1kgアンダーのタッチパネルPC「dynabook VZ/MX」実機レビュー

13インチ16:9 液晶国内PCメーカー製品情報
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「dynabook VZ/MX」はタッチパネル搭載機として今時の接続口が一通り揃っていながら1kgを切った軽さが魅力です。

Surfaceのような高解像度ではありませんが、描き心地の良いアクティブ静電ペンが同梱しつつ、Core i5-1335Uにメモリ16GBの実用的な構成が15万円台(記事アップ時点)です。

「dynabook VZ/MX」の特長

VZシリーズの基本内容

Dynabook Vシリーズの5in1ノートPCスタイル

「dynabook VZシリーズ」は、1kgアンダーでいながら360度裏返るコンパーチブルモデルです。ひっくり返して、平たく置いてと、様々なスタイルで使うことができます。上図5つの形状で使えることから、dynabookでは5in1 PCと呼んでいます(一般的には 2in1 PC)。

「dynabook VZ/MX」に付いてくるアクティブ静電ペン

筆圧感知レベル4,096段階のWacom製アクティブ静電ペンが同梱されています。ペン先は樹脂製のようですが、タッチパネルPCにありがちなツルツルして描きづらいということはありません。ディスプレイに抵抗を付けるための(併せて非光沢用の)フィルムが貼ってあるため、ツルツル感がなく適度な抵抗があります。

※描き心地などは「デジタルノートとしてペンワークを試してみた」の項目をご覧ください。

このペンを使えばOfficeの資料にワンポイントのアイコンを載せたり、「クリップスタジオ(ClipStudio)」でイラストを描いたりもできます(ペンは傾き検知に非対応です)。

Dynabook V(VZ)リアカメラとフロントカメラの位置の説明

また、VZシリーズでは通常の92万画素のフロントカメラに加えて、4K(800万画素)のリアカメラも搭載しています。テントモードの形状にすれば定点カメラとしても活躍します。

 

「dynabook VZ/MX」の位置付けと特長

・「dynabook VZ/HW」の下位モデル

・第13世代Core第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』のU(15W)を搭載

・TruNote(トゥルーノート)非搭載になりました

「dynabook VZ/HW」の下位モデル

2023年の末に出てきたのが第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』Pプロセッサーを搭載している「VZ/HW」。

対して、今回ご紹介する「VZ/MX」が下位モデルという位置づけです。デザインや重さの違いはありません。

VZ/HW VZ/MX
CPU
Core i7-1360P
Core i5-1340P
Core i7-1355U
Core i5-1335U
メモリ
最大32GBまで
最大16GBまで
バックライトキーボード
搭載
非搭載
スピーカー
Harman Kardon 搭載
Harman Kardon 非搭載
ソフトウェア
筆ぐるめ 搭載
PowerDirector 搭載
Screen Recorder 搭載
PhotoDirector 搭載
筆ぐるめ 非搭載
PowerDirector 非搭載
Screen Recorder 非搭載
PhotoDirector 非搭載
価格
¥176,880
¥154,880

※価格は記事アップ時点でのi5、メモリ16GB、512GBSSD、Officeなしの構成同士での比較になります。

性能の違いもありますが、スピーカーがノーマルのステレオスピーカーになったり、バックライトキーボードが非搭載になったりします。また、ソフトウェアが幾つか削減されています。

使用頻度の高いと思われるアプリは上記に記載したハガキ作成や、CyberLink社製の動画、静止画の加工編集用アプリです。これらは今は格安で使えますし「Screen Recorder」もWindowsを更新していれば、標準アプリである「Snipping tool」から画面録画ができるようになりましたので、その辺りで代用できる方であればあまり不便はないと思います。

ただ、キーボードバックライトは暗室でのプレゼンが多い人などは必須かもしれません。そうした方は上位機種の「VZ/HW」がオススメになります。

 

第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』U(15W)を搭載

性能低:電力低  U < P < H  電力高:性能高

モバイル向けプロセッサーではUよりPが。PよりHの方が性能が高いのですが、今回の「VZ/MX」では、下位モデルということもあり、Uプロセッサーが搭載されています。

一般的な軽い事務ワークならまったく不便はありませんが、高負荷作業は不向きです。

ベースパワー コア数
Pプロセッサー
(パフォーマンス優先モバイル)
28W P-core:4
E-core:8
Uプロセッサー
(低消費電力モバイル)
15W P-core:2
E-core:8

※詳しくは内部性能について、の項目をご覧ください。

 

TruNote(トゥルーノート)非搭載になりました

使ったことのある方なら「TruNote(トゥルーノート)」の便利さを求めて再びVZで、とお考え頂く人が多いかもしれません。残念ながら「TruNote(トゥルーノート)」は2023年モデル以降では非搭載となりました。

ただ、今は便利アプリが様々あります。デジタルノートとして活用されるようであれば、「OneNote」やWindows11に標準搭載されている「Microsoft Whiteboard」あたりがオススメになります。

