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Dynabookの軽量15インチ「ZZ75/L」を「LG gram」と比較してみた

今回は軽量15インチパソコン「ZZ75/L(店頭モデルでは Z8)」をご紹介します。
なんと、従来より1kgも軽くなっています。

Dynabook(旧東芝)に限らず、15インチモデルはたいてい旧モデルのデザインを踏襲した形状をしています。
今ある技術で完成形と言えるのかもしれません。
当然、毎回のように似通ったマイナーチェンジとなっていますが、いよいよ15インチにも軽量化の波が押し寄せてきたようです。

「東芝Direct」から「DynaBook Direct」への表示変更について
「東芝Direct」から「DynaBook Direct」への表示変更について
2019年に入って名称が「東芝ダイレクト」から「Dynabook Direct」に正式変更となっています。
全ての表示が変更するには時間がかかるようですが、基本的なサービス、連絡先、製品内容は何も変わりません。
同様に「Room DynaBook(旧Room1048)」も「Room dynabook」に変更となっていますが、こちらも同じ扱いです。
ご注意点:店頭モデルとダイレクト(BTO)価格について
店頭モデルとダイレクト(BTO)について
「Room dynabook(旧Room1048)」の会員登録をしないと、本来の値段は出てきません。
当サイトでは会員価格(期待価格)を表記していますが、実際にサイト内を確認する際には、是非とも登録してからご覧下さい。
東芝ダイレクトトップページ

「Room DynaBook(旧Room1048)」とは
Dynabookの会員登録のことです。クーポンやポイントはあまりありませんが、〈登録するだけで大幅に値段が下がります〉
ダイナブックダイレクトから購入する方の99%は登録しており、購入後もDynabookあんしんサポートからの電話サポートを受ける為には必須となっています。
他メーカーに比べると登録は楽ですし、年会費も維持費もかかりませんので、購入検討の人はまず、登録されることをお勧めします。
ご注意点:期待価格について
期待価格の表記について
「期待価格」は、アルパカの造語です。
「おおよそ、期待値としての価格はこれくらい」と判断できる値段を指します。Dynabook(旧東芝)の場合、記事に機種を追加する時点の「Room DynaBook(旧Room1048)」の会員価格をそのまま表示しています。実際の購入時には多少の価格変動があることにご注意下さい。

 

DynaBook「ZZ75/L」の特徴

「持ち運んで使いたいのですが、画面は大きいのが良くて…15インチで軽いのありませんか?」

店頭の売り場では、たまにそう訊かれることがありました。
こうした声は以前からありましたが、需要としてはニッチなものです。

しかし昨今、ジワジワと増えつつあります。

軽量15インチの先駆者であり、代表格ともいえるLG gramは「ZZ75/L」より遥かに軽いのですが、独特の特徴を持っています。

一方、Acerはシリコンアイランドを背景に、持ち前の技術力で、さらに軽量な「SF515」シリーズを展開してきました。

残念ながら、日本では知名度が低いままです(「SF515」シリーズは別記事にてご紹介しています)。

そんな中、国内では未開拓だった「15インチ軽量モデル」という分野へ先陣を切ったのが、今回ご紹介するDynabookの「ZZ75/L」です。

記事の後半では主にLG gramと比べた比較表を用意しましたので、購入時のご参考にどうぞ。

 

Dynabook「ZZ75/L」の長所

長所1 15インチで1.4kgの軽さという価値

筆頭にあげる特徴というよりも、もはやこの軽さは「価値」です。

32GBのUSBメモリが1,000円以下で買える今のご時世、光学ドライブを使う人は少数派になりました。

それならいっそのこと取り外して軽量化しちゃう?

