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Dynabook BZシリーズ全ラインナップ(2021年モデル)

15インチ以上16:9 液晶製品情報

Dynabookの定番15インチノートPCと言えばAZ(最近ではCZ)やBZのシリーズですが、BZは長年続いてきたフラットキーボードのラインナップが廃止され、いよいよ新筐体となりました。

今回は新しくDynabookの15インチノートPCの新BZシリーズ(2021年モデル)をご紹介します。

※こちらのモデルは完売しました。多くのご利用、ありがとうございました。

Dynabook BZシリーズの全ラインナップ(2021年モデル)

同じ形状でありながら明るい色合いの機体が良い方は、Dynabook AZ45/M、AZ65/Mシリーズがオススメになります。

法人様のご購入(領収書)について
法人名義でダイレクトモデルをご購入される場合、特に領収書が発行されるかどうかを気にされる方が多いと思います。
多くの直販パソコンでは、領収書代わりとして使用できる証明書を発行しています。
ダイナブック(旧東芝ダイレクト)も「出荷納品証明書」というのを商品と一緒に送付できます。
こちらをクレジットカードの明細書などと一緒にすれば、ほとんどの会計処理は通ります。
手順としては、注文完了後に出てくる受注番号を「DynaBookあんしんサポート」に連絡して、そのように希望を伝えれば良いだけですので簡単です。
どうしても「領収書」でなければいけない場合。
支払い方法をコンビニ払いなどにして頂ければ、支払ったコンビニ店の領収書として受け取ることができます。
また、法人窓口からご購入いただけると、支払い方法が「カード一回払い、または銀行振り込み」のどちらかしか受け付けられませんが、それで問題がなければdynabook(株)発行の「領収書」を出してもらうこともできるようになっています。
ご注意点:カタログモデルとダイレクト(BTO)価格について
カタログモデルとダイレクト(BTO)について
カタログモデルは、別名店頭モデルとも呼ばれ、家電量販店での販売用にカタログに記載されたものです。これに対し、ダイレクトモデルとは、メーカーから直販サイトを通して買うPCのことです。カタログモデルは代表的な性能のみ販売され、ダイレクトモデルは幅広い組み合わせが対応可能です。ただし、ネットを通じて買うので、手元に届くまで時間がかかります。価格は時期により変動するので、どちらの方が安いとは言えません。ただ、ダイレクトモデルでなければ手に入らない性能が多いため、総じてダイレクトをオススメすることが多いです。
「東芝Direct」から「DynaBook Direct」への表示変更について
「東芝Direct」から「DynaBook Direct」への表示変更について
2019年以降、名称が「東芝ダイレクト」からシャープ傘下の「Dynabook Direct」に正式変更となっています。
基本的なサービス、連絡先、製品内容は何も変わりません。
ただ、値段を下げるための会員登録システムは「Room DynaBook(旧Room1048)」から「COCORO MEMBERS」へ変更となっています。
「COCORO MEMBERS」とは
「COCORO MEMBERS」とは
Dynabookの親会社となる、シャープの会員登録のことです。
〈登録するだけで大幅に値段が下がります〉
かつては東芝の会員登録として「Room DynaBook(旧Room1048)」が、同じ役目を負っていましたが、Dynabook自体が東芝からシャープの傘下に入ったことにより、登録作業もシャープのものに変更されました。
年会費も維持費もかかりません。当サイトに表示しているダイレクトモデルの値段は、全て会員登録後の価格になっています。

 

