品質の良いご家庭用ノートPC「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」実機レビュー

15インチ以上16:9 液晶海外PCメーカー製品情報
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お値段はほどほどに抑えたい。しかし、性能やデザインは妥協したくない。多くの人を案内しているとよく耳にするご要望です。

今回はそんな方にオススメしたい代表的なA4ホームノート「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」をご紹介します。

※型落ちの「15-eg 2000」の記事はこちらにリダイレクトされます。

HP Pavilion Laptop 15-eg3010TU の記事

>> 「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」ご購入はこちら <<

※今回は日本HPから機体をお借りして記事を作成しています。

アルパカ

HPが12月9日(月)12:59まで「ブラックフライデー・第ニ弾」が開催中です!

HPのブラックフライデーセール 2024
Pavilion Aero 13-bg』2024年モデルが12万円を切ったお値段まで下がってまいりました! 併せてタッチ搭載の『Envy x360 14-fa』なんかもお安くなってきました!

※『Pavilion Aero 13-bg』の場合、Enterキー横一列の特殊キーがなくなり打ちやすくなりましたが、矢印キー左右上側にPgUp と PgDn のキー配列になったことがネックです。 便利なキー設定の方法はこちらの動画でご紹介しています♪

Aero 13-bg(2024)-キータッチ確認

Aero 13-bg(2024)-二色展示

ブラックフライデー・第二弾icon」は
残りあと 29日間です!

※「ブラックフライデー」では他のクーポンとの併用ができません。クーポン使わずとも同程度に安くなっています。

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※ご注意:特別なキャンペーンとの併用はできないことがあります。

「HP Pavilion 15-eg 3000」の特長

位置付けと特長

・プロセッサーは第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』U を塔載

・タッチパネル付きのスタンダードな15.6インチ。ご家庭向けのコスパ優良機

・Web会議用に「HP Enhanced Lighting」が便利

・一部の海外メーカー機種共通:初期設定は「Action Keys Mode」にて出荷

プロセッサーは第13世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』を塔載

前回と同じ筐体を使っていますが、プロセッサーが第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』の Core i5-1335U と、Core i7-1355U を搭載しています。

一般的なご家庭用の用途、軽い事務用途であれば十分な性能ですが、Excelで万行単位のフィルタリングや動画の編集を多くやるようだとPプロセッサー搭載機やグラフィックボード搭載機の方が良いかもしれません。

HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」では、そこまでの使い方はしない人が選ぶ一般向けのスタンダードな構成となっています。

※詳しくは「内部性能について」の項目をご覧ください。

 

タッチパネル付きのスタンダードな15.6インチ。ご家庭向けのコスパ優良機

細いベゼル、前世代と比較してよりコンパクトに

細いベゼルとヒンジ裏にあるPavilionの細い文字。

ホワイト、フォグブルーで清涼感ある色合いと肌触りの良いアルミニウムボディ。

15.6インチでもタッチパネル付きだとコンパーチブルモデル(360度裏返る)にして、ペンを同梱、または別売りで用意するものですが、こちらの「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」では、それがありません。

タッチパネルはあくまでも操作性を上げるためのものであり、元々がクリエイティブワークに使うようにはできていないモデルです。

ただ、タッチパネルのあるなしを問わず、アルミニウムボディの品質やデザインも良いので、HPの中でも人気機種となっています。

どのメーカーでもご家庭向け、事務作業向けの高コスパの15.6インチモデルは出していますが、HPの場合、安い割にはクオリティやデザイン性が高いというのが特徴です。

※詳しくは「外観について」の項目をご覧ください。

 

Web会議用に「HP Enhanced Lighting」が便利

オンライン会議やチャットが一般的になった昨今、良いカメラがを搭載した機種を欲しがる人が多くなりました。

ですが、200万画素(1080p)搭載カメラ搭載機種は増えてはきましたが、はまだ一般的ではありません。

加えて、2022年春~夏にかけては、「Zoom」や「Meet」などのシステムで送信可能なビデオの画質は720p(HD)まで、「Teams」のみ1080p(フルHD)まで対応。

