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有機ELディスプレイ(OLED)搭載PCの注意点、オススメのモデル一覧

PC知識全般

TVでお馴染みとなった有機ELディスプレイ(OLED)。最近ではパソコンに搭載される機種も徐々に増えてきました。

今回は、有機ELディスプレイ(OLED)とはどんなものか。注意点を踏まえた上でラインナップも含めてご紹介します。

有機ELディスプレイ(OLED)とはどんなもの?

有機ELはその名の通り、液晶部分に有機体を使います。

通常のディスプレイでは液晶自体が光るわけではないので、後ろから光を透過させてユーザーに見せます。しかし、その形式だと黒も光に照らされるため、白っぽい黒になりやすく、他の色も褪せてしまいます。

一方、有機ELは有機体そのものが発光します。そのため、白は純粋な白になり、黒は真に黒く映ります。色の映えぬき具合がまるで変わりますので、見比べるとすぐに分かります。

この記事を書いている2021年年末には随分と有機ELディスプレイ(OLED)の価格が抑えられるようになったらしく、ASUSあたりから多く出されるようになりました。当サイトでもご紹介しているHPの「Spectre x360 14-ea」などは素晴らしい画質を備えています。以下、ご覧頂くと、その美しさの違いが分かりやすいと思います。

Spectre x360 14-ea・sRGBカバー率 100%(DCI-P3 100%)一般的なIPS液晶 sRGBカバー率62.8%TN液晶 sRGBカバー率61%

HP Spectre x360-正面(画像)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(正面から)、標準的なIPS液晶

Dynabook SZHU-HD液晶-正面(画像)

HP「Spectre x360 14-ea」はアスペクト比が3:2ですので、他のパネルと比較した時に大きさが変わります。

その上で見比べて頂くと、単に色を強く出せば良い場合にはもっと不自然に赤み、青みが出るものですが、有機ELディスプレイ(OLED)搭載機では自然の色合いでバランスしているのが分かります。

Spectre x360 14-ea・sRGBカバー率 100%(DCI-P3 100%)一般的なIPS液晶sRGBカバー率62.8%TN液晶 sRGBカバー率61%

HP Spectre x360-上から(画像)

HP Spectre x360(画像)

ThinkPad E15 Gen 3 の斜め上から見た時の一般的なIPS液晶

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(視野角確認)

Dynabook SZHU-HD液晶-上から(画像)

正面からだけでなく斜めから見てもこの美しさです。黒は深く。色は鮮やか。どの角度からでもお肉が美味しそうに見えます。もちろん、文字を表示させても細い文字でもシャープにくっきりと表示されます。

IPS液晶であれば視野角は広がりますので、斜めから見てもTN液晶のように白ける(または暗くなる)ことはありません。ですが、色域のカバー率が低いと色は褪せやすくなります。

有機ELディスプレイ(OLED)ですと、そうしたものとは無縁です。

 

有機ELディスプレイ(OLED)の弱点、焼き付けと防止方法について

有機ELディスプレイの美しさと共によく話題になるのが、焼き付けを起しやすい、というものです。

ここでは焼き付けに関する情報をまとめています。

焼き付けを起こさない有機ELディスプレイ(OLED)がある、という噂

一般のカタログには出回っていない情報ですが、どうもパネルの種類によっては、有機ELディスプレイ(OLED)であっても、焼き付けを起こさないものが市場に出回り始めているようです(2021年12月確認)。

どのモデルがそうしたパネルを搭載しているのか、というのは調べ途中ですが、最近ASUSで出されているパネルではそうした焼き付けが置きづらいようです。もし、そのような有機ELディスプレイを手にした方は、ここに挙げた設定を行わなくても大丈夫です。もっとも、基本的な特性は変わらないと思いますので、いたわって長く使いたい、ということでしたら、やはりこちらの設定にしておくに越したことはないと思います。

 

焼き付けを起こした画面がどうなるか

有機ELディスプレイ(OLED)は使用目的がパソコンのそれに合っていません。綺麗なのは確かですし人気は高いのですが、相応の期間を使い続けた時に欠点が露呈します。

長時間同じ画面を出し続けたまま放ったらかしにしておくと、表示していた画像がパネルに焼け付いてしまい、その後、画面を切り替えても前画面の “残像” が出るようになります。

長時間出し続けていた画面画面が焼き付けた例

有機ELディスプレイ(OLED)の弱点・長時間出し続けていた画面

有機ELディスプレイ(OLED)の弱点・画面が焼き付けた例

これはとある店舗で長期間、展示されていた有機ELディスプレイ(OLED)モデルですが、壁紙にあった文字がこのようにくっきりと残っています。一度こうなってしまうと、どのように画面を切り替えても、残像が表示され続けます。これが “焼き付け” です。

