今回は軽量15インチパソコン「ZZ75/L(店頭モデルでは Z8)」をご紹介します。
なんと、従来より1kgも軽くなっています。
Dynabook(旧東芝)に限らず、15インチモデルはたいてい旧モデルのデザインを踏襲した形状をしています。
今ある技術で完成形と言えるのかもしれません。
当然、毎回のように似通ったマイナーチェンジとなっていますが、いよいよ15インチにも軽量化の波が押し寄せてきたようです。
※このラインナップは2021年年初に完売致しました。今後の比較のために記事はそのまま残しておいてあります。
法人名義でダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
多くの直販パソコンでは、領収書代わりとして使用できる証明書を発行しています。
ダイナブック(旧東芝ダイレクト)も「出荷納品証明書」というのを商品と一緒に送付できます。
こちらをクレジットカードの明細書などと一緒にすれば、ほとんどの会計処理は通ります。
手順としては、注文完了後に出てくる受注番号を「DynaBookあんしんサポート」に連絡して、そのように希望を伝えれば良いだけですので簡単です。
どうしても「領収書」でなければいけない場合。
支払い方法をコンビニ払いなどにして頂ければ、支払ったコンビニ店の領収書として受け取ることができます。
また、法人窓口からご購入いただけると、支払い方法が「カード一回払い、または銀行振り込み」のどちらかしか受け付けられませんが、それで問題がなければdynabook(株)発行の「領収書」を出してもらうこともできるようになっています。
DynaBook「ZZ75/L」の特徴
「持ち運んで使いたいのですが、画面は大きいのが良くて…15インチで軽いのありませんか?」
店頭の売り場では、たまにそう訊かれることがありました。
こうした声は以前からありましたが、需要としてはニッチなものです。
しかし昨今、ジワジワと増えつつあります。
軽量15インチの先駆者であり、代表格ともいえるLG gramは「ZZ75/L」より遥かに軽いのですが、独特の特徴を持っています。
一方、Acerはシリコンアイランドを背景に、持ち前の技術力で、さらに軽量な「SF515」シリーズを展開してきました。
残念ながら、日本では知名度が低いままです(「SF515」シリーズは別記事にてご紹介しています)。
そんな中、国内では未開拓だった「15インチ軽量モデル」という分野へ先陣を切ったのが、今回ご紹介するDynabookの「ZZ75/L」です。
記事の後半では主にLG gramと比べた比較表を用意しましたので、購入時のご参考にどうぞ。
Dynabook「ZZ75/L」の長所
Dynabook「ZZ75/L」の短所
「ZZ75/L」の性能表


シリーズ名 | ZZ75/Lシリーズ | |||||||||||||||
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OS | Windows 10 Home 64ビット | |||||||||||||||
カラー | ■ オニキスブルー □ パールホワイト | |||||||||||||||
CPU | Core i7-8565U(1.8/4.6GHz) <4C8T>:PassMarkで 8,891 |
Core i5-8265U <4C8T> (1.6GHz/3.9GHz) :PassMark 8,117 |
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メモリ | 16GB(8GB×2)/最大16GB | 8GB(8GB×1) /最大16GB |
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お客様ご自身でメモリの交換・増設はできません。 交換・増設が必要な場合はdynabook あんしんサポートへ。 |
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ストレージ | SSD 1TB(PCIe) +16GB Optane |
SSD 512G (SATA) |
SSD 256G (SATA) |
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光学 ドライブ |
な し | |||||||||||||||
ディス プレイ |
FHD Clear SuperView LED液晶(IPS:ノングレア) 1,920×1,080ドット |
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※ディスプレイサイズは15.6インチです。 | ||||||||||||||||
無線 通信 |
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 準拠 Bluetooth Ver5.0 |
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有線LAN | な し | |||||||||||||||