つまり、デバイス側も扱うアプリ側もまだまだ整っていないのが実情です。

そこで、カメラを良くするのではなく、画面側から光らせて、被写体となるユーザーを明るく見せよう、とするのが「HP Enhanced Lighting」です。

アプリの一覧の “H” の列に入っています。

Lighting-aLighting-bLighting-cLighting-dLighting-e

Pavilion 15-eg2000- HP Enhanced Lighting-a

Pavilion 15-eg2000- HP Enhanced Lighting-b

Pavilion 15-eg2000- HP Enhanced Lighting-c

Pavilion 15-eg2000- HP Enhanced Lighting-d

Pavilion 15-eg2000- HP Enhanced Lighting-e

立ち上げると、このような光るリングが画面上に出てきて、画面正面にいるユーザーを照らしてくれます。暖色から寒色、強弱、と様々な調節が直感的にできますので、会議をしながら明るさを調節できます。

リングを出していると画面が見づらくなるという欠点はありますが、特に画面に資料を出す必要なく顔を明るく写しておきたい時などには便利な機能です。

 

一部の海外メーカー機種共通:Action Keys Mode

国内メーカーのキーボードで慣れている人が、この機種を購入すると最初に戸惑うのがここだと思いますので特長として記載しておきます。カタカナ変換しようとF7キーを押すと明るさ調整が起動します。

これは「Action Keys Mode」と呼ばれているもので、HPのノートPCは多くの場合、FNキーだけで独立して機能します。Dellで言うところの「マルチメディアキーボード」のことです。

この設定はBIOSにて変更可能です(起動直後、F10キーでBIOS画面へ → [System Configuration] → [Action Keys Mode]で変更可能)。

詳しくは公式ページのこちらをご覧下さい。

 

外観について

「HP Pavilion 15-eg 2000」フォグブルーとセラミックホワイトの二色

HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」では、フォグブルーとセラミックホワイトの二色展開となっています。

今回はフォグブルーのデザインをご紹介します。

デザイン的な特徴

「HP Pavilion 15-eg 3000」 フォグブルーのデザイン

「HP Pavilion 15-eg 3000」の比較・正面、内容物一覧

オーソドックスな16:9の横長液晶で、ベゼルが細く今時のスタイリッシュな15.6インチです。

海外メーカーの中では同梱物が多い方で、初期設定用のセットアップマニュアルやHPの企業ポリシーを表した小冊子なども付いてきます。

「HP Pavilion 15-eg 2000」の初期同梱物

質感、見た目も良く、デザインで選ばれる方が多いです。

筐体の造りそのものは2020年から変わっていません。そろそろ新筐体にしても良い頃とは思いますが、完成されたデザインであるが故に未だに人気が継続しています。

「HP Pavilion 15-eg 2000」のマウスパッド(ダイヤモンドカット)

マウスパッドの縁がキラリと光るダイヤモンドカットや、アルミニウムの肌触りの良い質感など、人気が出る部分を抑えたモデルです。

「HP Pavilion 15-eg 3000」の重さ、天板

重さは1.7kgと、今時のA4ノートの標準的な重さです。

大きさも標準的なA4ノートといったところで、鞄に入れるには大きいですが、机上で動かさないならちょうど良い大きさです。

「HP Pavilion 15-eg 3000」・大きさ比較

一般的に最もよく使われる角度を左右から見た時にはこのようになります。

「HP Pavilion 15-eg 3000」右側

ヒンジ部は180度開くことはなく、この角度までしか開きません。

普通に使う分には、特に不便はないと思います。

「HP Pavilion 15-eg 3000」・左側

ヒンジ内側には吸排気口が隠れています。

「HP Pavilion 15-eg 3000」ヒンジ内側

ヒンジ外側中央には「PAVILION」の細字ロゴがプリントされており、オシャレ感を増してくれます。

パームレスト側は開閉しやすいよう端がΣ型にカットされており、シャープな機体がよりソリッドな印象を与えてくれます。

ヒンジ画像-HP Pavilion 15-eg 3000

天板中央にはお馴染みのHPロゴ。

見る角度によって、けっこう色合いが変わります。

「HP Pavilion 15-eg 3000」の比較・斜め

「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」の天板アップ

今回はフォグブルーのご紹介になりましたが、ある程度は手脂が付きます。目立つほどではありません。

気になる方はファイバークロスでまめに消しとって頂くか、セラミックホワイトを選ぶ方が良いかもしれません。セラミックホワイトの天板は、指紋が付きにくく、引っかき傷にも強い、AED(アニオン電着塗装)加工が施されています。

