第13世代Core Pプロセッサーを搭載し、16:10比率(WUXGA液晶)の13.3インチでありつつ、軽さ901g~。それでいてType-C が3つ搭載。
モバイル機では唯一、Panasonicのレッツノート以外でバッテリーの取り外しができる構造に加えて、ダストクリーニングドアが装備されて長く使えるよう設計されたハイエンドモバイル。
今回は、そんな「dynabook XZ/HY」のご紹介です。
※『XZ/HY』は『XZ/HW』の後継ではありますが、搭載されているOfficeが2021 → 2024になっただけのマイナーチェンジです。機能や性能は変わりません。過去記事はこちらにリダイレクトされます。
※このシリーズは法人向けとして販売されていた「dynabook X83 CHANGER」の個人向けモデルになります。
「dynabook XZ/HY」の特長
位置付けと特長
・重さ 901gでいながら着脱式バッテリを搭載、939gならPプロセッサーを選択可能
・インターフェイス(接続口)が豊富、Thunderbolt 4 対応Type-C が3つ
・ダストクリーニングドアが付いており、長く使う際のメンテナンスがしやすい
・画面比率16:10の13.3型、WUXGA(非光沢液晶)を搭載
重さ 901gでいながら着脱式バッテリを搭載、939gならPプロセッサーを選択可能
これがこのシリーズ最大の特徴です。
元々、バッテリーの脱着が可能なモバイルPCはdynabook含めて幾つかのメーカーで出されてきました。ですが、現行ではPanasonicのレッツノートくらいしかありません。これは、脱着に必要な部品が増えてしまい、本体が重く厚くなるのが避けづらいためです。
軽くしつつも脱着可能であるなら使いやすくなるのでは。
そうして造られたのが「dynabook XZ」シリーズです。
バッテリカバーは汎用的なドライバーで簡単に外せるよう設計されており、バッテリーの脱着部でスペースを削減されがちな放熱機構を、dynabookの放熱技術であるエンパワーテクノロジーでカバーしています。
通常、この機構なら熱量の抑えられる U プロセッサー(15W)のみ搭載するものですが、パワフルな挙動をするPプロセッサー(28W)も選択可能です。
新小型ファンとヒートパイプをダブルで配置しているわけですが、これはCore i7-1360Pの場合です。i5-1334U ですと、シングルファンにシングルヒートパイプとなります。
普段のハードワークを止めることが許されない企業戦士の方は、i7のPプロセッサーにしつつ、予備のバッテリーも用意しておくとマルチに役立つと思います。
※詳しくはバッテリーパックや、ダストクリーニングドアについて、の項目をご覧ください。
インターフェイス(接続口)が豊富、Thunderbolt 4 対応Type-C が3つ
これも特徴的な部分ですが、通常、二つまでのThunderbolt 4 が3つ付いています。それも左右に散らしているため、どちらからでも拡張、給電が可能です。
多くの機器を繋げたいというだけでなく、どの位置からでも繋げやすいのが地味に便利です。
例えば、新幹線で窓際の席に座れても、左側の座席だと良いのですが、右の座席に座ると左側にしかないType-C 端子に C to C ケーブルを無理な形で伸ばさないといけません。
もちろんケーブルの長さが足りるなら問題はありませんが、見た目がスマートではありませんし、ケーブルの長さが足りるとも限りません。
そんな時「dynabook XZ/HY」であれば、どちらの席に座っても最短距離でスムーズに接続できます。
※詳しくは接続口(インターフェイス)について、の項目をご覧ください。
ダストクリーニングドアが付いており、長く使う際のメンテナンスがしやすい
先に新小型ファンとヒートパイプをダブルで配置と記載しましたが、併せてダストクリーニングドアも付いています。
メンテナンスドアと呼ばれるダストクリーニング機構では、長期間の使用によりファンに溜まりがちな埃を吸い出すことでPCのパフォーマンス低下を防ぎます。
実際、長く使っているデスクトップなどでもそうなのですが、PC内部のクリーニングをしてあげるだけで、けっこうパフォーマンスが上がることがあります。それをモバイルで気軽にできるようにしたのは、長く使うことを想定しています。
ここもねじ止めされており、ユーザー側で外すことができます。
※詳しくはバッテリーパックや、ダストクリーニングドアについて、の項目をご覧ください。
画面比率16:10の13.3型、WUXGA(非光沢液晶)を搭載
最近はどのメーカーでも縦に大きいディスプレイを採用する流れですが、dynabookではRZシリーズに次ぐ二シリーズ目として、今回の「dynabook XZ/HY」が16:10比率になりました。
