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ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) の全ラインナップ&実機レビュー

15インチ以上16:9 液晶海外PCメーカー製品情報

A4ノートと言われる15.6インチモデルは、一般的なご家庭用、事務的なオフィスワーク用として、定番の大きさです。

今回は、そんな一般向けA4ノートパソコンのオススメ「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」をご紹介します。

※今回はレビュー用として「20YG001QJP(Ryzen 5 5500U)」を使用しています。固定構成で選べる液晶のほとんどは今回ご紹介しているものになります。

平行販売しているIntel構成の「ThinkPad E15 Gen2」のラインナップはこちらになります。合わせてご覧頂くと分かりやすいと思います。

Lenovoに関して不安を感じる方は、こちらも併せてお読み頂くとリスクを把握しやすいです。

Lenovoでは学割用の「学生ストア」を用意しています。学生の方、教職員の方であれば、少しでもお安く買うチャンスです。対象の方はぜひ、ご活用下さい。


Lenovoの四半期決算セールが始まっています。第一弾ですからほどなく切り替わると思いますが、ご家庭用の定番のオススメどころとしては、上記の二機種。加えてコスパ優先機も入れると以下の三機種に絞られます。

性能を優先しつつコスパ優良機「IdeaPad Slim 5i Gen 8
性能はやや下がるもののペン付きタッチパネル搭載の「IdeaPad Flex 5 Gen 8
タッチパネルを省いて、性能がやや下がった分コスパを優先させた「IdeaPad Slim 5i Gen 8(AMD)

単純にこの条件分岐で選ぶと、おおよそ外れを引かなくて済むと思います。

ただ、Lenovoの場合、キーボードの造りがやや荒っぽかったり、情報漏洩のリスクが付いて回ります。

情報漏洩や保証の選択ではこちらの記事が参考になると思います。

「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型」のキーボードの荒い造り、キーの浮き

※この辺りで特に問題がないようであれば、コストを抑えてLenovoに。気にされるようであれば、DellかHPがコスパ的にオススメです。

今でしたら、Dellの型落ちが全般、お安くなっていてDell Inspiron 14 5425(AMD)」または「Inspiron 16 5625(AMD)」あたりが人気です。持ち運ぶならHPの「Aero 13」が1kg以下でオススメ。今の週末特価なら99900円で最上位モデルが手に入ります!

キャンペーンの終わり期間は未定です。
終了を確認次第、表記を変更します。

法人様のご購入(領収書)について

法人様のご購入(領収書)について

法人名義でLenovoのダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
Lenovoの場合、

rss@lenovo.com

こちらののメールアドレス宛に以下の4点

①ご注文番号(注文した際に発行される)
②領収書送付先(原則は商品のお届け先と同じですが、出荷先と不一致の場合、詳細宛先を記載する必要あり)
③領収書名義
④ご希望の但書き(品目のこと。パソコン代など)

を送信すると、会系処理として使える領収書を発行してくれます。

すでに馴染みになっている企業様も多く、この方法で10台単位で一度にご注文頂くことも珍しくありません。

ご注意点:ThinkPad購入時に気を付けるところ

Lenovo製品に慣れていない人は、最初の性能一覧だけで選ばないようにしましょう。

というのも、選択項目の多い製品の場合、細かな部分はカートに入れた後で出てくる「構成内容詳細」でなければ分からないようになっているからです。

各機種のページにある選択項目で間違っていなかったとしても、そもそも最初の機種選びの段階で付いていないもの、または付いていなくても良かったものなどがあります。

つまり、注文する最終画面まで進まないと分からないことが多いのです。

下図のようにカートに入れた後で「構成内容詳細」をクリックすると一覧が出てきますので、必ずここで最終確認を。


当サイトには、そうした部分も性能表一覧の中に盛り込んでいるので見やすくしたつもりです。

購入先の公式サイトと見比べながらお選び下さい。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)」シリーズの特長

2021年は各社、在庫が薄い状態が続いています。この状態はまだまだ当面続くと予想しています。価格にも影響は出ていますが、その中でも比較的コスパが良く、使用感も良いのが「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」シリーズの特長です。

位置付けと特長

・スタンダードなA4ノートパソコン。

・ディスプレイやキーボードなど機体品質が良くて扱いやすい。

・上位機種の割には値段が安い。ただし、2つの難点あり。

・時事ネタ:2021~2022年にかけて、固定構成モデルは在庫あり。納期短し。

スタンダードなA4ノートパソコン。

どのメーカーでもスタンダードなA4ノートは売れ筋ですが、今回ご紹介している「ThinkPad E15」シリーズは定番中の定番です。古くは「E580(E595)」として登場し、その後継としてE15になりました。

E15シリーズの Gen 2 は直販モデルはIntelのラインナップでした。今回ご紹介する Gen 3 では逆にAMDモデルのみで、Gen2 との平行販売となります。Intel Core ならGen2。AMD Ryzen なら Gen 3 と覚えておくと分かりやすいです。

