MSIと聞いて「ああ、基板を作ってるメーカーね」と連想される人は自作パソコンに慣れた方かもしれません。
「ゲーミングパソコン作ってるとこでしょ? あの赤バックにドラゴンマークの」と言う人はゲームが好きな方でしょうか。
前回、Acerの軽量モデルをご紹介しましたが、今回は同じ台湾メーカーでも遥かに規模が大きいMSIのパソコンをご紹介します。
MSIとはどんなメーカー?
MSIは日本ではあまり知名度が高くありません。
強いグラフィック性能を持ったハイパワーPCを作ることを得意としているので、ゲーマー達には良く知られています。
ところがパソコン人口の大半はゲーミングパソコンの高い性能を必要としないので接点がなく、多くの一般モデルを販売しているのは、ASUSの方です。
そのため、同じ台湾メーカーでもASUSは有名ですが「MSIってパソコン出してたの?」と言われてしまうことが多いのです。
他のメーカーでも同じことが言えるのですが、「有名ではない=良くないPCメーカー」ではありません。
パソコンを長年販売していると、こんなに素晴らしい製品を開発しているのに、なぜ知られていないんだ、と思いたくなる隠れた名機に出会うことが度々あります。
今回もそうした内の一つです。
まずはMSIの説明から。
MSIの正式名称はMicroStar International(マイクロスター・インターナショナル)です。
世界的な企業規模を持つマザーボードとビデオカードの製造メーカー、というのがMSIの本当の姿で、2001年にはグラフィックボードの生産量が世界一位となっています。
元を辿れば5人のソニー台湾の元技術者がパソコン黎明期だった1980年代後半に立ち上げた会社なのですが、今や世界に冠たるゲーミングマシンメーカーにまでなりました。
メーカー印象としては「手堅い」という感じで、同じ台湾メーカーでもトリッキーなイメージを持つASROCKのマザーボードに対して、従来までの技術を堅実に積み上げてゆくMSIといった具合でしょうか。
安定した性能は最大の武器です。
信頼のおける部品メーカーとしてはNECを始め、SONYやサードウェーブ (Prime、要するにドスパラ)やマウスコンピューターなど。
日本でも馴染みとなっているこれらのメーカーに部品供給しています。
もちろん、優良な部品メーカーであるMSIが作ったパソコンが認められないわけははなく、世界50カ国・350以上のメディアから約8,000もの賞を獲得しており、一例としては薄型モバイルの「X-Slimシリーズ」はUltrabookというカテゴリーの先駆けともなりました。
海外メーカーもDellの「XPS シリーズ」を始めとしてHPの「Spectre シリーズ」など、薄型、軽量化に力を注いでいますが、おそらく、その中でも最も軽量化しつつ性能を犠牲にしない位置にいるのはMSIのように思えます。
「MSI PRESTIGEシリーズ」はゲーミングではなくビジネスノート
強力な廃熱機構「Cooler Boost 3」で快適なグラフィック性能を小型化
MSIは先に書いているようにゲーミングパソコンが中心です。
ですが、ゲーミングパソコンも下位モデルになると、ゲーマー以外の方でも使い勝手が良く、一般使いでも通用する軽さと薄さを備えています。
しかも、元々、ゲームをやる人に向けたパソコンを組み上げているくらいですから、他の国内一般向けと比べて、同価格帯で高い性能が手に入りやすい、という魅力もあります。
特に「MSI PRESTIGEシリーズ」はスマートに使えるビジネスノートのカテゴリーとして販売されています。
写真の加工やデジ絵や漫画、DTPやCADソフト、動画の編集など。
最近ではパワーポイントに画像だけではなく、動画や3Dオブジェクトをバシバシ埋め込んで動かしながらプレゼンする時代になりましたから、一般使いでも高いグラフィック性能を必要とする場面は多く出てきているわけです。
強いグラフィックボードを入れたい、持ち運びたいという声は販売の現場で何度も耳にしています。
反する薄いノートPCの筐体がそれを許しません。
各社が凌ぎを削って、この問題を補う方法を開発しています。
パナソニックのレッツノートが特殊な二枚羽ファンを装備しているように、VAIO Zシリーズに搭載されていたZエンジンがそうであったように、MSIもまた、PRESTIGEシリーズに独自構造での強力な廃熱機構「Cooler Boost 3」を組み込みました。
最も発熱する部品である、CPUとグラフィックボードにそれぞれヒートパイプと冷却用のファンを設置したのです(普通はファンを一箇所に集中してヒートパイプ伸ばして面積を稼いで効率化するものです)。
この特殊な二箇所の薄型ファン「Cooler Boost 3」により、15.9mmという筐体の薄さにも関わらず熱を残しません。
