アクシデンタルダメージサービスやサポートなど、Dellパソコンの購入時に読む記事

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Dellを初めて買う時に迷うのは「サポート大丈夫か」と「アクシデンタルダメージサービス」は必要なのか、の二点だと思います。

こちらの記事では、それらをかいつまんで解説してゆきます。PC選びの際に併せてお読み頂き、ご購入にお役立て下さい。



Dellのサポートと保証サービスの基本的な考え方

購入パソコンを選んだ後、カートに進む前で選ぶのが保証や保守のサービス内容です。

Dellの場合、コテコテの海外メーカーらしく、サポートスタッフは中国の大連に拠点を構えています。個人向けの標準サポートでは日本語を勉強したチャイナなスタッフが「ドシマシタカー」と片言の日本語で訊いてきます(法人側だと違ったサービスです。個人側だとチャイナな感じです)。

サポートを優先して日本メーカーを選ばれる方が多い理由がこれです。

ですが、それは元々が安い製品を販売しているメーカーだからと割り切った方が良いです。安くなっている分を有償のサービスで申し込んでおけば、国内メーカーよりも手厚いサポートを受けられます。製品が安い分、サポートが有料パッケージになっている選択性だとお考え頂くと良いと思います。

購入時に選ぶ、保守サポートについて

 

保証「アクシデンタルダメージサービス」について

商品の中には「アクシデンタルダメージサービス」とセットになっているものがあります。これは物損保証のことで、落下、圧迫、水濡れ、落雷などを幅広く対応してくれます。Lenovoでいう「アクシデントダメージプロテクションサービス」のことですね。

修理回数は年に一回まで対応ですが、修理金額の上限はありません。水濡れは対応していますが、津波や台風、地震や噴火などの天災によるダメージは対応外なのは他メーカーと同様です。

優れているのは「盗難対応オプション付き」が+1100円で選べて、盗難にも対応できる点です。この場合は修理対応だけでなく同等品との交換まで可能です。ただし、注意点があります。

盗難にも対応する「アクシデンタルダメージサービス」

コンピュータデバイスが紛失または盗難にあった場合。コンピュータデバイスの修理品または
交換品を受け取るには、お客様は損傷したコンピュータデバイス全体をデルに返却する必要が
あります。
「アクシデンタルダメージサービス」約款より抜粋

盗難されて見つからなくなったままだと修理も交換も対応不可ということです。

盗まれたデバイスがそうそう見つかることはないと思いますので、結局この条件をクリアできる人は多くないと思います。それでも申し込んでおくとちょっとした安心感はあります。

 

購入時にしか入れない「アクシデンタルダメージサービス」

ここも注意が必要なところです。

他社の物損保証では、決められた期間内であれば後からでも入れることが多いです。

しかし、Dellではその申込ができません。買う時に迷って時間がかかるのが嫌だから先に注文だけしておこう、というのは店頭BTOではよくあることですが、それと同様のことはDellではできません。

買う時に選ぶしかないので、よくよく考えをまとめてから注文しましょう。

 

「プレミアムサポート(Premium Support)」について

Dellの「プレミアムサポート(Premium Support)」について

「アクシデンタルダメージサービス」は基本的にセットで延長可能

一年間だけなら別ですが、二年以上の「アクシデンタルダメージサービス」を選ぼうとすると、必ず「プレミアムサポート(Premium Support)」の申し込みもセットで行うことになります。

「プレミアムサポート(Premium Support)」は選択画面に記載されている通り、それなりの値段ではありますが、完璧なサポートが24時間365日いつでも受けられますから、海外メーカーのサポートは不安という方にはオススメです。逆にサポート関連でトラブルになる場合は、大抵この申込をしていないと聞きます。

おおよそは申込画面に記載のある通りなのですが、もう少し詳しく書くと以下のようにまとまります。

「アクシデンタルダメージサービス」と「プレミアムサポート(Premium Support)」の一覧表

基本ハードウェア
サービス(標準)
プレミアム
サポート
プレミアム
サポートプラス
電話サポート 9~21時
年中無休
24時間365日
国内対応
24時間365日
国内対応
ソフトウェア・使い方電話サポート
翌営業日出張修理サービス
引き取り修理サービス
翌営業日パーツ配送
インターナショナルサービス
Support Assist
個別ソフトウェア設定
アクシデンタルダメージサービス
選択

一番下の「アクシデンタルダメージサービス」は先に書いた通りです。「プレミアムサポートプラス」に入る方は自動的にセットで付いてきます。プラスの付いていない「プレミアムサポート」であれば、2年以上に延長する場合に選択制になります。

電話サポートについて

標準サービスのままだと使い方の電話相談さえできないのが注意点です。ここを説明しないで「Dellは安いですから~」で販売すると炎上するのは昔ながらです。Dellに限らず海外メーカーはそうした注意点がありますが、基本的にサポート不要で大抵のことができるPCに通じた人が選ぶメーカー、ということでもあります。そして、それをケアするためにパッケージ化されたサポートが別価格で用意されているわけです。

