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Zen3搭載のコスパ優良機、HP ENVY x360 13-ay(AMD)2021 実機レビュー

13インチ16:9 液晶海外PCメーカー製品情報

スマホ操作に慣れたデジタル世代はパソコンもタッチパネル付きで探される方が増えてきました。

今回はそうした人にオススメの「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」をご紹介します。

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「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」シリーズの特長

元々、人気のあるこのシリーズは2020年ではHPの売れ筋の筆頭になるほどでした。今回はプロセッサーやOSの変更となり筐体は変わっていませんので、マイナーチェンジになります。ただ、幾つか注意点があります。以下、変更点を中心とした特長となります。

位置付けと特長

・Windows10→11搭載になった。ただし、Officeは2019 のまま。

・プロセッサーがRyzen 5000番台(ZEN3)が塔載されて性能アップ。

・アルミニウムボディで質感が良い。360度回転するコンパーチブルモデル。重さ約 1.25 kg。

・sRGB100%近い、広い色域のタッチパネル液晶を搭載。ただし、ジッターが強め。

・一部の海外メーカー機種共通:初期設定は「Action Keys Mode」にて出荷。

・「HPパソコンナビ」は同梱されず。代わりに「クリップスタジオ(ClipStudio)」の Paint Pro のライセンスコードが同梱。

Windows10→11搭載になった。ただし、Officeは2019 のまま。

今はどのメーカーもWindows11を出し始めていますので、「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」もその流れに沿ってOS変更となりました。

通常はここでOfficeも併せて2019 → 2021搭載、となるところですが、なぜかこの「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」では2019のままとなりました。今後は刷新されて同シリーズでも Office 2021 が入ってくるかもしれませんが、記事アップ時点では2019までしか選べません。

Office 2019ですと、サポートの終了が延長期間込みで2025年10月14日までです。サポートが切れても使えなくなるわけではありませんが、セキュリティ的に危険と言われています。Officeの場合、OSと違って言われているだけで、実際に被害が出たというのを聞いたことがないので何とも言えませんが、これに関してはたぶん正確な答えを持っている人はいないと思います。

機能としてはOffice 2021年版ではダークモード(黒地に白文字の反転モード)や、インク効果やXLOOKUPなど、幾つかの新機能が追加されています。

Officeは最新版がいい、新機能が使いたいという方はOffice付きで買わずにサブスクリプション型の「Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)」を契約するか、年度版Officeの2021年版を買うのも手です。「Microsoft 365 Personal」では月額1000円強の金額がかかりますが、オンラインストレージのOne Driveが1TBも使えるので、お得感や利便性からすれば割安です。

※「Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)」の特長や選び方については、こちらの記事でご説明しています。

 

プロセッサーがRyzen 5000番台(ZEN3)が塔載された。

Zen2(Ryzen 5 5500U や Ryzen 7 5700U)でも、普通に使うには十分な性能です。

ですが、Ryzen独自の得意不得意なアプリや作業があったり、Zen3になることによって、苦手作業がある程度軽減しつつ、得意分野が伸ばされる、など良い点が幾つもあります。

※詳しくは内部性能について、の項目をご覧ください。

 

アルミニウムボディで質感が良い。360度回転するコンパーチブルモデル。重さ約 1.25 kg。

これは前回同様となりますが、上位機種のENVYシリーズだけあって、筐体の品質は高いです。アルミニウムボディの肌触りが良く、デザイン性にも優れているので、性能だけでなく見た目や使用感にもこだわりたい人が長く使い続けるのに適しています。

また、タッチパネルが付いたコンパーチブルモデルとして、様々なスタイルに切り替えて使えるというのも利点です。特に最近はタッチパッドを使うのが苦手で、タッチパネル付き条件が絶対、という方が増えてきましたので、そうした人には良いと思います。

一方で、重さが約 1.25 kg(公式)となっているので、持ち運ぶ頻度が高い場合には、ここが迷いどころとなる人は多そうです。

※詳しくは外観について、の項目をご覧ください。

 

sRGB100%近い、広い色域のタッチパネル液晶を搭載。ただし、ジッターが強め。

sRGBカバー率が98%(実測)という色鮮やかなディスプレイで、静止画、動画など様々なコンテンツを楽しむのに向いています。

別売りのペンも併せて買えばタッチパネルを生かした執筆に使えます。ただ、後述していますが、残念ながらアルパカが手にした「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」はジッターがかなり強いです。

アルパカは2020年モデルを使ったことがないので以前のパネルとの描き心地の違いは分からないのですが、今回のタッチパネルに関しては、ある程度の速度で線を引いても波打ちます。クリエイティブなペンワークには向いていません。

※詳しくはディスプレイの項目、及び、タッチパネルとHP MPP アクティブペンの描き心地について、の項目をご覧ください。

 

一部の海外メーカー機種共通:Action Keys Mode

国内メーカーのキーボードで慣れている人が、この機種を購入すると最初に戸惑うのがここだと思いますので特長として記載しておきます。カタカナ変換しようとF7キーを押すと明るさ調整が起動します。