もし、ご興味おありであれば、下記、「ドラクエXのベンチマークを試してみたら」もお読み下さい。
お忙しい方は飛ばして性能表をどうぞ。
「MX150」でドラクエ Xのベンチマークを試してみたら
MSI PRESTIGE PS42 ラインナップ
PRESTIGE PS42 2018年発売BTOモデル
シリーズ名 | MSI PRESTIGE PS42 MX150シリーズ | |
---|---|---|
発売日 | 2018年8月31日 | 2018年7月13日 |
カラー | □ シルバー | |
OS | Windows10 Pro 64bit | Windows10 Home 64bit |
CPU | Core i5-8250U(1.60GHz) :PassMarkで 7668 |
Core i7-8550U(1.80GHz) :PassMarkで 8333 |
メモリ | 8GB /最大16GB DDR4-2400 SO-DIMM |
|
※空きスロットはありません。 交換、増設はMSIの正規サポート店にて受け付けています。 |
||
ストレージ | 256GB SSD(SATA・PCIeコンボスロット) | |
グラフィック | NVIDIA MX150 2GB :PassMarkで 2167 |
|
ディスプレイ | フルHD(1920×1080)、非光沢 (ノングレア) | |
※ディスプレイサイズは14インチです。 | ||
キーボード | 日本語キーボード(英字選択可+20,800 円) | |
無線通信 | IEEE802.11a/b/g/n/ac 準拠 Bluetooth 4.2 | |
サウンド | 2ch ハイクオリティーステレオスピーカー | |
接続口 | [右側]USB 3.0ポート × 2、USB Type-C ポート × 1、 SDカードスロット(フルサイズ)×1 |
|
[左側]ヘッドホン出力/マイク入力 コンボジャック ×1、 USB Type-C ポート × 1、HDMI 出力ポート× 1 |
||
質量 | 約 1.19 kg | |
バッテリ | 10時間20分(JEITA 2.0) | |
Office | Microsoft Office Personal 2016 OEM +19,330 円 Microsoft Office Home and Business 2016 OEM +25,810 円 Microsoft Office Professional 2016 OEM お取寄せ +50,650 円 |
|
※カスタマイズにて選択可能です。選択しないとOfficeは付いてきません。 |
||
型番 | □ |
□ |
期待価格 | ¥ 124,800 | ¥ 116,640 |
アーク保証 | ||
MSIの保証 | 製品本体国内保証:お買上げ日より2年間 修理:製品発売日から起算して3年間 ACアダプタ及びバッテリー:お買上げ日より1年間 国内保証グローバルワランティ:お買上げ日より1年間 |
※価格は全て税込表記です。
※2019年6月29日時点での内容で表示しています。
まず、最初に考えなければならないのは接続口がどれほど充実しているのか。
どんなに性能が良くても、エンドユーザーのよく使うポートが用意されていないようなら候補から外すべきです。
こちらにあるように、海外の小型モデルにしては頑張って付けている方だと思います。
ですが、やはり「VGA端子(RGB15ピン ミニD-sub 3段)」はありません。
また、LANポートもないので、有線環境しかない人は無線環境を整えるか、変換アダプタを買う必要があります。
せっかくType-Cが付いているのなら、多く接続できた方がいい、というなら、下の方がお勧めでしょうか。コレ一つあれば、大抵の接続で困ることはないかと。
また、「PS42 8RB-007JP」と同様の性能でありながら、英字キーボードでも良い人はAmazonモデルで「PS42-8RB-026JP」という兄弟機種もあります。
補足しておきますと、楽天のアプライドというPCショップでは、同じく「PS42 8RB-007JP」と同様の性能でありながらwindows10 Homeになっている「PS42-8RB-526JP」という型番もあります。
ほとんど同様の内容でも、型番が違うだけでキーボードや保証の内容が違うことがありますので、最終確認は販売ページの内容をよく確認してからご決断下さい。
さて、内容に関してですが、なんといっても「MX150」を内蔵しているのが嬉しいですね。
よく訊かれる「MX150でできること、できないこと」を以下にざらっとまとめましたので、ご自分の使い方と照らし合わせた上でご検討下さい。
「MX150」でできることってどんなこと?