TVなどは電源を入れると番組が表示されるので、常に動き回っていることが基本です。TVの購入レビューで有機ELディスプレイの焼き付けに関するネガティブレビューがないのは、視聴する用途にマッチしているからです。

ですが、パソコンの場合は使う人の用途によっては同じ画面をずっと出しっぱなしにして半日そのまま、ということがありえます。壁紙などのデスクトップ画面のまま放置する時間が日に何時間もあったとしたら。それを続けたとしたらどうなるかは上の写真の通りです。

最近は有機ELディスプレイ搭載パソコンを多くの人がこぞって紹介していますが、1~2年後にどうなっているのかが気になるところです。

ちなみに店舗ではこうしたモデルを販売する時は、延長保証とセットで案内することがよくあります。メーカーにより、どこまでの対応ができるか変わってきますが、物損保証まで入っていれば、対応してくれるメーカーは多そうです。

ではパソコンに不向きな有機ELディスプレイ(OLED)搭載モデルは買いではないのか、となると、そんなことはありません。これほどの高画質、美しいディスプレイをこのためだけに諦めてしまうには、あまりにも惜しいと思います。

 

焼き付けと防止方法について

やり方は大まかに二つ。

焼き付け防止法 1 明るさを抑える(ダークモード)

一つは輝度を落とす、または夜間モードなどで明るさを抑える方法。上の焼け付いている写真を見て頂くとお分かりのように、白い文字やロゴだけくっきりと焼けています。焼ける部分はもっぱら明るく白い色合いが多いので、白の部分を少なくしたり、輝度を抑えることによって焼け付き防止になります。

有機ELディスプレイ(OLED)搭載モデルでは、ウィンドウ表示が白黒反転させたダークモードに設定されていることがよくありますが、こうした理由からそうなっています。

輝度を落とすのは抵抗ある人がいるかもしれません。何しろ、綺麗な液晶を見たいがために、わざわざ有機ELディスプレイ(OLED)を選んだのですから、輝度を落としたら本末転倒です。

そのため、ダークモードで使い続けるのがオススメです。これは個人用設定の色選択からできますが、最初からそのままの設定になっていることが多いので、こちらでの設定手順は省きます。

焼き付け防止法 2 常に画面を動かし続ける

話は単純で、スクリーンセーバーやスライドショーなどの設定をしておきましょう、ということです。

止まっているから問題なのであって、常に動き続けている画面なら焼き付けとは無縁です。たったそれだけのひと手間ですが、これは有機ELディスプレイ搭載パソコンを販売する時の、延長保証とは別の意味でのセットトークです。

例えばHP「Spectre x360 14-ea」の場合、焼き付け防止のためのダークモード(ウィンドウが白黒反転しているモード)にはなってはいましたが、スクリーンセーバーが自動で設定されるようにはできていませんでした。富士通の「CHシリーズ」でも同様だったので、おそらく他メーカーでも似たような状態なのだと思います。

手順1 トップ画面で右クリック → 個人用設定に入る

※画面は全てWindows11になっていますが、Windows10でも同様の設定は可能です。

有ELの焼き付け防止方法-1a

 

手順2 背景、またはロック画面をクリック

 

手順3 スライドショーの場合は、個人用設定 > 背景から入る

有ELの焼き付け防止方法-3

 

手順4 スクリーンセーバーの場合は、個人用設定 > ロック画面から入る

これらの設定はどなたでも簡単にできます。有機ELディスプレイ(OLED)搭載機をご検討の方は、合わせて設定しておくことをオススメします。

 

代表的な有機ELディスプレイ(OLED)搭載パソコン

ざっとですが、以下、2021年から人気となっている有機ELディスプレイ(OLED)搭載パソコンをご紹介します。

どれも画質は間違いないものですから、あとは予算や性能、デザインなどでお選び頂けます。

※都度、追記されてゆきます。

 