1920×1200ドットで縦にやや長く使えるので、ネットやOfficeアプリのスクロール時に表示する情報量が増えます。Excelなどでは行数を多く表示できますので、持ち運んだ先で扱う情報が多い人には特にオススメです。
※詳しくはディスプレイの項目をご覧ください。
外観について
素材は剛性が高く、軽量なマグネシウム合金製を採用しています。厚みは最薄部で17.7mmほど。
「dynabook RZ」シリーズでもありました、ダークテックブルーという渋い紺色のような色合いのボディです。
デザイン的な特徴
同じ13インチでもGZがオニキスブルーと言い、XZとRZはダークテックブルーと呼ばれています。
ダークテックブルーの方がやや、青味が強く、オニキスブルーの方がグレーに近いと思います。
「dynabook XZ/HY」 ダークテックブルーのデザイン
国内メーカーはいずれも紙ベースでの説明書が多いですが、Dynabookも例に漏れず多くの内容物を同梱しています。
全部に目を通す必要はありませんが、あると安心と言う方もいらっしゃると思います。あまり慣れていない方でも、大体はスタートアップガイドの一枚用紙を見ながら、必要であればDynabookあんしんサポートに問い合わせれば初期設定は完了します。
大きさはA4用紙にちょうどぴったり収まるくらいです。A4書類と一緒に鞄に入れてもかさばりません。
本体の重量はバッテリーが装着されている状態の実測で919.5gでした。バッテリー(L:56Wh)のみで計測してみると、246gです。
法人向けのX83changerですとSも選べますが、XZだとこちらのLバッテリーのみとなっています。
ちなみにACアダプターと一緒に計測すると1167gになります。軽さを重視するのであれば、お値段が安くても高出力の窒化ガリウムを使ったPD対応のType-C 充電器がありますので、別購入がオススメです。
ボディの材質はマグネシウム合金製で剛性が高くありながら軽量です。同じ構造の法人向けX83側ではMIL規格にも対応しているので、実質的にDynabook Direct の個人向けでもMIL規格適合と言える頑丈さです。
左右、斜めから見るとこのように。
ヒンジは180度開きます。
180度まで開けた状態ではdynabook 画面回転ユーティリティが役立ちます。目の前の人に見せたい書類などをパッと回転して見せられるので、対面でのプレゼンに便利です。
dynabook 画面回転ユーティリティについて
※写真はRZの操作例です。
通常であれば、向かい合った相手に見せやすく画面を回転させるには、機体ごとひっくり返すか、Windowsの設定内から入って画面を逆転させる必要があります。
ですが、XZならCtrl + Alt + ↑ ↓ のコマンドだけで上下を逆にして、また戻せます。覚えておけばすぐできますので、見せたい相手がいる使い方の時にはとても便利です。
この手の機能は地味なので、あまり紹介する人がいないのですが、CPUの速度が1秒、2秒、早くなるよりも人の作業が早くなる方が高効率化しやすいので、知っておいて損はないです。
通常、ヒンジ内側には、この角度から廃熱口が見えるものですが「dynabook XZ/HY」は見えません。ヒンジの内側部分は色が違っています。
側面から見ると、ヒンジ外側が丸みを帯びているのが分かります。給排気口はヒンジの下側に。
背面から見ると、このように。
GZでもヒンジ側を手で持つ時に便利だった横長のゴム足が付いています。
パームレスト側手前左右にあるスピーカーは底面に音を響かせるスタイルです。音質は普通に思えました。
今回は背面のベースカバー全体を外すことはしていません。バッテリーの取り外しと、ダストクリーニングドアを外してみました。
バッテリーパックや、ダストクリーニングドアについて
バッテリーパックを外してみる
背面にある上の画像、赤丸部分のビスを二本緩めます。これらのビスは緩めてもバッテリーカバーから外れないので、ビスを落として無くす心配はありません。
内側の爪は鋭角なものではなく、丸みを帯びた出っ張りを挟み込んだ形をしています。そのため、ちょっと強めに引っ張り上げてあげると無理なく外れます。オープナーを使う必要はありません。
バッテリー自体の取り外し機構は、バッテリーパックに記載がある図のように、中央にあるロックを押し上げてから外します。簡単に外せますが、電源が入っていないことを確認した上で作業しましょう。
ダストクリーニングドアを外してみる
背面にある上の画像、黄色部分のビスを二本緩めます。バッテリーカバーと同様に、これらのビスは緩めてもダストクリーニングドアにくっついたままです。
外すと、このようになっています。使い続けるとこの部分に埃が溜まるので、掃除機で吸い取ったり、エアダスターで吹き飛ばしたりして掃除します。