「MX150」がどれくらいの能力を有しているか、というのは先にベンチマークを記載している通り確かなものですが、重たいゲームだと解像度を落とさないといけませんし、おそらく多くのゲーマーは「せめてGTX1050でしょ」と言うでしょうから、「PS42 8RC-027JP」または「PS42 8RC-009JP」あたりにするでしょう。
ゲームでも軽い方。
有名どころでは「ファンタシースターオンライン2」とか「モンスターハンターフロンティアオンライン」とか。
最近TVでCMやっている「黒い砂漠」などは「MX150」ではちょっとキツいかな? 解像度を落とせばできると思います。
ちなみに先述している「ドラゴンクエスト X」を元に言うなら、GTX 1070を越えるグラフィックボードだとスコアは2万を越えます。
この辺りだとほぼデスクトップの領域になのですが、ここでようやく中堅程度の重さのゲームでも大丈夫になってきます。
有名どころだと「ファイナルファンタジー 14 紅蓮のリベレーター」ができるのありますか? と訊かれることもあるのですが、その場合は素直にデスクトップの案内に切り替えます。
とまあ、少しゲームの話題に触れましたが、一般用途として話を戻しますと…。
普段使いでもグラフィック性能を必要としている作業では筆頭にCADがきますが、CADも2Dまでのものにすべきで、3Dだと「MX150」や「MX250」では歯が立ちません。
3Dでもレンダリングソフトの方になってくると「Metasequoia 4」や「六角大王」程度なら作業を重ねても「MX150」で快適な動作が望めるでしょう。
また、レンダリングソフトと一緒に鉄板お絵かきソフト「CLIP STUDIO」を使う人も多いのですが、「MX150」が入っているなら両方一緒に立ち上げても問題はないはずです。
もっとも、この辺りは使うデータの重さにより案内が変わるので、あくまでも常識的な範囲(描き込んだ漫画10枚や20枚程度までなら)ということで考えて頂けると助かります。
線引きとしては、クリップスタジオのProではなくEXを買って枚数多く漫画を描くとか、オンラインを通じて一つの作品を共同で仕上げる…など、ヲタ街道まっしぐらで同人活動どっぷり浸かってます、という方なら「GTX1050」以上がお勧めでしょうか(ProもEXも大して機能は変わらないわけですが、複数枚管理したい人は選んでいるでしょうから、ここが線引きとして適切かと)。
あとよく訊かれるのがAdobe系です。
「仕事でフォトショップとイラストレーターを同時に」とか「ファイヤーワークスとライトルームを同時に」なども訊かれます。
結論、その辺りなら「MX150」でけっこういけます。
これも入れるデータの容量と内容次第という部分もあるので、そこはご注意頂きたいのですが、例えば元々フォトショップで超絶に重たいデータを扱っていてアップアップになっているところで他を開くのはお勧めしません(これはどんなソフトを使っていてもそうですね)。
やるならメモリ16GB入れて、V-RAM側への配分を多めに設定してあげれば、というくらい。
同じくAdobe系でも動画編集の「Premiere(プレミア)」は「MX150」や「MX250」では避けた方が無難です。
ぶっちゃけ言えばオンボードでも動くのですが、「Premiere(プレミア)」を選ぶ人は軽い使い方をするのは少数派でしょうから、やはりGTX1050を積んでいる「PS42 8RC-027JP」または「PS42 8RC-009JP」、あるいはもっと上のコテコテのゲーミングにすべきです。
同じ動画編集では「EDIUS」も訊かれることがありますが、同様に「MX250」クラスでは無理。
プロ使用のソフトを使う人はなんだかんだ言って大きなデータを入れがちですし、ソフト自体の敷居が高いので普通に使うという感覚が一般人と乖離しています。
それにエンコードの時とかCPUの性能がものを言うので、グラフィックカードがどうこうじゃありません。最初から相応のパソコンが必要と考えた方がいいです。
逆にライトユーザー向けパソコンにも多く入っているサイバーリンク社の「PowerDirector(Standard 通常版、17 Ultra 通常版、18 Ultimate Suite 通常版
)」や、Corel社の「Movie Studio(「Movie Studio 16 Platinum」「13 Platinum半額
」)」は超快適に動きます。
後は一般的なOffice系ではパワーポイントに動画や3Dオブジェクトを入れられるようになって、賑やかなプレゼンも増えてきましたが、そうした時でもファイルを開いたりオブジェクトを動かし始める際のカクっとした動きとかレスポンスの悪さはなくなります。
そういうビジネス用途でも「ちょっとした快適さが欲しい」という人にはまさに「MX150~250」を搭載したモデルがお勧めとなります。
