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VAIOのBTO・タブレット型2in1パソコン、A12価格と性能

前回に引き続きVAIOのモバイル機種A12」のご紹介です。

お値段が高めのVAIOですが、S11、S13とは違い、「A12」は更に金額が高くなります。

それでも2019年の年初段階では、予定より遥かに多くの注文が入ってしまい、納期まで一ヶ月近くかかる状態とのこと。

当サイトでも「A12」が発売された当初に書いたレビュー記事が一番人気になり続けるなど、明らかに人気機種であることが伺えます。

一体、なぜ、それほどまでの人気を博すのか。

今回は、「A12」の性能やBTOで選べる選択肢を中心に紹介、解説していきます。

「My Sony ID」について
先にご注意頂きたいのですが、もしSonyのユーザー登録である「My Sony ID」を登録していただいているようでしたら、購入時にはソニーページ側のVAIOを通してご購入下さい。
実は販売経路がVAIO株式会社側にも用意されているのですが、そちらからですと「My Sony ID」に溜まっている割引クーポンが使えません。また、「My Sony ID」の購入履歴にも残らないので、是非「My Sony ID」での登録の後に購入することをお勧めします(登録も購入途中からでも行えます)。

※以下、「A12」の基本的な内容をまとめた最初のレビューになります。
合わせてお読み頂くと分かりやすいかと思います。

 

 

A12を選ぶ理由とは? 同じ2in1のSurfaceと比較してみると

SurfaceのPro6を20万円未満で組もうとすると(i5、8GB、256GB)の組み合わせになります。

それらと見比べた時に同価格帯の「A12」にどのような利点があるのか。

ざっとかいつまんで紹介すると以下の部分でしょうか。

長所
・インターフェースが一通り揃っているので、余計なアダプターを持ち歩かなくて良い。
・背面についたて(キックススタンド)を必要としないので自立できる。
・2ndバッテリー込みなら、ワイヤレスキーボードとして使える。
・フィルム選択によりアンチグレアも選べる。
・打感がいい。Surfaceみたいにたわむことがなく、ピッチ19mmのフルサイズ。
短所
・CPUが弱い(PassMark比較だと半分近く)。
・Surface Pro6がタイプカバー込みで約1.1kgだが、同じバッテリー時間の2ndバッテリー込みだと「A12」は1.2kgとやや重くなる。
・値段が高い。Office付きだと差は開くばかり。
・Surfaceの方が高解像度で綺麗。

これだけ見ると「なんだ、結構たくさん欠点もあるじゃないか」と思うかもしれません。

パーフェクトな一台などはありえませんので、どこを気にいるか、何が重要とされているのか、でパソコンの魅力は決まります。

然るに、値段が高くとも「A12」を買っていく人たちが口を揃えて言うのが「インターフェースが全て揃っている2in1は他にない!」です。

他も色々ありますが、決定打はここです。

そして、そうして選ぶ人の何割かは既にSurfaceを使っている人たちでもあります。

というのも、買っていった人たちの反応を聞いた話だと、Surfaceは極端に好き嫌いが分かれる傾向があるのです。

「たわむキーボードじゃ打ちづらい」とか「修理できない一体成型なんて知らなかった」とか色々ありますが、何より、一番困るのが「USBが一つしかないのがこんなに不便だと思わなかった」という声が意外と多いのです。

例えば「大してUSBなんて使わないから。今どきはBluetoothでマウスも接続できるでしょ」と言う人もいますが、確定申告の時にカードリーダーを付けた後で、読み込みたいデータがUSBメモリに入っていたら、また挿し直さないといけません。

デジカメで撮ったデータを急いで編集しないといけない時に、渡されたのがSDカードの大きい方だったらどうでしょう。

考えられる局面などいくらでもあり、事実、そうしたことを経験したら「やっぱり接続口がないと駄目だな」となり…。

かといってアダプターやらHUBやらを持ち歩くのも面倒です。

それらの煩わしさを考えれば重量の100g差くらいは許容範囲、と考える人が多いわけですね。

販売している現場を見る限り、これが「A12」の選ばれる理由です。

逆に接続口を必要としない人たちなら、安心してSurfaceを使えるので「これ、使いやすいね」となるわけです。

 

 

【VAIOのBTOパソコン】A12の選び方

まず、最初に「A12」の購入入り口が4箇所あるので、迷ってしまうこともあるかと思います。

基本的に選ぶのは「タブレット+キーボードユニット」の組み合わせからで、他から入る人は滅多にいません。

なぜなら、どこから入っても選ぶものが同じであれば基本的な金額は変わらないからです。

↑迷わず上記の場所から入れば大丈夫です。

 