今回、アルパカはこの工具(精密ドライバーセット 6本組 PSD-6)の#1を使っています。この精密ドライバーは小さくて持ち運びに便利なので、アルパカは出張の時に持っていくことにしています。
機能一覧・カメラやディスプレイ情報など
Webカメラ(約92万画素)
このカメラは顏認証に対応していません。
ディスプレイ上部のインカメラは物理シャッターが付いています。右が開け、左が閉めです。使っていない時に閉めておけば、切り忘れやハッキング対策として安心できます。
「dynabook XZ/HY」は一般的なWebカメラを備えています。
こちらは同日の同時刻に同じライティングの中での比較です。同じ92万画素ですが、けっこう違って見えるのが分かると思います。
ひと昔前の92万画素に比べると、色合いが良くなっています。
接続口(インターフェイス)
左右にType-A を散らしつつ、解放式のLANポートを設けています。開放式だと可動部分がないため強度が高く、片手でLANケーブルを挿しやすいこともあり実用性は高いです。
また、 Type-A は左右共にスリープアンドチャージに対応しています。スリープ状態にして鞄に入れておけば、スマホの充電器替わりとして使えます。どちらから挿しても問題ないので便利です。
加えて、左側のType-A のみパワーオフチャージに対応しています。出荷時では設定されていませんので、以下の「Dynabookセッティング(USB給電)設定方法」の項目で設定して頂ければ、スリープ状態だけでなく、電源を完全に切っていても休止状態でも、携帯電話に充電できるようになります。
※1 スリープ&チャージ ⇒ パワーオフチャージにできます。
Dynabookセッティング(USB給電)設定方法
他、Type-C はThunderbolt 4対応となっており、高速で大容量のデータをやりとりできます。PD対応の急速充電に対応しており、ディスプレイ出力もできて便利です。
この「dynabook XZ/HY」の特徴の一つとして、Thunderbolt 4対応 のType-C が左に2つ、右に一つというのが良いところです。左右どちらから差しても給電できますし、出力も同様にできますので、置き場所や角度を気にせず使えます。
4K出力について
HDMIで4Kモニターに出力したところ、60Hzまで対応していました。RGB形式での出力です。
ACアダプタについて
ACアダプタの型番は「FSP065-A1CR3(リンク先は互換アダプタです)」、長さは180+50=230cm。重さは247.5g。
定格電力は65Wとなっており、PD対応のType-C 充電器です。
Type-C充電器としては、今ではもっと軽いものが安価で販売されていますから、少しでも軽く持ち運ぼうとするようであれば、そうしたものをご用意頂くのがオススメです。以下、アルパカが試したもの一覧です。携帯電話用の低電力用でも充電はできましたが、充電速度の面からオススメは45W~65Wです。
「dynabook XZ/HY」の互換アダプタ |
|||
---|---|---|---|
使用 | PD対応 電力 |
メーカー | 商品型番 |
〇 | 18W | cheero | CHE-324 |
〇 | 20W | AUKEY | PA-F3S-WT(White)、PA-F3S-BK(Black) |
〇 | 30W | Proulx | GAN-65(black)のUSB-C2 |
〇 | 45W | Anker | PowerPort Atom III Slim (Four Ports) |
〇 | 65W | Proulx | GAN-65(black)のUSB-C1 |
※ケーブルは100Wのみ「UGREEN USB Type CケーブルPD対応100W/5A(1m, ブラック)」を使い、他は全て「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m) 超高耐久 60W PD対応」を使用しました。
バッテリー
最初から装着されていたLバッテリーは56Whでした。
Youtubeの連続再生時間は、残量20%になるまでが6時間50分で、以後はデフォルト設定の節約モードに入りましたので、動きは極端に悪くなります。そのままで稼働させると、最終8時間25分まで稼働し続けましたが、実利用として使いやすい時間を考えるなら約7時間30分までが現実的なところです(当記事の性能表についてもそのように表記しています)。
※外出先ではバッテリーを優先してやや落として使うなら200cdあたりまでが使いやすい範囲だと考えます。そこで、計測では輝度200cdにして電力設定をバランスにて計測としました。Officeワークでの軽い使い方に終始するようであれば、もっと時間数は伸びます。