 

デジタルノートとしてペンワークを試してみた

「Microsoft Whiteboard」について

Microsoft Whiteboard の使用例

「Microsoft Whiteboard」は豊富なテンプレートが用意されており「TruNote(トゥルーノート)」のように描いた後の線の太さや色の変更はできないようですが、インク ツールを使った視覚的な効果やオンラインで画像をシェアし合う機能など、複数人のチームが一つのスケジュールを確認する時などに便利なアプリです。

ちなみに「TruNote(トゥルーノート)」はなくなりましたが、「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」は健在です。

 

「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」について

「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」とは、撮影した画像が斜めだったものを正面に補正してくれたり、画像内にある文字をテキスト化してくれるOCR機能を備えたアプリです。

ただ、色々と試したのですが、人の手で書いた手書き文字の読み取り精度は高くありません。少なくともアルパカが書いた文字ではほとんどテキスト化できませんでした。学校の授業で先生が書いたものを一気にテキスト化…とかには使えません。一般的なモニターに映し出された活字でもこのようになります。

「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」の使用例

「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」の画面1

比較的、読み取りやすいのは活字が印刷されたレジュメのようなものです。例えば、同梱されているdynabookのスタートアップガイドを読み込むと以下の通りです。また、すでにスマホやデジカメで撮影した画像を読み込んでのテキスト化もできますので、そうした用途には良いかもしれません(GoogleDriveを使えない、使いたくない人には良いと思います)。

「VZ/MX」の「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」機能で撮影、テキスト化

「VZ/MX」の「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」機能で印字された紙を撮影、テキスト化の例

デジカメで撮影した画像を「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」機能でテキスト化した例

デジカメで撮影した画像を「TruCapture(トゥルーキャプチャー)」機能でテキスト化の例

この機能の注意点としては、撮影する時に4~5秒間くらい「動かさないで下さい」と画面に出ることです。解像度自体は高い4Kカメラですが、連写できるわけではないので、次から次へと大量に撮影して、などは無理です。

ただ、斜めから写したものをほぼ自動で正面からの撮影に直してくれるので、そうした画像を保存して資料造りに活用したい、という人には便利だと思います。

 

アクティブ静電ペンの描き心地について

「dynabook VZ/MX」のペンワークの描き心地について

簡単に試し描きしました。使っているパネルからして以前のVZと同様で描き心地は変わらずです。遅延らしきものを感じることはなく、ジッターも大してありません。視差も気にならない範囲です。

ただ、「クリップスタジオ(ClipStudio)」の場合、なぜか [ と ] のキーが反応しなくなる時がありました。ペンツールの拡大縮小時に止まるわけですが、フリーズするのと違い、この動作だけが動かなくなったので、何らかの相性なのだと思います(旧モデルだとそんなことはなかったのですが、理由は良く分かりませんでした)。コマンドユニットとセットで使うのが良いかもしれません。

ペン軸に付いている二つあるボタンをトップバレルボタン(ペン先側)とボトムバレルボタン(後ろ側)と言いますが、初期設定ではトップバレルボタンは消しゴム機能になっていました。クリスタだけでなくMicrosoft Whiteboardでも同様です。

「dynabook VZ/MX」に「クリップスタジオ(ClipStudio)」を入れて試し描き-2

「dynabook VZ/MX」に「クリップスタジオ(ClipStudio)」を入れて試し描き-3、banbooINKにて

ボトムバレルボタンはペンツール時にはAltキー=スポイトツールに。他ツールの時には右クリックとして機能します。

また、旧モデル同様、「Bamboo Ink(2019モデル)の傾き検知なしタイプ」が使えました。サイドボタンも正規品と同じ動きです。予備のペンとして良いと思います。

予備ペンとして「Bamboo Ink(傾き検知なしの方)」が使えます

 

外観について

dynabook VZ/MX」はオニキスブルーと呼ばれる紺色のようなカラーリングが用意されてます。

デザイン的な特徴

「dynabook VZ/MX」 オニキスブルーのデザイン

「dynabook VZ/MX」の比較・正面、内容物一覧

「dynabook VZ/MX」の比較・正面、内容物一覧

デザインは今までのVZシリーズと同様です。踏襲されたシリーズということもあり、画面比率は旧来の16:9です。

「dynabook VZ/MX」の重さ、天板

「dynabook VZ/MX」のACアダプタを入れた重さ

公称値での重さは約979g。実測では936gで、仕様よりかなり軽くなっています。ACアダプター込みでも1.2kgを下回ります。

開閉部はWヒンジになっており、段差のないフラットスタイルや、テントスタイルなど。かなり幅の広い使い方ができます。これがコンパーチブルモデルの良いところです。

「dynabook VZ/MX」のテントモード

「dynabook VZ/MX」のL字モード

「dynabook VZ/MX」の180度開いたところ

「dynabook VZ/MX」のタブレットモード

資料造りなどでは簡単にワンアクセントとして記入できます。

左右から見たところや天板のデザインなどはいつもの通りです。

「dynabook VZ/MX」・左側

「dynabook VZ/MX」右側

「dynabook VZ/MX」ヒンジ外側

「dynabook VZ/MX」の比較・天板側の斜めから

背面の様子です。

パームレスト手前左右にあるのがスピーカーグリルで、音を底面に響かせます。幾つかの音源を試しましたが、今時のノートPCの標準的なものに思えました。

 