これは「Action Keys Mode」と呼ばれているもので、HPのノートPCは多くの場合、FNキーだけで独立して機能します。Dellで言うところの「マルチメディアキーボード」のことです。

この設定はBIOSにて変更可能です(起動直後、F10キーでBIOS画面へ → [System Configuration] → [Action Keys Mode]で変更可能)。

詳しくは公式ページのこちらをご覧下さい。

 

「HPパソコンナビ」は同梱されず。代わりに「クリップスタジオ(ClipStudio)」の Paint Pro のライセンスコードが同梱。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の同梱していた説明書やライセンスコード

今までは「速攻! HPパソコンナビ」という小冊子が付いてきたのですが、今回はそれが同梱されていませんでした。この小冊子はパソコン初心者の方が扱いを覚えるのに便利なものでしたが、中の説明がWindows10が中心でしたから、OS変更に伴う同梱廃止のようです。

代わりに「クリップスタジオ(ClipStudio Paint Pro)」のアクティベーションコード(6か月間)が同梱されています。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」に同梱していた「クリップスタジオ(ClipStudio Paint Pro)」のライセンスコードが同梱

タッチパネル付きモデルでペンもセットで買える、となれば「クリップスタジオ(ClipStudio)」とのコラボで描いてみたくなる人は多いと思いますが、先にも書いている通り、今回の「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ではペンワークでのクリエイティブ作業がしずらいものでした。もしかしたら、パネル変更の後継モデルが出るかもしれませんので、その時にはお考え頂いても良いかもしれません。ですが、アルパカが手にしたZEN3搭載モデルの初期ロットでは、残念ながらこのように説明せざるをえないものでした。

※詳しくはタッチパネルとHP MPP アクティブペンの描き心地について、の項目をご覧ください。

 

2019~2021年モデルのコスパ略歴

今回、出てきた2021年モデルは「ENVY x360 13-ay(AMD)」と、シリーズ名がまったく変わっていないため、分かりづらいのですが、プロセッサーはRyzenの4000から5000番台に。大方の予想通りZEN3搭載モデルとなっての登場となりました。

筐体が変わらずデザインが同じ(シリーズ名さえ同じ)というだけにマイナーチェンジではあるものの、性能は大幅に上昇しており、似て非なるものとして見て頂ければと思います。

2019年モデル 2020年モデル 2021年モデル
Intel構成

ENVY x360 13-bd

Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7

?
¥98,780~
¥133,430
?
AMD構成

ENVY x360 13-ar

Ryzen 3 3300U
Ryzen 5 3500U
Ryzen 7 3700U

ENVY x360 13-ay

Ryzen 3 4300U
Ryzen 5 4500U
Ryzen 7 4700U

ENVY x360 13-ay

Ryzen 5 5600U
Ryzen 7 5800U

¥89,800~ ¥89,800~
¥114,800
¥103,000~
¥132,000

※価格は記事をアップした2021年12月中旬時点での表記です。

今回、登場した2021年モデルは Ryzen 3 がありません。いずれは投入されるかもしれませんが、今の段階では10万円を越えてのスタートです。

※「価格.com 限定モデル」のページを通して買えば、Ryzen 5 5600Uの最低構成でも10万円を下ります。

2020年モデルが非常に人気だったのはデザイン性に優れ、性能が良く、それでいて値段も安い(公式ページで10万円以下から)、と多くのニーズを満たしていたためです。

2021年~2022年にかけては相変わらず世界的にプロセッサーが不足しており、特にRyzenは生産ラインが細いことから供給が追い付いていません。加えて為替が円安に動き続けているため、値段はあまり下がらない状態での始まりとなりました。

もっとも、元々が安すぎたので、それに比べれば通常の価格に戻ったという感覚で見ています。性能自体はすこぶる上がっているので、今はまだ相応の値段設定だと思います。

仮にこれでタッチパネルが不要。軽くて性能自体があればいい、というなら素直に「Pavilion Aero 13-be」がオススメになります。HPの2020年の鉄板売れ筋モバイルが「ENVY x360 13-ay(AMD)」だったのに対し、2021年は選手交代して「Pavilion Aero 13-be」になった形です。

 

外観について

重さについて

「ENVY x360 13-ay(AMD)」シリーズは公式では約 1.25 kg。実測では、それより軽めの1.234gでした。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の重さ

他の記事でも書いていますが、成人男子の標準的な筋力体力で、鞄に入れたまま100メートル以上のダッシュをすると、極端にずっしり感を感じる線引きがおおよそ1.2kgです。

ここを少し上回っているため、持ち運ぶ機会が多くなると、それなりのずっしり感があります。この重さが許容できるかどうかの目安として、一週間に一度以上、外に持ち運ぶことがあるかないか、あたりでお考え頂くのが一般的です。頻度が少なくなればなるほど、筋力体力に自信のない方でも問題なくオススメできるようになってきます。

 

デザイン的な特徴

ナイトフォールブラックのデザイン

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・正面、内容物一覧

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の2021年12月段階で発売されているのは、ナイトフォールブラックのみですが、いずれ他のカラーリングも出ると思います。