充電速度は以下の通り。残量3%時に電源をオフにした後に給電開始した%になります。
お急ぎ30分チャージに対応している、というのもありますが、30分で規定の40%を超える速度でした。早いです。
30分 | 60分 | |
---|---|---|
65W純正AC給電時 | 48% | 80% |
セルフ交換バッテリーの購入窓口
「dynabook XZ/HY」の駆動時間はLバッテリーで26.5時間、となっています。バッテリーの劣化を気にする人や電源のないところでずっと使い続けたい人などはこちら(PS0169NA1BRS)がお役に立ちます。
※発売当初では、まだバッテリーの入荷はありません。ほどなく入荷されると思います。
バッテリーの会員価格は、21,780円(税込)です。
キーボード
縦横ともにキーピッチ19mm、キーストロークは1.5mm。
軽量モデルになるとストロークが浅くなりがちですが「dynabook XZ/HY」でしたら深くしっかりと打ち込めます。打鍵感は一般的な打ち心地で良い感じです。
電源スイッチに一体型となっているWindows Hello対応 指紋センサーが搭載しており、ワンタッチでWindowsログインができます。マスクをしているまま使えるので便利です。また、電源ボタン近くにはパイロットランプが点いています。バッテリーの取り外し時には電源を落とした状態でなければいけませんが、その時には、ここのランプが消えていることを確認してから、となります。
基本的なキー配列は他のdynabookと同様ですので、同じ説明になりますが、Enter キーの上にBackSpace キー、その上には Delete キーの鉄板配置です。
逆T字の左右上側に空間を造っているので、手元を見ないでカーソル移動し続けられます。出先でマウスが使えない場面でも速度を落とさず操作しやすいです。世界標準と言えるほどスタンダードな使いやすいキーボードです。
今回、良かった点が2つ加わりました。
一つはマイクのミュート機能のオンオフ切り替え用パイロットランプが点いたことです。 F4 キーの上に点灯するようになりました。
会議が頻繁な方には嬉しい改善点です。
もう一つ、タッチパッドのクリックボタンが左右に分かれたボタン式になりました。
これはこだわる人に向けた改善点ですが、ボタン式になっていないタッチパッドを避ける人は意外と多いです。そういう人にとってはお考え頂けるポイントとなりました。
強いて挙げれば、という程度ですが気になるところとしては、この左右に分かれているクリックボタンが、微妙に不安定に動く気がしました。耐久性で問題がなければ気にするところではありませんが、クリック感を気にされる方は店舗などで実機を触れてからの購入が良いかもしれません。
「dynabook XZ/HY」はバックライトキーボード搭載です。バックライトは、FN + Z キーで切替えできます。
ディスプレイ:非光沢感のある13.3インチ、16:10比 1920 × 1200
※液晶ディスプレイは、液晶パネルの特性や製造工程により、各製
輝度は423cd/㎡と明るい液晶で、色域はsRGBカバー率が98.5%。Adobeカバー率が75.4%。
フリッカーは発生していませんでした。
赤青緑のLUT表示(別名ガンマ補正曲線)を見ると、ほぼ均一に三原色がバランスしているのが分かります。
非光沢液晶です。反射しずらいので、移動した先での光源の位置を気にせず使い始めることができます。
また、今回は縦横のアスペクト比が16:10になったことで、より表示面積が広がり見やすくなっています。
特にWEBページやExcelでの見え方が変わります。
16:10と16:9の表示の違い(ExcelやWebページなど)
以下は16:10比のWUXGA液晶(1920×1200)と、16:9比のFHD液晶(1920×1080)の表示の違いです。他社でも同じ設定であれば、同じように違いが出ます。
※長くなるので折りたたんでいます(クリックかタップで開けます)。
※解像度が同じで同じアスペクト比であれば同じように見えます。
※フォントの大きさを150%均一での表示です。
視野角の広さ(画像)
次に画像の見やすさ、視野角の広さを確認します。
明るくて色味が良く、エンタメ的な楽しみ方から事務的な用途まで幅広く使うことができます。
今回はシャープの液晶ではあるもののIGZOでもIPSでもないようでしたが、表記がそうなっていないだけで十分な視野角を確認できました。
内部性能について
今回、アルパカが調べたのは「dynabook XZ/HY」のCore i7-1360P搭載機になります。
Windowsの更新が入らない状態で、立ち上げにかかる時間は約12.5秒でした。