開発陣がそう言ったかは不明ですが、シャープお得意のIGZOパネルと、旧東芝の技術が組み合わさった結果、実に1kgのシェイプアップに成功しています。

実際に手に持った印象は「ああ、これくらいなら」と、鞄に入れて持ち運びやすい重さに感じました。
持ち運びたいけれども、広々とした液晶は切り捨てられないという人には最適な選択肢です。

長所2 打感が素晴らしい

Dynabookの中で最も良い打感を誇るのはUZシリーズでしょう。
もちろん、個人的な打ち心地ではありますが、ほぼ同じ打感だと思いました。
UZシリーズ? と勘違いするほど、入力がしやすいキーボードです。

長文入力が多い&移動でよく持ち運ぶという人にも、安心しておススメできます。

もっとも、キーボードの打感は好き嫌いが分かれます。

Dynabookの場合、国内で使われている標準的なキーボードで、FNキーと組み合わせて使う特殊キー(上下左右やPageup、Pagedownなど)のショートカットは使いやすい配置になっています。

パソコンに不慣れな初心者さん、学生さん、めちゃベテランだけどあらゆる操作を超速でこなしていたら老化に勝てなくなった等の方で、これからショートカットを含めたキー操作を覚えたいのでしたら、Dynabookから入っていただくのがオススメです。
理に叶っているかどうかは別にして、国内標準のキーボードですから、会社や学校など、他の機体を使う際にもほぼ応用できるでしょう。

長所3 実はACアダプタも軽い
持ち運んだ先で使う時には、いつも使い慣れた場所とは限りません。時にはホテルの中や見知らぬ部屋で使うこともあるでしょう。
そんな時に「あ、しまった」と長さの足りないケーブルを見つめ、延長コードを買いにコンビニへ走ろうか、フロントにテーブルタップあります?って聞いてみようか…あ、でも、コンビニに行けば夜食も買えるし、やっぱコンビニに…いやいや、せっかくの地方出張なんだからご当地名物を食べないとさ…。
この誰もが陥るシンキングタイム(んなこたない)は、この記事を読んでいる方に限ってはありません。
安心して下さい、長いですよ。
そして、軽いです。計測してみたところ、ACアダプタだけで1.8mの長さに210g、最初から付いてくる48cmのメガネケーブル付で43g。合計2.28mの長さで243gです。ケーブルを入れると300gを超えるメーカーもある中、この数値はかなり優れています。元々、ダイナブックは他社に先行してACアダプタを小型化してきた歴史を持ちますが、電源周り、バッテリー関連に強い技術力が十分に発揮されています。長さのイメージとしては、身長180cmくらいのちょっと背の高い人が腕を伸ばしたくらいです。
そんな奴、周りにいないという方は、電車の入口を思い出して下さい。
あれがだいたい180cmです。この長さで「足りないことがあるかもしれない」という方は、タップとセットで購入すれば後々の面倒がないでしょう。
または足りなくなった時点でコンビニへダッシュです。
いやでも、やはりご当地名物を…(閑話休題)

長所4 カメラの小窓にシャッターあり

インターネットは便利であるという範疇を超え、現代人にとっては生活に溶け込んでいるキーアイテムや家具並みの「あって当たり前なもの」になりました。
同時に、様々な脅威があらゆる形で忍び寄っています。

パソコンに付いているカメラはスカイプやライブ配信の際には便利ですが、ハッキングの際、真っ先に操作される箇所です。
ハッカーやクラッカーにとっては、操作系を奪う定番です。

スカイプを終わらせた…と思っていたらプライベートな生活をのぞき見されていた、なんてことにもなりかねませんし、実際にそういう事案はありました。

だからこそセキュリティソフトはしっかりと入れておくべきですが、セキュリティソフトはあくまでも侵入して来るものに対するガードです。

何のメールか分からずに開いてしまったことはないでしょうか。

SNSでの通知を、なんだか分からないまま許可してしまったことは?

セキュリティソフトが優秀でも「ユーザーが許可したものだから」と警鐘を鳴らさないことは多々あります。
ユーザーが許可したものまでブロックされたら、もう自分の物ではないですし。

低俗な詐欺と同じく「あなたが許可したんですよ」というヒューマン・エラーをさせやすく誘導する技術も年々、巧妙になっています。

何が正解で何が間違っているのか。
ユーザー側(あなた)で判断ができない以上、クライアント(あなた)を守ろうとするセキュリティソフトが完璧に働くことは難しくなります。

