今回ご紹介する「BZ35/N」「BZ55/N」は、今までにあった「AZ35」及び「EZ35」シリーズの後継機種にあたります。
もっとも、外観や接続口は変わらず、SSDが全機種PCIe接続になって速度が上がったくらいで大きな違いではありません。
そのため、基本性能や機能の説明は前回と同様にしています。
※2021年2月、こちらのラインナップ完売しました。
※BZシリーズの2021年モデルが追加されました。
法人名義でダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
多くの直販パソコンでは、領収書代わりとして使用できる証明書を発行しています。
ダイナブック(旧東芝ダイレクト)も「出荷納品証明書」というのを商品と一緒に送付できます。
こちらをクレジットカードの明細書などと一緒にすれば、ほとんどの会計処理は通ります。
手順としては、注文完了後に出てくる受注番号を「DynaBookあんしんサポート」に連絡して、そのように希望を伝えれば良いだけですので簡単です。
どうしても「領収書」でなければいけない場合。
支払い方法をコンビニ払いなどにして頂ければ、支払ったコンビニ店の領収書として受け取ることができます。
また、法人窓口からご購入いただけると、支払い方法が「カード一回払い、または銀行振り込み」のどちらかしか受け付けられませんが、それで問題がなければdynabook(株)発行の「領収書」を出してもらうこともできるようになっています。
DynabookのノートPCで15インチノートと言えば、昔ながらのフラットキーボードで良く売れる「EZ15」「EZ35」「EZ55」のシリーズになります。
法人まとめ用としても、ご家庭用としても定番です。
「EZ35/L」の後継機種といっても、同じ筐体を使っていますし、CPUは若干型番が上がっただけの同じ第8世代CPUを積んでいます。
他、Wifi6の11axに対応し始めた点など、細かいバージョンアップがあります。
ですが、基本的には「普通の使い方しかしないし、目新しい機能もいらないから無難に使いやすいのを安く買いたい」という方へのオススメ機種であることに変わりありません。
色は単色、黒のみ。指紋認証や顏認証などはありません。
液晶は全てノングレア(光沢無し画面)で、キラキラ感はありませんが、その反面、目が疲れませんので実用性はあります。
「The お仕事用」という雰囲気が漂う無味乾燥な15インチモデルですが、それでも「見た目なんて気にしない。コスパが良くて使いやすければ」という人から絶大な人気があります。
特に法人からの人気が高く、複数台のまとめ買い15インチの鉄板機種となっています。
「海外メーカーの15インチも安いのですが、いかんせんショートカットの配列が違ってしまうので…」と迷う方は多くいらっしゃいます。
今まで国産メーカーのパソコンを使ってきた方が、これまでと同様の使い心地を求めるならこちらがオススメです。
兄弟機種としてオシャレな色合いが目を引くのは、「AZ25、45、65」や「CZ45/L、CZ65/L」。または「AZ45/K、AZ65/K」などの偶数発番シリーズです。明るい色合いで人気があります。
しかし、値段を抑えるなら当記事のEZ奇数発番シリーズでしょう。
DynaBook(旧東芝)がそもそも他社に比べると割安なので、その中でも「やや安い」というのは、国内メーカーでは、ほぼ最安。
それだけ安くても、サポートや保証がしっかりしてますし造りはいいので、抑えるべきところはしっかり抑えたモデルと言えましょう。
旧「EZ35/P」と新「BZ35/N」の違うところ
外観は旧来のものと変わりありません。インターフェイスも同様です。

「BZ35/N」と「BZ55/N」の外観(天板)

「BZ35/N」と「BZ55/N」の外観(正面)
ただし、2020年11月10日リリースモデル(BZ35/N、BZ55/N)では、いよいよHDDがなくなり全てSSDに。それもPCIe接続になりましたので、体感的に分かるほど速度が上がりました。
単純に言うと、HDDで1分の作業がSATA接続のSSDで10秒強へ。PCIeになったことで5秒ほどで作業を終えることができます。
それでいて価格は1,000円 ~ 2,000円程度しか違わないことがほとんどですので、在庫があって納期が問題なければ、新モデル「BZ35/N」と「BZ55/N」から買うのがオススメです。
「DynaBook BZ35/N、55/N」シリーズ(2020夏モデル)性能表
BZ35/Nシリーズ、i5 ~ i7モデル
シリーズ名 | BZ35/N i3 ~ i5モデル | ||
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OS | Windows 10 Home 64ビット | ||
カラー | ■ ブラック(木目調) | ||
CPU | Core i5-8265U 1.6/3.9GHz<4C8T> PassMark理論値 7,492 Cine R20(M)1,401 |
Core i3-8145U 1.2/3.4GHz<2C4T> PassMark理論値 5,410 Cinebench R20(M)955 |
|
メモリ | 8GB(8GB×1)/最大16GB | ||
ストレージ | SSD(PCIe) 512GB |
SSD(PCIe) 256GB |
SSD(PCIe) 256GB |
光学 ドライブ |
DVDスーパーマルチドライブ | ||
ディス プレイ |
FHD TFTカラー LED液晶 (ノングレア・IPS)1,920×1,080ドット |
||
※ディスプレイサイズは15.6インチです。 | |||
無線通信 | IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac準拠 Bluetooth Ver5.0 |
||
有線LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T (自動認識、Wake-up on LAN対応) |
||
サウンド | インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 ステレオスピーカー、デュアルマイク |
||
接続口 | [右側]USB3.0×2、SDカードスロット×1、 HDMI出力端子×1、RGB(15ピン ミニD-sub 3段)×1 |
||
[左側]USB3.0×2、LANコネクタ×1、 ヘッドセット/ヘッドホン端子×1 |
|||
質量 | 約2.4kg | ||
バッテリ (JEITA 2.0) |
約7.5時間 | ||
リリース | 2020年11月10日 | ||
Office | Microsoft Office Home & Business 2019 (Office搭載モデルのみ) |
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officeなし 期待価格 |
W6BZ35CNBC |
W6BZ35CNBD |
W6BZ35CNBH |
完売 | 完売 | ¥62,480 |
|
officeあり 期待価格 |
W6BZ35BNBC |
W6BZ35BNBD |
W6BZ35BNBH |
完売 | 完売 | ¥80,080 |