Dynabook BZ/HR(BZ/HS)シリーズ(2021年モデル)性能表

Dynabook BZシリーズの全ラインナップ

Dynabook BZ/HR(BZ/HS)シリーズ

シリーズ名 BZ/HS BZ/HR
OS Windows 10 Pro 64ビット Windows 10 Home 64ビット
カラー ■ ブラック
CPU Core i5-10210U
1.60/4.2GHz<4C8T>
PassMark 6,546
Core i3-10110U
2.1/4.1GHz<2C4T>
PassMark 4,092
メモリ 8GB(8GB×1)/最大16GB
ストレージ SSD(PCIe)256GB
光学
ドライブ
DVDスーパーマルチドライブ
ディス
プレイ
FHD TFTカラーLED液晶
(ノングレア)1,920×1,080ドット
HD TFTカラーLED液晶
(ノングレア・IPS)1,366×768ドット
※ディスプレイサイズは15.6インチです。
無線通信 IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac準拠
Bluetooth Ver5.0
有線LAN 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T
(自動認識、Wake-up on LAN対応)
サウンド インテル ハイ・デフィニション・オーディオ準拠
ステレオスピーカー、デュアルマイク
接続口 [右側]USB3.0×2、SDカードスロット×1、
HDMI出力端子×1、RGB(15ピン ミニD-sub 3段)×1
[左側]USB3.0×2、LANコネクタ×1、
ヘッドセット/ヘッドホン端子×1
質量 約2.4kg
バッテリ
(JEITA 2.0)
約7.5時間
リリース 2021年2月19日 2021年1月27日
Office Microsoft Office Home & Business 2019
(Office搭載モデルのみ)
officeなし
期待価格
W6BZHS5RAB W6BZHS3RAB W6BZHR3CAB
¥91,080
特)¥89,980
¥74,580
特)¥73,480
¥67,980
特)¥66,880
officeあり
期待価格
W6BZHS5PAB W6BZHS3PAB W6BZHR3BAB
¥109,780
特)¥108,680
¥93,280
特)¥92,180
¥86,680
特)¥85,580

※価格は全て税込、送料込みの表記です。
2021年10月13日現在の価格にて表示しています。
※納期は流動的に変動します。リンク先のページにて表記されていますので、ご注文の前にご確認下さい。
※バッテリーはJEITA2.0にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。
その上で、実働予想時間を6割として表記しています。

 

このモデルは新しい筐体になって間もないため、性能違いのバリエーションが少ないです。

おそらく追加機種は出されると思いますが、今のところは上記の三機種にまとまっています。

また、このBZシリーズはPZと同様にダイレクト(直販)オリジナルモデルですから、一般の店頭には売っていません。その分、コストを抑えてネットから買えるという、ちょっとお得なモデルです。

詳細は後述していますが、性能的にはCore i5-10210Uを搭載しているFHDモデルの「W6BZHS5RAB」「W6BZHS5PAB」がオススメです。

一般のご家庭で簡単に使うだけだから予算低めで済ませたい、という方にはBZ/HRのi3モデル「W6BZHR3CAB」や「W6BZHR3BAB」でも問題ありません。

例えば、お子様の学校の課題を行うためや、調べもの、簡単なOfficeワーク程度なら、BZシリーズで済ませられます。何しろ「W6BZHR3BAB」ならOfficeソフトが付いてて9万円を下ります。

もっとも、性能とコスパのバランスを考えるなら、同じDynabookでは15インチモデルのPZシリーズが主流ですしオススメです。

ではPZシリーズとBZシリーズはどう違うのか。

以下、ご覧ください。

 

Dynabook BZシリーズの位置づけと特長

新型BZシリーズ(2021年モデル)

15インチの安価モデル主力はPZだが、ドライブ付きならBZ

現在のDynabookの主力15インチはPZシリーズです。

性能が良い割に値段が安いので、毎日よく売れています。

しかしながら未だにお客様からの声には「やっぱりディスクドライブがないと困る」という人が結構な割合いらっしゃいます。

図書館には今だに音楽ディスクが置いてありますし、借りてきた音楽データを取り込んだり、セキュリティの関係からディスクでのデータのお渡しが必要なお仕事など。

また、昨今の災害の多さから、有事の際に全てのデータが閲覧できる環境を造っておきたいという方もいます。

理由は様々ですが、そうした方に考えて頂きたいのが、今回ご紹介するBZシリーズの2021年モデルです。

どちらの色も黒、どちらも表面に細かい凹凸があるデザインですから似ているのですが、比較すると以下のような違いがあります。

PZシリーズ BZシリーズ
CPU
11世代
10世代
ディスクドライブ
なし
あり
NumLock
ランプなし
ランプあり
抗菌加工
あり
なし
Dynabook
セッティング
なし
あり