PRESTIGE PS42 2019年発売BTOモデル
シリーズ名 | MSI PRESTIGE PS42 シリーズ | |
---|---|---|
発売日 | 2019年3月15日 | 2019年2月8日 |
カラー | □ シルバー![]() |
■ブラック![]() |
OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | Core i7-8565U(1.80GHz) :PassMarkで 8891 |
|
メモリ | 8GB /最大16GB DDR4-2666 SO-DIMM |
|
※空きスロットはありません。 交換、増設はMSIの正規サポート店にて受け付けています。 |
||
ストレージ | 512GB SSD (PCIEx Gen3 x2) |
256GB SSD (PCIEx Gen3 x2) |
グラフィック | NVIDIA MX250 2GB :PassMarkで 2,554 |
– |
ディスプレイ | フルHD(1920×1080)、非光沢 (ノングレア) | |
※ディスプレイサイズは14インチです。 | ||
キーボード | 日本語キーボード(英字選択可+20,800 円) | |
無線通信 | IEEE802.11a/b/g/n/ac(2*2 a/c) 準拠 Bluetooth 5 | |
サウンド | 2ch ハイクオリティーステレオスピーカー | |
接続口 | [右側]USB 3.0ポート × 2、USB Type-C ポート × 1、 SDカードスロット(フルサイズ)×1 |
|
[左側]ヘッドホン出力/マイク入力 コンボジャック ×1、 USB Type-C ポート × 1、HDMI 出力ポート× 1 |
||
質量 | 約 1.19 kg | |
バッテリ | 10時間20分(JEITA 2.0) | |
Office | Microsoft Office Personal 2016 OEM +19,330 円 Microsoft Office Home and Business 2016 OEM +25,810 円 Microsoft Office Professional 2016 OEM お取寄せ +50,650 円 |
|
型番 | □ |
□ |
期待価格 | ¥ 129,384 | ¥ 109,944 |
アーク保証 | ||
MSIの保証 | 製品本体国内保証:お買上げ日より2年間 修理:製品発売日から起算して3年間 ACアダプタ及びバッテリー:お買上げ日より1年間 国内保証グローバルワランティ:お買上げ日より1年間 |
※価格は全て税込表記です。
※2019年6月29日時点での価格で表示しています。
はい。こちらは見ての通り、お色がブラックが出てきました。
シックな色合いもいいですね。
特に長い間使っていて汚れが目立ちずらいのがいい。
接続口などは変わりません、この通り。
このモデルはMSI指定の販売店アークでカスタマイズができるので「黒がいい、でもグラボ積みたい…」というのができれば良かったのですが、できません。
残念ながら、本体構成でカスタマイズできる範囲は…
「メモリ」「ストレージ」「キーボード(日本語⇔英語)」「Office付属にするかどうか」の四つのみです。
黒でグラボ搭載だと「PS42 8RC-027JP」あたりをアマゾンから買うことになりますが、基本はカスタマイズできないままなので英字キーボードでの販売になってしまいます。ご注意を。
さて、こちらですとMX250が搭載されていますが、150から10%アップです。
同じ2GBということもあり、極端に性能は上がっていないようですが、それでもCPUが8550U→8565Uへと変わって、出力が7%増しになっていることも含めると、全体的な性能底上げがこの価格差で手に入るのは嬉しいところですね。
MSI PRESTIGE PS42 GTX1050搭載モデル
シリーズ名 | MSI PRESTIGE PS42 GTX1050 | |
---|---|---|
発売日 | 2018年10月5日 | 2018年10月5日 |
カラー | □ シルバー | |
OS | Windows10 Home 64bit | |
CPU | Core i7-8550U(1.80GHz) :PassMarkで 8333 |
|
メモリ | 8GB /最大16GB DDR4-2400 SO-DIMM |
16GB /最大16GB DDR4 |
※空きスロットはありません。 交換、増設はMSIの正規サポート店にて受け付けています。 |
||
ストレージ | 512GB SSD (SATA・PCIeコンボスロット) |
512GB SSD |
グラフィック | NVIDIA GTX1050 4GB GDDR5 :PassMarkで 4679 |