機能一覧・カメラやディスプレイ情報など

Webカメラ(フロント:約92万画素、リア:800万画素)

dynabook VZ/MX」のフロントカメラ(ディスプレイ上部のインカメラ)は顏認証に対応しています。

また、物理シャッターが付いています。右が開け、左が閉めです。使っていない時に閉めておけば、切り忘れやハッキング対策として安心できます。

「dynabook VZ/MX」の約92万画素カメラの撮影例他社:約92万画素カメラの撮影例

「dynabook VZ/MX」の約92万画素カメラの撮影

「Thikpad X1 Carbon 2018年(6th-Gen)」の約92万画素カメラ

こちらは同日の同時刻に同じライティングの中での比較です。同じ92万画素ですが、けっこう違って見えるのが分かると思います。

同じ92万画素の「Thikpad X1 Carbon 2018年(6th-Gen)」との比較になります。

キメの細かさはともかく、色合いがやや薄くなりがちですが、これは今のノートパソコンの標準的なカメラ画質です。

AIカメラエフェクターが付いています

dynabook VZ/MX」のそれは、デフォルト設定で稼働するミーティングアシストのAIカメラエフェクターにより、明るすぎず暗すぎず適切な露出補正に整えてくれます。

この機能の凄いところは、昼間の窓際などを背景にした逆光の中でも、問題なく見やすくしてくれるというものです。

AIカメラエフェクター・切り状態AIカメラエフェクター・入り状態

AIカメラエフェクター・切り状態

AIカメラエフェクター・入り状態

会社で急にWeb会議が始まって、会議室を抑えたいけどすでに埋まってた。仕方がなく、自分の机の上で始めようとしたら窓際の席だった。。なんてことはよくあるサラリーマンの日常です。

同様にマイクの雑音をカットしてくれるAIノイズキャンセラーは、ほぼ全メーカーで標準装備となりました。併せて使えば、強い味方になってくれる頼もしい機能達です。

 

接続口(インターフェイス)

接続口の説明-Dynabook VZHMX(2024)

「dynabook VZ/MX」の接続口(インターフェイス)

接続口は左側にThunderbolt 4 対応のType-Cが2つ。HDMIが一つ、イヤホンジャック。

右側には micro SDカードスロットとType-Aが一つ。電源ボタンは右側にあります。

このモデルをオススメしやすい特長として、接続口をあまり削減していない点があります。急いで走り回っていると、急に打ち合わせが入ったり、移動しながら追加作業があったりしと、目の前でデータの受け渡しが発生することも。

そんな時、拡張アダプタがなくても対応しやすいというのは安心感があります。同じタッチパネル搭載機でも高解像度やアルミニウムボディを廃して実用性を求めた結果がこのような造りになったという自然な帰結と言えます。

 

HDMI の4K出力について

HDMIで4Kモニターに出力したところ、60Hzまで対応していました。RGB形式での出力です。

 

ACアダプタについて

「dynabook VZ/MX」のACアダプタ「FSP065-A1CR3」

「dynabook VZ/MX」のACアダプタ「FSP065-A1CR3」

ACアダプタの型番は「FSP065-A1CR3」。重さは245.5g。定格電力は65Wです。ソケットは従来のVZシリーズ同様Type-C(USB-C) です。

PD対応のType-C充電器では、他社製のものでも特に警告などは出ずに一通りが充電できました。

「dynabook VZ/MX」の互換アダプタ

使用 PD対応
電力
メーカー 商品型番
18W cheero CHE-324
20W AUKEY PA-F3S-WT(White)、PA-F3S-BK(Black)
30W Proulx GAN-65(black)のUSB-C2
45W Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)
65W Proulx GAN-65(black)のUSB-C1
100W UGREEN Nexode のUSB-C1

※ケーブルは100Wのみ「UGREEN USB Type CケーブルPD対応100W/5A(1m, ブラック)」を使い、他は全て「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m) 超高耐久 60W PD対応」を使用しました。

以下、単ポートで65WのPD給電に対応しているType-C充電器の代表例です。コンパクトで119gで済み、Type-Aの充電口もあるので多用途に使えて便利です。

バッテリー

「dynabook VZ/MX」のバッテリー

バッテリー容量は53Whです。

Youtubeの連続再生時間は、残量20%になるまでが7時間35分で、以後はデフォルト設定の節約モードに入りましたので、動きは極端に悪くなります。そのままで稼働させると、最終時間9時間15分まで稼働し続けましたが、実利用として使いやすい時間を考えるなら約8時間30分までが現実的なところです(当記事の性能表についてもそのように表記しています)