最も確かな防御法は原始的でした。

窓を閉める。

「ZZ75/L」は上の写真のように、カメラレンズに蓋をするようなシャッターが付いています。
そもそもカメラの撮影はシャッターを切ることで行いますから、蓋までシャッターと名付けられたら何が何だか分からなくなりそうですが、要するに「フタ」です。

どんなに凄腕のハッカーが来ても、物理的にレンズが閉まっていれば、暗闇しか見えません。
悪用しようにもカメラは機能しません。

スタバでズラっと並んでいるマカー(アップル社のマッキントッシュ・ユーザー)で、カメラ部分に付箋やシールが貼っていないと「PCを見せに来ただけか」なんて揶揄されたりするのですが、仕様でフタが付いているというちょっとしたアクセントは、現代の危機管理に基づいていると実感できます。
こうした細やかな心遣いもユーザーにとっては実に嬉しいポイントですね。

長所5 Thunderbolt3 対応

地味ですが、なかなかの長所になっています。
4Kモニターを二枚同時に繋げたり、外付けのグラフィックカードと繋げたり。

外付けだと転送速度がネックになって速度が落ちる、という今まで払拭できなかった環境の不利を回避できます。

外付けの大容量SSDを複数接続してRAIDを組むのもいいですし、GTX1050くらいまでなら、外付けのボックスで十分稼働できるでしょうから、ある程度、重いゲームでも快適に動いてくれることでしょう。

もちろん、コスパから言えば最初からグラフィックカードを内蔵しているデスクトップを買うのが最良です。
でもお値段が…
置き場所が…

そもそもロボットに変形しそうなゲーミングパソコンを欲している方が、ここを読んでいるとは思えませんが、中には、そういう作業を予定しておらず、買った後に必要になったという人がいるかもしれません。

その時に思い出して頂きたいのですが、Thunderbolt3です。
一般的には内蔵の方が安定した動作ではあるものの、ゲームのベンチマークではほぼ同じスコアが出せます。

いざという時には役立つ拡張性が残されているのもユーザーライクで好感が持てます。

※動作確認は取れていませんが、一例として、この辺りの拡張ボックスはお値段的にお手頃です。

長所6 harman/kardon(ハーマン・カードン)のスピーカー搭載

BMW、ランドローバー、メルセデス・ベンツなど。

名だたる大手自動車メーカーのカーオーディオを提供している「harman/kardon(ハーマン・カードン)」は、原音再生にこだわった高品質のスピーカーメーカーとして世界的に有名です。

うんちくはともかく、実際に耳にしないと分かりませんので、低音が素晴らしく良いリズムを奏でる、映画『ダ・ヴィンチ・コード』のサントラを流してみました。

ボキャブラリーが少ないアルパカでは陳腐な表現になるのが残念ですが、素直に言うと凄い、の一言です。

音を反響させるスペースがない薄型1.4kg弱で、重低音、高音質は難しいと思っていました。

ミニ・ウーファーが付いていて、バッフル板が紙ではなく布かな?くらいの推測はできるものの、何せ軽量15インチPCのスピーカーです。
常識的に考えたらドンシャリ(低音はドンドン、高音はシャリシャリいうだけの安物を指すスラングです)でも仕方ないでしょう。

しかし、とんでもない。

急いで音量の調節をしないといけないほど大きな音が出たのは嬉しい誤算でしたが、耳を疑うほどズシンとくる迫力のある音を聞けたことは、ちょっとした感動でした。

実はXP時代の「Dynabook G7/X19PDE(兄弟機種のSatellite5200シリーズ)」の頃にもharman/kardon(ハーマン・カードン)は採用されています。
当時もスピーカー近くにメーカー名が刻印されており、同時期のデスクトップに付属してくる「場所を取るだけの2つの箱」よりも遥かに良い音のスピーカーでした。

G7/X19PDEのスピーカー

 

Dynabook「ZZ75/L」の短所

短所1 指紋が残りやすい

大して目立ちませんが、手にした時、強く指でつまんだ部分に若干の跡が付きます。

端的に言うとVAIOのモバイルPCのブラックが「格好いいけど指紋が付くので嫌だ」という人は、こちらも気になるかもしれません。

もっとも、私が知る限りVAIOのブラックほどではなく、以下の写真のようにやんわり付く程度のものですから、欠点ではありませんし、好みが分かれる素材の特性というだけです。