BZを選べばCPUが最新世代でなくなりますが、第10世代であれば一般用途であれば全く問題なく使えます。むしろExcelであれば第10世代の方が良いスコアを出すこともあるので、お仕事用としてはむしろBZシリーズの方が良いかもしれないくらいです。

細かいことを言えばPZシリーズのテンキー上部にあるNumLockボタンには動作状態のライティングがありませんが、BZシリーズにはあります。

その程度の違いは気にしないという方も多いですから、さしたる違いではないかもしれませんが、切替えが多い方は気にする部分です。

また、PZは抗菌剤を練り込んだ抗菌仕様のキーボードですが、BZはそのような造りにはなっていません。

コロナ禍での昨今では気にされる方は多いと思います。

「Dynabookセッティング」に関しては後述していますが、電源設定を含めた様々な設定を一つにまとめた便利アプリのことです。なければ困るというほどではありませんが、あると便利です。

ただ、決定打として切り分けるポイントとなりえるのはやはり、ディスクを読み込める機体かどうかで、ほとんどの方がそうした理由からBZにするかPZにするかを決めているようです。

もちろん外付けディスクドライブでも問題ないようであれば、PZもオススメになります。

外付けですと使う煩わしさや速度の遅さがネックになりますから、ディスクを使う頻度が多い方はBZ、少ない方はPZという切り分け方です。目安としては週に2~3回以上の頻度で使う方にはディスクドライブ内蔵型のモデルをオススメしています。

 

定番15インチモデルの後継として見た時のBZシリーズ

「EZ(BZ)シリーズ(2020年までのモデル)」と新「BZシリーズ(2021年モデル)」

DynabookのノートPCで15インチと言えば、昔ながらのフラットキーボードで良く売れていた「EZ15」「EZ35」「EZ55」のシリーズ(2020年の最終シリーズはBZシリーズに名称変更)がありました。

今も法人向けでは同様のフラットキーボードの機体は販売されていますが、いかんせん機体構成が古すぎますし、法人向けは保守が優れているものの値段が高すぎます。

このシリーズの最大の利点はコスパ良く使い勝手が良いところで、加えてDynabookの安心感もあります。

コスパだけを考えるなら海外メーカーでも良いですが、キー配列やショートカットの配列が違ってしまったとか、サポートの悪さや部品の取り置き期間(修理パーツの保持期間のこと)が短いことを考えると、無難な選択肢は国内メーカーになります。

その中でも比較的安めで使いやすくて…という条件なら、こうした定番のBZシリーズのようなノートPCになる、という流れです。

そのため、まとめ買いをこちらの個人向けで複数台揃えよう、とされる法人からの注文が多くあります。

定番になるには相応の理由があり、総じて目立つ高性能ではなくとも、地味でも安心して使いやすくてコスパ良し。これが主力たりえる定番機種の共通点です。

ただ、新筐体になったことで幾つかの変更点がありますので、その点を踏まえた上でお考え下さい。

 

「EZ(BZ)シリーズ(2020年までのモデル)」と新「BZシリーズ(2021年モデル)」の違い

・キーボードがフラット形状からアイソレーションへ変更

・スピーカーグリルが前面に付いた ⇔ バッテリーが内蔵式になった

・ディスクドライブが左方向から右方向に開閉するようになった

・表面デザインが木目調から細かい凹凸に変更された

・インターフェイスにD-Sub15ピンminiがなくなった

・インターフェイスにType-Cが追加された

・プロセッサーが強化された

細かい部分では電源ボタンが右上から左上になった、などもありますが、大きな違いではないので割愛します。

以下、個別解説です。

キーボードがフラット形状からアイソレーションへ変更

新BZシリーズ(2021年モデル)のアイソレーションキーボード

EZ(BZ)シリーズ(2020年までのモデル)のフラットキーボード

筆頭に挙げられる違いがこれです。

昔ながらのフラットキーボードを生産しているメーカー自体が少なくなりましたが、Dynabookは最後まで粘って生産し続けていました。それがとうとうなくなります。

古くからPCを扱っている人はご存じだと思いますが、フラットキーボードは隙間が空いているので、細かいゴミが詰まりやすかったり、爪を伸ばしている女性が使うと引っかかったり、ということがありました。