 

ディスプレイやキーボードなど機体品質が良くて扱いやすい。

後述していますが、このシリーズはディスプレイの選択肢でsRGBカバー率100%の色鮮やかな液晶を選ぶことができます。仮にsRGBカバー率100%でなかったとしても、視野角の広いIPS液晶は見やすくてオススメです。

最上位の液晶は納期の長いカスタマイズモデルでしか手に入らなくなっていることから、お急ぎの方は本記事に掲載している一般的な固定構成モデル用の液晶が基本となります(記事アップ時点で。今後は変更ありえます)。

また、キーボードのキー配置、打鍵感が非常に良いです。ここは上位機種であるThinkPadならではと言えます。余計なアプリが入っていないので煩わしさがなく、ストレージ容量も広めに仕える、など良い点が色々あります。

※詳しくはディスプレイ:非光沢のFHD液晶の項目、及びキーボードの項目をご覧ください。

 

上位機種の割には値段が安い。ただし、2つの難点あり。

下位機種のIdeaPadシリーズ「IdeaPad Slim 550(15)」に対する、上位機種の「ThinkPad E15 Gen 2(Intel)」及び、当記事で紹介する「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」、という位置づけです。

IdeaPad Slim 550(15)」の方が下位機種だけにコスパが良い…と言いたいところですが、実は同じ性能同士で比較するとあまり価格差がありません。

ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) IdeaPad Slim 550(15)
価格 ¥75,900 ¥ 68,607
プロセッサー Ryzen 5 5500U
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD
キーボード 打鍵感優良 普通
液晶
カスタマイズなら
sRGBカバー率 100%液晶選択可
通常のIPS
無線
固定構成 Wifi 5
カスタマイズ Wifi 6 選択可
Intel構成 Wifi 5
AMD構成 Wifi 6
在庫
固定構成はあり。2営業日前後出荷。
カスタマイズはなし。出荷まで2週間~3か月待ち
なし。

※記事アップ時点(2021年10月末)での比較。
※価格は全て税込、送料込みの表記です。

 

上位機種といっても価格差は7000円前後しかなく、たったそれだけで使いやすい機体が手に入るのなら、その方が良いというのがオススメの理由です。

IdeaPad Slim 550(15)」の欠点としてはAMD構成では Wifi 6対応があるもののIntel構成ではないこと。

同様に「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」もカスタマイズでは Wifi 6があるものの、固定構成ではありません。

もう一つ。ディスプレイも 先に書いている通り、最高品質の液晶はカスタマイズでなければ選べないのが難しいところです。特に、納期のかかるカスタマイズは、2021年後半にあるような生産力が細っている時には注文を避けた方が無難です。なにしろ、Lenovoの場合、納期が延びる時には+1~2か月。酷い時には何か月も待たされた挙句にキャンセルになりかねません。

そこでオススメの固定構成モデル。つまり、今回、ご紹介しているモデルがベースとなっている兄弟機種達です。

カスタマイズでしか選べない高画質ディスプレイとWifi 6 の二点を妥協できるかどうか。この辺りが特に問題ない方であれば固定構成での購入がオススメとなります。

補足:Wifi 6に関して

Wifi 6 はルータや環境が対応していれば、理論値で1.4倍の速度になると言われており、複数台を同時に繋げても速度が落ちづらいです。大家族で同じ時間帯にネットを使う、または事務所で複数台を一度にネットに繋げる、などの方だとWifi 6 搭載機がオススメです。ですが、そうでない人はあまり気にしなくて良い部分です。

少なくともアルパカは2019年モデルのX1 Carbonでこのサイトを運営していますが、Wifi 5 の接続でなんら困ったことはありません。

 

時事ネタ:2021~2022年にかけて、固定構成モデルは在庫あり。納期短し。

理想を言うなら「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」のカスタマイズモデルの納期が改善され、固定構成で最高品質の液晶を買う、というものです。ですが、今のところ難しいと思います。むしろ、現状を維持することさえ苦しいのがLenovoの生産地である中国の現状です。

ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の固定構成では、細くともまだ生産が維持できています。安価モデルのIdeapadは売れ筋ですが、値段が上がりがちになっていますし、在庫が僅かです。手堅く売れるのは、昔ながらの名機として認知されているThinkPadの方だというのはLenovoを知る人なら誰もが知るところ。つまり、他のラインナップを排してでもここに在庫を寄せて売り続ける可能性が高いのです。

ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の最大の武器は打鍵感の良いキーボードとコストパフォーマンスだと思っています。これは液晶やWifi6を妥協しても手に入れたくなります。それほどのものです。

仮に打鍵感を犠牲にしても構わないから、液晶の綺麗なもので同価格帯のものはないのか、となると他社ですが、Dynabookの「PZ(2021年後半はPZ/HP)」シリーズがそれに当たります。