内容物は上の写真の通りですが、HP MPP アクティブペン は選択形式で別売りとなっています。ペンは充電式でType-C to Cで充電するための短いケーブルも付いてきます。

HP MPP アクティブペン (ブラック)

HP MPP アクティブペン (ブラック)

コンパーチブルはどのモデルもそうですが、様々な形で使いやすい形状にして使えます。

ジッターが強く出るとはいえ、ペンを使ってまったく描けないわけではないですし、ワードやエクセルのワンポイントアクセントとしては活用できます。

「ENVY x360 13-ay(AMD)」タブレットスタイル

「ENVY x360 13-ay(AMD)」テントスタイル

タブレット形式ではそうしたペン操作がしやすく、視聴するだけならテント形式などが便利です。特にこのシリーズは美しい液晶を備えているので、動画コンテンツを楽しむのに向いています。

大きさとしては、横幅がB5サイズより1cm強ほど大きいですが、A4よりは逆に1cm強ほど小さくなります。書類と一緒に鞄に入れても、あまり邪魔になる大きさではありません。

完全に寝かせた状態が以下のようになります。

コンパーチブルとして作られているので、ヒンジ下に空間ができることなく、完全に寝かせることができます。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラックを180度開いたところ

一般的に使うノートパソコンの角度では左右からだと以下の通り。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・左側

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・右側

ヒンジの背面には細字で “ENVY” のロゴがプリントされています。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・ヒンジ外側

機体表面はギラつきのないマッドな感じの黒ですので、仕事でも私用でも落ち着いて使いやすい色合いです。

そのため汚れは目立ちづらいのですが、手脂はそれなりに残ります。クリーナーで簡単に落ちましたので、気になる方はマメに拭いて頂くのがオススメです。

背面は二本のビス以外は横長のゴム足とスピーカーグリルだけですっきりしています。

ちなみに音はこの底面と左右のグリルを通じて床面に響かせる形式です。モバイルパソコンの小さな筐体にしては良い音を出していると思います。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・ナイトフォールブラック・背面

今回は裏蓋を外していませんが、ゴム足内に隠れているのも含めれば外すことができそうです。

ただ、メモリはオンボードですので、増設交換はできません。交換しなくとも、メモリ8GBのモデルでもデュアルチャネルとして稼働しており、性能は高めです。

 

人気モバイル「Aero 13」と比較してみると

(左)「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」と(右)「Aero 13

2021年の売れ筋の筆頭に挙げられるHPの「Aero 13」と並べてみるとこうなります。

左「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」と右「Aero 13」

アスペクト比の違いがそのまま機体の大きさになっています。「Aero 13」の方が1cmくらい縦に大きいです。

同じ13.3インチですが「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」が一般的な16:9に対して、「Aero 13」はやや縦に長くなった16:10。縦スクロールが基本のWebページでは、表示できる情報量が増えます。

左「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」と右「Aero 13」の画面の違い

どちらの画面も綺麗ですが、
「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」はタッチパネル付きで光沢画面で16:9。

対する「Aero 13」はタッチパネルなしですが非光沢で16:10。

他、キーボードや性能は似通っているので、この二機種で考えるなら、ディスプレイ部分でどちらを取るか、の選択肢になります。

 

接続口

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラックの接続口

接続口は少ないです。

左にType-Cが一つ、Type-Aが一つ。

右側にもType-Aが一つありますが、こちらの方が電源オフチャージに対応しています。スマホの充電池替わりに電源オフにしながら鞄の中で繋げておくのなら右側が良いです。

他、microSDカードスロットがあります。

Type-Aが左右に一つずつあるのは良いですが、HDMIがないのが残念です。Type-Cがディスプレイ出力に対応しているので、必要な方はType-C、または Type-A に変換アダプタを付けてのご利用となります。

 

外付けモニターに出力してみたら

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・でType-C経由で外付けモニター出力してみた様子

Type-Cはディスプレイ出力対応です。

機体本体にHDMIがないので今回は二枚モニターのみ出力テストしました。以下、拡張に使用したエレコム製「DST-C09BK」と、GADEBAO製「GADEBAO 3-IN-1」です。この二種類で安定した動作を確認しています。

 

ACアダプタについて

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のACアダプタ、型番は「TPN-DA14」

ACアダプタの型番は「TPN-DA14」、長さは180+100=280cm。重さは293.5g。
定格電力は65Wとなっており、メガネケーブルは国内向けの125V用です。

300gはまあまあ重たい方に入るので、元々1.2kg越えの機体と一緒に持ち運ぶには大変だと思います。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・ACアダプタとセットの重さ1526g

持ち運び用としては軽めのPD対応のType-C充電器をオススメします。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」では30W以下では対応していない表示が出るのですが、45W以上であれば使えます。ただ、繋げる度に以下のような正規品のアダプタを使うよう促すポップアップが出てきます。

他社製PD対応Type-C、30W以下接続時

他社製ACアダプタ正規品へ、45W以上接続時

メッセージはすぐに消えるので煩わしいとは感じませんでしたが、気になるようであれば(または軽い方が良いのであれば)、他社製で予備を用意しておくと良いと思います。以下、アルパカが試した一覧です。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の互換アダプタ