※外出先ではバッテリーを優先してやや落として使うなら200cdあたりまでが使いやすい範囲だと考え、輝度200cdにして電力設定をバランスにて計測としています。Officeワークでの軽い使い方に終始するようであれば、もっと時間数は伸びます。

充電速度は以下の通り。残量3%時に電源をオフにした後に給電開始した後の%になります。30分お急ぎチャージに対応している充電速度です。

30分 60分
65W純正AC給電時 39% 62%

キーボード

「dynabook VZ/MX」のキーボード・全体

縦横ともにキーピッチ19mm、キーストロークは1.5mm。

打鍵感は一般的な打ち心地で良い感じです。タッチパッドの感触も標準的です。

ノートパソコンのキー配列に関しては、こちらに評価をまとめています。

アルパカが評価するキー配列チェックポイント
Enter キー Enter キーの大きさ
Enter キーの横に一般的ではない特殊キー列が配置されていないか
Enter キーの上にBackSpace キー、その上に Delete キーになっているか
Enter キー横の特殊キー(\や[ ]など)が幅狭になっていないか  ×
テンキー Enter キーとテンキーの間に間隔を開けているか
テンキーが四列になっているか
矢印キー 矢印キーが逆T字になっているか
矢印キーが一段下になっているか ×
Ctrl キー Ctrl キーと FN キーが逆になってないか
右側のCtrl キーが省かれていないか
タッチパッド タッチパッドのクリック感の感触が良いか
タッチパッドの中に指紋認証などを入れていないか
その他 シリンドリカル形状になっているか ×
電源ボタンがキー配列外に配置されているか
FN キー列とフルキーの間に間隔を開けているか ×
パイロットランプ各種が点いているか
(NumLock、CapsLock、半角/全角、マイクミュート等)
×
バックライトキーボード対応かどうか ×
総合評価 9 / 15

 配置、装備されています(1点)。
 配置、装備されていますが全シリーズではなかったり、補足説明が必要になります(0.8点)。
 配置、装備されていますが何らかの難点があります(0.5点)。
× 配置、装備されていません(0点)。

この採点方法では15点満点を出せるメーカーは今のところありません。厳しめに見ているチェック項目なので、10点で平均的にオススメしやすいレベルだとお考え下さい。

「dynabook VZ/MX」のキーボード・右側アップ

dynabookの場合、バランスの良いキー配列のため、出先で操作しやすいです。

ただ、Enter キー横の特殊キーがやや幅狭になっているため、頻度高く使うプログラマーの方には不向きです。また、シンドリカル形状になってはいませんので指のフィット感はあまりありません。

dynabook VZ/MX」の場合、バックライトキーボードが非対応のため、そこでの減点で10点には届きませんでした。暗がりでの作業が多くない一般的な作業を行う人にはオススメできる使いやすいキーボードです。

 

ディスプレイ:非光沢の16:9液晶 1920×1080

dynabook VZ/MX

「dynabook VZ/MX」の液晶パネル「LQ133M1JW66」:Color ACの色度図、i1Display Proによる輝度測定、LUT表示

※液晶ディスプレイは、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。

輝度は352cd/㎡と一般的な明るさで、色域はsRGBカバー率が99.0%。Adobeカバー率が76.7%。コントラスト比は1445.8:1。フリッカーは発生していませんでした。

赤青緑のLUT表示(別名ガンマ補正曲線)を見ると、輝度を上げた時にやや緑が強め、青が弱めに出ていますが気になるほどではありません。

非光沢ディスプレイなので、反射を抑えられます。光沢液晶のように色映えはしませんが、長時間の作業でも目の疲れを抑えやすいです。自分の顔が映り込むこともありません。

 

視野角の広さ(画像)

次に画像の見やすさ、視野角の広さを確認します。

「dynabook VZ/MX」のsRGBカバー率 99.0%一般的なIPS液晶 sRGBカバー率62.8%TN液晶 sRGBカバー率61.3%

「dynabook VZ/MX」のディスプレイ・正面から(画像)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(正面から)、標準的なIPS液晶

LAVIE Direct N15(R)のTN液晶 sRGBカバー率61.3%

色合いよく、斜めから見ても色が褪せづらい見やすい液晶です。

「dynabook VZ/MX」のsRGBカバー率 99.0%一般的なIPS液晶sRGBカバー率62.8%TN液晶 sRGBカバー率61%

「dynabook VZ/MX」のディスプレイ・上から(画像)

「dynabook VZ/MX」のディスプレイ・横から(画像)

ThinkPad E15 Gen 3 の斜め上から見た時の一般的なIPS液晶

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(視野角確認)

TN液晶 sRGBカバー率61%、斜め上から

TN液晶 sRGBカバー率61%、斜め横から

 