今回のアイソレーションキーボードだと、そうしたことがなくなりましたので、総じて使いやすくなったと思います。

キーボードの形状は以下の通りです。

Dynabook BZシリーズ(2021年モデル)のキーボード

一般的なDynabookのキーボードを踏襲しています。打鍵感も良いです。安価モデルではあるものの、最近出たシリーズと比べても遜色はありません。PZではキーピッチ:18.7mmでしたが、BZは19mm。1.5mmのキーストロークはPZと同様です。

ですが、PZよりもやや柔らかい打ち心地をしています。

Enterキー左側の特殊キーの横幅が小さいのも旧来通りですが、特にその辺りにこだわりがなければ快適にお使い頂けます。

 

スピーカーグリルが前面に付いた ⇔ バッテリーが内蔵式になった

ヒンジ(折れ曲がる部分)の内側にスピーカーグリルが配置されました。

これはAZシリーズのバッテリー内蔵型と同様の造りになったわけですが、向こうがカラフルな筐体にシルバーのメタリックなスピーカーグリルだったのに対して、こちらはマッドな感じで渋みのある黒です。

新旧で音を聞き比べてみたのですが、新しいBZの方が良い音を出しているようで、旧モデルは少し軽いシャカシャカ感がありました。比べなければ気になるほどではありませんでしたが、新型になって少し音が良くなっています。

新BZシリーズ(2021年モデル)のバッテリーは内蔵式

EZ(BZ)シリーズ(2020年までのモデル)のバッテリー外した後

旧モデルでは元々、このスピーカー部に脱着できるバッテリーが取り付けられる機構でした。

バッテリーを取り外せるということは、予備バッテリーを用意して電源のないところで交換しながら使うことができます。また、ずっと家の中で使っているようならバッテリーを外したまま使うことで、通電させないで保管しておくこともできました(まったく劣化しないということはないのですが、最小限に抑えられます)。

今回の新BZシリーズでは内蔵式になりましたので、取り外しての保管はできません。

ただ、Dynabookの電源調節機能を使えばバッテリーの劣化を抑えることができます。念のため記載しておきますと、リチウムイオンバッテリーは充電量を50〜80%程度までに抑えつつ、高温にならないところで保管すると長持ちします。

新型のBZシリーズでは「eco充電モード」が使えますので、このモードをオンにしてバッテリーの劣化を抑える設定にしておくことをおススメします。これにより、満充電の上限を80%に抑えることができます。

 

「eco充電モード」の設定方法

デスクトップ左下にあるWindowsの検索窓に “Dynabook” または “セッティング” の文字で検索します。すると、「Dynabookセッティング」と呼ばれるアプリが出てきますのでクリック。

「Dynabookセッティング」への入り方

「Dynabookセッティング」の上から二つ目のタブに「ecoユーティリティー」がありますのでクリック。

すると、細やかな電源設定が数多く並んで出てきます。

その中でも下の方に「eco充電モード」があります。

デフォルトでは無効になっているので、ここをクリックしてオンに。

15インチノートだと外に持っていく人は少数派でしょうから、この設定をしておくことをおススメします。たったこれだけですが、バッテリーの劣化具合はかなり変わります。

「eco充電モード」の設定手順

*ご注意:DynabookのType-C端子は基本的に全て映像出力対応

Dynabookは全シリーズの仕様書にはType-Cが映像出力対応とは書いていません。

実はThunderbolt対応ではなくとも、書いていないだけで対応はしているのですが(2022年春先時点では現行機種は全て試しました。オールクリアです)、これは、Type-Cのアダプターによって対応しているものとしていないものとに分かれているためです。全ての機器に対して動作保証が取れていない、という理由で記載をしていないようです。

 

ディスクドライブが左方向から右方向に開閉するようになった

「BZシリーズ(2021年モデル)」のディスクドライブは右側から

細かい部分ではありますが、念のため記載しておきますと、旧BZが左からだったのに対し、新BZは右側からになりました。

ディスクドライブを使うことを念頭に考えるのであれば、置き場所の左側ではなく、右側を開けておく方が良いです。

 