使用 PD対応
電力
メーカー 商品型番
18W cheero CHE-324
20W AUKEY PA-F3S-WT(White)、PA-F3S-BK(Black)
30W Proulx GAN-65(White)のUSB-C2
45W Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)
65W Proulx GAN-65(White)のUSB-C1

※ケーブルは全て「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m) 超高耐久 60W PD対応」を使用しました。

以下、単ポートで65WのPD給電に対応しているType-C充電器の代表例です。コンパクトで120gで済みますから持ち運びが楽です。

バッテリー

Youtubeの連続再生時間は、残量20%になるまでが8時間16分で、以後はデフォルト設定の節約モードに入りました。そのままで稼働させると、最終10時間16分まで稼働し続けましたが、実利用として使いやすい時間を考えるなら約9時間までが現実的なところです(当記事の性能表についてもそのように表記しています)

※輝度50%、音量40%で、高パフォーマンスでの電力設定(Windows11のバランス)にて、ライブ映像を流し続けた時のバッテリーの持続時間になります。

一方、バッテリー残量0状態から電源オフの状態で、正規のACアダプタに繋げた際の充電速度は以下の通りです。早いです。お昼休みの時間だけで十分、半日を使えるだけの充電が可能です。

30分 60分
65W給電時 50% 76%

キーボード

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・のキーボード・全体

縦横ともにキーピッチ19mm、キーストロークは1.3mm。

打鍵感は一般的な打ち心地で良い感じです。

ただ、Enter キーの右横にある一列を気にする人は少なくありません。これは「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」に限ったものではないのですが、売れ筋の「Aero 13」を含めてHPの個人向けモバイルに標準配置されているキー配列です。

BackSpace キーを押そうと思ったらHomeボタンを押していたとか、Shift + Delete でデータを完全消去しようと押下したら Shift + 電源ボタン を押そうとしてた、などでパンチミスがありえます。馴れればどうと言うことはないというか、慣れると逆に便利な面が多いので、HPはそれを押したいのだと思います。というのも HomeEnd のショートカットに慣れると、画面のスクロールやタブの遷移などが素早くできるためです。

ただ、一般的なキー配列に慣れている人でも長じればショートカットは素早く使えますから、結果としてパンチミスの難点の方が指摘されやすい配列です。これはもうどちらに慣れるか、という話だと思います。

ただ、あくまでも世界標準のキー配列ではないので、お子様がキータイピングを覚えたい、という場合には他機種の方が良いと思います。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のキーボード「Aero 13」のキーボード
「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・のキーボード・アップ

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のキーボード

Aero 13」のキーボード

あと、「Aero 13」では右側の Ctrl キーがありますが、「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」にはありません。右側の Ctrl キーの位置には指紋認証センサーが配置されているため、右側の Ctrl キーと組み合わせたショートカットは使えません(使用頻度は低いと思います)。

他、バックライトキーボードが付いており、F4 キーで切替え可能です。初期設定ではキー押下から30秒で消灯します。

便利だと思ったのは、電源ボタン左横にある カメラキルスイッチ です。よくあるカメラアイの物理窓ですが、開閉作業をキーボード上からの操作で可能にしています。こういう細やかな造りがHPの上位機種としての格の高さを感じます。

 

ディスプレイ:光沢感のある16:9液晶、解像度はFHDでsRGBカバー率98%

HP ENVY x360 13ayの液晶パネル「CMN139D」:Color ACの色度図、i1Display Proによる輝度測定、LUT表示

輝度は407cd/㎡と明るめの液晶で、色域はsRGBカバー率が98.3%。Adobeカバー率が74%。

一般的なフルハイビジョンに、16:9というオーソドックスなアスペクト比ですが、明るさがあるので非常に美しく見えます。カラーバランスも取れており、ビジュアルコンテンツを楽しむのに向いています。

ただ、光沢感があるので色映えはしますが、光源とPCの配置に気を付けないと反射で見づらくなります。特に外出先では置き場所や角度に気を付けた方が良いです。

視野角の広さは以下の通りです。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・の上から(画像)

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の正面から(文字)

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・の正面から(文字)

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の斜め横から(文字)

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ナイトフォールブラック・の斜め横から(文字)

写真でも確認できますが、かなり斜めから見ても文字を読むことができます。これならどの角度からでも文字が見やすく、使いやすい液晶と言えます。

ENVY x360 13-ay(AMD)2021 のsRGBカバー率 98.3%一般的なIPS液晶 sRGBカバー率62.8%TN液晶 sRGBカバー率61.3%

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のディスプレイ・正面から(画像)

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(正面から)、標準的なIPS液晶

LAVIE Direct N15(R)のTN液晶 sRGBカバー率61.3%

視野角の広いIPS液晶で色の褪せ方も少ないです。写真ですと色域の狭いIPSとの違いが分かりづらいのですが、目視で見ると、綺麗さの違いが誰にでも分かるくらいに綺麗です。

ENVY x360 13-ay(AMD)2021 のsRGBカバー率 98.3%一般的なIPS液晶sRGBカバー率62.8%TN液晶 sRGBカバー率61%

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のディスプレイ・上から(画像)