性能を調べた結果、まとめ
今回は現時点で軽量モバイルPCに搭載される中では最もメジャーかつ、処理性能が高い Core i7-1360P 搭載機を調べました。
12世代Coreとの違いが小幅な進化に留まった13世代Coreですが、それでも順当に処理速度を上げてきており、マルチではRyzenに敵わないものの、シングルでは安定した好スコアをマークしました。
CPUMark辺りで見ると、世界標準より処理能力を引き出せており、エンパワーテクノロジーによって引き出される性能は安牌としてオススメできます。
色々と挙動を試しましたが、誤魔化しの効かないExcelの計算速度では30万行の関数計算で6.5秒という好タイムに。軽量モバイルの記録更新です。事務所でのOfficeを使ったデスクワークでは絶対的な快適さが約束されます。
一方、Adobeでも5分程度の4K動画のH264形式での出力では、いよいよ10分を切りました。
このくらいの性能になると、写真のレタッチ、ちょっとした動画の編集などは全く問題なくこなせます。あくまでサブ機の範疇ではありますが、ハードワーカーの多用途に耐えうる良い処理性能をしています。
強いて難点を挙げれば、バッテリー駆動時の電源設定がバランス時ではそれなりに速度の減衰が見られたことです。
Cinebench R23 ではシングルコアで1146まで落ち込みましたので、作業の切り替え時のキビキビした即応性は失われます(最近はRyzenでもCoreでも同様の速度低下の幅が大きくなってきた感があります)。
これはWebブラウジングでも同様で、WEBXPRT3でひとまずの240をキープできていればまったく不便はありませんが、固定電源のないところでは体感しての速度低下は免れません。
PCMark10でも4000をキープできていれば普段使いで困るようなことはありませんが、固定電源のないところで重たいファイルを使い込んだ時には体感して速度が低下するはずです。こればかりは今の1kgアンダーのモバイルPCの限界だと思います。
そうした使い方でない限りは、ちょっとくらい重たいヘビーワーカーにもオススメできるだけの十分な戦闘力を備えています。
※グラフはクリックかタップで拡大してご覧になれます。
CinebenchR23
Single Core 1847 pts、Multi Core 9241 pts(AC電源接続時)
※どちらもグラフが長いほど優秀です。
Excel の実測時間
Excel・置換 78470件の9文字ずつの置換作業に変換した際にかかる時間を計測。
Excel・計算 128000回分のVLOOKUPと、184000回分のSUMIFS(3つの条件)を一度に計算させたときにかかった時間を計測。
※どちらもグラフが短いほど優秀です。
Adobe の実測時間
Adobe lightroomclassic RAW現像 108枚のRAWデータをJpeg変換するのにかかる時間を計測。
Adobe Premiere Pro 4Kエンコード 約5分間の軽い編集動画をH264(YouTube 2160p 4K)形式に出力にかかる時間を計測。
※どちらもグラフが短いほど優秀です。
ゲーム系ベンチマーク
軽い:ドラゴンクエストX
ドラゴンクエストX:「dynabook XZ/HY」Core i7-1360P、メモリ16GB(デュアル)時にて
最高品質、FHD、フルスクリーン設定:9711(とても快適)
少し重い:FF-XIV 暁月のフィナーレ
FF-XIV 暁月のフィナーレ:「dynabook XZ/HY」Core i7-1360P、メモリ16GB(デュアル)時にて、初期設定のまま(ノートPC高品質、フルスクリーン)で計測
平均fps: 42.9、最低fps: 25
スコア:5964(普通)
※スコア15000以上が非常に快適。11000~14999がとても快適。10999~8000が快適。7999~6000がやや快適。5999~4000が普通。3999以下が設定変更を推奨、となっています。
3DMarkによるグラフィック性能比較
3DMark-NIGHT RAID
ストレージ
サムスン製のPCIe gen4 を搭載していました。読み書き、ランダム、十分な速度を出せており快適です。大容量になっても速度の減衰がほとんどありませんでした。優秀です。
「dynabook XZ/HY」の場合、512GB以上を選べばgen4になります。
機体外側の温度推移と駆動音について
Cinebench R23 を10分間稼働させた時にキーボードの中央が39度に達します。
このくらいなら不快感はありません。
背面では47度ほどなので、膝上での作業では背面の排気グリルを塞がないよう、なにかを敷くと良いかもしれません。
室温16度の時に調べています。
