「10万円で手に入るデスクトップ一体型パソコンありますか?」
新型コロナ対策の給付金で貰う10万円を、これから必要になるであろうパソコンに使おうとする人は大勢いると思います。
しかし、元々が高めに設定されているデスクトップ一体型ですと、案内できる機種は限られます。かといって広い画面は捨てられない…。
そんな中、リーズナブルの友であるLenovoなら、予算に収まり扱いやすい良い機体があります。
今回はそうしたデスクトップ一体型パソコン「IdeaCentre A540シリーズ」をご紹介します。
法人のご購入(領収書)について
法人名義でLenovoのダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
Lenovoの場合、
こちらののメールアドレス宛に以下の4点
①ご注文番号(注文した際に発行される)
②領収書送付先(原則は商品のお届け先と同じですが、出荷先と不一致の場合、詳細宛先を記載する必要あり)
③領収書名義
④ご希望の但書き(品目のこと。パソコン代など)
を送信すると、会系処理として使える領収書を発行してくれます。
購入先としてもはや馴染みになっている企業が多く、この方法で10台単位を一度にご注文頂くことも珍しくありません。
※Lenovoがどういう企業かご存じない方はこちらを。保証、サポートの説明を含めて以下の記事にまとめられてます。
IdeaCentre A540 (24インチ,Intel)シリーズの性能表
A540 (23.8インチ Intel)・2019年8月6日発表モデル
シリーズ名 | ||
---|---|---|
カラー | ブラック&ゴールド | |
形状 | デスクトップ一体型 | |
OS | Windows 10 Home 64 bit | |
CPU | Core i5-9400T 1.8GHz (最大 3.4GHz) :PassMarkで7,683 |
Core i3-9100T 2.1GHz (最大 3.7GHz) :PassMarkで5,957 |
メモリ | 8GB (4GB×2)/最大8GB 空きスロット×0 |
|
ストレージ | 512GB (PCIe NVMe/M.2) |
256GB (PCIe NVMe/M.2) |
ディスプレイ | 23.8″ FHD 広視野角ワイド (ノングレア)1920×1080ドット |
|
横幅 | 54.1cm | |
グラフィック | UHD グラフィックス 630 | |
無線通信 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi 準拠) Bluetooth v5.0 |
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有線LAN | あり | |
質量 | 約 7.0kg | |
Office | Office Home and Business 2019 (Office 搭載モデルのみ) |
|
リリース | 2019年8月6日 | |
officeなし | ||
期待価格 | ¥71,592 | ¥67,637 |
officeあり | ||
期待価格 | ¥104,051 | ¥88,968 |
特 徴 | ウルトラスリム・ワイヤレス・キーボード 日本語 1年間 引き取り修理 本体ベース上にQi(チー)ワイヤレス充電機能を搭載 |
※価格は全て税込、送料込みの表記です。
※2020年12月19日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
※このシリーズには光学ドライブが搭載していませんので、項目を割愛しています。
第9世代IntelCPUによるTプロセッサーは、処理能力としてはまずまずですが、ハイエンド志向の人には物足りない内容です。
もっとも、ご家庭用の一般使いなら、保存容量さえ問題なければこれ一つで幅広い活用のしどころがあるでしょう。PCIe NVMe/M.2対応の速度は、一般的な使い方ならまったく問題ありません。むしろ十分。
心配どころとしては、256GB側を選ぶのであれば、iPhonのバックアップ保存用としてパソコンを活用するかどうかは先に考えておく必要があるということ。そうした使い方をする場合はこちらの記事を参照してからご判断下さい。
IdeaCentre A540 (24インチ,AMD)シリーズの性能表
最近Intel社のシェアを追い抜いたAMDですが、「A540」はAMD側にラインナップの幅を持たせています。
A540 (23.8インチ AMD)・シングルストレージ
シリーズ名 | ||
---|---|---|
カラー | ブラック&ゴールド | |
形状 | デスクトップ一体型 | |
OS | Windows 10 Home 64 bit | |
CPU | Ryzen 5 3400GE 3.3GHz (最大 4.0GHz) :PassMarkで8,264(注) |
Ryzen 3 3200GE 3.3GHz (最大 3.8GHz) :PassMarkで7,297(注) |
メモリ | 8GB (4GB×2)/最大8GB 空きスロット×0 |
|
ストレージ | 512GB (PCIe NVMe/M.2) |
256GB (PCIe NVMe/M.2) |
ディスプレイ | 23.8″ FHD 広視野角ワイド (ノングレア)1920×1080ドット |
|
横幅 | 54.1 cm | |
グラフィック | Vega11 グラフィックス | Vega8 グラフィックス |
無線通信 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi 準拠) Bluetooth v5.0 |
|
有線LAN | あり | |
質量 | 約 7.0kg | |