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のディスプレイ・横から(画像)

ThinkPad E15 Gen 3 の斜め上から見た時の一般的なIPS液晶

「ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) 」の液晶、画像(視野角確認)

TN液晶 sRGBカバー率61%、斜め上から

TN液晶 sRGBカバー率61%、斜め横から

 

タッチパネルとHP MPP アクティブペンの描き心地について

「HP MPP アクティブペン」とパネルの基本性能

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」と「HP MPP アクティブペン(ブラック)」

「HP MPP アクティブペン」は筆圧感知レベル4096段階に対応しています。

「クリップスタジオ(ClipStudio)」を使うのであれば、最初の設定で筆圧の調整時に “TabletPCを使用する”、にチェックを付けると描けるようになります。

「クリップスタジオ(ClipStudio)」の筆圧調整

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」との組み合わせでは傾き検知に対応しています。パネル側が10点のマルチタッチにも対応しているので、スマホ感覚で「クリップスタジオ(ClipStudio)」のキャンバスを指で回転、拡大しやすくて便利です。

Microsoft Pen Protocol 2.0 (MPP2.0) 対応のため、「Surface Pro 8」とセットで購入した「Surface スリム ペン 2」でも使えるかと試したら問題なく使えました。その場合、ハプティックモーターは稼働しませんので、触覚信号なく、普通のペンとしての使い方に限定されます。

「RENAISSER Surface用タッチペン」で使えるか

また、Surfaceの予備ペンとして販売されている「RENAISSER Surface用タッチペン」でも試しました。普通に描けるのですが、「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」では傾き検知が機能しなくなります。予備ペンとして割安に考えるならオススメです。

Surfaceの予備ペンとして販売されている「RENAISSER Surface用タッチペン

 

ジッターについて

ジッターとは斜めに線を引いた時に線が波打つ現象のことです。「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」を使っていて、一番の問題点はこのジッターだと思いました。

アルパカは元々、趣味でデジ絵を描いていたのですが、正直なところ、ほとんどのタッチパネル付きPCでジッターを気にすることはありませんでした。こだわる人はいると思いますが、ある程度ジッターがあったところで問題なく描ける範囲でしたから、他の記事でも記載していませんでした。

ですが、今回の「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」は書かないわけにはいかないほどジッターが強く出ました。

ENVY x360 13-ay(AMD)2021 のジッターテストSurface Pro 8 2021thのジッターテスト

特に「Surface Pro 8」と同時期に記事を書いていたので、ペンを持ち変えて描き始めたら、違いに驚きました。ゆっくり描いたら上図の通りです。

ペンを交換しても同じ挙動だったので、パネル側の問題なのだと思います。

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」は内部性能としては他の同価格帯の中では頭一つ抜きん出ていますし、ディスプレイの美しさも文句なし。ただ、一点。このジッターが問題として残ります。手ブレ補正数値を高めに設定とか色々やったのですが、改善しませんでした。

クリップスタジオ(ClipStudio Paint Pro)」のアクティベーションコードが入っているため、イラスト描くのにオススメしたいところなのですが、特殊な描き方をする方以外では難しいと思います。

特殊な描き方というのは、線を引くのが常に早い人。またはクリスタの曲線ツール(SAIで言うところのパスツール)を使って描く人のどちらかです。

前者はジッターを発生させないほど早く引き、後者は始点と終点を繋げて線が描けるので、やはりジッターとは無縁です。しかし、それ以外の方には期待した通りのペンワークにはならないと思います。

アルパカはこのシリーズの2020年モデルを使ったことがないので前モデルとの比較はできないのですが、他サイトの記事を見る限りでは、この点に言及している方がいませんでした。「Surface Pro 7」と同等という記事を見かけたのですが、少なくとも今回の2021年モデルでは全く違います。イラストを描いていないPCレビュワーばかりだったからかもしれませんが、2021年のZEN3モデルになってからパネルが替わった可能性があります。または、アルパカが手にした個体だけが、たまたまそういうのにぶつかってしまったのかもしれませんが、可能性としては低そうです。

今回のモデルを、もし、すでに買っているデジ絵師の方がいらっしゃるなら、残念ながら同意見に落ち着くと思います。

あるいは何かしらの設定で回避する方法をご存じの方、いらっしゃいましたら、メッセージ欄にカキコして頂けると嬉しいです。

 

内部性能について

「ENVY x360 13-ay(AMD)」Ryzen 5 5600U搭載機

今回、アルパカが調べたのはRyzen 5 5600U搭載機です。

Windowsの更新が入らない状態で、立ち上げにかかる時間は約10.8秒でした。

なお、今回は「HP Command Center」の設定は、デフォルトに設定されている “最適” で計測した値を元にご説明しています。

「HP Command Center」について

HP Command Center

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のHP Command Center画面

「HP Command Center」とは、ファンの回転数や電力設定などをユーザー側でコントロールできるようにしたアプリです。静かに稼働させたい時には “静音モード” 、レスポンスを上げたい時には “パフォーマンスモード” など場面に合わせて変えられます。