サウンド | インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 harman/kardonステレオスピーカー、デュアルマイク |
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接続口 | [右側]HDMI出力端子×1、MicroSDカードスロット USB Type-C×2(Thunderbolt3対応) |
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[左側]USB3.0×2、ヘッドセット/ヘッドホン端子×1 | ||||||||||||||||
セキュリティ | 指紋センサー、顔認証 | |||||||||||||||
質量 | 約1.399kg | |||||||||||||||
バッテリ | 約19.0時間 | |||||||||||||||
Office | Microsoft Office Personal 2019 (Office搭載モデルのみ) |
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officeなし 期待価格 |
■ W6ZZ75CLLA |
■ W6ZZ75CLLB |
■ W6ZZ75CLLC |
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完売 | 完売 | 完売 | ||||||||||||||
officeあり 期待価格 |
■ W6ZZ75BLLA |
■ W6ZZ75BLLB |
■ W6ZZ75BLLC |
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完売 | 完売 | 完売 | ||||||||||||||
officeなし 期待価格 |
□ W6ZZ75CLWA |
□ W6ZZ75CLWB |
□ W6ZZ75CLWC |
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完売 | ¥130,680 | 完売 | ||||||||||||||
officeあり 期待価格 |
□ W6ZZ75BLWA |
□ W6ZZ75BLWB |
□ W6ZZ75BLWC |
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完売 | 完売 | 完売 |
※価格は全て税込表記です。
※2021年1月17日時点での価格にて表示しています。
※納期に関して「最短 翌営業日出荷」ができますが、型番により変わります。また、土日祝祭日と棚卸期間の営業停止日は出荷できません。ご注意下さい。
※直近の営業日カレンダーはこちら。
SSDは最上位がPCIe接続になっているので、速度を取るなら最上位で。
どこにでも持ち運ぶなら、陽光の出ている外でも見やすいノングレアは良い組み合わせです。
最上位モデルになると、SSDにオプテインメモリを搭載してさらに上げています。
事実上、DynaBookの一般向けモデルの中では、最高速度を誇ると言えます。
そこまですればさすがに値段もさらに上がるのですが、これがまた驚くべきことに、この価格帯のものでも、すでに何台も注文が入っているそうです。
やはり、人から求められる性能を得た製品というのは、価格が高くても買う人は買う、という好例なのでしょう。
惜しむらくは、価格がもう少し下がってきてくれればと多くの人が思うのではないでしょうか。
LG gramの15インチ「15Z990」シリーズと比較してみる
さて、「ZZ75/L」と同じ軽量15インチと言えば、真っ先に出てくるのがLG gramです。
2016年に1kgを切っての鮮烈デビューを果たしてからというもの、軽量の17インチも出しては世界ギネスに認定されているほど。
現在の2019年モデルでは、その重さが約 1,099g。
Dynabookより300グラムも軽く作っているのですから、世界的に売れるのも納得です。
LG gram「15Z990」の性能表
シリーズ名 | 「LG gram」の15インチシリーズ | |||||||||||||||
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OS | Windows 10 Home 64ビット | |||||||||||||||
カラー | ■ ダークシルバー | |||||||||||||||
CPU | Core i7-8565U(1.8/4.6GHz) <4C8T>:PassMarkで 8,891 |
Core i5-8265U <4C8T> (1.6GHz/3.9GHz) :PassMark 8,117 |
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メモリ | 8GB(8GB×1)/最大16GB | |||||||||||||||
LGカスタマーセンターに依頼すれば、メモリとSSD の 増設・交換アップグレードのサービスあり。 |
