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Lenovoの一体型デスクトップ、Ideacentre AIO 540 全ラインナップ

16:9 液晶デスクトップ一体型海外PCメーカー製品情報

「10万円で手に入るデスクトップ一体型パソコンありますか?」

新型コロナ対策の給付金で貰う10万円を、これから必要になるであろうパソコンに使おうとする人は大勢いると思います。

しかし、元々が高めに設定されているデスクトップ一体型ですと、案内できる機種は限られます。かといって広い画面は捨てられない…。

そんな中、リーズナブルの友であるLenovoなら、予算に収まり扱いやすい良い機体があります。

今回はそうしたデスクトップ一体型パソコン「IdeaCentre A540シリーズ」をご紹介します。

※Lenovoがどういう企業かご存じない方はこちらを。保証、サポートの説明を含めて以下の記事にまとめられてます。

法人様のご購入(領収書)について

法人名義でLenovoのダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
Lenovoの場合、

rss@lenovo.com

こちらののメールアドレス宛に以下の4点

①ご注文番号(注文した際に発行される)
②領収書送付先(原則は商品のお届け先と同じですが、出荷先と不一致の場合、詳細宛先を記載する必要あり)
③領収書名義
④ご希望の但書き(品目のこと。パソコン代など)

を送信すると、会系処理として使える領収書を発行してくれます。

すでに馴染みになっている企業様も多く、この方法で10台単位で一度にご注文頂くことも珍しくありません。

ご注意点:ThinkPad購入時に気を付けるところ

Lenovo製品に慣れていない人は、最初の性能一覧だけで選ばないようにしましょう。

というのも、選択項目の多い製品の場合、細かな部分はカートに入れた後で出てくる「構成内容詳細」でなければ分からないようになっているからです。

各機種のページにある選択項目で間違っていなかったとしても、そもそも最初の機種選びの段階で付いていないもの、または付いていなくても良かったものなどがあります。

つまり、注文する最終画面まで進まないと分からないことが多いのです。

下図のようにカートに入れた後で「構成内容詳細」をクリックすると一覧が出てきますので、必ずここで最終確認を。


当サイトには、そうした部分も性能表一覧の中に盛り込んでいるので見やすくしたつもりです。

購入先の公式サイトと見比べながらお選び下さい。

IdeaCentre A540 (24インチ,Intel)シリーズの性能表

A540 (23.8インチ Intel)・2019年8月6日発表モデル

シリーズ名 Lenovo IdeaCentre A540
Intel CPU搭載機種
カラー ブラック&ゴールド
形状 デスクトップ一体型
OS Windows 10 Home 64 bit
CPU Core i5-9400T
1.8GHz (最大 3.4GHz)
:PassMarkで7,683
Core i3-9100T
2.1GHz (最大 3.7GHz)
:PassMarkで5,957
メモリ 8GB (4GB×2)/最大8GB
空きスロット×0
ストレージ 512GB
(PCIe NVMe/M.2)
256GB
(PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 23.8″ FHD 広視野角ワイド
(ノングレア)1920×1080ドット
横幅 54.1cm
グラフィック UHD グラフィックス 630
無線通信 IEEE 802.11ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi 準拠)
Bluetooth v5.0
有線LAN あり
質量 約 7.0kg
Office Office Home and Business 2019
(Office 搭載モデルのみ)
リリース 2019年8月6日
officeなし F0EL0016JP F0EL0014JP
期待価格 ¥85,100 ¥67,637
officeあり F0EL0017JP F0EL0015JP
期待価格 ¥104,051 ¥88,968
特 徴 ウルトラスリム・ワイヤレス・キーボード 日本語
1年間 引き取り修理
本体ベース上にQi(チー)ワイヤレス充電機能を搭載

※価格は全て税込、送料込みの表記です。
2021年5月2日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
※このシリーズには光学ドライブが搭載していませんので、項目を割愛しています。

 

第9世代IntelCPUによるTプロセッサーは、処理能力としてはまずまずですが、ハイエンド志向の人には物足りない内容です。

もっとも、ご家庭用の一般使いなら、保存容量さえ問題なければこれ一つで幅広い活用のしどころがあるでしょう。PCIe NVMe/M.2対応の速度は、一般的な使い方ならまったく問題ありません。むしろ十分。

心配どころとしては、256GB側を選ぶのであれば、iPhonのバックアップ保存用としてパソコンを活用するかどうかは先に考えておく必要があるということ。そうした使い方をする場合はこちらの記事を参照してからご判断下さい。