表面デザインが木目調から細かい凹凸に変更された

どちらも樹脂製、どちらも黒ですし、どちらも指紋や汚れが目立ちづらいものです。

どちらが優れているというものではありませんが、見た目の印象が少し変わります。

新BZシリーズ(2021年モデル)の表面の凹凸

旧BZシリーズ(2020年モデル)の表面

新BZシリーズ(2021年モデル)の正面から

新BZシリーズ(2021年モデル)の背面

 

BZシリーズ新旧の接続口の違い

新BZシリーズ(2021年モデル)のインターフェイス一覧

インターフェイスにD-Sub15ピンminiがなくなった

今ではすっかりレトロインターフェイスの仲間入りとなったD-Sub15ピンmini、通称VGA端子ですが、これが新BZシリーズには付いていません。

未だにこの接続口を使いたいという企業は一定数いらっしゃいます。ほとんどはHDMIで賄えるようになったものの、会社の備品で用意されているディスプレイは未だにVGAだった。プロジェクターが古いまま、などです。ないと困る、と言って旧BZを選んでいた人もいました。必要な方はHDMI端子から変換させるアダプタ。またはType-Cからの変換アダプタをどうぞ。

D-Sub15ピンmini

 

インターフェイスにType-Cが追加された

「D-Sub15ピンmini」はなくなりましたが、変わりにPD充電用としても使えるType-Cが増えました。高速データ通信が可能なThunderbolt対応ではないものの、様々な拡張性のあるType-Cアダプタが使えるようになったので、別売りのアダプタを用意すれば対応できる幅は広がります。

 

BZシリーズ新旧の内部性能の違い

プロセッサーが強化された第8 → 第10世代へ

今のところ、BZシリーズにはi5までしかありませんし、第10世代ですから、性能重視の人にとってはPZの引き立て役にしか見えないと思います。

ただ、筐体が新しくなったということは、このデザインのままプロセッサーだけが違う兄弟機種が出ることが予想されます。その時には、よりオススメしやすい構成としてご紹介できそうです。

Dynabook PZとBZ(新旧)の CPU比較(2021.02.11データ)

※色が付いている部分は記事執筆時に選べるCPU。灰色は旧BZシリーズです。

最新世代のCPUは色が濃くなり、薄いほど前の世代となります。

 

第8世代から第10世代へとCPUが強化されたのは他機種同様です。

事務的なお仕事や、一般的なご家庭での用途で選ぶなら、PassMarkで6,000もあれば十分役立ちますから、i5-10210Uでも問題はありません。

ただ、ZoomやTwamsでのオンライン会議では、ややもたつく動きになりがちです。できないわけではないのですが、そうした使い方が多くなるようであれば、第11世代Core『TigerLake』を搭載したPZがオススメになります。

逆を言えば、そうした重ためな使い方がないならBZで十分、快適にお使い頂けます。

第11世代と第10世代の違いについて、以下の記事にてもう少し詳しく解説しています。

 

ストレージの速度

定番のCrystalDiskMark(クリスタルディスクマーク)で調べたところ、PCIe接続のならではの速度でした。

SEQ1M で読み込み2247MB/Sであれば重たい作業でない限りはサクサク動いてくれます、という説明が一般的ですが、これは連続データを読み込んでいる速度なので、大容量データを動かしたい時の快適さです。

普段使いの快適性ならRND4Kの方が適切ですが、BZの場合、RND4K Q1T1で56という数値は優秀です。極端な違いではありませんが、BZより値段が高くて30台はザラにあります。そういう意味で確かに快適な動作と言えそうです。

 

WebXPRT3によるネットの速度

こちらでi5を選んだ際のネットの速度を掲載します。

およそWebXPRT3で200以上であれば遅いとは感じません。

ChromeとEdgeではそのラインぎりぎりというあたりですので、タブ分けが重なると苦しくなりやすいです。Firefoxは相性が良いようで223までのスコアをマークしました。

WEBXPRT3、BZのi5、8GBによる計測

全データはこちらの記事にてまとめてありますので、より詳細に知りたい方はご覧下さい。

 