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ストレージ | SSD 512G(SATA) |
SSD 256G (SATA) |
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光学 ドライブ |
な し | |||||||||||||||
ディス プレイ |
FHD LED液晶 (IPS:グレア) タッチパネル |
FHD LED液晶(IPS:グレア) 1,920×1,080ドット |
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※ディスプレイサイズは15.6インチです。 | ||||||||||||||||
無線 通信 |
IEEE802.11a/b/g/n/ac 準拠 Bluetooth Ver5.0 |
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有線LAN | なし(ただし、同梱のUSB Type-C変換コネクタあり) | |||||||||||||||
サウンド | 1.5W+1.5W ステレオスピーカー | |||||||||||||||
接続口 | [右側]USB3.0×2、microSDカードスロット USB Type-C×1、ヘッドセット/ヘッドホン端子×1 |
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[左側]USB3.0×1、HDMI出力端子×1 USB Type-C×1 |
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Thunderbolt3 | なし | Thunderbolt3対応×1 | ||||||||||||||
セキュリティ | 指紋センサー | |||||||||||||||
質量 | 約 1109g | 約 1099g | ||||||||||||||
バッテリ | 約 20時間 | 約 24時間 | ||||||||||||||
Office | な し | |||||||||||||||
型番 | 15Z990-HA7TJ |
15Z990-VA76J |
15Z990-GA56J | |||||||||||||
期待価格 | Amazon最安値 楽天最安値 |
Amazon最安値 楽天最安値 |
Amazon最安値 楽天最安値 |
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¥208,000 | ¥139,800 | ¥205,990 |
※価格は全て税込表記です。
※上から順番に Amazon、楽天 Yahho!の購入入り口にリンクしています。
※2021年1月17日時点での価格にて表示しています。
※今回は15インチシリーズのみ比較のためのご紹介です。
DynaBookの「ZZ75/L」とLG gramの「15Z990」シリーズと比較してみるとこうなった
誰もが気になるお値段ですが、見て頂くと分かる通り、LG gramの「15Z990」という15インチシリーズの場合、全モデル通して価格帯は20万円前後。
「ZZ75/L」の方が安く抑えられるモデルは多く、広いユーザー層を視野に入れているように見えます。
加えてLG gramにはOfficeソフトは入っていません。
ですので、別売りの年度版ライセンスのOfficeを買うか「Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)」を契約しなければOfficeを使えません。
その価格分を差し引いて考えれば、両社のラインナップに価格差はほとんどないことに気づく人も多いことでしょう(Office 2019は約35,000円前後)。
そして、軽さという意味では「ZZ75/L」より約300g軽く作っているという点でLG gramは高く評価できます。
一方で性能面では最上位機種にPCIe接続とオプテインメモリを用意しているという意味ではDynabookに軍配が上がります。
CPUは同じでも、SSDがPCIeとSATA接続では速度に大きな開きがありますし、さらにオプテインで加速させているのですから。
SATA3の実効転送速度は4.8 Gb/s(600 MB/s)で…という言い方は、もうほとんど暗号の世界ですから止めておきます。
要するに、何かしらの処理をした時に「かかる時間が約半分以下になる」と思って下さい(メーカーによっては3倍以上を謳っていることもありますが、計測方法や細かい形式にもよります)。
例えば、容量の大きなデータをAからBのフォルダに移した時にかかる時間を計測すると、SATAで10秒かかるものはPCIeなら5秒以下で終わります。
もっとも、この比較の前にSSDそのものが従来のHDDより4~5倍早いことを考えれば、けっこうな大容量を扱わない限り、通常はSATA接続のSSDでも速度で困ることはあまりないと思います。
また、最上位機種がPCIe接続であっても、他2機種はSATA接続ですから、「1TBもいらない」という人にとっては性能差はないと言っていいでしょう。
むしろ、PCIeまでの性能はいらないから軽くて安く作ってほしい、という声の方が多いかもしれません。