こちらはsRGBカバー率がほぼ 100%の優れた液晶を搭載していながらWifi 6 にも対応しています。打鍵感も極端に悪いわけではなく、ThinkPadに比べれば、と言う程度です。注意点としては、DynabookはIntel構成のみでAMD Ryzenは入れていません。AMDファンでIntelは嫌だ、という方だと候補から外れます。

AMD Ryzen と Intel Core の違い

特にプロセッサーメーカーにこだわりがないようなら、以下の記事に挙動の違いがまとまっています。一般的なご家庭用、事務仕事用に使うのであれば、どちらを選んでも問題ない話ですが、向き不向きという意味では把握しておくと選びやすくなります。

以下、快適性を測るベンチマーク「PCMark10」による得意分野の比較表になります。

AMD Intel
アプリの立ち上げ
いまいち
オススメ
オンライン会議
どちらでも良し
どちらでも良し
Webブラウジング
いまいち
オススメ
ワープロ系
いまいち
オススメ
Excel系
オススメ
いまいち
写真加工
5000はオススメ
普通にオススメ
動画編集
いまいち
オススメ
レンダリング
強い、オススメ
いまいち
備考 Adobe系が弱い。
アプリの相性問題あり。
アプリの相性問題はほぼないが、作業によって相性の良し悪しがある。

※説明が長くなったので折りたたんでいます。クリックかタップでご覧いただけます。

AMD Ryzen と Intel Core の違い

Ryzen5000シリーズの能力が高いのは内部性能の項目を見て頂くとして、ここではざっくりと向き、不向きのみ。

Ryzenの場合、Lightroomを中心としたAdobe系アプリは性能を発揮できずにおり、ゲームでは「FF14 漆黒のヴィランズ」は苦手ですが「フォートナイト」は得意など、かなり使い方に向き不向きが分かれます。

AMD系はExcelやAcssesなど、スプレッドシート系の能力が高く、写真のレタッチやレンダリングにも強いです。反面、動画編集にあまり強くなく、アプリ全般の立ち上げ速度は第11世代Core『TigerLake』の方が早いです。Ryzenシリーズは以前から初速の遅れが指摘されており、それが数値として現れたのだろうと思います。

Ryzenは使うアプリによって、かなり左右されるのは厄介な相性問題となって残っていますので、せっかくデジタルクリエイティブな能力が高くとも、Adobeを使う機会が多いようでしたらIntelがオススメです。5000シリーズもZen3という新しいアーキテクチャを取り入れてなお、このあたりの相性問題が完全には拭えていません(「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」ではZen2までです)。

逆にIntelもExcel系には弱い、3Dレンダリング処理はRyzenには遠く及ばない、などが露呈してきており、そうした使い方が多いかどうかで選んで頂ければと思います。

気を付けないといけないのは、ベンチマークに頼らず実測で処理速度を調べると、意外とRyzenよりIntelの方が早いことが少なくありません。OfficeワークではRyzenはExcelが得意といっても、関数計算させたときの速度が速いのであって、コピーや置換作業ではIntelが上を行くことが多いです。これはアプリの得意不得意というより、作業毎に枝分かれして速度が変わることを意味しています(Office系アプリはこちらの記事にて計測データをまとめています)。

 

外観について

これはThinkPadの常ですが、基本色の黒のみで他の色はありません。

デザイン的な特徴

Lenovo「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」正面

機体全体がマッドな黒なので、お仕事用のイメージが強いです。

もちろん、イメージだけの話でご家庭で使っているThinkPadファンは大勢います。

ディスプレイ上部のカメラアイにはプライバシーシャッターが付いています。左にスライドで締め。右で開けです。

Lenovo「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」左側

Lenovo「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」右側

ヒンジは180度開くのですが、若干、ディスプレイ側が浮きます。

タッチパネルが付いているわけではないので、開きながら操作することはないと思います。単純に無理に開いてバキッとやってしまうのを防ぐ意味合いの方が強そうです。

横幅はおおよそ36cm。

A4ノートと呼ばれているパソコンの標準的な大きさです。

ヒンジ内側には吸排気口があります。高回転させるとモニター下部から廃熱されますが、人の手には当たらず不快感はありません。

Lenovo「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」ヒンジ内側

余計な装飾はなく、すっきりとした天板です。Lenovoのワンアクセントロゴと逆側にはThinkPadの文字が刻印されています。

Lenovo「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」天板

難点を挙げるとすると、手の油脂が付きづらい素材ということです。気になる方はクリーニングクロスなどでマメに拭いて頂くと良いと思います。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の天板・わざと手の油脂を残した様子

裏蓋も同様にマッドな黒です。手を置くパームレスト下部には左右にスピーカーがあります。ここから床に反射させるように音を出します。ノートパソコンとしては一般的な音質で、動画コンテンツを楽しむ分に不便はありません。

Lenovo「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」裏蓋

 

裏蓋を外すと(メモリやストレージ増設)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の背面、裏蓋

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の裏蓋は8本のビスで止められています。

いずれも同じサイズで緩めてもビスが背面カバーから取れないようになっている親切設計です。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」背面カバー図(サービスマニュアル 66ページより)