 

IdeaCentre A540 (24インチ,AMD)シリーズの性能表

最近Intel社のシェアを追い抜いたAMDですが、「A540」はAMD側にラインナップの幅を持たせています。

A540 (23.8インチ AMD)・シングルストレージ

シリーズ名 Lenovo IdeaCentre A540
AMD APU搭載機種
カラー ブラック&ゴールド
形状 デスクトップ一体型
OS Windows 10 Home 64 bit
CPU Ryzen 5 3400GE
3.3GHz (最大 4.0GHz)
:PassMarkで8,264(注)
Ryzen 3 3200GE
3.3GHz (最大 3.8GHz)
:PassMarkで7,297(注)
メモリ 8GB (4GB×2)/最大8GB
空きスロット×0
ストレージ 512GB
(PCIe NVMe/M.2)
256GB
(PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 23.8″ FHD 広視野角ワイド
(ノングレア)1920×1080ドット
横幅 54.1 cm
グラフィック Vega11 グラフィックス Vega8 グラフィックス
無線通信 IEEE 802.11ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi 準拠)
Bluetooth v5.0
有線LAN あり
質量 約 7.0kg
Office Office Home and Business 2019
(Office 搭載モデルのみ)
リリース 2019年10月22日
officeなし F0EM000BJP F0EM000SJP
期待価格 ¥82,764 ¥67,320
officeあり F0EM000CJP F0EM000TJP
期待価格 完売 ¥89,408
特 徴 ウルトラスリム・ワイヤレス・キーボード 日本語
1年間 引き取り修理
本体ベース上にQi(チー)ワイヤレス充電機能を搭載

※価格は全て税込、送料込みの表記です。
2021年7月9日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
※このシリーズには光学ドライブが搭載していませんので、項目を割愛しています。

 

Ryzenシリーズは3になって随分とオススメしやすくなりました。

IntelCPUがオールマイティーに複雑作業を得意とするのに対して、APUはGPUに近い存在として単純作業を数多くこなすのに向いている…というのは過去の話になりつつあります。

完全に不得意作業の弱点を拭えたかどうかまでは分かりかねますが、3になったことでコストを抑えたままIntelCPUと同等か、それ以上の性能を発揮するまでなりました。

それでいてOfficeを抜きにしても、コストを抑えて6万円台半ばから一体型PCが手に入ることを考えれば激安と言わざるをえないでしょう。

ノートパソコンだとモニター近くにキーボードがセットになっているから肩が凝る…でも、デスクトップは高い…。

そうした理由で迷っている人は結構な割合いらっしゃいますが、その場合には、まずこの辺りのラインナップを考えて頂きたいところです。

画像や動画の加工編集まで行う人はRyzen 5ですが、使うソフトがグラフィックカード必須のもの(EDIUSやPremiere Proなど)になるようなら、もっとハイエンド志向の別機種にしましょう。

そうでない使い方、例えばAdobe系でも単独なら問題なく、他のソフトにしても静止画の加工やお絵かきに使う分には問題ない性能です。ただ、Adobe系を複数一度に…とかなるようですと、別機種がオススメになります。

もちろん、ブラウザ以外でのゲームをやりたい人は選んではいけない性能ですが、ゲーマーには言うまでもないことだと思います。

いわゆる、そうした一般的ではない使い方をしない限りは十分オススメ、ということです。

(注) Ryzen 3 3200GE と Ryzen 5 3400GE の性能について

今回「A540」に入っている、この二つのAPUですが、似た型番として

「Ryzen 3 PRO 3200GE」「Ryzen 5 PRO 3400GE」というのがあります。

調べてもPROの文字が付いているものしか見当たらず、こちらの性能表に記載しているPassMarkはPROのものを記載しました。

メーカーパソコンの中には一般に出回っていない独自型番を採用することがあります。あるいはLenovoの仕様書には略称で記載されている可能性も。

どちらなのかが分かりませんが、常識的なことで言えばPROの文字が付かないオリジナル型番だとしても±1,500以内のスコアであろう、と予測しています。あくまでも目安として見て頂ければと思います。

 