内部性能について

「dynabook VZ/MX」のCore i5-1335U搭載機の内部性能

今回、アルパカが調べたのはdynabook VZ/MXCore i5-1335U搭載機になります。

Windowsの更新が入らない状態で、立ち上げにかかる時間は約12.7秒でした。

※Windows11では電源設定の呼び名が変わりました。グラフ内などの表示がそのままになっているものがありますが、

Windows10の “最も高いパフォーマンス” = Windows11の “最適なパフォーマンス”
Windows10の “高パフォーマンス” = Windows11の “バランス”

としてお読み下さい。

性能を調べた結果、まとめ

「dynabook VZ/MX」のGPU-Z

「dynabook VZ/MX」のCPU-Z、メモリ情報

今回調べた「dynabook VZ/MX」に搭載されている性能で、できる一般的な作業内容を以下にまとめました。

ベンチマークの数値的には目立つところがありませんが、実働で見れば30万行のExcel計算でも9秒を切る速度で快適に使えます。重たい作業が多いヘビーワーカーでなければ十分オススメできる範囲です。

仮に重いのOfficeワークが多いようであれば、一つ上のPプロセッサー搭載の「dynabook VZ/HW」がオススメになります。

ACアダプタに繋いでいない時のバランス設定時でも電力設定が変わりませんので、内でも外でもあまり変わらない挙動を維持したい人に向いています。

世界平均の数値からするとややデチューンしており、ガンガン動かしたい人向けではありませんが、その分、バッテリーの保ちが良かったり発熱量を抑えた安全設計のモデルと言えます。

dynabook VZ/MX」でオススメしやすい作業の目安
軽作業 ネット Webブラウジング、見るの中心
Office 軽office作業(扱うファイル目安3MB以下、文章中心の事務作業やレポート作成、Excelなら関数やリンク数が50個以下)
ZoomやTeamsでのWeb会議単体で、背景変更はせず
画像 簡単な画像処理(JpegやPNGでの年賀状作成、軽いお絵描き←WindowsInkやSAIなど)
動画 「Shotcut」や「AviUtl」などでFHD動画を簡易編集
ゲーム 軽いブラウザゲームやドラクエ Xを低解像度でのプレイ
並み重作業 ネット Webブラウジングで調べものが多く、情報を発信も頻繁に行う
Office 並office作業(扱うファイル目安3MB以下、Excelなら関数やリンク数が200個以下、パワポも動画を入れたり数十ページを扱う)
ZoomやTeamsでのWeb会議、背景を変更して行う
画像 並みの画像処理(数十枚単位の多少のLAW現像。クリップスタジオでレイヤー50枚以下で厚塗りなどはしない)
動画 「パワーディレクター」や「ビデオスタジオ」などで2Kまでの編集、4Kの簡易編集
ゲーム ドラクエ X、FFXIVは設定を落としてのプレイ、シューター系は「PUBG」や「VALORANT」で少し遊ぶくらいなら
重い作業 ネット Webブラウジングでタブ分け100以上を開き続けて、毎日のように情報収集と発信を行う
Office 重office作業(扱うファイル目安4MB以上、Excelなら関数やリンク数が201個以上で万行単位のフィルタリング、パワポでは動画を入れた数十ページ単位が基本)、それらをZoomやTeamsでのWeb会議と並行しながら
画像 重ための画像処理(「Photoshop」でLAW現像100枚単位。「クリップスタジオ」で重たいブラシ作業や定規ツール、レイヤー100枚単位の厚塗りや32枚以上の描き込んだ漫画作成、それらを2K以上の高解像度液晶で行う)
画像生成AIは数枚単位で少し使える
動画 「パワーディレクター」や「Premiere Pro」などで4K編集を毎日のように行う
ゲーム FFXIVは解像度を上げ気味にしても楽しめる
「ホグワーツ・レガシー」や「サイバーパンク 2077」あたりは設定を落とせば楽しめる
シューター系は「APEX」や「フォートナイト」で設定を落とせば勝負できる
×

 この性能で十分、足りている使い方です。
 オススメです。ですがもう少し余裕ある性能だと、なお使いやすいです。
 できないことはないですが、オススメはしづらいです。
× できない、またはオススメではない使い方です。

※動画の簡易編集とは出力時に5分以内で「パワーディレクター」ならパワーツール(倍速加工など)をあまり使わない程度に抑えたものを基準としています。簡単に言うと、スライドショーに少しアクセントが付いたくらいで、お友達の結婚式に出席する時に流す5分以内のPV作成までが簡易編集でできる範囲としています。

CinebenchR23

Single Core 1578 pts、Multi Core 5526 pts(AC電源接続時、最適なパフォーマンス設定時)

※どちらもグラフが長いほど優秀です。

dynabook VZMX グラフ-Cinebench R23(Shingle)

dynabook VZMX グラフ-Cinebench R23(Multi)