ただ、裏蓋全体は内側からがっちり爪で噛んでおり、こじ開けツールを使ってもそこそこ開けるのは難儀します。

開けるのに手慣れている方であれば、以下、ご参考になると思います。

折りたたんでいますので、クリックかタップでご覧いただけます。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の裏蓋内

このモデルはダブルストレージ構造です。1stストレージのみで注文したものはType-2242側にSSDが付いています。

デュアルストレージで注文していない人は、ここにご自分の購入したType-2280のSSDを入れることもできます。同様にメモリ部分の金属カバーを外せば8GBでの注文では空きスロットがありますので増設が可能です。

アルパカが試したのはCrucial製メモリの「W4N3200CM-8GR」でしたが、特に問題なくデュアルチャネルとして認識してくれました。以前に購入してあった2枚組のものなので、近しいものでお試し頂くならこの辺りの一枚販売用だと思います。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」にメモリ増設、デュアルチャネルとして認識

また、SSDはADATAの256GB「AFALCON-256G-C」を付けてみましたが、こちらも同様に問題なく認識してくれました。

※裏蓋を外した後の部品交換や増設は全て自己責任になります。ただ、Crucial製メモリは一ヶ月間の相性保証が効いていますので、その間に動作確認するのがオススメです。

 

接続口

Lenovo「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の接続口

USB3.2、HDMI、Type-C、など、便利なものは一通り左側に集まっていると思った方が良いです。

右側はあくまでも補助程度のUSB の2.0と有線LANのみです。

最近の流行として、ディスクドライブは搭載されていないモデルです。その分、軽く作られていて、約 1.7kgほど。

残念なのはSDカードのスロットがないこととThunderbolt非対応であることです。写真をSDから読み込ませたい人はType-Cなどで変換して読み込ませる必要があります。また、大容量のデータをType-Cからやり取りするには時間がかかります。

このType-CはPD充電対応、モニター出力に対応しています。3枚モニターまで拡張しましたが、安定した出力を確認済です。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」で3枚モニター出力の様子

 

キーボード

一言で言うと絶品の打ち心地です。これがあるからThinkPadを離れられないと言う方は大勢います。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」のキーボード

このキーボードはThinkPad は IdeaPad と格が違う、と言われる所以の一つでもあります。

指形に湾曲したキートップのフィット感。押し込んだ時の柔らかな深い打鍵感。横だけでなく縦のキーピッチも広くて定番の4列テンキー。NumLock、CapsLockのキーランプも付いていますし、Enterキーの真上にBackSpaceキー、その上にDeleteキーという鉄板配置。

加えて矢印キーが一段下に配置されているのは、大手のA4一般ノートでは少ないです。この段差によりキー配置をブラインドで把握できることから、キーボードに視線を落とさずにカーソル移動がしやすくなっています。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の電卓一発呼び出し

電源ボタンは指紋認証センサーとセットになっており、ワンアクションでログインできます。

テンキー上部左端にあるキーはFNキーとの組み合わせにより、電卓機能を一発呼び出しができます。最近は他社でもこの電卓キーを付けているのが出ていますが、常に計算と数字入力をしたい人にとっては、これだけでも重宝する部分だと思います。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の矢印キーのアップ

人によっては矢印キーの左右上側にPgUp と PgDn キーがあるのが気に入らないかもしれません。ですが、ここはフリーソフトの「X Button Maker」を使えばキーコンフィグレーションを変更可能です。これにより、煩わしい操作ミスを防げます。

バックライトは搭載されている機種とされていない機種に別れます。カスタマイズでも選べるものがほとんどですが、価格差が僅かですので選んでおくのがオススメです。

バックライトは、FN + Space キーで切替えできます。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」のキーボードバクライト

また、タッチパッドの上部にクリックボタンが配置されているのも良いです。トラックポイントを操作しながらのクリック操作ができますし、タイピングの合間にクリックしたい時にはほとんど手の位置を動かさずに操作できるので便利です。

この配置はThinkPad以外ではDynabookのRZ63シリーズが最後でしたが、すでに廃番になりました。トラックポイントと共に貴重な操作性を残してくれています。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」のCtrlキーとFNキーの逆問題

唯一の問題点は FNキー と Ctrlキー の逆問題です。

ご存じの方は多いと思いますが、LenovoとNECではキーボード左下のCtrlキーが内側、FNキーが外側になっているものが多くあります。E15シリーズも例外ではありません。通常、Ctrlキーと組みあわせたショートカットを使う人が多いことから、左下隅(外側)がCtrlキーになっている配置が世界標準です。

ここはNEC と Lenovo に残された難点ですが、ここも「X Button Maker」で変更可能です。キートップの印字までは変えられませんが、こだわる方はテプラでいかがでしょうか。

 

ディスプレイ:非光沢のFHD液晶

ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) の液晶パネル「NV156FHM-N4S」:Color ACの色度図、i1Display Proによる輝度測定、LUT表示