赤い丸の中にある部分は右手で強く持った時の跡

短所2 テンキーがない

見ての通り、テンキーがありません。

Excelや会計ソフトを多く使う人は、別売りのテンキーとセットで持ち歩く必要があるかもしれません。
一応、ノートPCを使ったことがない方の為に言っておきますと、キーボードの左上だけを駆使して数値を入力し続けるのはかなり苦痛になります。

未だにワープロの感覚を鮮明に覚えている方はまったく気にならないと思いますが、そもそもワード・プロセッサは後期になるまで計算ソフトなどありませんでしたから参考にならないかもしれませんが…。

つまり文章入力が中心の人にとって、テンキーは必要どころか、逆に邪魔になります。

テンキーに取られた幅の分、キー配列がPCの中心からずれるので、マウスパッドの位置が右手に寄りますし、なによりモニターから見て中心にないと打ちづらさを感じる人が多いのです。

これは文章入力が多い人特有なのですが、「15インチのノートPCで、テンキーなしのが欲しい」というご要望から探すこともあるくらいです。

ユーザーによって変わってくるこのニーズを、あえて文字入力しやすくしておいたのは英断だと、個人的には思っています。
本当にテンキーを多用する方は、キーボードにテンキーが付いていても外付けのを使っていたりしますので。
「00」と「000」は必須でしょ!という方は、どこをどう探しても、そのテンキーが付いているノートPCには出会えないと思いますし、「とにかく探せ!」と言われたら「キーカスタマイズせんかい!」と言いたくなります。

ただ、どちらの方がより多くのニーズに答えられるか、という観点から見るとテンキーはあった方が良いのかもしれません。
欠点とは思えませんが、自分の好きなテンキーを買って持ち歩かなくてはいけないという意味で、短所側に挙げておきました。

短所3 USB端子が左右にない+2つまで

接続口の説明を見て頂くと分かりますが、USB端子は左側に2つあり、右にはありません。

軽いとはいえ15インチです。

できれば3つあるのを期待していましたが、そうでなくとも左右に散らして配置しておいてほしかった、というのが本音です。

その代わりに右側にUSB Type-C が2つありますので、拡張させながら使う分には、問題はなくなります。

もし、Type-Cから拡張するハブやスマホへの充電ケーブルを揃えておくのであれば、この辺りがおススメとなります。

短所4 値段がそれなりに高額

Dynabookと言えば、国内でも安い方に入ります。

しかし、このモデルに関しては高めのモバイルPCより頭一つ分高いくらいの価格設定です。

業界では、ライバルの少ない用途に的を絞ったモデルにはありがちなことではあります。

問題はライバルが少ないというだけで、いないわけではないので、後述している他社との比較をした上で、どの部分を優先するのかが判断のしどころになると思います。

 

「ZZ75/L」の性能表

シリーズ名ZZ75/Lシリーズ
OSWindows 10 Home 64ビット
カラー■ オニキスブルー □ パールホワイト
CPUCore i7-8565U(1.8/4.6GHz)
:PassMarkで 8,891
Core i5-8265U
(1.6GHz/3.9GHz)
:PassMark 8,117
メモリ16GB(8GB×2)/最大16GB8GB(8GB×1)
/最大16GB
本体の構造上、お客様ご自身でメモリの交換・増設はできません。
交換・増設が必要な場合はdynabook あんしんサポートへ。
ストレージSSD 1TB(PCIe)
+16GB Optane
SSD 512G
(SATA)
SSD 256G
(SATA)
光学
ドライブ
な し
ディス
プレイ
FHD Clear SuperView LED液晶(IPS:ノングレア)
1,920×1,080ドット
※ディスプレイサイズは15.6インチです。
無線
通信
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 準拠
Bluetooth Ver5.0
有線LANな し
サウンドインテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠
harman/kardonステレオスピーカー、デュアルマイク
接続口[右側]HDMI出力端子×1、MicroSDカードスロット
USB Type-C×2(Thunderbolt3対応
[左側]USB3.0×2、ヘッドセット/ヘッドホン端子×1
セキュリティ指紋センサー、顔認証
質量約1.399kg
バッテリ約19.0時間
OfficeMicrosoft Office Personal 2019
(Office搭載モデルのみ)
officeなし
期待価格
W6ZZ75CLLA W6ZZ75CLLB W6ZZ75CLLC
¥210,980¥187,880¥154,880
officeあり
期待価格
W6ZZ75BLLA W6ZZ75BLLB W6ZZ75BLLC
¥229,680¥206,580¥173,580
   