Pavilionシリーズにはないのですが、ENVYやSpectreには入っています。「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ではF12 キーで呼び出すことができます。

ただ、今回の「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」では、PCMark10および他のベンチマークや体感的な挙動で見た際に “最適” と “パフォーマンスモード” での違いが感じられず、逆にベンチマークのスコア的にはやや下ることが多くありました。それでいてファンの音が少し大きくなることから、結論「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」ではデフォルト設定の “最適” のまま使うのが良いと思います。

 

性能を調べた結果、まとめ

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のCPU-Z

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」のCPU-Zのデュアルメモリ

Ryzen 5 5600U搭載機はメモリ8GBですが、CPU-Z調べではデュアルチャネルとして稼働していました。全体のメモリ数としては多くなくとも、速度は早くて快適です。

快適性を調べた PCMark10 では以下のようになります。

PCMark10

トータルスコアApp Start-up ScoreVideo Conferencing ScoreWeb Browsing ScoreDigital Content CreationVideo Editing Score

全体的な快適性能を計測したもの。

PCMark10-ENVY x360 13-ay(AMD)のトータルスコア

アプリケーションの起動速度。

PCMark10-ENVY x360 13-ay(AMD)短いグラフのApp Start-up Score

オンラインビデオ(Zoom や Teamsなど)の処理能力。

PCMark10-ENVY x360 13-ay(AMD)のVideo Conferencing Score

ブラウジング(ネット)の処理能力。

PCMark10-ENVY x360 13-ay(AMD)のWeb Browsing Score

デジタリックのグラフィック創作能力を表した数値。

PCMark10-ENVY x360 13-ay(AMD)のDigital Content Creation

動画編集能力を表している数値。

PCMark10-ENVY x360 13-ay(AMD)のVideo Editing Score

トータルで5163となり、簡易的な使い方で快適とされる 3000 は優に超るのは当たり前として、5000に到達するのは、多少の重たい使い方をしたところで全く問題ないことが分かります。

10万円前後(2021年年末時点で価格.com 限定モデルなら10万以下)で、この性能が手に入るのですからコスパはとても良いです。

一足先にリリースされた「Aero 13」での Ryzen 5800U と比べると、トータルで500差となりました。一般用途でタッチパネル付きをお考えの方なら Ryzen 5 で安心してオススメできます。

ただ、性能の内訳をみていくと色々と特色が出てきまして、特に一番気になったのは「App Start-up Score」が弱かったことです。使っていて極端な遅さを感じたわけではありませんが、6469 というスコアは、同じRyzenシリーズでは4000番台より劣ります。重たいアプリの立ち上げが多い方だともっさり感を感じかもしれません。

逆に良かった部分としては、

「Video Conferencing Score」 オンラインビデオ(Zoom や Teamsなど)の処理能力。
「Web Browsing Score」 ブラウジング(ネット)の処理能力。
「Digital Content Creation」 デジタリックのグラフィック創作能力を表した数値。
「Video Editing Score」 動画編集能力を表している数値。

の4項目です。

「Video Editing Score」は元々Ryzenの不得意としていた分野ですからIntelには及びませんが、それ以外の部分では、同格クラスのIntel機を凌駕します。というか、得意分野では「Aero 13」で調べた Ryzen 5800U を超えるものが散見されます。

特に素晴らしいと思ったのは「Web Browsing Score」で、同価格帯のRyzenシリーズの中では「Aero 13」と並んで最速だったことです。

ENVY x360 13-ay(AMD)Pavilion Aero 13-beDynabook GZ/HU

「GZ/HUシリーズ(2021)」のWEBXPRT3の速度比較

WEBXPRT3でもそのように出ており、特にEdgeで300近くは他機種ではなかなかありませんでした。Edgeは良く使われるブラウザではあるものの速度が落ちがちなので、そこをカバーできています。

難点としてはRyzen共通ですが、やはり電源設定が一つ落ちた場合、外出先などでバッテリーを保たせるためにバランスモード(Windows10でいう高パフォーマンスモード)にすると、快適性を保てる200にも届かなくなります。そういう意味では外出先で調べものが多い人なら Intel Core の方が向いています。

同格クラスの比較用として、Dynabookの「GZ/HUシリーズ」Core i5-1155G7搭載機のデータも記載しておきます。比較して見て頂くと違いが分かりやすいと思います。

他、ベンチマークの計測一覧も掲載しておきますが、基本的な説明は全て上記の通りですので、ご興味ある方のみご覧下さい。

※以下、計測した内容のキャプチャーになります(クリックかタップで見れます)。

「ENVY x360 13-ay(AMD)」Ryzen 5 5600U搭載機、その他のベンチマーク一覧

CinebenchR23

ENVY x360 13-ay(AMD)Ryzen 5 5600U搭載機のCinebenchR23-シングル

ENVY x360 13-ay(AMD)Ryzen 5 5600U搭載機のCinebenchR23-マルチ

Single Core 1366 pts

Multi Core 6939 pts

MP Ratio 5.08 x

 

PassMark

 

ゲーム・軽い:ドラゴンクエストX

ENVY x360 13-ay(AMD)2021の軽い:ドラゴンクエストX

最高品質、FHD、フルスクリーン設定:10062(すごく快適)