HP ENVY x360 13-bf 有機ELも選択可能なクリエイター向けPC

HP ENVY x360 13-bf
(Intel)2022thシリーズ
モデル名 スタンダードモデル スタンダードプラスモデル パフォーマンスモデル
13-bf0000TU 13-bf0001TU 13-bf0002TU
カラー ナチュラルシルバー
初期OS Windows 11 Home
プロセッサー Core i5-1230U Core i7-1250U
メモリ 8GB 16GB
ストレージ 512GB SSD 1TB SSD
SSD(PCIe Gen4 NVMe M.2)
ディスプレイ 13.3インチ、WQXGA液晶・光沢あり
(IPSタッチディスプレイ)2,560×1,600
13.3インチ、2.8K液晶・光沢あり
(OLEDタッチディスプレイ)2,880×1,800
カメラ 500万画素IRカメラ / 物理窓(カメラキルスイッチ)あり
無線 IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)、 Bluetooth 5.3
質量 約 1.33 kg
バッテリー 最大 17時間 最大 15時間(Youtube再生時間:8時間 ※)
Office なし / Office Home & Business 2021
Officeなし価格 ¥134,800 ¥144,800 ¥169,800
その他特徴 形状:16:10液晶のコンパーチブル(360度裏返る)モデル。
キーボード:スタンダードタイプ(バックライト付)。
生体認証:顔認証あり。
その他:ペンは別売り。接続口にThunderbolt4 ×2つ搭載。

※価格は全て税込(10%)表記です
※2023年3月26日時点での公式サイトの値段で記載しています(不定期ですが更新予定です)。
※輝度50%、音量40%で、高パフォーマンスでの電力設定(Windows11のバランス)にて、ライブ映像を流し続けた時のバッテリーの持続時間から、厳しめに見た時の現実的な使用時間を割り出しています。

 

13.3インチの16:10のアスペクト比を持ち、画面が広く使えます。有機ELディスプレイ(OLED)でありながらタッチパネルも付いているので、作画する人で色を気にするならこれ、と言えるシリーズです。

ペンは同梱していませんが、別売りで7000円台半ばで同時販売しています。ツルツルの描き心地に問題がなければ、快適に描くことができます。

ただ、ここまで色々と盛り込んだことで、やや重いためな約 1.33 kgになっています。

たまに持ち運ぶくらいなら問題ない重さですので、作った原稿や動画を見ながら色確認もしたい打ち合わせの時などに便利です。

詳しくは以下のレビュー記事をご覧下さい。

 

富士通 13.3インチ CHシリーズ(ダイレクト:WC2/E3、WC1/E3 カタログ:CH90/E3、CH75/E3)

CHシリーズ 2020年10月モデル
販路 カタログモデル 直販モデル
カタログ名 CH75/E3 CH90/E3 WC1/E3(IGZO)
WC2/E3(有機EL)
カラー ■ベージュゴールド
■モカブラウン
■ダークシルバー
■カーキ
■ベージュゴールド
■ダークシルバー
OS Windows 10 Home 64 bit
CPU Core i5-1135G7
0.9/4.2GHz<4C8T>
メモリ 8GB 8GB
交換増設不可
ストレージ SSD 256GB
SSD 512GB
SSD 256GB
~ 約1TB SSD
ディス
プレイ
IGZO 有機EL IGZO
or 有機EL
13.3インチのFHD(グレア・光沢)
1,920×1,080ドット
重さ 約988g 約1.11kg 約988g~1.11kg
バッテリー 約16.8時間
(実働予想 10.1時間)
約13.4時間
(実働予想 8時間)
約13.4~16.8時間
(実働予想 8時間~)
Office Microsoft Office Home and Business 2019 なし
Office Personal 2019
Office H & B 2019
リリース 2020年11月中旬
カタログ名
期待価格
CH75/E3
134,800
CH90/E3
144,800
WC1/E3(IGZO)
WC2/E3(有機EL)
104,606 ~

※ストレージは全てPCIe接続です。
※価格は全て税込表記です。
2021年12月8日現在での価格にて表示しています。金額は都度、変更していきます。
※光学ドライブは搭載していませんので、項目を割愛しています。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示しています。その上で、実働予想時間を6割として表記しています。

 

13.3インチの1.1kgモバイルでありながら有機ELディスプレイ(OLED)搭載モデルを用意しているシリーズです。

IGZOパネルと有機ELディスプレイ(OLED)のどちらかを選べるようになっています。IGZOも決して悪くはない画質です。ただ、色鮮やかさなら有機ELディスプレイ(OLED)の方が明らかに勝っています。

有機ELディスプレイ(OLED)を選ぶと、やや重くなりますが、1.1kgくらいなら許容できる人は多いと思います。この美麗なディスプレイを持ち運びしやすくしたところにこのモデルの意義があります。加えてHDMIの入力切替ができるので、有機ELディスプレイ(OLED)を外付けモニターとして他のPCと繋げて使うこともできるというのが、いかにも富士通らしい開発意欲を感じます。