officeなし
期待価格
W6ZZ75CLWAW6ZZ75CLWBW6ZZ75CLWC
¥210,980¥187,880¥148,280
officeあり
期待価格
W6ZZ75BLWAW6ZZ75BLWBW6ZZ75BLWC
¥229,680¥206,580¥166,980

※価格は全て税込表記です。
2019年11月15日時点での価格にて表示しています。
※納期に関して「最短 翌営業日出荷」ができますが、型番により変わります。また、土日祝祭日と棚卸期間の営業停止日は出荷できません。ご注意下さい。
※直近の営業日カレンダーはこちら

 

SSDは最上位がPCIe接続になっているので、速度を取るなら最上位で。

どこにでも持ち運ぶなら、陽光の出ている外でも見やすいノングレアは良い組み合わせです。

最上位モデルになると、SSDにオプテインメモリを搭載してさらに上げています。

事実上、DynaBookの一般向けモデルの中では、最高速度を誇ると言えます。

そこまですればさすがに値段もさらに上がるのですが、これがまた驚くべきことに、この価格帯のものでも、すでに何台も注文が入っているそうです。

やはり、人から求められる性能を得た製品というのは、価格が高くても買う人は買う、という好例なのでしょう。

惜しむらくは、価格がもう少し下がってきてくれればと多くの人が思うのではないでしょうか。

 

LG gramの15インチ「15Z990」シリーズと比較してみる

さて、「ZZ75/L」と同じ軽量15インチと言えば、真っ先に出てくるのがLG gramです。

2016年に1kgを切っての鮮烈デビューを果たしてからというもの、軽量の17インチも出しては世界ギネスに認定されているほど。

現在の2019年モデルでは、その重さが約 1,099g。

Dynabookより300グラムも軽く作っているのですから、世界的に売れるのも納得です。

LG gram「15Z990」の性能表

シリーズ名「LG gram」の15インチシリーズ
OSWindows 10 Home 64ビット
カラー■ ダークシルバー
CPUCore i7-8565U(1.8/4.6GHz)
:PassMarkで 8,891
Core i5-8265U
(1.6GHz/3.9GHz)
:PassMark 8,117
メモリ8GB(8GB×1)/最大16GB
LGカスタマーセンターに依頼すれば、メモリとSSD の
増設・交換アップグレードのサービスあり。
ストレージSSD 512G(SATA)
SSD 256G
(SATA)
光学
ドライブ
な し
ディス
プレイ
FHD LED液晶
(IPS:グレア)
タッチパネル
FHD LED液晶(IPS:グレア)
1,920×1,080ドット
※ディスプレイサイズは15.6インチです。
無線
通信
IEEE802.11a/b/g/n/ac 準拠
Bluetooth Ver5.0
有線LANなし(ただし、同梱のUSB Type-C変換コネクタあり)
サウンド1.5W+1.5W ステレオスピーカー
接続口[右側]USB3.0×2、microSDカードスロット
USB Type-C×1、ヘッドセット/ヘッドホン端子×1
[左側]USB3.0×1、HDMI出力端子×1
USB Type-C×1
Thunderbolt3なしThunderbolt3対応×1
セキュリティ指紋センサー
質量 約 1109g 約 1099g
バッテリ約 20時間約 24時間
Officeな し
期待価格15Z990-HA7TJ
15Z990-HA7TJ
15Z990-VA76J
15Z990-VA76J
15Z990-GA56J
15Z990-GA56J
¥191,754¥178,742¥149,664

※価格は全て税込表記です。
※上から順番に Amazon、楽天 の購入入り口にリンクしています。
2019年11月15日時点での価格にて、それぞれの最安値で表示しています。
※今回は15インチシリーズのみ比較のためのご紹介です。