ソフトウェア・使い方電話サポート

これは読んで字のごとしですが、有償の「プレミアムサポート」だけに、他社よりも手厚く教えてくれます。例えば国内メーカーのNECにしろDynabookにしろ、簡単な一般操作はともかくWordやExcelまでは教えてくれませんが「プレミアムサポート」を申し込んだDellのサポートならそこもカバーできます。データ移行、バックアップ、LANやプリンタのセットアップ時にもケアしてくれるので、「プレミアムサポート」ありきのDellなら国内メーカーに慣れた人にも安心してオススメできます。

翌営業日出張修理サービス

電話サポートにて修理が必要だと判断されたら最短で翌営業日にエンジニアが出張修理に向かうサービスです。あくまでも営業日カウントですから金曜日に修理が必要だと判断されても来るのは月曜日です。また、翌営業日に来ることが可能な連絡のタイミングは平日の16:00までに限定されます。それを過ぎると翌日の出張手配が間に合わないようで、+一日かかります。もちろん離島や移動に困難な地域は追加日数が必要なのは常識の範囲です。

翌営業日パーツ配送

これも読んで字のごとしですが、自分で修理したい人がパーツの取り寄せをした際に翌日にすぐ配送手配をしてくれます。ただ、ALIENWAREだけ別扱いで、「プレミアムサポート」に入っていなくとも対応可能です。

インターナショナルサービス

出張修理サービスを申し込んでいる場合、旅行や出張など海外でトラブルが発生しても現地のサポートや修理が受けられます。

該当の製品が、対象国(持ち込んだ国)で販売していること、などの条件はありますが、165の国と55の当地の言語で対応できます。国内(この場合日本)に海外から電話しても対応してくれるようですので、この辺りはLenovoにもひけを取りません。さすが元世界シェアトップを走っていたメーカーだけに手厚いです。

Support Assist

「Support Assist」とは問題の自動検出や通知をしてくれるチェックツール兼、遠隔操作アプリのような総合ソフトウェアのことです。このアプリ自体はほとんどのDell製PCに入っているのですが、「プレミアムサポート(プラス)」を申し込んだ人でなければバッテリーやファンなど、細かい管理機能までは使えなくなっています。

ここにはストレージに対する予測型の問題検知や障害予防も含まれていますので、HDDのアクセス限界を超えてデータを飛ばしたことのある人にとっては重宝する部分だと思います。

個別ソフトウェア設定

データのバックアップやペアレンタルコントロール(子アカウントへのPC制限)など、個別の設定を手伝ってくれます。

 

お問い合わせに関して、まずはエクスプレスサービスコードのご用意を

Dellの場合、「プレミアムサポート(プラス)」に入っていようといまいと、問い合わせる先にまず「エクスプレスサービスコード」という番号をご用意しておく必要があります。

エクスプレスサービスコードとは、製品番号やシリアルとは別に購入者と購入商品を紐づける番号のことです。PCの背面、または側面にある「EX:~」から始まる11~13桁の番号がそれのことで、伝えると何の製品を買った誰かがすぐ分かるようになります。

Dell のInspiron 14 5415 の背面にある「エクスプレスサービスコード」

ところが、この番号が小さくて読みづらいのです。写真を見て頂くと拡大しているので大きく見えますが、実際には縦2mmくらいしかありません。目が悪いと確実に読めない大きさなので、写メで撮影した上で拡大して読めるようにしておいたり、どこかにメモしておいた方が良いです。

その上で一般的なサポート窓口(購入後の技術的な相談窓口)は以下の通りです。

Inspiron 0120-198-226
(044-520-1435)

XPS/Alienware 0120-937-786
(044-520-1235)

※9~21時年中無休

「プレミアムサポート(プラス)」に加入されている場合は以下です。

プレミアムサポート電話窓口 0120-937-039

海外からの問い合わせ窓口 044-556-3654

※24時間365日国内対応

 

まとめ 注文前に抑えておきたいサポートや保証、納期について

Dellの場合、迷いどころとなる「アクシデンタルダメージサービス」と「プレミアムサポート(プラス)」を抑えてしまえば、後は納期と製品選びだけです。

Dellは国際輸送になりますので納期が極端に遅れないかどうか。これはLenovoにも共通した難点でもありますが、アルパカの経験上、どちらかというとLenovoの方が納期が延びがちなことが多いです。

成田の倉庫に到着している即配モデルは本当にすぐに届きますから問題はないのですが(これはLenovoも変わらない)、通常配送ですと国際輸送になりますから、表記納期から+1~2週間まで見ておいた方が良い、というのが通説です。

また、通常Dellはコストを抑えて海路の輸送ルートを使いますが、在庫と納期が厳しいSKUが出てくるようだとコストをかけてでも空輸ルートを使います。つまるところ、納期が極端に遅れづらく、あっても+2週間くらいまでで抑えられるのはそういう理由からです。

もちろん逆に早めに届く場合もあるわけで、これはもう読めない範囲です。アルパカの場合はあまり遅れた経験はなく、むしろ予定より10日くらい早めに届くことがありました。ユーザーライクに考えられた、Dellの配送システムに対する姿勢は好感が持てます。

購入時にしか選べない「アクシデンタルダメージサービス」はあらかじめ考えておきたいところです。

また、サービス特典として割安に「アクシデンタルダメージサービス」が付いているモデルもありますので、最初から申し込むことを考えておく方はそうしたお得セットで注文するのがオススメです。

 

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