※レビュー用の機体は「20YG001QJP」となっており、表記上は「15.6″ FHD IPS 光沢なし LEDバックライト」という、固定構成モデルのスタンダードな液晶になります。

輝度は357cd/㎡とやや明るく、色域はsRGBカバー率が62.8%。Adobeカバー率が47.3%と一般的な綺麗さです。赤青緑のLUT表示(別名ガンマ補正曲線)も明るくなるにつれて緑がやや強めですが、ほとんど気になりません。極端に色あせるようなことはなく、普通に動画コンテンツを楽しめるレベルです。

在庫のある短納期モデルのIPS液晶は表記上では全てがこのディスプレイになっていました。必ず同じ液晶になるとは言えませんが、ほぼ、この液晶になると思った方が良いです。

映像画像系のクリエイティブワークに使うならsRGBカバー率90%は合った方が良い、というのが定番です。その場合はカスタマイズモデルで最上位を選ぶ必要があります。輝度を落としたり、非IPS液晶を選ぶことによって価格を下げる選択肢もありますが、僅か3300円差(記事アップ時点)でしかないので、下げるよりは上げの構成の方がオススメです。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」のディスプレイ選択肢

ただ、Lenovoの納期表示で4週間以上となると、+1~2か月は普通にあります。特に記事アップ時点での供給量の低下を見ると、カスタマイズはオススメしずらいです。

そのため、一ヶ月単位で待てる方でなければ本記事で掲載している液晶でご納得頂ける方は、短納期での固定構成モデルがオススメです。

そうした固定構成で送られてくるものは、ほぼ、以下のディスプレイになります。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、文字確認(正面)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、文字確認(斜め上から)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、文字(視野角確認)

文字を追う事務的な使い方では特に不便はありません。チラつきなどもなく、IPS液晶だけあって斜めから見ても非常に見やすいです。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(正面から)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(斜め上から)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(視野角確認)

 

ACアダプタ

ACアダプタの型番は「ADLX65YCC2D(リンク先は互換アダプタ)」、長さは175cm+88cm=263cm。重さは307g。

定格電力は65Wとなっており、メガネケーブルは国内向けの125V用です。Type-CのPD充電対応なので、Lenovo互換の表記がなくても、ある程度のワット数があれば使えます。今は小型のもので安価に売られているのが多くありますので、それらと併せてお使い頂くのがオススメです。

試したところ18Wから充電自体はできますが、警告メッセージが出てきました。警告メッセージが出なくなるのは45W以上です。オススメとしては定格電力である65Wと同じものです。

低速の充電ケーブルの表示

「●●」の互換アダプタ

使用 PD対応
電力
メーカー 商品型番
18W cheero CHE-324
20W AUKEY PA-F3S-WT(White)、PA-F3S-BK(Black)
30W Proulx GAN-65(White)のUSB-C2
45W Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)
65W Proulx GAN-65(White)のUSB-C1

※ケーブルは全て「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m) 超高耐久 60W PD対応」を使用しました。

以下、単ポートで65WのPD給電に対応しているType-C充電器の代表例です。30W口もあるので、スマホのチャージと分けて使える割りにはコンパクト(120g)ですから持ち運びが楽です。

 

バッテリー

Youtubeの連続再生時間は、残量20%になるまでが6時間17分で、以後はデフォルト設定の節約モードに入りましたので、動きは極端に悪くなります。そのままで稼働させると、最終7時間30分まで稼働し続けましたが、実利用として使いやすい時間を考えるなら約7時間までが現実的なところです(当記事の性能表についてでもそのように表記しています)

※輝度50%、音量40%で、高パフォーマンスでの電力設定(Windows11のバランス)にて計測。ライブ映像を流し続けた時のバッテリーの持続時間を調べています。

充電速度は以下の通り。スキマ時間で十分、充電可能な速度です。

30分 60分
65W給電時 51% 88%

Ryzen 5 5500U搭載機の内部性能について

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」Ryzen 5 5500Uのプロセッサーシール

Windowsの更新が入らない状態で、立ち上げにかかる時間は約13.4秒。メモリ増設しても、このタイムは変わりませんでした。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」のCPU-Z

Windows10 と 11、性能の違い

大前提として、Windows11に関して操作性や特長の違いなど、ざっくりと把握したい方はこちらの記事がオススメです。

その上で以下説明になります。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の購入画面表記

記事をアップ時点の2021年10月の事情として、Win10からWin11へのOS切替え時期に差し掛かっています。

ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」では、固定構成モデルはいずれもWindos11へ無償アップグレード可能と謳っています。また、カスタマイズモデルも10か11どちらかを選べることがほとんどですから、どちらでも買うことができます。

問題はどちらを買うか。またはWin10で買ったとしたらアップグレードすべきかどうかです。

元々が操作性が違うのはともかく、単純に動きの良し悪しでいうなら「Windows10 と Windows11、パフォーマンスの違いについて」の記事が参考になります。