 

ゲーム・少し重い:FF-XIV 漆黒のヴィランズ

ENVY x360 13-ay(AMD)2021の少し重い:FF-XIV 漆黒のヴィランズ

平均fps: 18、最低fps: 8

スコア:2752(やや快適)

 

ゲーム・重い:FF-XV WINDOWS EDITION

ENVY x360 13-ay(AMD)2021の重い:FF-XV WINDOWS EDITION

スコア:1527(動作困難)

 

ストレージ

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」本体ストレージ・CrystalDiskMark7.0にて小容量で計測

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」本体ストレージ・CrystalDiskMark7.0にて大容量で計測

シーケンシャルで読み込み3300超え。大容量になれば書き込みの速度が落ちるものの、この程度の減衰なら優秀の一言です。

ランダムアクセスもほとんど減衰なし。これなら大きなデータ整理にも短時間での処理で済みそうです。

256GBのストレージで購入した場合は以下の通りです。少し多めの200GBが自由に使えますので、ローカルにデータを溜め込みたい人でなければ、すぐに使い切るようなことはなさそうです。

ENVY x360 13ay の初期ストレージ-b

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の初期ストレージ容量

ただし、iPhoneのバックアップを取ろうとするのであればご注意下さい。以下、ご参考までに。

※初期ストレージの空容量はOSの更新やリカバリ領域などの設定により増減します。

 

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」搭載 Ryzen 5 5600U の高負荷パフォーマンス推移

※電源設定の呼び名が変わりましたが、未だグラフ内の表記変更ができていません。

Windows10:高パフォーマンス = Windows11:バランス
Windows10:最も高いパフォーマンス = Windows11:最適なパフォーマンス

として、見て頂ければと思います。

電源設定:最も高いパフォーマンス時電源設定:高パフォーマンス時

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」搭載Ryzen 5 5600U にOCCTで負荷100%をかけた時の推移(最も高いパフォーマンス時)

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」搭載Ryzen 5 5600U にOCCTで負荷100%をかけた時の推移(高パフォーマンス:バッテリー駆動時)

「HP ENVY x360 13-ay(AMD)」AMD Ryzen 5 5600U搭載機
最も高いパフォーマンス(最適なパフォーマンス)時
平均 最高値
周波数 2,556.7MHz 4,246.8MHz
電力量 4.5W 14.2W
温度 35.4度 42.0度

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」搭載のRyzen 5 5600Uの挙動では、実は熱がほとんど内部に溜まりません。

OCCTのエラーかと思ったのですが、機体外側の温度もほとんど変化しなかったので実際にこの通りの数値です。それでいてベンチマークのスコア的に高い数値を出しており、加えて実測での挙動でも素早い動きを確認しています。つまりベンチマークと体感的な実働に乖離はなく、性能は上述している通り確かなものです。

通常、ここまでの性能を出すには80度前後まで温度を上げてようやく、というものですが「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」では、50度を下回り、非常に優れた熱設計だと言えます。これなら劣化を抑えて最後まで快適に使いきることができると思います。

ファンの音に関しても、ほとんど音が聞こえてきませんでした。当初はファンレスかと疑って仕様書を見返したほどです。強いて言えば「HP Command Center」でパフォーマンスモードにした時にサー…と音がしますが、それも控えめです。数値で言うなら30db~35dbくらいだと思います。

全体的に安定した挙動で、ピークとなる時間帯や電力量を絞られる目立った壁のようなものは見当たりません。どの時間軸で使っても最高のパフォーマンスを出せるので、オールマイティーに使えるという意味では極めて優れた機体設定です。

その代わり、初速での立ち上がりに電力量を大して上げていないので、作業の切替えが多い人はもたつきを感じるかもしれません。これは「App Start-up Score」に現れている通りです。

 

機体外側の温度推移

「ENVY x360 13-ay(AMD)」Ryzen 5 5600U搭載機の100%稼働による機体外側の温度推移:前面

「ENVY x360 13-ay(AMD)」Ryzen 5 5600U搭載機の100%稼働による機体外側の温度推移:背面

アイドル状態の際に20度、100%稼働5分経過で23度。10分経過で26度。熱くなるのはモニター下部とキーボードの上側で若干、という程度。不快感はまったくありません。

機体下側も同様に27.7度が最高値でしたから、膝上での作業も問題ありません。

冬の日に計測してはいますが、それでも極端に寒い日でもなかったので、室温10度程度です。

 

性能表について

【少しでも安く買うなら】価格コム限定モデル!