ベース金額(税抜)
132,800 円
(20%OFFクーポン適用後)
※「My Sony ID」にクーポンが発行されていれば、ソニーページよりログイン後の購入にて、更にお得になります。
※クーポンの値引き率は時期によって変動します。
※各選択肢の価格はキャンペーンにより変動します。

以下、内部性能の主要な選択肢と基本金額です。

シリーズ名VAIO A12
型番:VJA1211
ソニーストア
OSWindows 10 Pro 64ビット
[+5,000円]
Windows 10 Home 64ビット
[+0円]
※OSをproにするかどうかで迷われる人は、こちらの記事を読んで頂くと分かりやすいです。
CPUCore i7-8500Y (1.50GHz)
:PassMarkで4513
[+47,000円]
Core i5-8200Y(1.30GHz)
:PassMarkで4048
[+27,000円]
Core m3-8100Y(1.10GHz)
:PassMarkで3612
[+20,000円]
Celeron-3965Y(1.50GHz) [標準] :PassMarkで1619[+0円]
※「A12」は「Celeron」と「Core i3」を選んだ場合、メモリ4GBまでしか選べません。
メモリ16GB[+40,000円]
8GB[+10,000円]
4GB
[標準]
[+0円]
※「A12」はメモリ増設ができません。
スト
レージ
第三世代ハイスピードSSD (PCIe)
1TB
[+100,000円]
第三世代ハイスピードSSD (PCIe)
512GB
[+50,000円]
第三世代ハイスピードSSD (PCIe)
256GB
[+15,000円]
SATA SSD
256GB
[+10,000円]
SATA SSD 128GB[標準][+0円]
※「A12」はCPUに「Celeron」を選ぶと、第三世代ハイスピードSSDが選択できません。

CPUがYナンバーということについて

多くの人が様々な商品紹介のページで指摘しているように、「A12」のCPUはYナンバーを使用しています。

これは電力を極端に抑えたプロセッサーという意味なのですが、PassMarkを見て頂くと分かる通り、それほど高い数値ではありません。

近しいところでは第七世代のUナンバーのi3~i5くらいと思うと分かりやすいかもしれません。

ちなみに「Core i5-8200Y」とメモリ8G、256GBハイスピードSSDの組み合わせで動かした際に、それなりに重たい使い方をした時に動きがどうなるのか、というのを検証した動画を準備中ですので、一週間以内にアップできるかと思います。

動かした際の個人的な感想としては、「まったく問題ない」でした。

「Core m3-8100Y」以上を選ぶと第三世代ハイスピードSSDが搭載できるので、普段使いの動きは非常に快適です。

ただ、重たい作業を連続してやるのは避けた方が良い、というくらいです。

LTE
(SIMスロット選択)
搭載
[+15,000円]
なし [標準] [+0円]
※LTEの搭載選択時には、データプラン対応SIMが同梱されてきます。1GBまで無料で使えるお試し版のSIMで、国内だけでなく海外でも広く使えるプリペイド式のSIMです。
指紋認証搭載
[+2,000円]
なし
[+0円]
※「A12」の場合、指紋認証はタブレット部の本体右側の音量調節部分に読み取りセンサーがあります。
フロント
カメラ
顔認証対応フロントカメラ(フルHD)
[+2,000円]
顔認証非対応フロントカメラ(HD)
[+0円]
リア
カメラ
搭載
[+2,000円]
なし
[+0円]
TPMセキュリティーチップ搭載
[+5,000円]
なし
[+0円]

 

A12の指紋認証について

A12」は指紋認証がタブレット部の本体右側に付いています。

S11のように色制限がかかるわけではないので、なくても特に問題はないのですがセキュリティチップを扱うようでしたらセットにしておくのをお勧めします。

 

フロントカメラとリアカメラについて

 

フロントカメラは内側(自分の方)を向いているカメラのことです。

顔認証機能の付いたカメラに取り替えるかどうか、の選択肢なのですが、画素数も92万画素から207万画素に上がるので、普通に写真を撮る時のキメの細かさも上がります。

というか、これくらいの画素数でなければ個人を見分ける顔認証として使うことができない、ということなのでしょう。

たまに勘違いしている人もいるので記載しておきますと、Windows10だと顔認証機能を持ったOSですが、だからといって全てのカメラが対応しているわけではありません。

