先日、NECパソコンをご紹介しましたが、「どうやって選べばいいのか結局分からない」という声を頂きました。
そこで今回は購入するための手順をご紹介します。
最初に注意点として、ダイレクト(直販)コーナーは好きな性能で買うことができるので便利なのですが、組み合わせてからの配送になるので、どうしても手元に届くまでお時間がかかります。
NEC Directの場合は、おおよそ10日ほど考えて頂ければ良いと思いますが、時期とモデルにより変わります。
性能選択画面には、必ず大まかな納期情報が出ています。
そちらをご確認頂きながら問題なさそうな方のみ、注文確定へと進んで下さい。
メーカーにより納期は大幅に変わります。国内メーカー最短はDynabook(旧東芝)ダイレクトで、特別な時期でもなければ8~9割は翌営業日出荷、関東圏なら平日は二日後に着、といったところです。
ダイレクトは不要なものを取って値段を下げたり、より高い性能で買うことができる魅力があります。お考えの際は早めのご決断を。
「今日、すぐに必要!」という人は、お近くの量販店で在庫のある一般モデルを購入するしかありません。
NEC Directのクーポンについて
NECはもっぱら2 種類のクーポンが用意されています。
下記にあるバナーを通ると出てくる「広告限定優待クーポン」。
バナーを通った後の画面でお勧めしているメルマガ会員になると貰える「もうちょい強めクーポン」。
はっきり言ってしまえば、上記2パターンは1%ずつしか違いません。
面倒な会員登録でかかる手間を減らしたい方は「広告限定優待クーポン」をご利用下さい。
メルマガ会員=121wareへの登録ではありません。121Wareは購入した製品の製品登録と一緒になっているので、原則、NEC製品を購入していないと登録ができません。121wareは購入後の登録となります。
NEC Directの最も簡単な購入手順の紹介
手順1 バナーを通じて購入ページへ移行
現在、NECでは期間限定で、夜9時移行の時間帯でお得になるナイトセールをやっています。
目ぼしい機種に当たりをつけておいて、実際に発注するのは夜にずらして行うのがオススメです。
いずれかをクリックして中に入ると、以下のような画面になります。

「広告限定優待クーポン」の画面2021年4月時点にて
このページ上部にある「広告限定優待クーポン」が「ちょい強めクーポン」なので、これをコピペなどして、どこかしらメモ帳などに張っておいて下さい。
ちなみに、この画像は2021年4月時点の画面ですが、時期が来れば画面の構成内容やクーポンの番号は変わります。
アウトレット品は何かしらの理由があって売れ残った品(未開封品が基本)を、再販売したものです。その為、再発送できる体制ができているだけあって、届くのは早いです。
ただ、数が少なく入れ替わりやすいので、性能で「これがお勧め」などのご紹介がしずらいことから、今回は割愛します。
また、基本的にアウトレット品にはクーポンが使えません。最初からクーポンの値引き分安くなっていることが多いです。
手順2 選べるモデル一覧を確認する
最初の画面にずらずらと色んなモデルが並んでいます。
最初にやることは、この中から、あなたが欲しいパソコンの “形状” を選ぶことです。
2021年春時点でのNECパソコンを形状分けすると、以下のようになります。
上位機種 | 下位機種 | |
---|---|---|
15.6インチ | LAVIE Direct N15 高い性能を備えたハイエンドPC。 |
LAVIE Direct NS 価格を抑えたスタンダードPC。 |
LAVIE VEGA クリエイター向けノートPC |
||
14インチ | Lavie N14 モバイルと据え置きの中間に位置する。内外兼用ノートPC。 |
|
13.3~ 12.5インチ |
LAVIE Direct PM 便利機能を豊富に備えたモバイルPC。 |
LAVIE Direct N12(旧NM) 学生の声から生まれた12.5インチPC。 |
デスク タワー型 |
LAVIE Direct DT 画面と分離したタワー型。 |
LAVIE Direct DT Slim
省スペース設計のコンパクト型。 |
デスク一体型 | LAVIE Direct A27 27型ワイドの大画面と臨場感溢れる音を体感できる一体型PC。 |
LAVIE Direct A23 23型の省スペース設計の一体型PC。 |
形状は写真を見て頂ければおおよそ分かると思います。
15.6インチのノートPCで横幅がおおよそ41cm。主に据え置き式。
13.3インチで横幅が約31cmほど。持ち運びに適したモデルです。
次にモデルがいつ発売されているのか、モデルの前についている季節を確認します。
各機種を見ると、「●●年●月発売モデル」などとなっています。
当然、新しくなれば性能は良くなりますが、特別な理由がない限り、多くの販売員は最新のパソコンをあまり売ろうとしません。
当然のことですが、値段が高くなるためです。