※価格は全て税込、送料込みの表記です。
※2021年4月28日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
その上で、実働予想時間を6割として表記しています。
最も多く売れている鉄板モデルがi5、8GB、256GB構成でOffice付きの「W6BZ35BNBD」です。ご家庭用からお仕事用途まで、幅広く使えるのに割安です。
次いでi3の「W6BZ35BNBH」ですが、この辺りは性能も価格も小刻みなので、i3でできないけどi5だとできる、という作業があるわけではありません。単にレスポンスがやや違うというくらい。3年以上経った際の速度の減衰が i5 の方が少し軽減される、というくらいです。
また、このシリーズは2019年春モデル以降は裏蓋の一部が外れるようになっており、ユーザー側でメモリ交換、増設がしやすくなっています。不慣れな人も+ドライバーと僅かな金額だけでメモリ16GBにできるのは嬉しいところ。ただ、静電気でパーツを壊してしまわないよう、お気を付けを。
作業量が多くて多重に窓を開いては切り替えて使い続ける。その時間数も長い、という時にはメモリアップがオススメです。
加えて言うと、このモデルはメモリスロットは二つですが、片方に8GBが挿さっているだけですから、残り8GBを一枚買って入れるだけ。2020年冬の値段なら+3,000円前後でメモリ16GBにできます。
バルク版でよろしければ、適合するメモリはこの辺り。
※あくまでも自己責任でどうぞ。
※Dynabookはメモリを交換しても本体の保証が対象外になりません。きちんと対応してくれますので、安価に交換増設できるものはオススメしています。
DynaBook EZ55/N、i7モデル
シリーズ名 | EZ55/N i7 モデル | ||||||||||||||
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OS | Windows 10 Home 64ビット | ||||||||||||||
カラー | ■ ブラック(木目調) | ||||||||||||||
CPU | Core i7-8565U <2C4T>(1.80/4.60GHz) :PassMark理論値 7,670 :Cinebench R20(Multi)1,518 |
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メモリ | 8GB(8GB×1)/最大16GB | ||||||||||||||
ストレージ | SSD(PCIe) 512GB |
SSD(PCIe) 256GB |
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光学 ドライブ |
DVDスーパーマルチドライブ | ||||||||||||||
ディス プレイ |
FHD TFTカラー LED液晶 (ノングレア・IPS)1,920×1,080ドット |
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※ディスプレイサイズは15.6インチです。 | |||||||||||||||
無線 通信 |
IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac準拠 Bluetooth Ver5.0 |
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有線LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T (自動認識、Wake-up on LAN対応) |
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サウンド | インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 | ||||||||||||||
ステレオスピーカー、デュアルマイク | |||||||||||||||
接続口 | [右側]USB3.0×2、SDカードスロット×1、 HDMI出力端子×1、RGB(15ピン ミニD-sub 3段)×1 |
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[左側]USB3.0×2、LANコネクタ×1、 ヘッドセット/ヘッドホン端子×1 |
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質量 | 約2.4kg | ||||||||||||||
バッテリ | 約7.5時間 | ||||||||||||||
Office | Microsoft Office Personal 2019 (Office搭載モデルのみ) |
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officeなし 期待価格 |
W6BZ55CNBA |
W6BZ55CNBB |
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完売 | 完売 | ||||||||||||||
officeあり 期待価格 |
W6BZ55BNBA |
W6BZ55BNBB |
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完売 | 完売 |
※価格は全て税込、送料込みの表記です。
※2021年4月28日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
その上で、実働予想時間を6割として表記しています。
Office付きで10万円を越えてきますが、ちょっと重たいZoomやTeamsを使ってのやり取り、一太郎であるとか、チャットによる平行作業の代名詞である「フランツ(Franz)」あたりを使うならオススメです。
i7といっても第8世代ですから、PassMark理論値 7,670はそうした一般的な使い方に終始します。ちょっとしたクリエイティブ作業もできますが、パワポに張り付ける資料的な写真加工やプリインストールされているPowerDirecterでの動画編集くらいまでです。
そこまでできればまったく問題ない、という人は多いのですが、まさしくそうした最大公約数的な多くのニーズに合った機種です。
「BZ35/N」「BZ55/N」及び、旧「EZ15」「EZ35」「EZ55」シリーズの特徴、長所と短所
DynaBookのAZ15、35、55のシリーズの一番の特徴はなんと言っても値段、コスパなのは先にご説明した通りですが、それを外して解説すると、以下のような特徴があります。
前回の記事で2019冬モデルをご紹介していますが、基本的に全ての造りがほぼ同じですので、変更点以外の説明は同様のものです。
※比較のために前モデル「EZ15/P」「EZ35/P」「EZ55/P」2020春モデル(次ページ)は見れるようにしてあります。基本的に廃番となっていますので中古や在庫戻し以外は購入できません。
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