 

Excel の実測時間

Excel・置換 78470件の9文字ずつの置換作業に変換した際にかかる時間を計測。
Excel・計算 128000回分のVLOOKUPと、184000回分のSUMIFS(3つの条件)を一度に計算させたときにかかった時間を計測。

※どちらもグラフが短いほど優秀です。

dynabook VZMX グラフ-Excel・置換

dynabook VZMX グラフ-Excel・計算

 

インターネットの速度(WEBXPRT3)

「dynabook VZ/MX」Core i5-1335U比較用・「LIFEBOOK WU-X/H1」Core i7-1355U

「dynabook VZ/MX」Core i5-1335UのWEBXPRT3

「LIFEBOOK WU-X/H1」Core i7-1355U・メモリ32GB時

主要三大ブラウザ(Chrome と FireFox と Edge)で、それぞれのAC電源あり最適なパフォーマンス時と、バッテリ駆動バランス時での速度を計測しています。

180あれば遅いとは感じなくなり、200でまあまあ。250で快適。300ならタイトなレスポンスを気にする人にもオススメできる即応性が手に入ります。

電源なし時にそれなりに速度が落ちますが、200をキープできていれば不便のない範囲です。他社ではありますが、比較用として同じモバイルで Core i7-1355U を搭載機の速度を掲載しておきます。

 

PassMark

Core i5-1335U の CPU Mark

Core i5-1335U の 3D Mark

記事アップ時点でのPassMark社の平均では
Core i5-1335U のCPU Mark:マルチ 16553、シングル  3566
dynabook VZ/MX」は世界平均よりも、シングルコア性能はあまり変わりませんが、マルチコア性能ではデチューンして性能を抑えています。

 

サイバーリンク社のアプリ(AI画像生成や動画編集)の挙動について

サイバーリンク社のアプリは安価で使い勝手が良いものが多いためオススメです。価格の一覧や簡易的な説明は以下「PowerDirectorやPhtoDirecterの値段一覧と簡易説明」にまとめています(クリックかタップでご覧になれます)。

PowerDirectorやPhtoDirecterの値段一覧と簡易説明

家庭用PCにプリインストールされていることが多いサイバーリンク社のアプリは、安価でありながら静止画や動画の本格的な加工編集ができることで人気があります。
プロユースではAdobeが定番ですが、機能が豊富な分、お値段が高くて操作の難易度も高めであること。PCにかかる負担が重たいことがネックです。サイバーリンク社はその逆とお考え下さい。
アルパカが普段Youtubeにアップしている動画はサイバーリンク社のPowerDirectorで作成しています(作成動画例)。直感的に使えて便利ですし、性能的にも満足してます。4K含めてこのくらいまで作れれば良い、という方はPowerDirectorを。静止画にしても、露出補正やカラーバランスをある程度、整えられてRAW現像するくらいならPhtoDirecterがオススメです。
逆に静止画の補正時にカメラ・レンズプロファイルがないとダメとか、Adobe Firefly で画像生成したい、などがあるようでしたらAdobeになります。

Adobe サイバーリンク
動画編集
(単体)
年間契約
/月間契約
Premiere Pro
¥34,680 /¥4,980
PowerDirector 365
(無料体験版あり:Essential)

¥8,980 /¥2,180
買い切り なし PowerDirector 2024 Ultra
¥12,980
   
写真編集
(単体)
年間契約
/月間契約
フォトプラン
(LightroomとPhotoshop)
14,080 /¥4,980
PhotoDirector 365
(無料体験版あり)

¥6,980 /¥1,800
買い切り なし PhotoDirector 2024 Ultra
¥7,300
   
動画や静止画音声編集などの総合パック 年間契約
月間契約
コンプリートプラン
86,880 /¥12,380
Director Suite 365
16,480 /¥3,980
買い切り なし PowerDirector 2024
Ultimate Suite
20,980

※両社とも導入時に安くなるキャンペーンをしょっちゅうやっていますが、こちらでは二年目以降の定額金額(税込)を記事アップ時点で比較しています。最新のお値段は公式ページでご確認下さい。
※フォトプランは2つのアプリがセットになっていますが、そちらの方が安くなるため、安い方のお値段で表記しています(月々払いでは単体プランしかありません)。

 

PhotoDirector・RAW現像、Jpeg出力

dynabook VZMX グラフ-サイバーリンク系アプリ-PhotoDirector・RAW現像、Jpeg出力

※PhotoDirector・AI自動文字起こし 108枚のRAW画像をJpeg出力にかかる時間を計測。

 

動画の作成能力(PowerDirector)の実測時間

PowerDirector計測グラフVZMX-PowerDirector・AI自動文字起こし

PowerDirector計測グラフVZMX-PowerDirector・動画エンコード 4K-H.264

※PowerDirector・AI自動文字起こし 36秒間の機械音声(「2024年度モバイルランキング(2月改訂版)」のオープニングにある36秒間のインテムドの挨拶)を文字起こしにかかった時間を計測。
※PowerDirector-動画エンコード4K-H.264出力 約5分40秒間の編集された動画(「2024年度モバイルランキング(2月改訂版)」の第6位までの内容)をH.264形式の4K解像度で出力にかかった時間を計測。

