高い処理性能を発揮する第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』は、電力を抑えた U プロセッサーでありながら、なかなかの高いパフォーマンスです。
今回はそんなUプロセッサーを搭載した「Inspiron 14 5420」のご紹介です。
※Dellは公式モデル名が統一されていませんが、当サイトでは「Dell Inspiron 14 5420」または「Inspiron 14 5420」として表記しています。
※裏蓋外す方や詳細を知りたい方はこちらの「Dell Inspiron 14 5420」のサービスマニュアル が参考になります。
価格一覧とざっくり内容
※プラチナシルバー ■、ペブル グリーン ■ にて表示しています。
Core i5-1235U のラインナップ
価格 | 即納 | キャンペーン名 | プロセッサー | メモリ | ストレージ | Office | 無線 | カラー | 発注コード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
93,680円 | 即納 | Inspiron 14 ノートパソコン |
Core i5-1235U | 16GB(8×2) | 256GB(PCIe) | Personal | Wifi 6E | ■ | smi270ahloif08oo3ojp |
※価格は全て税込表記です。
※2023年5月24日現在での価格にて表示しています。
「Dell Inspiron 14 5420」の特長
位置付けと特長
・プロセッサーが2022年春から販売開始された第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』の U を搭載(一部例外あり)
・ディスプレイは広々使える16:10、16インチFHD+ (1920 x 1200)
・Webカメラの性能が良い、FHD (1080p)
・指紋のつきづらいアルミニウム製、プラチナ シルバーとペブル グリーンの二色展開
・兄弟機種の「Inspiron 14 5425(AMD)」と同様の1.54 kg
・一部の海外メーカー共通:初期設定はマルチメディアキーボード
マルチメディアキーボードが標準設定
海外メーカーを扱うことに慣れている人にとっては特筆する部分ではないのですが、日本メーカーに慣れている方がこのモデルを買うと最初に調べる部分だと思いますので記載しておきます。
日本語のカナ変換はF7キーですが、F7キーを押した際にはモニター輝度が上がっていきます。
これは「マルチメディアキーボード」と言い、海外メーカーの一部の機種に見られる設定です(Lenovoだとこの設定になっていないことがほとんど。HPはまちまち。Dellはがっちりマルチメディアキーボードで販売しています)。
キーボード上部にあるFNキーで行う特殊操作(音量やモニター輝度の調整など)が、FNキーとの組み合わせなしで反応します。そのためファンクション操作が多い人にとっては便利なのですが、日本語は全角入力にカナ変換があるので、日本人には不向きな設定なのです。
切替え方はこちらの公式ページに掲載されている通り簡単です。
BIOSから変更する方法もありますが、ESC + FN だけで気軽に切り替えられます。日本語入力しない時や、ネットコンテンツを楽しみたい時に切り替えると便利かもしれません。
プロセッサーが2022年春から販売開始された第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』の U を搭載(一部例外あり)
Pプロセッサーでは30万行の計算を7秒台半ばで終えるのに対して、U では14秒台。約、倍近い速度差が一般的です。しかし「Inspiron 14 5420」の Core i5-1235U ではシングルで 10.3 秒という好タイムに。
置換作業やコピーでも Uプロセッサー で Ryzen より早くなります。
「Inspiron 14 5425(AMD)」の方がやや安くなることが多いですが、その分「Inspiron 14 5420」の方が少し性能が上だとお考え下さい。
※詳しくは内部性能について、の項目をご覧ください。
ディスプレイは広々使える16:10の、16インチFHD+ (1920 x 1200)
今まで16:9 液晶だったものが16:10になりました。先に発売していた「Inspiron 14 5425(AMD)」と合わせての画面比率拡大です。
僅か、一センチ強だけ縦に広くなったのですが、それだけでも体感的な広さがかなり変わります。
※詳しくはディスプレイ:非光沢の16:10液晶 1920×1200、の項目をご覧ください。
Webカメラの性能が良い、FHD (1080p)
見比べて頂くと、ちょっと明るくて見やすくなっているのが分かると思います。猫のテカり具合が抑えられて自然な色合い。緑の葉もやや明るめに。
オンラインミーティングで暗かったり荒くなるのを防ぎたい方にはオススメです。
※詳しくはWebカメラ(FHD 1080p=約200万画素)の項目をご覧ください。
指紋のつきづらいアルミニウム製、プラチナ シルバーとペブル グリーンの二色展開
基本色はプラチナシルバーですが、一部、ぺプルグリーンも選べます。