基本的に2つのカメラアイが双方から画像を認識することにより、顔の凹凸を正確に把握することができるようになります。

値段が高いカメラなので、現行のパソコンでは入っていたりいなかったりしていますが、「A12」はコレが選べるようになったわけです。

あまり選ぶ人はいませんが、ご興味がありましたらぜひどうぞ。

一方でリアカメラは逆に外側についているカメラです。

別段、変わったカメラではありませんが、タブレットとして使う人はよくカメラ代わりに持っている人もいるので、そうした使い方をする人は選んでおきましょう。

選ばないと背面のカメラはなくなります。

キーボード英字配列
2ndバッテリーあり
[+13,000円]
日本語配列
2ndバッテリーあり
[+8,000円]
英字配列
2ndバッテリーなし
[+5,000円]
日本語配列 [標準] 2ndバッテリーなし
[+0円]
キーボードなし
[-30,000円]
※ワイヤレスキーボードとしての機能は「2ndバッテリーあり」のみの機能です。
拡張
クレードル
あり
[+19,000円]
なし
[+0円]
※キーボードで「なし」を選ぶと、クレードルは自動的に付いてきます。必ずどちらかとセットでの販売になっています。
デジ
タイザー
スタイ
ラスペン
あり
[+6,500円]
なし
[+0円]
液晶保護
シート貼付サービス
あり
[+2,500円]
なし
[+円]
※液晶保護シートで「あり」を選ぶと、光沢感を抑えるフィルムが貼られた状態で出荷されます。このフィルムはお客様ご自身で簡単に剥がすことができます。

A12、キーボードの選択肢について

英字配列の説明は別記事で説明していますので、そちらを読んでいただくとして、

気になるのはバッテリーですね。

タブレット使用時
額面上はタブレットの使用時で最長、約 7.7~8.5時間。
同じくキーボード側の2ndバッテリー約 7.4~8.1時間。

…という具合に、2ndバッテリーが付くとほとんど倍になります。

ということは、ドッキングさせている状態なら約 14.4~15時間(実動時間は10時間くらい)

この2ndバッテリーが付いている状態だと、ワイヤレスキーボードの機能も使えるようになります。

キーボードは無線で繋がっており、特に遅延などもなくスムーズな動作が可能です。

ワイヤレスキーボードが使えるようになると、右手にデジタイザーペン、左手にショートカット用のキーボード…という配置で絵を描くこともできます。

デジ絵描きはショートカットを使う専用の左手用キーボードを用意するくらいですから、このワイヤレスの機能はあると嬉しいですね。

ちなみに、「A12」のキーピッチはというと、19mm。

S13より一回りコンパクトになったのに、キーボードのピッチを狭めないところが、開発者の方は分かってらっしゃいますね。

非常に打ちやすいキーボードです。

 

拡張クレードルに関して

クレードル一つで19,000円もしますが、こちらも本体同様、ほとんど全ての接続口が付いています。

つまりモニターやら外付けハードディスクやらをクレードルに繋げたままにしておき、帰宅したらタブレットを上図の写真のように装着して一度に繋げることができます。

逆に言うと、出かける際に一度に全ての接続を解除できるので、内外の出入りが激しい仕事の人などは重宝することもあります。

 

デジタイザースタイラスペンとは?

A12」専用ペンですが、電池を必要とします。

単6の小さな電池ですので、コンビニなどでは売っていないことが多いです。

この辺はアマゾンから買うのが安いですし、手間もかからないのでお勧めですね。

筆圧感知レベルは4096段階で、微細な表現もできますので、表現の幅を広げたい人。

表現の幅を広げたい人。

デジ絵を描きたい人はぜひ、お選び下さい。

 

液晶保護シート貼付サービスとは?

光沢感をカットするフィルムシートです。

このシートを「あり」で選ぶとアンチグレア(光沢なし)。

「なし」のままだとグレア(光沢画面)になると思って下さい。

購入者が貼る必要なく、綺麗に貼られた状態で届けられるので面倒がなくていいです。

「グレア、アンチグレア、どちらでも選べるようにした」というのが、いかにもサーフェスでできないことをできるよう意識した感があります。

昔に比べて、最近は「光沢感がない画面がいい」という人が増えました。

長時間使うなら、やはり目の疲れないアンチグレアがお勧めです。

(フィルムは誰でも簡単に剥がせます)

 

公衆無線LANサービス (WirelessGate Wi-Fi for VAIO® PC)WirelessGate [+2,500円]
WirelessGate トライアル版
[標準]
[+0円]
イラスト制作ソフトウェア(セルシス製)CLIP STUDIO PAINT PRO
[+4,500円]
CLIP STUDIO PAINT EX/PRO
体験版
[+0円]
なし
[+0円]
ペイントソフトウェア(オートデスク製)SketchBook 体験版
[+0円]
なし
[+0円]

公衆無線LANサービス (WirelessGate Wi-Fi for VAIO® PC)について

「WirelessGate Wi-Fi」とは駅や空港、一部の喫茶店などで、使える無料のWifiを高いセキュリティ状態で使うことができるようにしたものです。

元々、無料のWifiスポットには、セキュリティはあってないようなもの。

SNSにログインしようものなら、第三者にログインパスワードを見られてしまい、なりすましの被害に合いますし、買い物をすればクレジットカード情報が漏れてしまうので勝手に使われてしまいます。