パフォーマンスの違いのまとめは以下の通りです。

一般向けのUプロセッサーではWin10よりWin11の方が、若干、挙動が悪くなります。それはもっぱらメモリ8GB以下の機体に起こることであって、16GBを選べばほとんど関係ありません。

Adobe系アプリではlightroomのRAW現像で最大1割弱、遅くなります。他アプリでは今のところ挙動の変化は確認していません。

逆に動きが良くなるものとしては、Microsoft Office に関するPowerPointやExcelです。他にも主要3大ブラウザによるブラウジングの能力が少し上がります。

Windows11
全般の動作
5%前後低下
グラフィック動作
DX12だと 5%前後低下
Adobe系 変わらず
Microsoft Office系
Excel、PowerPointの編集系が平均9%上昇
ネットブラウジング
3%前後の上昇
全体的な傾向 アプリの立ち上げでは1割近い速度低下に。主に高負荷になればなるほど、Win10との速度差が出やすく、メモリ8GBだと顕著になる。メモリ16GBだと全般、速度の減衰は1~2%に抑えられる傾向にある。

以上を踏まえた上で、今回は主にWindows10としてご紹介していきます。

 

PCMark10による比較

トータルスコアApp Start-up ScoreDigital Content Creation

全体的な快適性能を計測したもの。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」Ryzen 5 5500Uのトータルスコア

アプリの立ち上げ速度の比較。たくさんのアプリを立ち上げる人は見ておいた方が良い部分。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」Ryzen 5 5500UのApp Start-up Score

総合的なクリエイティブ性能の比較。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」Ryzen 5 5500UのDigital Content Creation

トータルスコアで、メモリ8GBですと4500~5000の間に落ち着き、16GBにすると、5100~5300の間になります。

目立って凄いところとしては、Ryzenの割にはApp Start-up Score が高めということ。

Ryzen 5 5500U搭載機としてはモバイルのZen3アーキテクチャの最上位さえ超えます。他にもDigital Content Creation ではめっぽう強い能力を発揮しています。この辺りは廃熱に余裕のある15.6インチということもあり、パフォーマンスを引き出しやすいのかもしれません。

他、ベンチマークを回したものを以下にまとめておきます。

※折りたたんでいます。クリックかタップでご覧になれます。

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」Ryzen 5 5500U搭載機の計測結果一覧
CinebenchR23

Cinebench-R23、Ryzen 5 5500U、メモリ8GB時

Single Core 1179 pts

Multi Core 7251 pts

MP Ratio 6.15 x

Cinebench-R23、Ryzen 5 5500U、メモリ16GB時

Single Core 1180 pts

Multi Core 7462 pts

MP Ratio 6.32 x

 

WEBXPRT3
Win10・8GBWin11・8GBWin10・16GBWin11・16GB
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) +8GB(8×1)Win10

Win10・Ryzen 5 5500U+8GB(8×1)

Win11・Ryzen 5 5500U+8GB(8×1)

Win10・Ryzen 5 5500U+16GB(8×2)

Win11・Ryzen 5 5500U+16GB(8×2)

 

 

PassMark

今回はメモリ8GBと16GBに増設したものを掲載しておきます。自分で増設するには裏蓋をはずさないといけませんが、最初から16GBの固定構成も用意されています。

メモリを倍にしたデュアルチャネルにした際には、全体的に動きが良くなりますが、最も大きい恩恵を受けるのが3Dグラフィックの能力であることが分かります。

PassMark RatingCPU Mark2D Graphics Mark3D Graphics MarkMemory MarkDisk Mark

Ryzen 5、メモリ8GB のPassMark Rating

Ryzen 5、メモリ16GB のPassMark Rating

Ryzen 5、メモリ8GB のCPU Mark

Ryzen 5、メモリ16GB のCPU Mark

Ryzen 5、メモリ8GB の2DMark

Ryzen 5、メモリ16GB の2DMark

Ryzen 5、メモリ8GB の3D Graphics Mark

Ryzen 5、メモリ16GB の3D Graphics Mark

Ryzen 5、メモリ8GB のMemory Mark

Ryzen 5、メモリ16GB のMemory Mark

Ryzen 5、メモリ8GB のDisk Mark

Ryzen 5、メモリ16GB のDisk Mark

 

Ryzen 5 5500U搭載機の高負荷パフォーマンス推移

電源設定:最も高いパフォーマンス時電源設定:高パフォーマンス時

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」搭載、Ryzen 5 5500U にOCCTで負荷100%をかけた時の推移(最も高いパフォーマンス時)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」搭載、にOCCTで負荷100%をかけた時の推移(高パフォーマンス:バッテリー駆動時)

ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
AMD Ryzen 5 5500U 最も高いパフォーマンス時
平均 最高値
周波数 3,764.2MHz 4,046.7MHz
電力量 26.1W 28.5W
温度 77.8度 86.0度