駆動音は静かで、ファンの音は40dbくらいでした。これは図書館で使うことができる範囲の駆動音ということです(アルパカの部屋は雑音だらけで計測機器を使うことができません。おおよその目安とお考え下さい)。
価格とラインナップの一覧
基本構成
シリーズ名 | 画像をクリック、またはタップで購入ページに飛びます 基本構成 |
|
---|---|---|
OS | Windows11 Home Windows11 Pro |
|
カラー | ■ ダークテックブルー ■ダークテックシルバー |
|
CPU | Core i7-1360P Core i5-1334U |
|
メモリ | 8GB、16GB、32GB | |
※LPDDR5-4800対応、SDRAM 一枚差しですがデュアルチャネル対応として稼働。 ※メモリの交換・増設はできません。 |
||
ストレージ | 1TB SSD(gen4) 512GB SSD(gen4) 256GB SSD(gen3) |
|
ディス プレイ |
13.3型WUXGA 高輝度、高色純度、広視野角 LED液晶 (ノングレア)1,920×1,200ドット |
|
※ディスプレイサイズは13.3インチです。 | ||
グラフィック | インテル Iris Xe グラフィックス(CPU内蔵) | |
無線 通信 |
Wi-fi6E(IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac) Bluetooth Ver5.1 |
|
有線LAN | 1000Base-T (自動認識、Wake-up on LAN対応) |
|
生体認証 | 指紋認証 | |
質量 | 約939g(Core i7-1360P選択時) 約901g(Core i5-1334U選択時) |
|
バッテリ | リチウムポリマー(バッテリーL) 駆動時間26.5時間(実働7時間30分) |
|
Office | Microsoft Office Home & Business 2021 + Microsoft 365 Basic 1年版 (Office搭載モデルのみ) |
|
リリース | 2023年11月21日 |
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
※実働時間は、Youtubeの連続再生時間から類推した軽作業時でのものです。
基本構成は全て上記の通りです。
2023年2月21日に追加されたダークテックシルバーモデルと合わせての二色展開となりますが、ダークテックシルバーを選ぶと、キーストロークが2.0mmの深さとなりキーボードバックライトはなくなります。
逆に旧来のダークテックブルーを選ぶと1.5mmの一般的なストロークとなりますが、バックライトキーボードが付いてきます。
ダークテックブルー キーストロークが1.5mm、バックライトキーボード付き
ダークテックシルバー キーストロークが2.0mm、キーボードバックライトなし
軽量な事務作業中心ならCore i5-1335Uでもまったく問題はありませんが、価格差が小さいものだけに、せっかくですからCore i7-1360Pを選んでおきたいところです。
購入の手順と注意点、最新価格と納期の一覧
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ご利用頂く際には最初に以下をご入力して購入サイトにログインを♪
ID :dyna204cls
PW:T8Y7GRSV
※価格は全て税込表記です。
※2025年4月3日現在での価格と納期情報にて表示しています。
※下段(または右側)の安い方が「限定販売会場」を経由した特別価格です
(ID:dyna204cls PW:T8Y7GRSV)。
※納期に関して「最短 翌営業日出荷」ができますが、型番により変わります。また、土日祝祭日と棚卸期間の営業停止日は出荷できません。ご注意下さい。
※直近の営業日カレンダーはこちら。
※黄色背景の価格は、特にキャンペーンで値下げしている機種になります。
Windows11 Home モデル
OS | Windows11 Home | |||
---|---|---|---|---|
カラー | ■ ダークテックシルバー | ■ ダークテックブルー | ||
CPU | Core i5-1334U | Core i7-1360P | ||
メモリ | 16GB | 32GB | ||
SSD | 512GB | 1TB | ||
キーボード | キーストローク 2.0mm | キーストローク 1.5mm、バックライトキーボード付き | ||
質量 | 約899g | 約901g | 約939g | |
Office なし | 特)W6XZHY5CAS | 特 |