A540 (23.8インチ AMD)・デュアルストレージ

シリーズ名 Lenovo IdeaCentre A540
AMD APU搭載機種
カラー ブラック&ゴールド
形状 デスクトップ一体型
OS Windows 10 Home 64 bit
CPU Ryzen 5 3400GE
3.3GHz (最大 4.0GHz)
:PassMarkで8,264(注)
メモリ 8GB (4GB×2)/最大8GB
空きスロット×0
ストレージ1 256GB
(PCIe NVMe/M.2)
ストレージ2 1TB HDD
ディスプレイ 23.8″ FHD 広視野角ワイド
(ノングレア)1920×1080ドット
マルチタッチ対応(10点)
23.8″ FHD 広視野角ワイド
(ノングレア)1920×1080ドット
横幅 54.1cm
グラフィック Vega11 グラフィックス
無線通信 IEEE 802.11ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi6 準拠)
Bluetooth v5.0
有線LAN あり
質量 約 7.0kg
Office Office Home and Business 2019
(Office 搭載モデルのみ)
リリース 2019年10月22日
officeなし F0EM002SJP F0EM002RJP
期待価格 ¥83,266 ¥81,704
officeあり F0EM002TJP
期待価格 ¥103,532
特 徴 ウルトラスリム・ワイヤレス・キーボード 日本語
1年間 引き取り修理
本体ベース上でQi(チー)ワイヤレス充電機能を搭載

※価格は全て税込、送料込みの表記です。
2021年7月9日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
※このシリーズには光学ドライブが搭載していませんので、項目を割愛しています。

 

システムドライブにPCIe NVMe/M.2対応のSSD、セカンドに1TBのハードディスク。

そして、タッチパネル付きまで選べてこの値段…。

他社を知るだけに安すぎると言いたくなります。これで利益が取れているのか疑わしいものです。

おそらくシェアを取ることで部品会社へのマージンを発生させて利益を取っているのでしょう。

それはともかく、オススメできる人としては、外付けハードディスクに写真や音楽、動画のデータを大量に保存しておく予定だった人です。

なんだかんだ言って外付けは外付けでしかないので、やはり機体本体の中に入っていた方が耐衝撃で安全です。

弱点としては、システム側に何かがあった際に取り出すのに苦労するということ。

パソコンの分解なんてできない、という人はデータのサルベージを考えないといけません。

ところが「A540」は機体右下(背面から見て左下)からハードディスクだけを取り出しやすい構造をしています。

こんな感じ↓です。

ですので、もしもの時にはこのように安全簡単にハードディスクだけ抜いてから、外付けHDDケースを購入して、他のパソコンに接続→外付けハードディスクとして認識させてデータサルベージ、という流れを可能としています。

逆を言えば、これだけ取り外しやすい構造をしているので、大容量に換装することもできると思います(ただし、その場合はHDDがどこまで認識してくれるのか認識限界の容量が不明です)。

 

IdeaCentre A540シリーズの特長

デスクトップ一体型というと、スリムでオシャレな個人宅用に似合うイメージですが、その中でも「A540」はちょっと異彩を放つ外観をしています。

自然をテーマにし、ヒノキをイメージしてデザインされたそうで、言われてみれば、なんとなくそのように見えます。

写真の通り、基本色はブラックですが、金のパイプで下の土台(以下、ベース台)と繋がっています。

弁当箱のようなベース台と繋がった金パイプが曲線を描いているのが独特ですね。

このベース台が本体かと思ってしまいますが、そうではなく、ストレージやメモリなど、パソコンとして必要な部品はほとんどモニター裏側に配置されています。

では、下のベース台はなんなのかというと、バランスを取るため重量を保つ役割を担いつつ、スピーカーと「Qi(チー:後述)」、及び人間側で使いやすいインターフェースを配置しています。

「Qi(チー)」の電磁コイルやJBLスピーカーなど、重たい部品は全て下に置いた方が都合がいいわけです。

工学的にも強い磁界を発生させたらパソコンには悪影響です。そのため距離を離した土台にあった方がいいのは自明です。

しかし、そうした特性を逆に利用して、このようなデザインを造って組み込むとは。いかにも柔軟性のあるLenovoらしい発想です。

大きさとしては上図の通り。

横幅54センチは広々と画面を使えるので、作業効率を高めて複数の作業を一度に行いたい人に向いています。

画面に関しては本体比最大93%の狭額縁デザインを採用していて、無駄を省いたシャープな造り。

写真では出した状態になっていませんが、カメラアイは背面上部から出てきます。


画面の角度は-5度から – 25度まで稼働できます。広い視野角とも相まって、見やすい画面です(スペック表には出ていませんがIPS液晶です)。

ちなみに、3W×2のJBLスピーカーは5Wのウーファーを備えています。A540に関しては標準搭載されているものでも低音域までいい音を出せる方でしょう。

 