Office | Office Home and Business 2019 (Office 搭載モデルのみ) |
|
リリース | 2019年10月22日 | |
officeなし | ||
期待価格 | ¥70,224 | ¥62,832 |
officeあり | ||
期待価格 | ¥91,740 | ¥78,232 |
特 徴 | ウルトラスリム・ワイヤレス・キーボード 日本語 1年間 引き取り修理 本体ベース上にQi(チー)ワイヤレス充電機能を搭載 |
※価格は全て税込、送料込みの表記です。
※2020年12月19日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
※このシリーズには光学ドライブが搭載していませんので、項目を割愛しています。
Ryzenシリーズは3になって随分とオススメしやすくなりました。
IntelCPUがオールマイティーに複雑作業を得意とするのに対して、APUはGPUに近い存在として単純作業を数多くこなすのに向いている…というのは過去の話になりつつあります。
完全に不得意作業の弱点を拭えたかどうかまでは分かりかねますが、3になったことでコストを抑えたままIntelCPUと同等か、それ以上の性能を発揮するまでなりました。
それでいてOfficeを抜きにしても、コストを抑えて6万円台半ばから一体型PCが手に入ることを考えれば激安と言わざるをえないでしょう。
ノートパソコンだとモニター近くにキーボードがセットになっているから肩が凝る…でも、デスクトップは高い…。
そうした理由で迷っている人は結構な割合いらっしゃいますが、その場合には、まずこの辺りのラインナップを考えて頂きたいところです。
画像や動画の加工編集まで行う人はRyzen 5ですが、使うソフトがグラフィックカード必須のもの(EDIUSやPremiere Proなど)になるようなら、もっとハイエンド志向の別機種にしましょう。
そうでない使い方、例えばAdobe系でも単独なら問題なく、他のソフトにしても静止画の加工やお絵かきに使う分には問題ない性能です。ただ、Adobe系を複数一度に…とかなるようですと、別機種がオススメになります。
もちろん、ブラウザ以外でのゲームをやりたい人は選んではいけない性能ですが、ゲーマーには言うまでもないことだと思います。
いわゆる、そうした一般的ではない使い方をしない限りは十分オススメ、ということです。
A540 (23.8インチ AMD)・デュアルストレージ
シリーズ名 | ||
---|---|---|
カラー | ブラック&ゴールド | |
形状 | デスクトップ一体型 | |
OS | Windows 10 Home 64 bit | |
CPU | Ryzen 5 3400GE 3.3GHz (最大 4.0GHz) :PassMarkで8,264(注) |
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メモリ | 8GB (4GB×2)/最大8GB 空きスロット×0 |
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ストレージ1 | 256GB (PCIe NVMe/M.2) |
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ストレージ2 | 1TB HDD | |
ディスプレイ | 23.8″ FHD 広視野角ワイド (ノングレア)1920×1080ドット マルチタッチ対応(10点) |
23.8″ FHD 広視野角ワイド (ノングレア)1920×1080ドット |
横幅 | 54.1cm | |
グラフィック | Vega11 グラフィックス | |
無線通信 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN (WiFi6 準拠) Bluetooth v5.0 |
|
有線LAN | あり | |
質量 | 約 7.0kg | |
Office | Office Home and Business 2019 (Office 搭載モデルのみ) |
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リリース | 2019年10月22日 | |
officeなし | ||
期待価格 | ¥78,883 | ¥71,161 |
officeあり | ||
期待価格 | ¥89,197 | |
特 徴 | ウルトラスリム・ワイヤレス・キーボード 日本語 1年間 引き取り修理 本体ベース上でQi(チー)ワイヤレス充電機能を搭載 |
※価格は全て税込、送料込みの表記です。
※2020年12月19日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
※このシリーズには光学ドライブが搭載していませんので、項目を割愛しています。
システムドライブにPCIe NVMe/M.2対応のSSD、セカンドに1TBのハードディスク。
そして、タッチパネル付きまで選べてこの値段…。
他社を知るだけに安すぎると言いたくなります。これで利益が取れているのか疑わしいものです。
おそらくシェアを取ることで部品会社へのマージンを発生させて利益を取っているのでしょう。
それはともかく、オススメできる人としては、外付けハードディスクに写真や音楽、動画のデータを大量に保存しておく予定だった人です。
なんだかんだ言って外付けは外付けでしかないので、やはり機体本体の中に入っていた方が耐衝撃で安全です。
弱点としては、システム側に何かがあった際に取り出すのに苦労するということ。
パソコンの分解なんてできない、という人はデータのサルベージを考えないといけません。