※計測している部屋は静穏性がないので、無音状態でも30dB出がています。

駆動音はほとんどしませんが、1分を超えたあたりで蓄熱しきれなくなったのか、ファンを高回転させ始めます。その時には42.5dB(最大値)となっており、アイドリング時の32dBから10dBほど増えます

これくらいでは耳障りな音にはならず快適に使えます。

ファンが高回転を始める1分後には電力量が一気に3割ほど増えており、ここが一つの節目となっています。

蓄熱としては410秒頃に限界に達して、サーマルスロットリングが発動。大きく冷し水を当てられた格好となりました。

上図のグラフではカットされていますが、この下がった電力量は6分ほどで回復しています。その後30分近い稼働を見ていましたが、特に制限のかかる動作は確認されませんでした。ざっくり言うなら高負荷稼働を6分半までに留めておけるなら、パフォーマンスを落とすことなく効率良く作業を進められそうです。

 

機体外側の温度推移

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」100%稼働による機体外側の温度推移:前面

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」100%稼働による機体外側の温度推移:背面

アイドル状態の際に32度、100%稼働5分経過でキーボードが33.9度になりますが、これくらいなら気になる範囲ではありません。最終的には40度に達したのですが、これ以上の機体表面の蓄熱はありませんでした。

普段、自宅や事務所で使う際には特に問題のない放熱量ですが、膝上に乗せて使う場合には、ヒンジの放熱部で50度を超えますので、その点だけ注意が必要です。ただ、ヒンジ部は相応に熱くなってもヒートパイプのある背面の大部分は42度以下ですから、高回転させてもさして不快に思うことなく使い続けられると思います。

 

ストレージ速度(CrystalDiskMark)

1GBで計測

64GBの大容量で計測

256GBで選んだ場合の初期ストレージの速度です。

今時のSSDとして標準的な速度です。

大容量での速度でも極端な速度低下はみられませんので、溜まったデータ整理も快適に行えます。

なお、初期ストレージとして搭載されている256GBの容量としてはこちらの通りでした。空き容量は205GBで、残りは隠しパーティションやシステム領域に割り当てられます。

これはWindows10で選んだ時の話で、Windows11になると変わります。

ThinkPadの場合、あまり余計なアプリは入っておらず、IdeaPadになると、さらに20~30GBが削られて、様々なアプリがプリインストールされてくることが多いです。これは少しでも値段を下げるためのマージンが絡んでいるので、安価モデルでは避けられません。ここも上位モデルとしてのThinkPadの良いところです。

ちなみに、iphoneで撮りだめた写真や動画のバックアップを取ろうとした場合、256GBあたりの容量だと不足しかねませんので、ご注意下さい。

 

価格とラインナップの一覧

カスタマイズモデルは内部性能や一部の機能を変化させて買うことができます。カスタマイズでなければ欲しい性能、機能が手に入らないことがある一方で、届くのに時間がかかるというのが欠点です。

カスタマイズの内容は時期により変化します。

ベースは以下の通りとなり、この記事をリライトしている2022/4/30時点で部材の供給が滞っているsRGB100%(NTSC 72%)クラスの液晶は、カスタマイズでも選べないことが多いです。

ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
基本構成表
カラー ブラック
初期OS Windows 11 or 10
Home or Pro
※カスタマイズでは英語版選択可。Win10の場合はProのみ。
プロセッサー Ryzen 7 5700U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 3 5300U
グラフィック APU内蔵(AMD Radeon グラフィックス)
メモリ 4GB ~ 24GB(スロット2つ)
ストレージ 1st 256 ~ 512GB
2nd なし or 1TB
ディスプレイ 15.6型FHD液晶(IPS)、16:9、光沢なし、
45%NTSC、250nit

100%sRGB(NTSC 72%同等), 300 nit
※最安構成ではTN液晶あり。
カメラ 720P HD with Array Microphone
or
720P HD IR/RBG Hybrid with Array Microphone
ThinkShutter あり
無線通信 インテル Wi-Fi 5 or Wi-Fi 6
+ Bluetooth ver5.x
セキュリティ 指紋認証(あり or なし)
キーボード バックライト(あり or なし)
質量 約 1.7kg~
バッテリー 約14.2時間
(Youtube再生時間 約7時間)
リリース 2021年6月8日
Office Microsoft Office Home & Business 2021
(Office搭載モデルのみ)
備考 3セル リチウムイオンバッテリー (45Wh)、65WのACアダプタ。
1年間 引き取り修理。IWSハードウェア国際保証サービス。

