れたモデルなら、ログインとロックを繰り返す事務所使用のユーザーからは候補から外れると思いますので、敢えて記載しました。 あとはやはり、尖ったデザインではないので、一般的なキーボードと相まって普段使いからでも使いやすいです。 ただ、性能的にも尖っていないので、重たいタイトルをやるには性能が不足気味です。 やはりユーザーがどこまで求めるのか、の話に帰結するわけで、レビュワーによって評価の分かれるシリーズでもあります。 あくまでも重たいタイトルはしない、仕事や生活の合間にちょっと楽しみたい、というライトゲーマーに考えて頂きたいシリーズです。 「法人向け4%オフクーポンページ」条件:77,000円(税込)以上 「個人向け5%オフクーポンページ」条件:11万円(税込)以上 ※上記リンクを踏んで適用金額以上の商品を選択するだけでお値引きが入ります。ぜひご活用下さい。 接続口
キーボード
ディスプレイ:非沢の16:9液晶 1920×1080
視野角の広さ(画像)
内部性能について
性能を調べた結果、まとめ
CinebenchR23
ゲーム系動作、まとめ
軽い:ドラゴンクエストX
少し重い:FF-XIV 暁月のフィナーレ
「Victus 15 Intel(2022)」Core i7-12650H、メモリ16GB(8×2)、RTX3050Ti
FF-XIV 暁月のフィナーレ:最高品質、FHD、フルスクリーン設定
標準品質
高品質
最高品質
139 / 64
スコア:19212119.3 / 60
スコア:16786119.9 / 58
スコア:16730
138.4 / 65
スコア:19123118.2 / 61
スコア:16613295.1 / 59
スコア:13704
※上段はパフォーマンスモード、下段は標準モード。
※スコア15000以上が非常に快適。11000~14999がとても快適。10999~8000が快適。7999~6000がやや快適。5999~4000が普通。3999以下が設定変更を推奨、となっています。重い:FF-XV WINDOWS EDITION
9000~11999がとても快適。
6000~8999が快適。
4500~5999がやや快適。
3000~4499が普通。
2500~2999がやや重い。
2000~2499が重い。
0~1999が動作困難となっています。
「Victus 15 Intel(2022)」Core i7-12650H RTX3050Ti、メモリ16GB(8×2)
FF-XV WINDOWS EDITION:標準品質、FHD、フルスクリーン設定
メモリ16GB×1
メモリ16GB(8×2)
メモリ32GB(16×2)
軽量品質
標準品質
高品質
10418
8125
5604
10136
7922
5559
中量級FPS:Apex Legends
「Victus 15 Intel(2022)」Core i7-12650H、メモリ16GB(8×2)、RTX3050Ti
アンビエントオルクージョン品質その他を、高~低(無効)、FHD、フルスクリーン
品質設定:低(無効)
品質設定:高
163.9 / 103.6
96.4 / 70.3
※射撃訓練場でバンガロールのスモークを焚きながら、ダミーbotを破壊して回った時のfpsを計測
※全てのビデオ設定を最も高い状態と、最も低い(または無効)にした時の数値を計測。初期設定ではラグドールが中、スポットシャドウディティールが高(真ん中)になっているので、そのまま始めると上記の中間、やや高品質寄りの数値になります激重:サイバーパンク2077
「Victus 15(Intel)」の
ディスプレイ:FHDCore i7-12650H、メモリ16GB(8×2)、RTX3050Ti
DLSS有効
OGH:静
OGH:パフォーマンス
レイトレ:オーバードライブ
5.2 / 1.8
7.6 / 2.8
レイトレ:ウルトラ
13.5 / 2.53
18.3 / 4.0
レイトレ:中
17.4 / 5.6
24.0 / 14.8
レイトレ:低
29.6 / 15.8
34.8 / 19.0
ウルトラ
31.9 / 11.7
36.7 / 22.3
高
37.8 / 7.59
45.4 / 25.1
中
44.9 / 23.4
53.2 / 36.3
低
55.6 / 36.2
74.4 / 48.4
※上段はパフォーマンスモード、下段は標準モード激重(DX 12):ホグワーツ・レガシー
ホグワーツ城内のfps
ホグワーツ城
レンブンクローの自室→談話室内を一周「Victus 15 Intel(2022)」Core i7-12650H、メモリ16GB(8×2)、RTX3050Ti
FHD、ウィンドウフルスクリーン
低
中
高
最高
OGH:パフォーマンス
98.8 / 71
109.1 / 76.7
113.6 / 76.8
133.4 / 89.1
OGH:最適-ファン静
101.1 / 70.2
96 / 72.3
82 / 59.7
72.4 / 59.8
ホグズミードのfps
ホグズミード
入り口から南ハイストリート→ホグズミード広場へ「Victus 15 Intel(2022)」Core i7-12650H、メモリ16GB(8×2)、RTX3050Ti
FHD、ウィンドウフルスクリーン
低
中
高
最高
OGH:パフォーマンス
90.8 / 67.5
75.9 / 47.3
64.5 / 39.7
56.3 / 37.7
OGH:最適-ファン静
69.7 / 51.6
61.7 / 43.9
50.5 / 32.6
49.5 / 29.4
3DMarkによるグラフィック性能比較
ストレージ
「Victus 15 Intel(2022)」搭載 Core i7-12650H RTX3050Ti の高負荷パフォーマンス推移
Victus 15 Intel (2022)
Intel Core i7-12650H パフォーマンスモード
平均
最高値
P-core周波数
2,912.1MHz
4,090.0MHz
E-core周波数
2,477.1MHz
3,491.5MHz
電力量
45.9W
104.5W
温度
72.8度
99.0度
機体外側の温度推移
電気代について・RTX 3050 Ti Laptop 搭載機の場合
高回転させ続ければ1000円超えるか、というくらい。価格とラインナップの一覧
※ご注意:特別なキャンペーンとの併用はできないことがあります。
Victus 15 Intel (2022 & 2023) シリーズ
シリーズ名
Intel シリーズ
AMD シリーズ
プロセッサー
Core i7-13700H
Core i7-12650H
Ryzen 7 5800H
メモリ
16GB / DDR4-3200MHz
ストレージ
512GB SSD
(PCIe Gen4×4 NVMe M.2)
グラフィック
RTX4050 Laptop
RTX3050Ti Laptop
価格
¥156,800
¥174,800
¥114,800
※上記価格は、あくまでも公式サイトの平時のお値段です。HPの場合、週末セールやキャンペーン時には特に安くなりやすいです。最後に・まとめ
逆に良い点としては、
※ご注意:特別なキャンペーンとの併用はできないことがあります。
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