つまり、その手の「知られてはいけない情報」を安心して無料のWifiスポットでも使えるようにしたものが、「WirelessGate Wi-Fi」というわけです。

この「WirelessGate Wi-Fi」は一般に出回っているサービスですが、「for VAIO® PC」となっていると、以下、二点のサービスに違いがあります。

通常の「WirelessGate Wi-Fi」と「for VAIO® PC」…の違い
・元々ある「WirelessGate Wi-Fi」が月額料金制(日払い計算契約もある)であるのに対し、「for VAIO® PC」だと年額プリペイド版でまとめて契約できます。
・通常の「WirelessGate Wi-Fi」では日本全国、約40,000箇所の無線Wifiスポットで使用可能であるのに対し、「for VAIO® PC」だと倍の80,000箇所まで使えます。

これらの利点はVAIO独自プランですので、他では選べません。

もし、プリペイド式ですから必要以上に支払う必要もありませんので「使う月は使うけど、使わない時にはまったく使わない」という人が、駅や空港を利用するのであれば、選んでみるのも良いかもしれません。

 

イラスト制作ソフトウェア(セルシス製:CLIP STUDIO)について

このソフトは語り尽くせぬほど愛して止まないソフトなので、とてもざっくりとだけ。

デジ絵描き達が最も多く使うソフトウェアです。

一昔前はAdobe社の「Photoshop」を使っていたものですが、それだとパソコンにかかる負担も大きいですし、ソフト自体の値段が高いです。

そこで、絵や漫画を描く機能や能力を特化的に強化して使いやすくしたものが、セルシス社の「CLIP STUDIO」です。

吹きだしとテキスト入力、3Dオブジェクト、各種ペン先の設定による表現力の幅の広さ、トーンの種類などなど…。

その使いやすさは折り紙付きですが、多機能だけに慣れるまで少し時間もかかります。

しかし、それを差し引いても長くデジ絵を描いていくのであれば「クリップスタジオ」をお勧めします。

問題はエディションが幾つかあるので、VAIOの選択肢の中にある「Pro」で良いかどうかです。

ざっくり言うと「Pro」と「EX」の違いは複数枚の漫画を描く人にとって、使いやすい機能があるかどうか。

たとえ一枚の絵でも、複数人で共有したイラストを仕上げることがあるかどうか、です。

例えば、一枚絵を一人で描くだけならどうということはないのですが、10枚単位の漫画を3人で書いた際。

原稿を一枚絵として出稿できる状態にするのに、「Pro」は一枚ずつしか出せませんが「EX」は複数ページを一度の指定で出すことができます。

大体、締切間際になって完成原稿を出すことが多いわけですから、「あと5分しかない!」などという時に一枚ずつしか出力できなかったら、間に合うものも間に合わなくなってしまいかねません。

また、3人の内、2人が「EX」だったら、その2人の間ではデータを共有できますが、残る一人は単独でデータを作ったものを後から送受信しなければなりません。

つまりは、そういう使い方を目指している人は「マンガ制作ソフトの最高峰【CLIP STUDIO PAINT EX】」をいきなり買ってしまうことをお勧めします。

志が高い人は、最初にProで選んでおいても、どのみち後からグレードアップするでしょうから。

ちなみに、複数枚の原稿を扱うことがない、という人は「Pro」で良いですが、その場合にはVAIOのページから「A12」を買う時、一緒に買っちゃった方が安いです。

 

ペイントソフトウェア(オートデスク製)について

クリップスタジオが漫画の作成に特化した能力を持つのに対して、こちらは逆にイラストに特化させた独自機能を多く持ちます。

シェアとしても世界レベルではオートデスクが幅広く浸透していますが、クリップスタジオは基本的に国内から出てきたソフトなので、海外ではまだ浸透しきっていない感があります(それでも凄い速度で広がってはいますが)。

私はオートデスクは試したことはありませんが、機能レビューを見たところ、パースや消失点を使った作図はオートデスクの方がやりやすそうです。

また、未だにクリップスタジオで導入が検討段階の歪み機能を持っていることなども優れたソフトである証拠です(ただし、歪み系はPCにかかる負担が大きいです)。

せっかくの無料版があるのですから、描くことにご興味ある人は試しに使ってみるのはいかがでしょうか。

 

英字配列キーボード、LTE(SIMスロット選択)、TPMセキュリティーチップ、VAIOの共通Office系ソフト、イメージバックアップソフトウェア(Acronis)…などなど。
VAIO共通の選択肢は以下の別記事にてまとめています。

<リンク先設置予定>

 

VAIO A12

 

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