GeForce GTX 1050 4GB GDDR5(Max-Q デザイン) :PassMarkで 4003 |
ディスプレイ | フルHD(1920×1080)、非光沢 (ノングレア) | |
※ディスプレイサイズは14インチです。 | ||
キーボード | 日本語キーボード (英字選択可+20,800 円) |
英字キーボード |
無線通信 | IEEE802.11a/b/g/n/ac 準拠 Bluetooth 5 | |
サウンド | 2ch ハイクオリティーステレオスピーカー | |
接続口 | [右側]USB 3.0ポート × 2、USB Type-C ポート × 1、 SDカードスロット(フルサイズ)×1 |
|
[左側]ヘッドホン出力/マイク入力 コンボジャック ×1、 USB Type-C ポート × 1、HDMI 出力ポート× 1 |
||
質量 | 約 1.19 kg | |
バッテリ | 9時間(JEITA 2.0) | |
Office | Microsoft Office Personal 2016 OEM +19,330 円 Microsoft Office Home and Business 2016 OEM +25,810 円 Microsoft Office Professional 2016 OEM お取寄せ +50,650 円 |
|
型番 | □ (Ark ショップ) |
□ PS42 8RC-027JP (Amazon) |
期待価格 | ¥133,704 | 在庫切れ |
アーク保証 | ||
MSIの保証 |
製品本体国内保証:お買上げ日より2年間
修理:製品発売日から起算して3年間 ACアダプタ及びバッテリー:お買上げ日より1年間国内保証 グローバルワランティ:お買上げ日より1年間 |
※価格は全て税込表記です。
※2019年6月29日時点での価格で表示しています。
※Amazon側および、一部のネットショップでのみ取り扱いのある商品です。
こちらはAmazonとアークショップでそれぞれの販売となっています。
GTX1050にくっついてきている「Max-Q デザイン」というのはノートパソコン用に出力を抑えた分、発熱量も抑えたモデルなのですが、「別にPassmarkで600やそこら下がっても問題ない」という人なら、Amazon側で英字キーボードで安く買うのもありです。
発熱量が上がるというのは当然、パソコンにかかる負担を増やすわけですから、寿命を減らすことにも繋がります。
「Cooler Boost 3」が入っているので保っているのでしょうが、それでも薄型ノートパソコンではここまでが限界ではないでしょうか。
また、その限界まで挑戦していながらも、ここまで価格を抑えているのはさすがMSIといったところです。
ちなみに、それだけ発熱量の高いものということは、当然、高カロリーに変換する際の電力量も相応に大きくなるもので、もしGTX1050をガシガシ動かした時にはバッテリーの持続時間は極端に短くなることが予想されます。
お勧めとしては予備のACアダプターごと持ち運んで、固定の電源を確保してしまうか、一時的に必要となる時だけ高出力にして、後は抑えて使うなど、力配分を調整すると良いかと。
ちなみにACアダプタはカスタマイズ画面から 8,280 円(税込)で追加できます。
MSI PRESTIGE PS42 AMZON販売モデル
※価格は全て税込表記です。
※2020年6月21日時点での内容で表示しています。
※Amazon側および、一部のネットショップでのみ取り扱いのある商品です。
「PS42-8RB-003JP」の販売ページに【CLIP STUDIO PAINT 動作確認済推奨PCモデル】とか書いてあるのですが、動作するのは当たり前で、別にこの性能じゃなければ動かないということは全くないので、文言に意味はありません。
やろうと思えばグラフィックボードの入っていない「PS42 8MO-001JP」でも充分に動きます。
同様にグラボの入っていない国内メーカーで描いている人もたくさんいますし、そのように販売してもいます。
最近はCPUに付帯しているグラフィック性能も上がってきたので、第8世代のi5で型番の最後にUが付いているくらいなら別に「MX150」がなくても問題はないのです。
要はどこまで本格的にやるか、の話で、一枚絵を普通に描く程度ならいいですが、目安40MB以上の重いファイルを普段から多く使うとか、レイヤーを100超えたまま合成してまとめず描き続けるとか。
そうなってくると「グラボが入っていた方がいいですね。MX150入っているのとかどうでしょう」となります。
MSI PRESTIGE PS42シリーズ 長所と短所
さて、ここまで見てきて素晴らしい性能とコスパを持つ「PRESTIGE PS42シリーズ」ですが、やはり欠点もあります。
私が知る限りの長所と短所をざっとまとめてみます。
◆長所
◆短所
コメント