 

DynaBookの「ZZ75/L」とLG gramの「15Z990」シリーズと比較してみるとこうなった

ざっと説明していきます。

まず価格について。

誰もが気になるお値段ですが、見て頂くと分かる通り、LG gramの「15Z990」という15インチシリーズの場合、全モデル通して価格帯は20万円以下が基本です。

そういう意味では「ZZ75/L」より広いユーザー層を視野に入れているように見えます。

しかしLG gramにはOfficeソフトは入っていません。

ですので、別売りの年度版ライセンスのOfficeを買うか、「Office365 Solo」を契約しなければOfficeを使えません。

その価格分を差し引いて考えれば、両社のラインナップに価格差はほとんどないことに気づく人も多いことでしょう(Office 2019は約35,000円前後)。

そして、軽さという意味では「ZZ75/L」より約300g軽く作っているという点でLG gramは高く評価できます。

一方で性能面では最上位機種にPCIe接続とオプテインメモリを用意しているという意味ではDynabookに軍配が上がります。

CPUは同じでも、SSDがPCIeとSATA接続では速度に大きな開きがありますし、さらにオプテインで加速させているのですから。

SATA3の実効転送速度は4.8 Gb/s(600 MB/s)で…という言い方は、もうほとんど暗号の世界ですから止めておきます。

要するに、何かしらの処理をした時に「かかる時間が約半分以下になる」と思って下さい(メーカーによっては3倍以上を謳っていることもありますが、計測方法や細かい形式にもよります)。

例えば、容量の大きなデータをAからBのフォルダに移した時にかかる時間を計測すると、SATAで10秒かかるものはPCIeなら5秒以下で終わります。

もっとも、この比較の前にSSDそのものが従来のHDDより4~5倍早いことを考えれば、けっこうな大容量を扱わない限り、通常はSATA接続のSSDでも速度で困ることはあまりないと思います。

また、最上位機種がPCIe接続であっても、他2機種はSATA接続ですから、「1TBもいらない」という人にとっては性能差はないと言っていいでしょう。

むしろ、PCIeまでの性能はいらないから軽くて安く作ってほしい、という声の方が多いかもしれません。

このように比較すると、先に話した「Office抜きの価格差」は大したものではありません。
むしろモデルによっては性能の低いLG gramの方が割高になることもあります。

次に画面はグレアVSノングレアですが、これも好き嫌いが分かれる部分で、どちらが優れているというわけではありません。

強いていえばタッチパネル付きモデルを有している「LG gram」の方が、選択肢がある分、より幅の広いニーズに答えられる、といったところでしょうか。

ただ、屋内ならどちらでも良い気はしますが、外で使うことがあるなら「ZZ75/L」がオススメです。

太陽光の反射がギラつくと、見づらいことこの上ありません。

その上で補足しておきますと、屋内なら「LG gram」の液晶は非常に見やすい、美しいIPS液晶であることは付記しておきます。

これらは優劣のつくものではないので、どちらか一方が優れているということはありません。

次はキーボードですが、打感という意味では明らかに「ZZ75/L」が優れています。

触ってすぐに分かるほど打ちやすいので、これはもう勝負になりませんが、それはあくまでも通常のキーボード部分であって、「LG gram」にはテンキーが付いています。

ところが残念なことに、このテンキーが恐ろしく打ちづらいのです。

上の写真が「LG gram」の15インチモデルです。

ご覧のように、右側のテンキーは縦に細長い形をしています。

4を押したつもりが5も一緒に押してた、というパンチミスは発生しやすく、ストローク(押し込んだ深さ)も浅くなりがちです。

軽さを得るために犠牲にした部分が多すぎるのでしょう。
実用性まで軽量化してしまった感が拭えません。

もちろん打ち慣れれば、どんなテンキーでも使えないことはありませんので、「キーボードにテンキーは基本」派の方は、こちらが良いでしょう。

キーボード関連で良い部分と言えば、「LG gram」にはバックライトキーボードが装備されています。

これは「ZZ75/L」にはありません。

最近はコストを抑えるためか、バッテリー消費を抑えるためか、バックライトキーボードを削減するメーカーが増えました。

「ZZ75/L」もその一つになります。

キーボード繋がりで言うなら、マウスパッドは「ZZ75/L」の方が優れているように感じました。

というのも、「LG gram」のマウスパッドは、他機体のパッドより広くて大きいのが特徴です。
打ち方や指の大きさ、キーボードまでの距離など、様々な要素は関わるものの、大きいパッドは邪魔になるような気がします。
私は、キーボードを両手で打っていた時に親指の腹がパッド部分に触れてしまいました。