プラチナ シルバー

ペブル グリーン
どちらの色も旧来機には採用されていました。同じアルミニウム製ですから、Dellに慣れている人なら見慣れたデザインだと思います。
どちらでも指紋が目立ちづらくて質感が良いので、広く色んな方に受け入れられるデザインだと思います。
※詳しくは外観について、の項目をご覧ください。
兄弟機種の「Inspiron 14 5425(AMD)」と同様の1.54 kg
14インチという内でも外でも使える微妙なサイズ感ですが、現実的に1.5kgクラスのノートPCを持ち運ぶとけっこうずっしり感を感じます。
公称値では最小構成で1.54kgですが、計測してみると1.482kg。58gほど軽かったです(シングルメモリ時の最小構成の重さで。デュアルチャネルにすると+10g)。
ACアダプタとセットにした時の重さは1.805kgとまあまあの重さに。
この重さを考える人は、普段は固定した場所で使い続けておきつつ、まれに外に持っていくとか、基本は自宅だけど家内や事務所で移動させる、という方だと思います。選ばれる目安としては一週間から一か月に一度、外に持っていくことがあるかどうか、くらいが一般的です。
もし、持ち運ぶ頻度がそれ以上多くなるようであれば、インチダウンしても軽さを優先する人が多いです。
お値段は上がりますが、国内メーカーの富士通の「UHシリーズ」や 「dynabook GZ」など。お値段をできるだけ抑えたいけど軽さも欲しい、とするならHPの「Pavilion Aero 13-be」が候補に入ってきます。
これらの中では「Inspiron 14 シリーズ」が一番安いので、やはり持ち運びの頻度は少なくて値段を抑えたい、とするならオススメです。
Ryzen機「Inspiron 14 5425(AMD)」との比較
コスパを優先させて Inspiron 14 シリーズを考えられる方は「Inspiron 14 5425(AMD)」にするか「Inspiron 14 5420」にするかで迷われるかもしれません。
おおよその価格差は一万円前後です(記事アップ時点での調べ。変動あり)。
同じホームユースのオススメノートとしては、16インチにインチアップした「Inspiron 16 シリーズ」もあります。Dellの場合、いずれもコスパは良いですが、14から16インチにインチアップしてもテンキーが付かないという特徴があります。
テンキーレスになることでキーボードのセンターがユーザーの正面に来るので、タイピングには特化しますが、数字入力には不便です。
そこで、他社製ではありますが、15.6インチにインチアップした「HP Pavilion 15-eg 2000」を併記しておきます。
シリーズ名 | Inspiron 14 5420(Intel) | Inspiron 14 5425(AMD) | Pavilion 15-eg 2000 |
---|---|---|---|
プロセッサー | 第12世代Core U | Ryzen Zen3 | 第12世代Core P |
液晶 | 非光沢、FHD | 非光沢、FHD | 光沢、FHDタッチ |
液晶比率 | 14インチ、16:10 | 14インチ、16:10 | 15.6インチ、16:9 |
テンキー | なし | なし | あり |
質量 | 約1.48kg | 約1.54kg | 約1.71kg |
バッテリー | 約5時間30分 | 約11時間 | 約4時間 |
価格 | ¥99,601 | ¥87,600 | ¥109,000 |
シリーズ名 | Inspiron 16 5620(Intel) | Inspiron 16 5625(AMD) | |
液晶 | 16インチ、16:10 | 16インチ、16:10 | |
¥108,649 | ¥96,350 |
※価格は i5 または Ryzen 5 のメモリ16GB、Officeなし構成です。
※バッテリー時間はYoutube の連続再生時間から、実働時間を割り出したものです。
ざっと見ると、第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』のバッテリー時間が短いのが分かります。ACアダプタの大きさやケーブルの太さなどからRyzenの方が電力消費量が大きいイメージがありますが、今や完全に逆転しています。
Ryzenのコスパの良さは魅力ですが、第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』は性能良くて人気があります。「Pavilion 15-eg 2000」は16:9のオールドタイプの横長液晶である点を差し引いても、売れゆきが良いのはデザイン的な理由もあります。
一方で光沢液晶である点や、Pプロセッサーで性能が高い分、U やRyzenと比べると割高感は否めません。これでもPの中では安い方なのですが、この価格差を考えた時に性能を取るのか価格を取るのか、の選択肢になってきます。
12世代Coreの性能が良いと話していてなんですが、ご家庭用のライトな使い方であればRyzen の Zen3で十分快適であり、重たいファイルをたくさん使うハードワーカーになればなるほど、第12世代Core が。U より P がオススメとなっていきます。
Ryzen → 12世代Core U → 12世代Core P
性能の序列では、この順番で強くなります。
外観について
デザイン的な特徴
「Dell Inspiron 14 5420」 のデザイン