天板と手を置くパームレスト部がアルミニウムでできていますが、背面カバーは樹脂(プラスチック)製です。

「HP Pavilion 15-eg 3000」裏蓋

写真ではわかりづらいですが、底面には左右にスピーカーグリルがあります。底面から音を響かせるスタイルです。

幾つかの音源を試しましたが、ノートPCにしては良い音を出している方だと思います。

 

静音マウス「HP 280」について

マウスプレゼントキャンペーンについて

この機種ではワイヤレスマウスのプレゼントキャンペーンがよく行われています。

キャンペーンを行っているタイミングで対象商品を購入した方は、本体と一緒にHP 280のマウスも送られてきます。

HP280のマウスと「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」の本体の箱

ワイヤレスマウスのプレゼントキャンペーン期間だと二個口になります。

静音マウス「HP 280」と、その同梱物

色々と試しましたが、けっこう使いやすかったです。

無料プレゼントのものというと、レジ前のワゴンセールで一つ500円くらいで売っている安物マウスを想像しがちですが、これは違います。

クリック音がしないものの “コクンコクン” という打鍵感は強めに指に伝わってきます。使用感は快適です。反応も良かったです。

「HP 280」のマウス

注意点として2つ。

Bluetooth対応ではなく、レシーバーを使っての無線タイプです。そのため、通信が途切れることはほぼありませんが、Type-A を必ず一つ潰して使うのは避けられません。

もう一つはサイドボタンがありません。ショートカットを記憶させて使う人は多数ボタンでガンガン使いたいと思いますが、そうした人には向きません。

もっとも、そういうのはマウスにこだわりのある人ですし、そもそも無料でもらえるものなのでアテにして買いたい人には注意すべき部分ですが、特に欠点というほどでもないです。

また、全てがそうかは分かりませんが、電池も付いてきます。特に最初から用意する必要なく、すぐに使い始めることができて便利です。

 

機能一覧・カメラやディスプレイ情報など

Webカメラ(約92万画素)

「HP Pavilion 15-eg 3000」は一般的なWebカメラを備えています。

このカメラは顏認証に対応していません。

また、ディスプレイ上部のインカメラは物理シャッターも付いていません。

「HP Pavilion 15-eg 3000」の約92万画素カメラの撮影例他社:約92万画素カメラの撮影例

「HP Pavilion 15-eg 3000」の約92万画素カメラの撮影

「Thikpad X1 Carbon 2018年(6th-Gen)」の約92万画素カメラ

こちらは同日の同時刻に同じライティングの中での比較です。同じ92万画素ですが、少し違って見えるのが分かると思います。

明るめに補正されるようですが、その分、色味がやや落ちます。これは今のノートパソコンの標準的なカメラ画質です。

 

接続口(インターフェイス)

「HP Pavilion 15-eg 3000」の接続口(インターフェイス)

HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」の接続口はSDカードがmaicroでもないのが残念ですが、それ以外は日常使いで使うスタンダードなものが揃っています。ACアダプタは右側奥に挿す丸口タイプです。

Type-C はサンダーボルト対応ではありませんが、それでもUSB端子(Type-A)より倍の速度です。大きなデータはType-C 経由で動かした方が良いでしょう。ディスプレイ出力対応。PD充電対応です。

 

ACアダプタについて

「HP Pavilion 15-eg 3000」のACアダプタ「TPN-LA15」

「HP Pavilion 15-eg 3000」のACアダプタ「TPN-LA15」

ACアダプタの型番は「TPN-LA15」、重さは 266.5 g。定格電力は45Wです。

今回、時間の関係から試してはいませんが、Type-C がPD充電対応となっており、前回の2022年モデルと同様であれば18W以上で充電可能の筈です。

もちろん、定格電力である45Wが望ましいですが、バッテリーの劣化を気にしなければ65Wでも良いと思います。

 

キーボード

「HP Pavilion 15-eg 3000」のキーボード・全体

HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」のキーボードは無駄なものがなく機能的に優れています。旧モデルと同様の筐体をしているため、同じ説明になります。

縦横ともにキーピッチ18.7mm、キーストロークは1.3mm。フルサイズの19mmに届いて欲しかったところですが、大して気になるほどではありません。指紋認証は右下、テンキー下に配置されています。