すでにLG gramを持っていてタイピングの最中にマウスポインターが動いて煩わしい思いをした人がいるかもしれません。
そうした時にパッドを無効化するコマンドが用意されていればまだ良かったのですが、LG gramには用意されていません。

「大きい方が使いやすいだろう」という安易な考えなのか、長時間使っているとパッドが熱くなって放熱を助け始めるのか、その設計思想は分かりませんが、「大味」な感じはします。

ちなみにDynabookは主要機種に関して、ほぼ全てに簡易的にマウスパッドが無効化できるコマンドが装備されています。

国内メーカーはどこも装備していることが多いですね。

もっともそうした機能を使う必要がない配置と大きさなので、気づいていない方も多いのでは。

その他の点としては、接続口(Thunderbolt3)については「LG gram」も使えますが、タッチパネルモデルを選ぶと何故かThunderbolt3は外されてしまいます。

とはいえ、通常の二機種は問題なく使えるわけですから、この点に関しては優劣はないでしょう。

ただし、USB端子は「ZZ75/L」が左側2つしかないのに対し、「LG gram」は左右に散らして合計3つありますからインターフェースの使い勝手は「LG gram」の方が良いです。
が、これも好みは分かれると思います。
本当に忙しいと、ノー・ルック・オペ(見ないで作業)が多くなりますので、片側に集めてくれていた方が使いやすいという人はいます。
外付けディスクドライブでバスパワーを使いたい時なども、寄せてある方が使い勝手は良くなりますし、片側を壁沿いに置きたい人は、両側からケーブルが伸びているとイラっとします。
あくまでも好みですね。

そして、バッテリー時間が「ZZ75/L」が約19時間であるのに対し、「LG gram」は約 24時間ですから「LG gram」に軍配が上がります…と言いたいところですが…。

これもよくよくレビューを見ていくと、中には「バッテリーは最長27時間(兄弟機種)と書いてあるけど、どう頑張っても最長9時間しか持ちそうにない」とか「凄い15時間も保つ」と書いてあるのが分かります。

え~…申し上げづらいのですが、最長27時間の表記なら0.7掛けで19時間近く保つものです。

多少、荒く使っても15時間を下るのはあまりなさそうに思えます。

それが実働で10時間切るって…(汗

もちろん使い方次第でしょうから、はっきりしたことはなんとも言えませんが、同じように測るなら「ZZ75/L」の場合は13時間強というところでしょう。

表記19時間に負ける27時間…。

購入者のレビューを見ていくと、言葉に詰まることが多いです。

もちろん、様々な技術がありますから、計測すれば実際に保つのかもしれません。

しかし、比較するなら現実的な実働時間が、購入者の欲しい情報になります。

携帯電話もガラケー時代には、一切、使用しないでじっとしている「待ち受け待機時間」というありえないバッテリー時間(通話やメールをすればまったく参考にならない表記)がスペック表に載っていましたので、何とも言いにくい部分ではありますが…。