BZシリーズのACアダプタ

Dynabook BZ/HR(BZ/HS)シリーズは、純正のACアダプタで繋げば30分で40%を充電できる急速充電対応のモデルです。

純正品の型番は「PA5352U-1ACA」

純正品のACアダプタは「PA5352U-1ACA(リンク先は互換アダプタ)」ですが、これはType-Cの接続タイプです。

長さは175cm、眼鏡ケーブルは50cm。合計225cm。重さは240g。

持ち運びには面倒にならない範囲ですし、長さもあります。イメージとしては、身長180cmくらいのちょっと背の高い人が腕を伸ばしたくらい。

Type-Cアダプタとしては標準的ですが、今はコンパクトなものが増えましたので、他社製を含めて充電器を幾つか試してみました。

Dynabook BZ/HR(BZ/HS)シリーズの互換アダプタ

使用 PD対応
電力
メーカー 商品型番
× 18W cheero CHE-324
× 20W AUKEY PA-F3S-WT(White)、PA-F3S-BK(Black)
45W Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)
65W Dynabook Type-CのDynabook共用ACアダプタ「PAACA048

※ケーブルは全て「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m) 超高耐久 60W PD対応」を使用しました。

PAACA048」はType-Cで充電できるタイプのDynabookでは共通で使えるACアダプタです。
実はこのモデルはType-CのPD対応でさえあれば、45W以上で使えることを確認しています。

もし、予備電源としてポータブルバッテリーを考えるのであれば、同じく45~65Wであれば使えます。コスパと軽さから、以下がオススメになります。

※動作確認までは取れていませんので自己責任でお願い致します。

Dynabook BZ/HRの画面の見え方

視野角の広さと画面の綺麗さ

アルパカが手にしたのはBZ/HRのi3モデルですが、このモデルはHD液晶であってフルハイビジョンではありません。加えてIGZO液晶でもありません。

横から見た時には、光の加減でかなり横からでも見えます。ただ、縦方向が弱いようで、上から見下ろすようになると少し見づらくなります。

写真を見た時の綺麗さは以下の通りです。

デザイン的にはベゼルが細いPCが多い昨今ではスタイリッシュなデザインではありません。

Dynabook BZ/HR のi3 HD液晶・正面から

普通にネットブラウジングや軽作業での不便はないですし、仕事でも事務職で使う分にはまったく問題ないと思います。

ですが、多くの作業量をこなす人になると、Excelの行数列数が多めに出ていた方が使いやすいと思いますので、フルハイビジョン液晶の「W6BZHS5RAB」「W6BZHS5PAB」あたりがオススメになります。

見え方としては以下のような違いがあります。

 

Excelで見た時のFHDとHDの表示の違い

リボンを出した状態で全画面表示をしたものをキャプチャーしたものは以下の通りです。

Excel 100%時

HD(1,366×768)のExcel-100%

FHD(1,920×1,080)のExcel-100%

 

HD  R列、18行目まで

FHD U列、23行目まで

Excel 90%時

HD(1,366×768)のExcel-90%

FHD(1,920×1,080)のExcel-90%

HD  T列、19行目まで

FHD W列、25行目まで

Excel 80%時

HD(1,366×768)のExcel-80%

FHD(1,920×1,080)のExcel-80%

HD  W列、22行目まで

FHD AA列、29行目まで

Excel 70%時

HD(1,366×768)のExcel-70%

FHD(1,920×1,080)のExcel-70%

HD  Z列、25行目まで

FHD AD列、33行目まで

 

これはBZシリーズに限らず、メーカー問わずにアスペクト比が16:9のHD液晶とFHD液晶の共通表示です。一つの画面に多くの情報量を出しておきたい人は、これらを踏まえた上でお選び頂ければと思います。

Dynabook BZ/HR に、Type-C変換アダプタを介して三枚モニターを試してみた

Dynabook BZ/HRからType-C経由で三枚モニター出力してみた様子

テレワーク需要が増えてきた昨今、性能の良い割安ノートPCを買いつつ、3枚くらいのモニターに出力して作業環境を整えたい人は一定数、いらっしゃると思います。もちろんデスクトップもオススメですが、いざという時に動かせるようにしておくならノートPCで対応できる機種を購入しておくに越したことはありません。