難点は、8GBのオンボードメモリで、交換、増設ができません。直販で選んでもカスタマイズの中にメモリ選択がないので、基本的には8GBオンリーのモデルです。

もちろん、一般的な事務的用途や、少しくらいの画像編集が入ったところで、8GBなら問題はありません。そうしたライトな使い方の方におススメしたいモデルです。

詳しくは以下のレビュー記事をご覧下さい。

 

HP の14インチシリーズ Spectre x360 14ea

シリーズ名 HP Spectre x360 14-ea
パフォーマンスプラスモデル パフォーマンスモデル
カラー ■ アッシュブラック
■ ポセイドンブルー
初期OS Windows 10 Pro (64bit)
※「Windows 11へ無料でアップグレード」対象製品
プロセッサー Core i7-1165G7
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD (PCIe NVMe M.2)
Optein インテル Optane メモリー H10 (32GB)
ディスプレイ 13.5インチ、3K2K OLED・光沢あり
(IPSタッチディスプレイ)
3,000×2,000
※アンチリフレクションコーティング仕様
13.5インチ、WUXGA液晶・光沢あり
(IPSタッチディスプレイ)
1,920×1,280
プライバシーモード 対応
セキュリティ 認証センサー / 指紋認証センサー
質量 約 1.36 kg
バッテリー 最大 15時間
(実働予想時間 9時間)
最大 10.5時間
(実働予想時間 6.3時間)
Office Office Home & Business 2019
リリース 2020/12/16
Officeなし ¥187,800 ¥177,800
Officeあり ¥212,440 ¥202,440
その他 HP MPP アクティブペン (ブラック)同梱

※価格は全て税込表記です。
2021年12月8日現在の価格にて表示しています。
※最初からOffice搭載モデルとして用意がないものは、選択した際の目安価格として表記しています。
※バッテリーは構成内容により差異が出ます。その上で、実働予想時間を6割として表記しています。

 

駆動音や熱がほとんど気づかないレベルに抑えられている高品質な挙動。優雅なデザイン。最上位モデルのみ有機ELディスプレイ(OLED)搭載ですが、一年前に出てきてもその人気は未だ健在です。

ハイパフォーマンスに回せる性能ではないため、あくまでも普段使いの延長として。重い作業は少なくとも細かい作業の切り替えが多い方などには向いています。

詳しくは以下のレビュー記事をご覧下さい。

 

ASUSの出してきた有機ELディスプレイ(OLED)搭載モデル一覧

こちらでは2021年の年末に出されたASUSの有機ELディスプレイ(OLED)搭載機種を中心にご紹介します。まだ販売される前のものもありますので、ざっと触れる程度のご紹介になります。

ASUS 14インチシリーズ Vivobook Pro 14 OLED

ASUS Vivobook Pro 14 OLED
OS Windows 11 Home
CPU Ryzen 9 5900HX Ryzen 7 5800H
メモリ
16GB 8GB
DDR4-3200
ストレージ 512GB(PCIe3.0 x2接続)
ディスプレイ
14.0型 OLED (有機EL)、光沢液晶、2,880×1,800ドット (WQXGA+)
リフレッシュレート:90hz、タッチパネル:非搭載
質量
約1.464kg
バッテリ
約10.9時間
(実働予想時間 6.54時間)
リリース 2021年12月11日予定
WPS Office2 付
期待価格
M3401QA-KM011W
¥134,820
M3401QA-KM010W
¥129,800
MS Office H&B2021 付
期待価格
M3401QA-KM011WS
¥161,820
※価格は全て税込表記です。
2021年12月8日時点での価格で表示しています。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示しています。その上で、実働予想時間を6割として表記しています。
この値段でこの内容が買えるのかと驚くばかりですが、重たい動画編集でもすいすいいけるでしょう。ただ、外部グラフィックカードは付いていないので、長時間動画の出力には時間がかかると思います。
この価格差であれば、 Ryzen 9 5900HX の方がコスパ良くてオススメです。 

ASUS 14インチシリーズ Vivobook Pro 14X OLED

ASUS Vivobook Pro 14X OLED
OS Windows 11 Home
CPU Ryzen 9 5900HX Core i7-11370H
メモリ
16GB
DDR4-3200
ストレージ 512GB(PCIe3.0 x4接続)
ディスプレイ
14.0型 OLED (有機EL)、光沢液晶、2,880×1,800ドット (WQXGA+)
リフレッシュレート:90hz、タッチパネル:非搭載
グラフィック NVIDIA GeForce RTX 3050(4GB)
質量 約1.48kg
バッテリ 約9.9時間
(実働予想時間 5.94時間)
リリース 2021年12月中旬予定
WPS Office2 付
期待価格
M7400QC-KM058W
¥189,800
N7400PC-KM012W
¥188,820
備考 外部ディスプレイ出力:
最大5,120×2,880ドット
外部ディスプレイ出力:
最大7,680×4,320ドット(8K)