特 |
特 |
¥143,880 ¥142,780 | ¥144,980 ¥143,880 | ¥166,980 ¥165,880 | ¥181,280 ¥180,180 | |
最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | [入荷待]4月17日(木)頃出荷 | [入荷待]4月17日(木)頃出荷 | |
Office 2024 付き | 特 |
特 |
特 |
特 |
¥165,880 ¥164,780 | ¥165,880 ¥164,780 | ¥185,680 ¥184,580 | ¥207,680 ¥203,280 | |
最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | [入荷待]4月17日(木)頃出荷 | 最短翌営業日出荷 |
Win11 Pro エディション
OS | Windows11 Pro | |||
---|---|---|---|---|
カラー | ■ ダークテックシルバー | |||
CPU | Core i5-1334U | Core i7-1360P | ||
メモリ | 16GB | 32GB | ||
SSD | 512GB | 1TB | ||
キーボード | キーストローク 2.0mm | |||
質量 | 約899g | 約937g | ||
Office なし | 特 |
特 |
特)W6XZHY7RBS | 特 |
¥140,580 ¥139,480 | ¥150,480 ¥149,380 | ¥171,380 ¥170,280 | ¥191,180 ¥190,080 | |
最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | 在庫切 | |
Office 2024 付き | 特 |
特 |
特 |
特 |
¥162,580 ¥161,480 | ¥172,480 ¥168,080 | ¥193,380 ¥188,980 | ¥208,780 ¥207,680 | |
最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 | 最短翌営業日出荷 |
最後に・まとめ
まとめますと、「dynabook XZ/HY」の気になる点としては、
・お値段が高い
・電源を入れた状態での交換(ホットスワップ)には対応していない
・Core i5-1340Pモデルがない
の三点。
逆に良い点としては、
・バックライト対応の使いやすいキー配列、ディスプレイ16:10比、高いパフォーマンスなどバランスの良さ
・やはりユーザー側でバッテリーの交換が可能になったこと
の二点となりました。
できましたらお値段を抑えた Core i5-1340P モデルが出てきて欲しかったところですが、今後、時間をかけて出てきてくるのかもしれません。
セルフバッテリー交換自体は過去に幾つもありましたが、それを1kg以下の軽量モデルで行えるようになった意味が大きいです。
現行機種ではPanasonicのレッツノートくらいしかできない領域でしたが、そこに一歩踏み込みました。
長期の出張が多い方や、給電できない状況でも仕事をし続けないといけない人には特にオススメです。
できれば電源を入れた状態での交換(ホットスワップ)に対応していてほしかったのですが、本来のコンセプトとは違うようです。本来ならツールレスでバッテリーの脱着ができるところを、わざとドライバーを使って開ける仕様にしたのは、急いでいる時に無理な交換をしてデータが飛ぶことのないよう配慮したのだと思います。
ダストクリーニングドアも長期間を快適に使えるよう考えられた造りだったので、長い目で見て使いやすいものをお求めの方にもオススメです。
あとは通常のノートPCとして見ても優秀でした。
キーボードの使いやすさは従来機通りで、ディスプレイ16:10比になりましたし、高いパフォーマンスも確認できました。加えてThunderbolt 4 が左右で合計3つ付いているのも使い勝手が良い部分です。
最大のネックは、やはり価格です。
時間が経てば徐々に下がってくるRZのようなパターンもあれば、VZのようになかなか下がらないこともあります。これから先のお値段がどうなるのかは分かりませんが、どの価格でも、この機体ならそれだけの価値があると納得して頂けるかどうかの一点です。
この記事アップ時点ではキャンペーンが入って、当初金額よりけっこうお安くなりました。そういったタイミングをよく見極めて頂いた上で購入をご検討頂きたいシリーズです。
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