※45%NTSCの液晶は、こちらに記載しているレビュー機と同等のものです。

※カスタマイズモデルは初期の選択項目を表記しています。

価格 出荷予定日 構成名 Office OS プロセッサー メモリ ストレージ ディスプレイ 無線 キーボード 製品番号
¥123,970 在庫なし E15 Gen 3 – ブラック – マイクロソフトオフィス付き H&B 2021 Win11 Home Ryzen 7 5700U 8 GB(オン)+8GB 512GB(PCIe) 13.3型16:9 光沢なし、45%NTSC, 300 nit Wifi 5 バックライトキーボード 20YG009SJP
¥108,900 2営業日以内 E15 Gen 3 – ブラック – マイクロソフトオフィス付き H&B 2021 Win11 Home Ryzen 7 5700U 8 GB(オンボ) 256GB(PCIe) 13.3型16:9 光沢なし、45%NTSC, 300 nit Wifi 5 バックライトキーボード 20YG009VJP
¥89,980 最短4 週間以上 E15 Gen 3 – ブラック なし Win11 Home Ryzen 7 5700U 8 GB(オンボ) 256GB(PCIe) 13.3型16:9 光沢なし、45%NTSC, 300 nit Wifi 5 バックライトキーボード 20YG009MJP
¥99,990 2営業日以内 E15 Gen 3 – ブラック なし Win11 Home Ryzen 7 5700U 8 GB(オン)+8GB 512GB(PCIe) 13.3型16:9 光沢なし、45%NTSC, 300 nit Wifi 5 バックライトキーボード 20YG009RJP
¥87,780 2営業日以内 E15 Gen 3 – ブラック なし Win10 Pro Ryzen 5 5500U 8 GB(オンボ) 256GB(PCIe) 13.3型16:9 光沢なし、45%NTSC, 300 nit Wifi 5 バックライトキーボード 20YG001QJP
¥150,700 最短 3-4 週間 E15 Gen3 AMD:パフォーマンス (Pro OS選択可能)カスタマイズモデル 選択可 Win11 Pro Ryzen 5 5500U 8 GB(オンボ) 256 GB SSD 選択可 Wifi 6 指紋センサー付きキーボード 20YGCTO1WWJAJP3
¥106,392 最短 3-4 週間 E15 Gen3 AMD:プレミアムカスタマイズモデル 選択可 Win11 Home Ryzen 7 5700U 8 GB(オン)+8GB 512GB(PCIe) 選択可 Wifi 6 指紋センサー付きキーボード 20YGCTO1WWJAJP4
¥74,360 最短 3-4 週間 【おすすめ】 E15 Gen3 AMDカスタマイズモデル 選択可 Win11 Home Ryzen 5 5500U 8 GB(オンボ) 256 GB SSD 選択可 Wifi 6 バックライトなし 20YGCTO1WWJAJP8
※価格は全て税込、送料込みの表記です。

2022年5月27日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
Youtube再生時間は節約モードに入らないまま再生させ続けたとして、高パフォーマンス設定で使いやすいと思われる時間数で表記しています。設定やプロセッサーにより増加減しますので、あくまでも目安としてお考え下さい。
※このシリーズには光学ドライブと有線LANが搭載していませんので、項目を割愛しています。

 

最後に・まとめ

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」がオススメの理由

2021~2022年にかけての冬は特殊な事情が重なり、いつも通りのパソコン業界ではなくなりました。この中で何を紹介すべきか迷ったのですが、在庫のある手堅い定番のA4ノートとしました。

ご家庭用として、事務的な仕事用としては申し分ない性能とコスパで、打ち心地のよいキーボードと操作性の良い機体構成は広くオススメできます。最近は14インチモデルが良く売れてますが、やはりテンキーが付いている広めの液晶は、場所を動かすことが少ないなら使いやすいです。

このモデルで一番オススメしたい方としてはブロガーやSNSでの情報発信の多い方です。キーボードが優れているので長文の入力がしやすく、目に優しいノングレアのIPS液晶は長時間作業に向いています。

外部グラフィックカードのない範囲ではありますが、Digital Content Creationが強いので、ちょっとした画像の加工や編集、軽量の動画作成、情報発信が多い細かな作業の連続に向いています。

難点としては三点。

・SDカードスロットがない。

・色域の高い液晶が選びづらい(納期が長い)。

近年の海外メーカーにはありがちですが、Wifi 5 とWifi 6 搭載機が混在しています。極端な速度差ではないものの、納期やコストで問題がなければWifi 6がオススメです。お間違えのないようご注意下さい。

キーボードの良さよりディスプレイの品質を取るなら、Dynabookの「PZ(2021年後半はPZ/HP)」シリーズがオススメになりますし、逆を選ぶならこちらの「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」となります。また、質感を取るならアルミニウム筐体で品質の高い「Dell Inspiron 15(5515)」あるいは後継の「Inspiron 14 5425(AMD)」と言えます。

願わくば「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」のカスタマイズモデルが順当に最高品質の液晶を揃えて短納期になって欲しいものですが、今のところ状況は悪化の一途を辿っています。

このまま中国各地のロックダウンが続けば、生産できないものとできるものがくっきりと分かれることになり、現状、納期の延びているものはいつ届くのか見通しさえ立ちづらいです。待てば改善するかもしれませんが、正直、それは賭けになると思っています。それも、分が悪い賭けです。

判断は難しいところですが、ある程度の妥協をしつつも現行あるものから、ご自身の使い方に見合ったものをお選び頂くのが良いと思います。

 

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パソコン選びのコツ

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