IdeaCentre A540の接続口・ゲーム用モニターや外部モニターに使用可

「A540」の良いところはHDMIが出力だけでなく入力まで備えていることです。

つまり、TVと同様に入力切替ができますから、HDMIケーブル一本あれば他のパソコンで投影させるモニター代わりにもできるということです。

モニター拡張の例

プレイステーションやニンテンドースイッチと繋げれば、ゲーム機画面に早変わり。HDMIケーブルで接続できる機器なら、すべからく繋げて活用できます。

1. 入力切替スイッチ
2. HDMI (外部入力)
3. イーサネット・コネクター(RJ-45)
4. HDMI (外部出力)HDMI
5. USB 2.0 × 2
6. USB 3.1 × 1
7. 電源コネクタ
8. 3-in-1メディアカードリーダー
9. USB 3.1 × 2
10. コンボジャック

通常、このような入力、出力、どちらも備わっている一体型パソコンは国内メーカーでは最上位機種にしかなく、海外メーカーには中堅クラスから備わっているものがありますが、ここまで安くて全てが手に入るものはなかなかありません。

ただ、国内メーカーのようにTV機能を搭載できるわけではないので、そこをどうするか迷いどころです。

TVも欲しいけどパソコンも欲しい、という方は国内メーカーのデスクトップ一体型を。

TVはいらないけど、その他の多様な使い方として、値段を抑えてパソコンが欲しい、というなら「A540」という切り分け方でしょうか。

 

本体ベース上でQi(チー)ワイヤレス充電機能を搭載

「Qi(チー)」とは、ワイヤレス給電システムの国際標準規格のことです。

疲れて帰宅した時に「とりあえず充電しとくか」と言って、まずスマホの電源ケーブルを探す人は多いと思います。

そんな時にケーブルを探す必要なく、クレードルに挿しておく必要さえありません。

「そこに置くだけ」で充電が開始されますので楽ちんです。

使う時もいちいちケーブルから外す必要なく、簡単に手に取り、また置ける。

これは液晶ペンタブレットに使われている電磁誘導方式という機能の応用ですが、一般的にはケーブルやクレードルで充電するよりも充電時間は遅いと言われています。

もっとも、設定している電力量次第ですし、ゆっくり充電なら、その分、バッテリーを傷めずにすみます。一長一短というところでしょうか。

では、対するスマホ側の対応はどうなっているのかというと、iPhoneシリーズならiPhone 8以降(2017年9月22日発売以降)でしたら「Qi(チー)」対応です。

アンドロイドだと対応がバラバラなのですが、おおよそ2017~2018年以降に販売されたモデルは「Qi(チー)」対応が多くなってきました。最新モデルでもシャープのAQUOSや京セラのBASIO、URBANOあたりのシリーズだと対応していないようです。GalaxyやXperiaは機種により分かれます。

もし「A540」の購入を考える方は、今、使われているスマホが「Qi(チー)」に対応しているかを調べてからの方が良いかもしれません。

とはいえ「Qi(チー)」の機能を抜きにしても、コスト的には安くてオススメしやすい内容ではあります。

 

IdeaCentre A540の長所と短所

長所と短所をまとめてみると、以下のようになります。

<短所>

メモリが最大8GBしか用意がない

仕様書を見ると、全モデルが8GBまでしか用意されておらず、最大メモリも8GBです。

ですので、最初から16GB積載可能なものを考えるなら、別機種を視野に入れる必要があります。

おそらく開発陣は徹底して「ご家庭の一般用途での使用に特化したモデル」として売り出すことに的を絞ったのだと思います。

ハードウェアの限界が来るであろう5~6年より多くを使うとしても、ヘビーユーザーでない限りは8GBあれば大体、足りますので。

とはいえ、増設挑戦したら何のことなく16GBまで認識しましたという、なんちゃってパターンもありえます。以下のリンクから一通りの分解方法が見れるようになっていますので、中身を弄りたい人はご参考までに。

ちなみにメモリ型式は「PC4-21300 DDR4 SDRAM SODIMM」です。バルク版ならこの辺りが適合します。全ては自己責任になりますが、ご興味ある方はぜひどうぞ。

ディスクドライブ(光学ドライブ)がない

ノートパソコンなら分かるのですが、デスクトップ一体型でも割り切ってディスクドライブを外してしまうあたりが、いかにも海外メーカーです。

ディスク再生は外付けディスクドライブを使うしかありません。

最近はDVDなら3,000円から。ブルーレイだと1万円近くで手に入ります。

ごちゃごちゃ繋げたくない、という方は別の機種を考える必要があります。

「A540」と同等に安くてディスクドライブ付きとなると、例えば「V330 All-in-One」とかあるわけですが、「V330 All-in-One」にはOffice付きで用意されたモデルがありません。