昨今のパソコン事情からすると、パソコンの形状は変わらず、性能も大幅に変わることは少ないです。
ですので、マイナーチェンジで型番だけ変わって値段が上がるというのを販売したがらないのです。
もちろん、CPUが新しくなったとか、新機能が追加された、より軽量化された、などあれば話は別です。
もっぱら最近はCPUの変更による性能アップが大きな違いとなりますが、逆を言えばCPUが変わらなければ、大きな性能差はありません。ハイエンドPCやグラフィックカードを搭載したような機種は別ですが、ご家庭向けや一般の事務職で使うような仕事ではCPUが最大の肝になります。
そこで、皆さんがお得に買い物をするにはどうしたら良いのか。
単純にCPUの新旧を比べればいいのです。
※補足までにお話しますと、モバイルパソコンであれば軽さやバッテリー時間、剛性などの見るべきポイントが増えるので、最新を買う意味が大きくなります。
手順3 季節違いのパソコン性能を把握する
あなたが目当てとするのがデスクならデスクを。
モバイルノートならモバイルノート、で最新パソコンの項目を開きます。
※画像例は2018年の15インチノートPCですが、基本的な流れは変わりません。
上記画像にある部分をクリックして、シリーズ毎の説明画面に移動しましょう。
もちろん、ここには商品情報がたくさん書かれていますが、ひとまず全部後まわしでいいです。
どんなに良いことが書いてあっても、エンジン部分が弱いと話にならないので、優先順位の高い順に確認した方が早いです。
ちなみに、この画面では上の方に形状別に移動するリンクもあります。
すると以下のような画面に飛びます。
選べるCPUがここにも書いてありますが、ここには代表的なのしか書かれていませんので、用があるのはこの先です。進みます。
すると、以下の画面になります。
ここが内部性能を含めた、細かい選択画面なので、ここに書かれているCPUをメモないしコピペして下さい。
2018年秋冬モデルのLAVIE Direct NEXTシリーズでは
Uシリーズは
インテル® Core™ i5-8250U プロセッサー (1.60GHz)
インテル® Core™ i7-8550U プロセッサー (1.80GHz)
の3種類を選ぶことができて…
Hシリーズは
インテル® Core™ i7-8750H プロセッサー (2.20GHz)
の2種類が選べるようです。
では次に、先ほどの画面に戻って頂いて、今度は2018年夏モデルで同様にCPUの確認をします。
同じCore iのCPUが搭載されているもの同士で比較するので、NSシリーズの中のここ↓を選びます。
先ほどと同じようにクリックして先に進み…。
同じように細かい選択画面に入り、CPUを確認します。
2018年夏モデルのNSシリーズでは
インテル® Core™ i5-8250U プロセッサー (1.60GHz)
インテル® Core™ i7-8550U プロセッサー (1.80GHz)
おや?
Uシリーズだと全く同じ型番だというのが分かります。
つまり、今回の秋冬モデルになったら、Hシリーズが追加されただけです。
Hシリーズが欲しい人だけが秋冬モデルを選べば良いことになりますね。
では、Hシリーズとはそれほど良いCPUなのでしょうか。
手順4 新旧モデルに入っているCPUの比較方法
CPUの比較方法は簡単です。
ざっくり言うと、以下のCPU一覧表からPassMarkの数値を比較すれば良いのです。
分かりやすく、NECの2018年夏と秋冬モデルの15インチノートパソコンに入っているCPUは、以下のように比較できます。
NECの15インチノートPC・PassmMark比較 | ||
---|---|---|
秋冬 | Core i7-8750H | 12487 |
Core i5-8300H | 9458 | |
夏 | Core i7-8550U | 8333 |
Core i5-8250U | 7668 | |
Core i3-7020U | 3543 |
※上記は旧グラフです。現在は違うグラフ形状で表記していますが比較方法は変わりません。
※当サイト「パソコン選びのコツ」では、機種毎に書かれた各記事に選べるPassMarkのグラフを掲載しています。簡易的にはそちらを見て頂いても判断しやすいと思います。また、最新性能に関しては、以下の記事が参考になると思います。
さて、グラフで見れば力の強さは一目瞭然ですね。
なるほど、確かにHシリーズは素晴らしい処理能力を発揮してくれます。
Core i7-8750Hであれば、本来はデスクトップに入れるようなハイパワーCPUです。
動画の編集だったら「Adobe Premiere Pro」や3Dモデリング系は「Rhinoceros(ライノセラス)」など、グラフィックボード必須のアプリは無理ですが、そうしたものでなければ大体なんとかなるでしょう。
例えば、あたなが一般のご家庭用で使う15インチのノートパソコンを欲しいとします。
その時に、この比較ができていれば、わざわざ性能の変わらない(それでいて値段の高い)新型の秋冬モデルから選びたいと思うでしょうか?