*ご注意:DynabookのType-C端子は基本的に全て映像出力対応

Dynabookは全シリーズの仕様書にはType-Cが映像出力対応とは書いていません。

実は書いていないだけで対応はしているのですが、これは、Type-Cのアダプターによって対応しているものとしていないものとに分かれているためです。全ての機器に対して動作保証が取れていない、という理由で記載をしていないようです。

 

エレコム製DST-C09BKと、mreechan(実はHuawei)製のType-C変換アダプタで試してみた

当サイトでオススメしているType-Cの変換アダプタの二つ。

エレコム製「DST-C09BK」と、mreechan(実はHuawei)製「ASIN:B07X659B4Z」で、挙動を確認してみました。

結論、双方で3枚モニター出力に対応していることを確認できました…が、mreechan(Huawei)製では不安定な動作になりました。

 

mreechan(中身は100%Huawei)製のType-C変換アダプタで3枚モニター出力してみたら

Dynabook BZ/HRからType-C経由で三枚モニター出力してみた様子

mreechan(名前が違うだけでHuawei)製「ASIN:B07X659B4Z」は、安価でありながらVGA端子やSDカードスロットなど一通りが揃っています。ですが、3枚モニターの出力に関してはVGAとHDMIで3枚に出力しようとしても三枚目のモニターに拡張できず複製だけになりました。

これは無理のない範囲だと思いましたが、問題は、BZの本体側とアダプタ側での接続でHDMIを2本同時出力した時です。

この場合、3枚には映るものの、音が出ません。

色々とコネクタを差し替えて試しましたが駄目でした。アダプタ側にあるイヤホンジャックを通じてイヤホンで聞くことは可能でした。

エレコム製DST-C09BK製のType-C変換アダプタで3枚モニター出力してみたら

エレコム製「DST-C09BK」が安定度抜群だった

一方のエレコム製ですが、こちらは優秀でした。

どちらでも、HDMI二本出し(1本は本体、1本は変換アダプタから)で3枚モニターに繋いでも不安定な挙動になることなく、音も快適に出ます。

ただ、エレコム製「DST-C09BK」では、そもそもVGA端子がなかったり、SDカードスロットがないので、そういう意味ではオールマイティーに使える幅の広さはありません。

3枚モニターに出力することがあるかないか。

2枚まででしたらmreechan(はっきり言ってHuawei)製

ASIN:B07X659B4Z」は優秀ですから、変換アダプタを選ぶ際には、そうした切り分けで考えるのも良いと思います。

 

 

Dynabook BZシリーズの裏蓋を外してみた

BZシリーズの場合はビスの数が多いものの、内側からの爪は強くはひっかかっていないので、容易に開けられます。

ビスは全部で24本でメモリ蓋のビス(青丸)以外は全て同じ長さです。

裏蓋自体の表面には19本。

メモリ蓋内に4本のビスが止められています。

メモリ蓋を止めてある小ビスを入れて、合計24本となります。

Dynabook BZ/HRのメモリ蓋

Dynabook BZ/HRの裏蓋のビスの数は全部で24本

裏蓋の中身は以下のようになっています。

メモリスロットが2つ(青枠)。

Type-2280のSSDが1つ(赤枠)。

2.5インチベイが1つ(緑枠)。

造りとしては従来のDynabook構成を踏襲していますので、各種パーツ交換は簡単にできそうです。

コテコテに弄りたい方には嬉しい作りです。

Dynabook BZ/HRの裏蓋を外したところ

私が裏蓋を外したのはBZ/HRのシングルストレージ構成ですから、2.5インチベイにはダミー部品が入っていました。

今はSSDが格安になってきましたので、ここに二つ目のSSDを入れても使えそうです。

挑戦される方はあくまでも自己責任でお願いします。

 

まとめ

旧来のBZシリーズの名を引き継いでの登場ですが、既に主力がPZに変わっていることもあり、目立たないリリースとなりました。

ですが、見ての通り、CPUの世代が一つ古くなる、ベゼルが旧来の太さである他は大きな欠点らしいものはありません。

液晶がHDでも問題ないようなら8万円台で安く手に入りやすい価格設定も魅力です。

あとはディスクドライブが内蔵式を必要とするかどうか。

PZシリーズと一緒に考えて頂きたいシリーズです。

 

 

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