つまり、「Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)」と併せて使うことを考えられている法人向けです。そのため、速度よりコストを優先しているHDD形式のみ、となっています。

TV機能が選択できない

海外メーカーの不得意な部分で、TV機能はありません。

カスタマイズでも付けることができないので、先の「ディスクドライブがない」と合わせると、もはやTV代わりとして録画して、それをディスクに焼いて別のところで見る。または保管しておく、という発想自体がなくなりつつあるのでしょう。

そういう意味ではリッピングの技術が進化したお国柄と言えなくもないですが、デジタルの著作権とかガン無視してるわけですから、やはり扱う人のモラルにかかっているのだろうな、と思います。

とにもかくにも、外付けモニターとして活用できる方法はあれど、再生するドライブもなければTV機能もありませんので、TVとして見たい方は全て外付けチューナーで対応することになります。

オススメのチューナーとしては、この辺り。

Wifi6 対応ではない

現時点では、というだけかもしれませんが、axまで入れていませんのでWifi6には非対応です。

とはいえ、デスクトップですし有線LANコネクタもありますから、無線にこだわらなければ欠点たりえません。

 

<ThinkPad共通>

情報漏洩のリスクがある(Lenovoは中国企業)

Lenovoの説明記事でも書きましたので、詳細はそちらにて。簡単に言うと、スパイウェアが販売時から仕込まれていたことがあり、他にも色々ありました。このことで購入を躊躇する人は多いです。

これに関して、完璧な答えはないと思っています。あるとすれば、「買わない」という選択肢のみかと。

最近では新型コロナウィルスの初期対応でも話題になりましたが、「バレなきゃなにやったっていい。バレたってお金でなんとかなる」を繰り返した末が、世界経済を脅かすほどのウィルスの拡散になったわけです。そこには命より財源に目が眩んだWHOの打算もありました。

世界情勢はさておき、個人的なLenovoのパソコン使用においては特に取られて困る情報などなにもない、という人なら、特に短所たりえません。

この場合、情報漏洩のリスクを別にしてもコロナの一件から「そもそも中国が嫌い」になったなら、諦めて別機種を買いましょう。そこを割り切れる方なら問題ありません。

<長所>

絶対的に安い

一体型パソコンはどのメーカーも、ノートパソコンよりやや高めの印象ですが、元々が安いLenovoだけあって、他社から見たノートパソコン並み(ひょっとしたらそれ以上)に安いです。

この性能で、23.8インチのゆったりした大きさの一体型パソコン。外付けモニターとして入力切替までできてこの値段というのは破格でしょう。

特にメーカーにこだわりはないけど、安くて一体型の広い画面のパソコンがいい、と思う人にはオススメできます。

「Qi(チー)」が使える

これはもう、他の機種では手に入らない機能です。もちろん、別売りで売っている「Qi(チー)」対応充電器を買えば済む話ですが、ごちゃごちゃとした周辺機器を増やしたくない、というなら最初から搭載されている「A540」が良いでしょう。

ベース台となっている部分だけに、ケーブル接続のように動くことがありませんので、パソコンの置き場所さえ変わらなければ分かりやすい充電スポットが1つ手に入ります。

タッチパネルが選べる

最上位機種のみですが、10点マルチタッチ対応のタッチパネルを選ぶこともできます。

そういう意味ではタッチパネルが必須の人たちにもオススメしやすいですが、難点としてはタッチパネル対応モデルは一機種しかなく、またOffice付きモデルがありません。

そうした点を別売りの「Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)」あたりでカバーできる人には良いでしょう。

内蔵のハードディスクを簡単に取り出せる機構

この値段にしては、何かと便利に設計されていて驚くことばかりですが、内蔵HDDを取り出すのに苦労しません。先のGIF動画で見ると分かるように、機体右下(背面から見て左下)からHDDを取り出しやすい構造をしています。

これならパソコンに不慣れな方でも、調子が悪くなったパソコンからデータを取り出しやすくていいです。

ただし、取り出せるのはデュアルストレージを選んだ際のHDD側だけです。システムドライブとなっているSSD側は背面全体を外さないといけませんので、少々面倒ではあります。

重要なデータはできるだけHDD側にバックアップを取っておくようにしましょう。

 

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