このように比較すると、先に話した「Office抜きの価格差」は大したものではありません。
むしろモデルによっては性能の低いLG gramの方が割高になることもあります。
次に画面はグレアVSノングレアですが、これも好き嫌いが分かれる部分で、どちらが優れているというわけではありません。
強いていえばタッチパネル付きモデルを有している「LG gram」の方が、選択肢がある分、より幅の広いニーズに答えられる、といったところでしょうか。
ただ、屋内ならどちらでも良い気はしますが、外で使うことがあるなら「ZZ75/L」がオススメです。
太陽光の反射がギラつくと、見づらいことこの上ありません。
その上で補足しておきますと、屋内なら「LG gram」の液晶は非常に見やすい、美しいIPS液晶であることは付記しておきます。
これらは優劣のつくものではないので、どちらか一方が優れているということはありません。
次はキーボードですが、打感という意味では明らかに「ZZ75/L」が優れています。
触ってすぐに分かるほど打ちやすいので、これはもう勝負になりませんが、それはあくまでも通常のキーボード部分であって、「LG gram」にはテンキーが付いています。
ところが残念なことに、このテンキーが恐ろしく打ちづらいのです。
上の写真が「LG gram」の15インチモデルです。
ご覧のように、右側のテンキーは縦に細長い形をしています。
4を押したつもりが5も一緒に押してた、というパンチミスは発生しやすく、ストローク(押し込んだ深さ)も浅くなりがちです。
軽さを得るために犠牲にした部分が多すぎるのでしょう。
実用性まで軽量化してしまった感が拭えません。
もちろん打ち慣れれば、どんなテンキーでも使えないことはありませんので、「キーボードにテンキーは基本」派の方は、こちらが良いでしょう。
キーボード関連で良い部分と言えば、「LG gram」にはバックライトキーボードが装備されています。
これは「ZZ75/L」にはありません。
最近はコストを抑えるためか、バッテリー消費を抑えるためか、バックライトキーボードを削減するメーカーが増えました。
「ZZ75/L」もその一つになります。
キーボード繋がりで言うなら、マウスパッドは「ZZ75/L」の方が優れているように感じました。
というのも、「LG gram」のマウスパッドは、他機体のパッドより広くて大きいのが特徴です。
打ち方や指の大きさ、キーボードまでの距離など、様々な要素は関わるものの、大きいパッドは邪魔になるような気がします。
私は、キーボードを両手で打っていた時に親指の腹がパッド部分に触れてしまいました。
すでにLG gramを持っていてタイピングの最中にマウスポインターが動いて煩わしい思いをした人がいるかもしれません。
そうした時にパッドを無効化するコマンドが用意されていればまだ良かったのですが、LG gramには用意されていません。
「大きい方が使いやすいだろう」という安易な考えなのか、長時間使っているとパッドが熱くなって放熱を助け始めるのか、その設計思想は分かりませんが、「大味」な感じはします。
ちなみにDynabookは主要機種に関して、ほぼ全てに簡易的にマウスパッドが無効化できるコマンドが装備されています。
国内メーカーはどこも装備していることが多いですね。
もっともそうした機能を使う必要がない配置と大きさなので、気づいていない方も多いのでは。
その他の点としては、接続口(Thunderbolt3)については「LG gram」も使えますが、タッチパネルモデルを選ぶと何故かThunderbolt3は外されてしまいます。
とはいえ、通常の二機種は問題なく使えるわけですから、この点に関しては優劣はないでしょう。
ただし、USB端子は「ZZ75/L」が左側2つしかないのに対し、「LG gram」は左右に散らして合計3つありますからインターフェースの使い勝手は「LG gram」の方が良いです。
が、これも好みは分かれると思います。
本当に忙しいと、ノー・ルック・オペ(見ないで作業)が多くなりますので、片側に集めてくれていた方が使いやすいという人はいます。
外付けディスクドライブでバスパワーを使いたい時なども、寄せてある方が使い勝手は良くなりますし、片側を壁沿いに置きたい人は、両側からケーブルが伸びているとイラっとします。
あくまでも好みですね。
そして、バッテリー時間が「ZZ75/L」が約19時間であるのに対し、「LG gram」は約 24時間ですから「LG gram」に軍配が上がります…と言いたいところですが…。
これもよくよくレビューを見ていくと、中には「バッテリーは最長27時間(兄弟機種)と書いてあるけど、どう頑張っても最長9時間しか持ちそうにない」とか「凄い15時間も保つ」と書いてあるのが分かります。
え~…申し上げづらいのですが、最長27時間の表記なら0.7掛けで19時間近く保つものです。
多少、荒く使っても15時間を下るのはあまりなさそうに思えます。
それが実働で10時間切るって…(汗
もちろん使い方次第でしょうから、はっきりしたことはなんとも言えませんが、同じように測るなら「ZZ75/L」の場合は13時間強というところでしょう。