ほぼ同じ(というかまったく同じ)の構成内容で、「価格コム限定モデル」が販売されています。

よくあるメーカーとのコラボモデルですが、基本的に同じものなのに少しばかり安く買えますので、素直にそちらを経由して買うのがオススメです。

 

基本構成表

ENVY x360 13-ay1000
(AMD)2021thシリーズ
シリーズ名 パフォーマンスモデル スタンダードプラス スタンダードモデル
OS Windows 11 Pro Windows 11 Home
カラー ■ ナイトフォールブラック
プロセッサー Ryzen 7 5800U Ryzen 5 5600U
グラフィック Radeon グラフィックス
メモリ 16GB
8GB
※交換・増設不可。
オンボード SDRAM(DDR4-3200MHz)
ストレージ 1TB 512GB 256GB
SSD(PCIe NVMe M.2)
ディスプレイ 13.3インチ、FHD液晶・光沢あり
(IPSタッチディスプレイ)1,920×1,280
サウンド B&O Playデュアルスピーカー
重量 約 1.25 kg
バッテリ 最大 15時間
(Youtube連続再生9時間)
リリース 2021年12月1日

※バッテリーは構成内容により差異が出ます。その上で、Youtubeの連続再生時間で制限のかかる時間から現実的な実働時間を表記しています。

ENVY x360 13-ay(AMD)2021 週末限定セール&通常販売価格
Ryzen 7/1TB SSD/16GBメモリ ¥126,000

直近の週末特価にて最上位モデルが¥126,000へ。今週末は価格.com限定モデルが値上がりしていますが¥124,000に。2000円差ですが、価格.com限定モデルの方がお安くてお得です!

※価格は全て税込表記です。
※仕様書にある数値を元に表記しています。
※「価格.com限定モデルicon」は価格.comとHPのコラボモデルです。通常の販売品と違いはないのですが、通常のHP公式ページから買うよりも安くなることが多いです。欲しいラインナップで在庫がある内は「価格.com限定モデルicon」から買う方がお得です。

 

合計金額が11万円以上になるようであれば、クーポンを使えるので、ペン不要の方であってもペンをセットで買う、などして金額調整するのがオススメです。

ただ、金額調整するにしてもOfficeに関しては2019のサポート終了が2025年10月14日までと短縮されましたので、半額セールで安くなってはいますが、サポート切れでも使えると割り切れる人ならお考えを。そうでないようでしたら、やはりサブスクリプション型の「Microsoft 365 Personal」でいかがでしょうか。

HPパソコンの割引クーポンについて

HP割引クーポンページ

HP割引クーポンページ」でクーポンを適用すれば、税別10万円(税込11万円)以上で5%オフとなります。クーポンの取得は、「HP割引クーポンページ」の「クーポンゲット」のリンクをクリックするだけで自動適用されます。

※価格.com限定モデルにも適用可能です。

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最後に・まとめ

「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の内容、最後に・まとめ

まとめますと、「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」の残念な点としては、

・初速がいまいち。重いアプリの立ち上げや作業の切替えが多いと、もたつきあるかも。

・ペンワークではジッターが強く出る。

・重さ1.25kgでそこそこ重い。

の三点。
逆に良い点としては、

・全体的な性能が高め。

・性能が高い割には熱をほとんど発せず、音も控えめ。

・ディスプレイが美しい。sRGBカバー率98%。

の三点となりました。

特にRyzen 5 5600U の性能が思っていた以上に高く、それでいて熱が溜まりませんし、音もしないのには驚かされました。ディスプレイも綺麗で、機体の質感も良いので、これなら「Aero 13」と並んで十分にオススメできます。

非常に残念だったのがジッターが強めに出てしまうこと。この一点によりペンワークはあくまでも事務作業にのみにオススメ、となります。

せっかく入っている「クリップスタジオ(ClipStudio Paint Pro)」のアクティベーションコードですが、これは他機種で使うか、画像編集用として使うならありです。Photoshopに比べれば機能は弱いですが、年賀状の画像加工など、ちょっとした場面では十分に活用できます。

クリエイティブワークで使うなら、同じくらいの重さなら「Surface Pro 8」。

軽くて描き心地を、と考えるならDynabookの「VZ/HU(最新機種の記事は書いていませんが、描き心地が良いのは確認済)icon」、といったところが候補として上がります。

どれも一長一短ありますが、それぞれの特長を見極めて頂いた上でお選び頂ければと思います。

 

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パソコン選びのコツ

コメント

  1. はょり より:

    私はクリスタで記事に書いてあるような
    特殊な描き方をするタイプですね!

    製図のように腕全体を使って
    シャッシャッと描きます。

    こうなると、ペン先とモニターの
    摩擦が発生しない環境が必要です。

    surfaceのデフォルトのペン先だと
    摩擦が発生します。
    別売りのペン先を買いました。

    flex 550iのデフォルトのペン先は
    摩擦が発生しませんでした。

    しかし本製品の美しいディスプレイは魅力的ですね。。

    • アルパカ より:

      はょりさん

      コメントありがとうございます!

      なるほどなるほど、腕全体を使って素早く描くのであれば、画面の回転、拡大、縮小を多く合わせることで、様々な線の引き方に対応できそうですね。

      「ENVY x360 13-ay(AMD)2021」は摩擦が発生しない感じのツルっとした描き心地でした。
      同様の描き方を求めている人にとっては良い製品になると思います。
      画面の拡大縮小の挙動なども素早くできますし、綺麗な画面も良いですしね ♪

      こうしたコメントを見て参考にされるデジ絵師の方はいらっしゃると思います。
      有用なご意見、本当にありがとうございます。