つまり、先ほど「特殊な理由がなければ、ほとんどの販売員が最新モデルを売ろうとしない」という理由がここにあります。
CPUの世代が変わったり、SSDのような新技術が導入されれば別ですが、そうでなければ最新機種を選ぶ必要がない。
それなら夏モデルに的を絞って選択画面に入ればいいだけです。
もちろん、最新世代はデザインが良かったり、新しい独自機能が追加されている可能性はあります。
もし、それらに注目するのであれば、先ほど通り過ぎた選択画面の前のページにあった写真と説明文でおおよそ分かります。
そういうわけで今回は夏モデルのNSに的を絞れたので、先ほどの細かい選択画面に戻って選ぶことにしましょう。
手順5 選択してゆく時に抑えておくべきところ
NECだけに限った話ではありませんが、すべからくキャンペーンになっている部分は安くなっているので、それを選んでおくと割安になります。
NECの場合は分かりやすく赤字でキャンペーン価格などと書かれているので、そこが狙い目です。
ちなみに見て頂くと分かる通り…
CPUは「i5-8250U」が「i3-7020」より安いという…。
よほどi5で割安感を出したいのでしょう。
というわけで、ここは迷わず「Core i5-8250U」を選びます。
以下、私がお勧めする構成内容で選択してみた画面は以下の通りです。
この選択内容の意味するところは、速度の遅いのを嫌う一般のご家庭向けです。SSDにして速度を落とさず快適に使えるようにしています。
その代わりSSDを選択したので容量は少ないですから、写真や音楽は外付けハードディスクやオンラインストレージに入れて頂ける方に使って頂きたい内容です。
また、保証としてはキャンペーン状態に「メーカー保証サービスパック」が3年でも5年でも値段が同じだったので、お得な5年版に延長しています。
Officeに関して。家だとパワーポイントを使わない人が多いので、ワード、エクセル、アウトルックまでが入っており、パワポ抜きの「Microsoft Office Personal 2016」を選択しています。
代わりにNECの純正マウスを付けて、すぐに使えるようにしました。
この組み合わせで税込128,000円台。
保証は一切いらないと割り切るなら121,000円台まで落ちます。
マウスも不要なら11万円台へ。
もし、ここで「いや、やっぱり写真や音楽をパソコン内に入れておきたい」とか、「ひょっとしたら気づかないでもっと高い性能が必要かも」という不安があるようでしたら、
をご参考にして頂き、必要そうな性能を調整して頂ければと思います。
手順6 クーポンの適用画面へ
これがまた分かりづらいのですが、全て選び終わったら右上に戻って「カートへ」をクリックしてみて下さい。
すると、以下の内容確認のページに入ります。
ここで内容を変更したいのであれば戻れますが、特に問題なければそのまま進みます。
税込の最終価格がここで出ます。
左下にある「クーポンコードを入力」で使うクーポンを入力(コピペ)して「適用」をクリック。
クッキー情報に登録された情報として残っていれば、そのまま自動入力してくれていると思います。
適用したら右下の「購入手続きへ進む」をクリック。
手順7 ログイン用のIDを取得(持っている人は入力)
すると、このような画面に。
NEC Directは購入するのに専用IDを必要とします。
登録自体は簡単にできますし、維持費も何もかかりません。
ログインIDを取得する人は上記の部分をクリックして中に入ると、以下のような入力画面になるので、一通りの入力を。
入力後、「同意する」のラジオボタンをクリックして先に進みます。
手順8 購入者情報入力と支払い方法選択、そして購入確定へ
その後、購入者情報を入力し、支払い方法を選択。
もし、表記のお届け先希望が購入者情報と違うようであれば、下のチェックボックスにチェックを入れればお届け先情報の入力欄が出ます。
そのままで良ければ、「ご注文内容の確認」をクリック。
すると、以下のような最終確定画面になります。
ここには構成内容や支払い方法、お届け先など一通りが出ています。
必ず最終確認をしましょう。
全て問題なければ、右下の最終確定のクリックを。
以上で一通りNEC Direct の注文手順になります。
最後に
2021年になってから、この記事を加筆修正していますが、基本的な選び方や注文手順は変わっていません。
ただ、選べる性能の幅がかなり広がったので、機種毎の説明に関しては各記事をご覧頂くと良いと思います。
今後もNECの記事含めてどんどん書いていきますので、ぜひとも当サイトをご活用下さい。
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