表記19時間に負ける27時間…。
購入者のレビューを見ていくと、言葉に詰まることが多いです。
もちろん、様々な技術がありますから、計測すれば実際に保つのかもしれません。
しかし、比較するなら現実的な実働時間が、購入者の欲しい情報になります。
携帯電話もガラケー時代には、一切、使用しないでじっとしている「待ち受け待機時間」というありえないバッテリー時間(通話やメールをすればまったく参考にならない表記)がスペック表に載っていましたので、何とも言いにくい部分ではありますが…。
最終的なジャッジは買った人が決めることですから、スペックの表記など目安でしかなく、使い勝手の良し悪しが全てだと思っています。
予定した内容と違った記事になってしまいましたが、まさかこういう部分を見つけることになるとは思いませんでした。
私はどちらの味方でもありませんし、はっきりしたことは分かりません。
ただ、お国柄的にどちらを信じるかになる方もいらっしゃるとは思っています。
次。
頑丈さに関しては珍しくDynabookは負けたことになります。
DynaBookが頑丈さで負けたのはレッツノートくらいのものかと思っていたのですが、「ZZ75/L」は残念ながらMIL規格を通していません。
MIL規格とは米国国防総省の耐久試験のことですが、ヤワな造りのPCではまず通せないほど厳しい試験です。
それを、僅か1.1kg弱の薄型でありながら通過させた「LG gram」は大したものだと関心しています。
もちろん規格を通していないだけで、頑丈さを売りにするDynabookですから、他機種同様、申請すれば通る気もしています。
しかし、現時点で通していない以上、頑丈さは「LG gram」の方が秀でている、という言い方になります。
カラーバリエーションがあったらとりあえず迷彩、見る映画に迷ったらとりあえずアクション。
そんな方はこのあたりに詳しいと思います。
MIL(ミリタリー)スペックは米軍用品の調達規格ですから、軍需品として通用するの?という観点での試験が行われます。
ほとんどが耐環境性試験ですから、乾燥・粉じん・寒冷・高気温・気圧など、「どこの地域に持って行っても使える」かどうかに重きが置かれます。(ミルスペック自体が多岐に渡るので、個人携行品や車両など他製品はまた別の試験を多くクリアする必要があります)
モニターに弾丸が当たっても跳ね返すような剛性を求めること自体が間違っていますので、背の高さから落としたらほぼどちらも壊れると思って良いでしょう。
ここでは言及しませんが、「モンド・セレクション受賞」に近いブランディングくらいに考えても問題ないと思います。
DynaBookの「ZZ75/L」とLG gramの「15Z990」シリーズ比較表
と、いうわけで、前項で各ポイントを並べてきましたが、それらを並べると、次の表にまとめられます。
DynaBookの 「ZZ75/L」 |
LG gramの 「15Z990」 |
|
---|---|---|
価格 | ||
軽さ | ||
性能 | ||
画面 | ||
キーボード | ||
テンキー | ||
バックライト キーボード |
||
マウスパッド | ||
接続口 | ||
Thunderbolt3 | ||
バッテリー | ||
頑丈さ・MIL規格 |
こうしてみると、拮抗している気がしてきます。
おそらく、多くの人が「性能でみるならDynaBook、軽さでみるならLG gram」という認識になるでしょう。
あとは好みによって分かれます。
「絶対ノングレア!」派の人もいるでしょうし、「バックライトキーボードが必須!」という人もいるでしょう。
大切なのは、機体と長い時間を共に過ごす皆様が、いかに自分の使用環境に合わせた選び方をするかです。
そうした時に、この2機種の比較を参考にして頂ければ嬉しいです。
その他の選択肢・Acerの「Swift5」など
記事の前半で少し触れましたが、実は軽量の15インチモデルは上記二機種に加えて「Swift5」というシリーズがあります。
知名度が低いので、名前を出してもどこのメーカーか訊き返されることもしばしばです。
2019年現在では、事実上の世界最軽量の15インチパソコンとなっています。
その重さ990g。
なんと1kgを切っています。
一昔前はLG gramの2016年モデルが980gという軽さを出してギネス認定されていますが、未だにこれを超えるモデルは出てきていません。
しかし、もはや手に入らない型落ちとなりましたので、今、考えるなら、990gの「Swift5」。
または本日、ご紹介した二機種のどちらか、となります。
「Swift5」に関しては以前のAcerの記事でご紹介していますので、ご興味おありの方は、こちらもお読み下さい。
出てきた2019年春から比べれば、随分とお値段が下がってきました。
メーカーの知名度にこだわらないなら、コスパと軽さを優先したAcerも捨てがたいところです。
この世界は日進月歩です。
今はこれが最良の選択肢でも、明日はどんなモデルが出るか分かりません。
もし皆様にご紹介したくなるラインナップが出てくるようでしたら、いずれまたご紹介させて頂きたいと思います。
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