 

ゲーム系ベンチマーク

軽い:ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX:「dynabook VZ/MX」Core i5-1335U、メモリ16GB(デュアル)時にて

最高品質、FHD、仮想フルスクリーン設定:7712(とても快適)

 

少し重い:FF-XIV 暁月のフィナーレ

少し重い:FF-XIV 暁月のフィナーレ

FF-XIV 暁月のフィナーレ:「dynabook VZ/MX」Core i5-1335U、メモリ16GB(デュアル)時にて、初期設定のまま(高品質)で計測

平均fps: 43.7、最低fps: 22

スコア:6126(やや快適)

※スコア15000以上が非常に快適。11000~14999がとても快適。10999~8000が快適。7999~6000がやや快適。5999~4000が普通。3999以下が設定変更を推奨、となっています。

 

3DMarkによるグラフィック性能比較

3DMarkによるグラフィック性能比較

NightRaid(軽量ゲーム用)-「dynabook VZ/MX」Core i5-1335U、メモリ16GB(8×2)

 

ストレージ

「dynabook VZ/MX」本体ストレージ・小容量で計測

「dynabook VZ/MX」本体ストレージ・大容量で計測

サムスン製の PCIe Gen4 を搭載していました。

今時のSSDでは特段、早くはありませんが一般的な使用感で不便なく使えます。

 

機体外側の温度推移と駆動音について

外郭温度

「dynabook VZ/MX」Core i5-1335U 搭載機で Cinebench R23 を10分間稼働させた後の外郭温度

Cinebench R23 を10分間稼働させた時にキーボードの左上面が30.9度になります。
不快感はまったくありません。

背面でも最も熱くなるヒンジ部分で41度程度なので、膝上での作業もしやすいと思います。気になる方は背面の吸排気グリルを塞がないよう、なにかを敷くと良いかもしれません。

室温18度の時に調べています。

 

駆動音について

「VZMX」の騒音値

ファンの音はおおよそ35db前後でした。これは図書館で使うことができる範囲の駆動音ということです。ノートPCの中では、かなり静かな方だと思います。

※通常の無音状態でも30db出ます。
※赤ライン(SLOW)と青ライン(FAST)が近い状態の時に最も雑音が少なくなります。距離15~20cmでの計測です。

 

価格とラインナップの一覧

「COCORO MEMBERS」とは
「COCORO MEMBERS」とは
Dynabookの親会社となる、シャープの会員登録のことです。
〈登録するだけで大幅に値段が下がります〉
かつては東芝の会員登録として「Room DynaBook(旧Room1048)」が、同じ役目を負っていましたが、Dynabook自体が東芝からシャープの傘下に入ったことにより、登録作業もシャープの「COCORO MEMBERSicon」に変更されました。
年会費も維持費もかかりません。当サイトに表示しているダイレクトモデルの値段は、全て会員登録後の価格になっています。
「東芝Direct」から「DynaBook Direct」への表示変更について
「東芝Direct」から「DynaBook Direct」への表示変更について
2019年以降、名称が「東芝ダイレクト」からシャープ傘下の「Dynabook Direct」に正式変更となっています。
基本的なサービス、連絡先、製品内容は何も変わりません。
ただ、値段を下げるための会員登録システムは「Room DynaBook(旧Room1048)」から「COCORO MEMBERSicon」へ変更となっています。
ご注意点:カタログモデルとダイレクト(BTO)価格について
カタログモデルとダイレクト(BTO)について
カタログモデルは、別名店頭モデルとも呼ばれ、家電量販店での販売用にカタログに記載されたものです。これに対し、ダイレクトモデルとは、メーカーから直販サイトを通して買うPCのことです。カタログモデルは代表的な性能のみ販売され、ダイレクトモデルは幅広い組み合わせが対応可能です。ただし、ネットを通じて買うので、手元に届くまで時間がかかります。価格は時期により変動するので、どちらの方が安いとは言えません。ただ、ダイレクトモデルでなければ手に入らない性能が多いため、総じてダイレクトをオススメすることが多いです。
法人様のご購入(領収書)について
法人様のご購入(領収書)について
法人名義でダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
多くの直販パソコンでは、領収書代わりとして使用できる証明書を発行しています。
ダイナブック(旧東芝ダイレクト)も「出荷納品証明書」というのを商品と一緒に送付できます。
こちらをクレジットカードの明細書などと一緒にすれば、ほとんどの会計処理は通ります。
手順としては、注文完了後に出てくる受注番号を「DynaBookあんしんサポートicon」に連絡して、そのように希望を伝えれば良いだけですので簡単です。
どうしても「領収書」でなければいけない場合。
支払い方法をコンビニ払いなどにして頂ければ、支払ったコンビニ店の領収書として受け取ることができます。
また、法人窓口からご購入いただけると、支払い方法が「カード一回払い、または銀行振り込み」のどちらかしか受け付けられませんが、それで問題がなければdynabook(株)発行の「領収書」を出してもらうこともできるようになっています。