打鍵感は一般的な打ち心地です。ストロークの深さや打ち心地にこだわる人は富士通やThinkPadがオススメですが、この価格帯でこの使いやすさなら十分なレベルだと思います。

最上段のFN対応キーの中では F5 のスピーカーミュート機能にパイロットライプが付くのはWeb会議が多い人にとっては便利な部分です。ただし、他では電源ボタンに付くくらいで、NumLock キーを含めてランプがありません。

「HP Pavilion 15-eg」ではWeb会議はそこそこ、またはまったく使わないようなご家庭用としては問題ない範囲で上手にコストカットしたキーボードと言えます。

「HP Pavilion 15-eg 2000」のキーボード・アップ

それでも矢印キーが逆T字になっていますし、BackSpace キーの上に Delete キーの鉄板配置は崩していませんので、押さえるべきところをしっかり押さえており、使いづらいさはありません。

強いて言えば電源ボタンの位置がキーボード外に欲しかったところですが、配置されているのが Delete キーの左横であり、押下しやすい端や角にないことから、あまり気にしなくて良さそうです。

「HP Pavilion 15-eg 2000」のバックライトキーボード

また、コスパ優良機ではあってもバックライトキーボード対応になっており、F11 キーで切替えできます。

一言でまとめますと、ご家庭向けに合わせてコストを抑えた中では優秀なキーボードです。

 

ディスプレイ:光沢感のある16:9液晶 1920×1080

「HP Pavilion 15-eg 3000」の液晶パネル:Color ACの色度図、i1Display Proによる輝度測定、LUT表示

輝度は264cd/㎡と一般的な明るさで、色域はsRGBカバー率が67.2%。Adobeカバー率が50.9%。

フリッカーは発生していませんでした。

赤青緑のLUT表示(別名ガンマ補正曲線)を見ると、やや、緑が強く出ているのが分かります。

気になるほどではありませんし、広い色域ではないものの、この価格帯で手に入るノートPCとしては一般的です。どこまでこだわるかの話ですが、日常使いで不便に感じることはないと思います。

ただ、光沢液晶ではあるので、光の反射や影が映り込みやすいです。光源の配置を考えて置き場所を決める必要があります。

 

視野角の広さ(画像)

次に画像の見やすさ、視野角の広さを確認します。

「HP Pavilion 15-eg 3000」のsRGBカバー率 67.2%TN液晶 sRGBカバー率61.3%

「HP Pavilion 15-eg 3000」のディスプレイ・正面から(画像)

LAVIE Direct N15(R)のTN液晶 sRGBカバー率61.3%

「HP Pavilion 15-eg 3000」のsRGBカバー率 67.2%TN液晶 sRGBカバー率61%

TN液晶 sRGBカバー率61%、斜め上から

TN液晶 sRGBカバー率61%、斜め横から

ここは値段相応の画質といったところですが、ネットコンテンツを普通に楽しむ分には問題ありません。

ただ、これもどこまでこだわるかの話ですので、この価格帯なら十分なレベルだと割り切れるかどうかです。コストをかけてでも画質を優先するなら上位機種の「HP ENVY x360 15-fh(AMD)」シリーズあたりは良い選択肢だと思います。

 

内部性能について

今回、アルパカが調べたのは「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355U搭載機になります。

Windowsの更新が入らない状態で、立ち上げにかかる時間は約18.1秒でした。

※Windows11では電源設定の呼び名が変わりました。グラフ内などの表示がそのままになっているものがありますが、

Windows10の “最も高いパフォーマンス” = Windows11の “最適なパフォーマンス”
Windows10の “高パフォーマンス” = Windows11の “バランス”

としてお読み下さい。

 

性能を調べた結果、まとめ

「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355UのCPU-Z、プロセッサー情報

「HP Pavilion 15-eg 3000」のCPU-Z、メモリ情報

今回は第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』ではありますが、Core i7-1355U でありPプロセッサーではありません。

欲を言えばPが欲しいところですが、そうはいっても減衰するのはマルチコアだけで、シングルコア性能は大幅に上がって1833です(Cinebench R23 にて)。日常的な使い方では作業の切り替え時、アプリの立ち上げなどに役立つのはシングルコアの方ですから、今回の2023年モデルの方がよりホームユースに使いやすくなったと言えそうです。

一方でマルチコアでの身近な作業で役立つのはExcelの関数計算などですが、ここは12世代CoreのPプロセッサーの方が早く計算を終えられます。パフォーマンスコアの数が違うため、実コアのある方が絶対的に強いためです。