※価格は全て税込表記です。
2021年12月8日時点での価格で表示しています。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示しています。その上で、実働予想時間を6割として表記しています。

 

リフレッシュレート90Hzではガッツリゲーマーには物足りないと思いますが、一般のノートパソコンと比べたら雲泥の違いです。タイトなレスポンスを求められるゲームでなければ十分に遊べる機種です。

相応の値段にはなりますが、強いグラフィック性能と美しい有機ELディスプレイ(OLED)という組み合わせなら納得のいく価格設定だと思います。

 

ASUS 15インチシリーズ VivoBook 15 OLED

VivoBook 15 OLED K513
OS Windows 11 Home
CPU Core i7-1165G7 Core i5-1135G7
メモリ
8GB
DDR4-3200
ストレージ 512GB(PCIe3.0 x2接続)
ディスプレイ
15.6型 OLED (有機EL)、光沢液晶、1,920×1,080ドット (WQXGA+)
リフレッシュレート:90hz、タッチパネル:非搭載
質量
約1.8kg
バッテリ
約4.7時間
(実働予想時間 2.82時間)
リリース 2021年10月8日
WPS Office 付
期待価格
K513EA-L1869T
在庫切
K513EA-L1867T
在庫切

※価格は全て税込表記です。
2021年12月8日時点での価格で表示しています。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示しています。その上で、実働予想時間を6割として表記しています。

ただでさえ有機ELディスプレイ(OLED)搭載機にしては激安なのに、クリスマスセールで2021年の12月24日まではさらに安くなりました。

特に使用目的は定まっていないけど、家庭用として様々なコンテンツを楽しみたい。綺麗な画面がいい、という方に向いています。難点としてはメモリが8GBということで、高負荷の平行作業や、グラフィック性能を求める方でしたら、他の16GB構成モデルの方が良いかもしれません。

事務的に使う方だとテンキーが三列仕様なのが気になるところです。そこが問題なければ良い選択肢だと思います。

 

ASUS 16インチシリーズ Vivobook Pro 16X OLED

ASUS Vivobook Pro 16X OLED
OS Windows 11 Pro for Workstations Windows 11 Home
CPU Xeon W-11955M Ryzen 9 5900HX
メモリ
64GB 16GB
DDR4-3200 ECC対応
DDR4-3200
ストレージ 4TB 512GB(PCIe3.0 x2接続)
ディスプレイ
16型 OLED (有機EL)、光沢液晶、3,840×2,400ドット (WQUXGA)
リフレッシュレート:90hz、タッチパネル:非搭載
グラフィック NVIDIA RTX A5000 NVIDIA GeForce RTX 3050
質量
約1.8kg
バッテリ
約4.7時間
(実働予想時間 2.82時間)
リリース 2021年12月8日 2021年11月25日
WPS Office2 付
期待価格
W7600H5A-L2X02X
¥649,000
M7600QC-L2045W
¥199,800
備考 外部ディスプレイ出力:
最大7,680×4,320ドット
外部ディスプレイ出力:
最大1,920×1,080ドット

※価格は全て税込表記です。
2021年12月8日時点での価格で表示しています。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示しています。その上で、実働予想時間を6割として表記しています。

 

ハイエンド向けの特殊モデルです。ワークステーションに有機ELディスプレイ(OLED)を搭載するという、グラフィカルな作業を中心とする業務用としては十分、実用的な組み合わせだと思います。

ちなみに Xeon W-11955M はCPUMarkで、シングル 3378、マルチ 24167。個人向けからすると十分すぎる内容なのですが、専門性の高い仕事では必要ですからね。たぶん、価格の半分くらいは RTX A5000 の分だと思います。

最後に・まとめ

有機ELディスプレイ(OLED)は当初、短期寿命として問題となり、LGがそれを払拭し、噂が本当であればSamsungが焼き付けの起きづらいパネルへと進化させました。

一つには通常の液晶LCDの物流が滞っているという都合もあります。世界レベルで起きているのはプロセッサーの在庫不足だけではありませんので、これも世の潮流なのだと思います。パネルメーカーも生き残るのに必死です。

今後も有機ELディスプレイ(OLED)は増えていくと思いますが、あとは価格や消費電力の問題となります。

ASUSの出してきた値段には驚きましたが、まだ一般的ではありません。無理に値段が上がるくらいなら、旧来の液晶でもかなりの高画質はすでにあります。各メーカーがどのような判断をするのか、今後の製品に注目したいと思います。

 

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