dynabook direct の会員登録+こちらの特別販売会場から買うと、さらにもう一歩お安くなります。

※当サイトでは、dynabook directの特別価格と納期情報を掲載しています。
人気機種はほぼ毎日更新中。

>> 特別販売会場はこちらからどうぞ! <<

ご利用頂く際には最初に以下をご入力して購入サイトにログインを♪

ID :dyna204cls
PW:T8Y7GRSVicon


VZ/MX(2024)Win11 Home エディション

OS Windows11 Home
CPU Core i5-1335U Core i7-1355U
メモリ 16GB オンボード
SSD 512GB
Office
なし
W6VZMX5CAL W6VZMX7CAL
¥158,180
¥157,080
¥171,380
¥170,280
[入荷待]5月10日頃出荷 [入荷待]5月10日頃出荷
Office
付き
W6VZMX5BAL W6VZMX7BAL
¥179,080
¥177,980
¥192,280
¥191,180
[入荷待]5月10日頃出荷 5月8日以降順次出荷

※価格は全て税込表記です。
※2024年4月27日現在での価格と納期情報にて表示しています。

※上段が一般の会員価格。下段が特別販売会場を経由した価格です。
※納期に関して「最短 翌営業日出荷」ができますが、型番により変わります。また、土日祝祭日と棚卸期間の営業停止日は出荷できません。ご注意下さい。
※直近の営業日カレンダーはこちら
※「」のマークがあるものは特別価格となっている限定販売ページが用意されています。

 

VZ/MX(2024) Win11 Pro エディション

OS Windows11 Pro
CPU Core i5-1335U Core i7-1355U
メモリ 16GB オンボード
SSD 512GB
Office
なし
W6VZMX5RAL W6VZMX7RAL
¥163,680
¥162,580
¥179,080
¥177,980
5月8日以降順次出荷 5月8日以降順次出荷
Office
付き
W6VZMX5PAL W6VZMX7PAL
¥184,580
¥183,480
¥199,980
¥195,580
5月8日以降順次出荷 5月8日以降順次出荷

※価格は全て税込表記です。
※2024年4月27日現在での価格と納期情報にて表示しています。

※上段が一般の会員価格。下段が特別販売会場を経由した価格です。
※納期に関して「最短 翌営業日出荷」ができますが、型番により変わります。また、土日祝祭日と棚卸期間の営業停止日は出荷できません。ご注意下さい。
※直近の営業日カレンダーはこちら
※「」のマークがあるものは特別価格となっている限定販売ページが用意されています。

 

最後に・まとめ

「VZ/MX」の記事まとめ

まとめますと、「dynabook VZ/MX」の気になる点としては、

・性能が控えめ

・「TruNote(トゥルーノート)」が非搭載になった

の二点。
逆に良い点としては、

・描き心地が以前同様に良い

・軽さ、インターフェイス(接続口)、お値段などのバランスが取れている

の二点となりました。

性能としてはガンガン動かしたい人向けではなく、TDP15WのUプロセッサーということもあって、一般的な事務作業や、レポート作成などでの学生に向いています。

「TruNote(トゥルーノート)」が非搭載になったのは残念ですが「OneNote」や「Whiteboard」他Officeアプリと連携させることはできます。描き心地が良いペンワークでアクセントを付けたりしやすいので、 “描く” 作業を取り入れられる方なら幅広く活用できるシリーズです。

そして、なんといってもこのシリーズはバランスが良いです。

Surface Pro 9 dynabook VZ/MX
CPU
Core i5-1235U
Core i5-1335U
接続口(インターフェイス)
Thunderbolt 4 × 2
Thunderbolt 4 × 2
HDMI × 1
micro SD × 1
Type-A × 1
ディスプレイ
3:2比
2880 X 1920
16:9比
1920 X 1080
キーボードバックライト
あり
なし
重さ
約1176g
(カバー込み)
約979g
価格
¥246,884
¥154,880

デザイン性や高解像度に特化したSurfaceですとお値段が上がりがちになり、他社を見渡しても、性能が上がった分、重たくなったり、インターフェイス(接続口)が少なくなったりと何かが欠けます。

その点「dynabook VZ/MX」は実戦的に使いやすい機能を備えておきながら、お値段もほどほどに抑えておりバランスが取れています。

お財布事情が苦しい昨今、Surfaceは憧れだけど、値段を抑えて使いやすいものが欲しい。

そんな方には同等以上の性能でいながら、バランス良く使いやすい「dynabook VZ/MX」がオススメです。

 

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