もっとも、Core i7-1355U では10秒以内に30万行の関数計算を終わらせられているので、多少の重たいファイルを扱う程度ならどうということはない範囲です。この場合の重たいとは、数千行単位のフィルタリングや多量に関数を組んだファイルをたまに扱う、くらいなら、ということです。

他、写真を扱う作業などは問題なく早いです。多枚数エンコード(100枚単位)などでもオススメできますが、液晶の色域は高くないので、写真が趣味の人がそうした目的で買う機種ではありません。

動画の編集でも、やはり4Kなどの高解像度は時間がかかりすぎるので、パワーディレクターやビデオスタジオあたりで2Kあたりまで。5~10分程度のライトな編集までなら充分使えます。

CinebenchR23

Single Core 1833 pts、Multi Core 6826 pts(AC電源接続時、最適なパフォーマンス時)

※どちらもグラフが長いほど優秀です。

「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」 グラフ-Cinebench R23(Shingle)

「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」 グラフ-Cinebench R23(Multi)

※グラフはクリックかタップで拡大してご覧になれます。

Excel の実測時間

Excel・置換 78470件の9文字ずつの置換作業に変換した際にかかる時間を計測。
Excel・計算 128000回分のVLOOKUPと、184000回分のSUMIFS(3つの条件)を一度に計算させたときにかかった時間を計測。

※どちらもグラフが短いほど優秀です。

「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」 グラフ-Excel・置換

 

Adobe の実測時間

Adobe lightroomclassic RAW現像 108枚のRAWデータをJpeg変換するのにかかる時間を計測。
Adobe Premiere Pro 4Kエンコード 約5分間の軽い編集動画をH264(YouTube 2160p 4K)形式に出力にかかる時間を計測。

※どちらもグラフが短いほど優秀です。

「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」 グラフ-Adobe lightroom classic RAW現像

「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」 グラフ-Adobe Premire Pro 4Kエンコード

 

インターネットの速度(WEBXPRT3)

「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355U・16GB時比較用・「Inspiron 14 5430(Intel)」Core i5-1335U・メモリ16GB時比較用・「HP Pavilion 15-eg 2000」Core i5-1240P・メモリ16GB時

「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」Core i7-1355U のWEBXPRT3

WEBXPRT3グラフ-Inspiron 14 5430(Intel)-Core i5-1335U搭載機

「HP Pavilion 15-eg 2000」Core i5-1240P・メモリ16GB(8×2)時

主要三大ブラウザ(Chrome と FireFox と Edge)で、それぞれのAC電源あり最適なパフォーマンス時と、バッテリ駆動バランス時での速度を計測しています。

180あれば遅いとは感じなくなり、200でまあまあ。250で快適。300ならタイトなレスポンスを気にする人にもオススメできる即応性が手に入ります。

Uプロセッサーとはいえ、前世代のPプロセッサーを超えた速度を出すようになりました。安定の400超えを全ブラウザでキープしています。

他社になりますが、参考までにCore i5-1335Uでの速度も掲載しておきます。

普通に使う分には Core i5-1335U でも十分な速度があると言えます。

※以下、その他計測した内容になります(クリックかタップで見れます)。

 

PCMark10

快適さを表すPCMark10のベンチマークです。

トータルで4000もあれば快適というスコアですが、今回は5641というスコアに落ち着きました。

 

PassMark

「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355U搭載機のCPU Mark

「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355U搭載機の3D Graphics Mark

 

ゲーム系ベンチマーク

軽い:ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX:「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355U、メモリ16GB(8×2)時にて

最高品質、FHD、フルスクリーン設定:9051(とても快適)

 

少し重い:FF-XIV 暁月のフィナーレ

少し重い:FF-XIV 暁月のフィナーレ

FF-XIV 暁月のフィナーレ:「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355U、メモリ16GB(8×2)時にて、初期設定のまま(高品質)で計測

平均fps: 40.9、最低fps: 19

スコア:5761(普通)

※平均fps / 最低fps。
※スコア15000以上が非常に快適。11000~14999がとても快適。10999~8000が快適。7999~6000がやや快適。5999~4000が普通。3999以下が設定変更を推奨、となっています。

 

NIGHT RAID(軽量ゲーム用)