ところが「A540」は機体右下(背面から見て左下)からハードディスクだけを取り出しやすい構造をしています。
こんな感じ↓です。
ですので、もしもの時にはこのように安全簡単にハードディスクだけ抜いてから、外付けHDDケースを購入して、他のパソコンに接続→外付けハードディスクとして認識させてデータサルベージ、という流れを可能としています。
逆を言えば、これだけ取り外しやすい構造をしているので、大容量に換装することもできると思います(ただし、その場合はHDDがどこまで認識してくれるのか認識限界の容量が不明です)。
IdeaCentre A540シリーズの特長
デスクトップ一体型というと、スリムでオシャレな個人宅用に似合うイメージですが、その中でも「A540」はちょっと異彩を放つ外観をしています。
自然をテーマにし、ヒノキをイメージしてデザインされたそうで、言われてみれば、なんとなくそのように見えます。
写真の通り、基本色はブラックですが、金のパイプで下の土台(以下、ベース台)と繋がっています。
弁当箱のようなベース台と繋がった金パイプが曲線を描いているのが独特ですね。
このベース台が本体かと思ってしまいますが、そうではなく、ストレージやメモリなど、パソコンとして必要な部品はほとんどモニター裏側に配置されています。
では、下のベース台はなんなのかというと、バランスを取るため重量を保つ役割を担いつつ、スピーカーと「Qi(チー:後述)」、及び人間側で使いやすいインターフェースを配置しています。
「Qi(チー)」の電磁コイルやJBLスピーカーなど、重たい部品は全て下に置いた方が都合がいいわけです。
工学的にも強い磁界を発生させたらパソコンには悪影響です。そのため距離を離した土台にあった方がいいのは自明です。
しかし、そうした特性を逆に利用して、このようなデザインを造って組み込むとは。いかにも柔軟性のあるLenovoらしい発想です。
大きさとしては上図の通り。
横幅54センチは広々と画面を使えるので、作業効率を高めて複数の作業を一度に行いたい人に向いています。
画面に関しては本体比最大93%の狭額縁デザインを採用していて、無駄を省いたシャープな造り。
写真では出した状態になっていませんが、カメラアイは背面上部から出てきます。
画面の角度は-5度から – 25度まで稼働できます。広い視野角とも相まって、見やすい画面です(スペック表には出ていませんがIPS液晶です)。
ちなみに、3W×2のJBLスピーカーは5Wのウーファーを備えています。A540に関しては標準搭載されているものでも低音域までいい音を出せる方でしょう。
IdeaCentre A540の接続口・ゲーム用モニターや外部モニターに使用可
「A540」の良いところはHDMIが出力だけでなく入力まで備えていることです。
つまり、TVと同様に入力切替ができますから、HDMIケーブル一本あれば他のパソコンで投影させるモニター代わりにもできるということです。

モニター拡張の例
プレイステーションやニンテンドースイッチと繋げれば、ゲーム機画面に早変わり。HDMIケーブルで接続できる機器なら、すべからく繋げて活用できます。
2. HDMI (外部入力)
3. イーサネット・コネクター(RJ-45)
4. HDMI (外部出力)HDMI
5. USB 2.0 × 2
6. USB 3.1 × 1
9. USB 3.1 × 2
10. コンボジャック
通常、このような入力、出力、どちらも備わっている一体型パソコンは国内メーカーでは最上位機種にしかなく、海外メーカーには中堅クラスから備わっているものがありますが、ここまで安くて全てが手に入るものはなかなかありません。
ただ、国内メーカーのようにTV機能を搭載できるわけではないので、そこをどうするか迷いどころです。
TVも欲しいけどパソコンも欲しい、という方は国内メーカーのデスクトップ一体型を。
TVはいらないけど、その他の多様な使い方として、値段を抑えてパソコンが欲しい、というなら「A540」という切り分け方でしょうか。
本体ベース上でQi(チー)ワイヤレス充電機能を搭載
「Qi(チー)」とは、ワイヤレス給電システムの国際標準規格のことです。
疲れて帰宅した時に「とりあえず充電しとくか」と言って、まずスマホの電源ケーブルを探す人は多いと思います。
そんな時にケーブルを探す必要なく、クレードルに挿しておく必要さえありません。
「そこに置くだけ」で充電が開始されますので楽ちんです。
使う時もいちいちケーブルから外す必要なく、簡単に手に取り、また置ける。
これは液晶ペンタブレットに使われている電磁誘導方式という機能の応用ですが、一般的にはケーブルやクレードルで充電するよりも充電時間は遅いと言われています。
もっとも、設定している電力量次第ですし、ゆっくり充電なら、その分、バッテリーを傷めずにすみます。一長一短というところでしょうか。
では、対するスマホ側の対応はどうなっているのかというと、iPhoneシリーズならiPhone 8以降(2017年9月22日発売以降)でしたら「Qi(チー)」対応です。
アンドロイドだと対応がバラバラなのですが、おおよそ2017~2018年以降に販売されたモデルは「Qi(チー)」対応が多くなってきました。最新モデルでもシャープのAQUOSや京セラのBASIO、URBANOあたりのシリーズだと対応していないようです。GalaxyやXperiaは機種により分かれます。
もし「A540」の購入を考える方は、今、使われているスマホが「Qi(チー)」に対応しているかを調べてからの方が良いかもしれません。
とはいえ「Qi(チー)」の機能を抜きにしても、コスト的には安くてオススメしやすい内容ではあります。
IdeaCentre A540の長所と短所
長所と短所をまとめてみると、以下のようになります。
<短所>
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