最終的なジャッジは買った人が決めることですから、スペックの表記など目安でしかなく、使い勝手の良し悪しが全てだと思っています。

予定した内容と違った記事になってしまいましたが、まさかこういう部分を見つけることになるとは思いませんでした。

私はどちらの味方でもありませんし、はっきりしたことは分かりません。

ただ、お国柄的にどちらを信じるかになる方もいらっしゃるとは思っています。

次。
頑丈さに関しては珍しくDynabookは負けたことになります。

DynaBookが頑丈さで負けたのはレッツノートくらいのものかと思っていたのですが、「ZZ75/L」は残念ながらMIL規格を通していません。

MIL規格とは米国国防総省の耐久試験のことですが、ヤワな造りのPCではまず通せないほど厳しい試験です。

それを、僅か1.1kg弱の薄型でありながら通過させた「LG gram」は大したものだと関心しています。

もちろん規格を通していないだけで、頑丈さを売りにするDynabookですから、他機種同様、申請すれば通る気もしています。

しかし、現時点で通していない以上、頑丈さは「LG gram」の方が秀でている、という言い方になります。

カラーバリエーションがあったらとりあえず迷彩、見る映画に迷ったらとりあえずアクション。
そんな方はこのあたりに詳しいと思います。

MIL(ミリタリー)スペックは米軍用品の調達規格ですから、軍需品として通用するの?という観点での試験が行われます。
ほとんどが耐環境性試験ですから、乾燥・粉じん・寒冷・高気温・気圧など、「どこの地域に持って行っても使える」かどうかに重きが置かれます。(ミルスペック自体が多岐に渡るので、個人携行品や車両など他製品はまた別の試験を多くクリアする必要があります)

モニターに弾丸が当たっても跳ね返すような剛性を求めること自体が間違っていますので、背の高さから落としたらほぼどちらも壊れると思って良いでしょう。

ここでは言及しませんが、「モンド・セレクション受賞」に近いブランディングくらいに考えても問題ないと思います。

 

DynaBookの「ZZ75/L」とLG gramの「15Z990」シリーズ比較表

と、いうわけで、前項で各ポイントを並べてきましたが、それらを並べると、次の表にまとめられます。

DynaBookの
「ZZ75/L」
LG gramの
「15Z990」
価格
高いがOffice入りあり
安いがOfficeなし
軽さ
1,399g
1,099g
性能
PCIe(1TBのみ)
SATA
画面
ノングレアのみ
(野外では見やすい)
グレアのみ
(タッチモデルあり)
キーボード
打感は最良
打感は良くない
テンキー
なし
あり(ただし打ちづらい)
バックライト
キーボード
なし
あり
マウスパッド
使いやすい
タイピングの邪魔
接続口
USBが左に2つ
USBが左右で計3つ
Thunderbolt3
あり
あり(タッチモデル以外)
バッテリー
約 19時間
約 24時間(実働は?)
頑丈さ・MIL規格
なし
あり

こうしてみると、拮抗している気がしてきます。

おそらく、多くの人が「性能でみるならDynaBook、軽さでみるならLG gram」という認識になるでしょう。

あとは好みによって分かれます。

「絶対ノングレア!」派の人もいるでしょうし、「バックライトキーボードが必須!」という人もいるでしょう。

大切なのは、機体と長い時間を共に過ごす皆様が、いかに自分の使用環境に合わせた選び方をするかです。

そうした時に、この2機種の比較を参考にして頂ければ嬉しいです。

 

その他の選択肢・Acerの「Swift5」など

記事の前半で少し触れましたが、実は軽量の15インチモデルは上記二機種に加えて「Swift5」というシリーズがあります。

知名度が低いので、名前を出してもどこのメーカーか訊き返されることもしばしばです。

2019年現在では、事実上の世界最軽量の15インチパソコンとなっています。

その重さ990g。
なんと1kgを切っています。

一昔前はLG gramの2016年モデルが980gという軽さを出してギネス認定されていますが、未だにこれを超えるモデルは出てきていません。

しかし、もはや手に入らない型落ちとなりましたので、今、考えるなら、990gの「Swift5」。

または本日、ご紹介した二機種のどちらか、となります。

「Swift5」に関しては以前のAcerの記事でご紹介していますので、ご興味おありの方は、こちらもお読み下さい。

出てきた2019年春から比べれば、随分とお値段が下がってきました。

メーカーの知名度にこだわらないなら、コスパと軽さを優先したAcerも捨てがたいところです。

 

この世界は日進月歩です。

今はこれが最良の選択肢でも、明日はどんなモデルが出るか分かりません。

もし皆様にご紹介したくなるラインナップが出てくるようでしたら、いずれまたご紹介させて頂きたいと思います。

 

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