3DMarkによるグラフィック性能比較

NightRaid(軽量ゲーム用)-「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355U、メモリ16GB(8×2)

 

ストレージ

「HP Pavilion 15-eg 3000」本体ストレージ・小容量で計測

「HP Pavilion 15-eg 3000」本体ストレージ・大容量で計測

「HP Pavilion 15-eg 3000」の初期ストレージ容量

 

 

機体外側の温度推移

「HP Pavilion 15-eg 3000」Core i7-1355U 搭載機で Cinebench R23 を10分間稼働させた後の外郭温度

高稼働10分経過で50度オーバーです。熱くなるのはモニター下部とキーボードの左面です。

ベンチマークを回すような高負荷を「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」でやる人が多いとは思えないので、欠点と言うほどではないと思いますが、もし、動画のエンコードをかけ続けながらタイピングを行う、などの時には熱による不快感があると思います。

室温24度の時に調べています。

 

価格とラインナップの一覧

法人向け4%オフクーポンページ」条件:77,000円(税込)以上

個人向け5%オフクーポンページ」条件:11万円(税込)以上

こちらのリンクを踏んで適用される金額以上の商品を選択するだけで、お値引きが入ります。ブラウザが変更されれば適用されませんのでご注意下さい。

機体本体の値段だけでなく周辺機器含めて適用されるので、合計金額がクーポン割引率の良いところに調整してから買うのがオススメです。

 

基本構成表

HP Pavilion 15-eg 3000(Intel)
シリーズ名 スタンダード
モデルG3
スタンダード
プラスモデルG3
パフォーマンスモデルG3
OS Windows 11 Home
カラー □ セラミックホワイト
■フォグブルー
プロセッサー Core i5-1335U Core i7-1355U
グラフィック インテル Iris Xe グラフィックス
メモリ 8GB (4GB×2) 16GB (8GB×2)
※交換・増設不可。
オンボード SDRAM(DDR4-3200MHz)
ストレージ 256GB 512GB 1TB
SSD(PCIe NVMe M.2)
ディスプレイ 15.6インチ、FHD液晶・光沢あり
(IPSタッチディスプレイ)1,920×1,080
生体認証 指紋認証センサー
無線 IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2
重量 約 1.71kg
バッテリ 最大 7時間30分
Office Microsoft Office Home & Business 2021 選択可
価格 ¥102,000 ¥109,000 ¥129,000

※仕様書にある数値を元に表記しています。
※価格は記事アップ時点で記載しています。

 

最後に・まとめ

「HP Pavilion 15-eg 3000(2023)」の記事まとめ

まとめますと、「HP Pavilion 15-eg 3000」の気になる点としては、

・SDカードスロットがない。

・液晶の色域は広くない。

・できれば16:10(3:2)などの縦比率を高めたものにして欲しかった。

の三点。
逆に良い点としては、

・パフォーマンスの良い第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』搭載機。

・デザインが良い。

・クラムシェルタイプでは珍しくタッチパネル対応。

の三点となりました。

前回の2022年モデルが同価格帯でPプロセッサーを搭載していたことから、コスパ優良機とは言いづらくなりましたが、それでもご家庭向けとしては十分なパフォーマンスを発揮します。

デザインに関しては個々の主観によりますが、色々な店舗で幅広い購入層の方達を見ていると、万人受けしやすいモデルとしての人気は確かです。ここには質感やベゼルの細さなど、一通りの受け入れやすい条件が整っています。

主眼とはなりませんが、タッチパネルが付いているのも嬉しいポイントです。マウス操作に不慣れな方でも操作しやすいので、初心者の方にもオススメできます。

贅沢を言えば今時の縦比率を広くした液晶にして欲しかったというのが願いでしたが、これは、これ以上の値段を上げないためには仕方がなかったのだと思います。新しい筐体にすればコスト増が避けられないわけですから、同じスタイルでこの価格帯を維持したのは正解だったと思います。

液晶の色域が広くないのは完全に購入層を絞ったもので、写真を趣味でやる人が選ぶ機体ではないということです。microでもSDが付いていないのはそのためだと思いますが、そういう意味では一般のご家庭向け。または事務用途に向けた機体となります。

ただ、光沢液晶であることから、ライティングの位置に気を付けて置き場所を決める必要があります。そうした点さえ問題なければ、性能やデザインに優れたオススメのホームノートです。

 

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