(左)プラチナシルバー、(右)ぺプルグリーン
どちらも淡い色合いなので、派手すぎることなく人前で使いやすいデザインです。ぺプルグリーンは光の当たり具合によってはかなりシルバーっぽく見えるように色が褪せます。
以下、過去レビュー機です。「Inspiron 14 7415」が同じぺプルグリーン、「Inspiron 14 5415」が同じプラチナシルバーの機体。デザインの比較用として掲載しておきます。

(左)Inspiron 14 7415 2in1、(右)Inspiron 14 5415:それぞれの天板

(左)Inspiron 14 7415 2in1、(右)Inspiron 14 5415:それぞれのパームレスト
「Inspiron 14 5420」プラチナ シルバー のデザイン
こちらでは、レビュー機として使用したプラチナシルバーのデザインをご紹介します。

「Dell Inspiron 14 5420」の比較・正面、内容物一覧
全体的に明るい色合いをしており、余計な装飾はなく、今時のスタイリッシュな印象を受けます。
先に書きましたが、指紋が付きづらいアルミニウム素材で肌触りが良いです。
特にシルバーの色合いは男女どちらにも好まれますし、仕事でも私用でも使える無難な色合いです。
ベゼル内側とディスプレイ部分のみ強化プラスチックですが、ほとんどがアルミニウムというのは強度の面で安心です。多少の荒い使い方にも耐えてくれそうです。
このモデルは画面のアスペクト比(縦横比)が、一般的な16:9ではなく、最近流行りの16:10になっています。試しに同じ画面を出して並べてみた例が以下の通りで、やはり見える範囲が広がるのは素直に使いやすくなって良いです。
僅か1センチ強の違いでしかありませんが、縦スクロールが基本となるWebの世界では、情報収集の速度が上がります。
他、Excelの表示できる行数も増えますので、やはり仕事にも使いやすいです。
※詳しくはディスプレイ:非光沢の16:10液晶 1920×1200の項目にて。

左:一般的な16:9液晶、右:Inspiron 14 5425(AMD)の19:10液晶
大きさとしては、A4用紙より一回り大きいくらいで14インチモデルとしては一般的です。この辺りは兄弟機種の他の「Inspiron 14 インチシリーズ」と変わりません。
一般的に使われる角度で横から見るとこのようになります。
ヒンジは最大でも180度まで開かず、ほとんど上記の写真までです。
そのヒンジ外側ですが、ゴム板が付いています。
このゴム足を利用して、リフトアップヒンジとしてキーボードをせり上げてくれるので、角度がついてタイピングがしやすくなります。
ヒンジ内側の右手側から放熱しますが、Uプロセッサーということもあり熱量は控えめ。放熱口部でも50度に達しません。
天板含めて、全体的に美しいシルバーのデザインです。白だと汚れが目立ちますが、シルバーなら汚れが目立ちづらいので、清潔に使いたい人には相性の良い機体です。
背面も旧来機同様の吸排気用のグリルが付いており、左右には底面で響かせるスピーカーを搭載しています。
色々な音源を試しましたが、ノートパソコンにしては、まずまずの良い音を出していると思います。
裏蓋を外すと
※裏蓋を外さない人には不要なので折りたたんでいます(クリックかタップで見れます)。
機能一覧・カメラやディスプレイ情報など
Webカメラ(FHD 1080p=約200万画素)
ディスプレイ上部のインカメラは顔認証に対応していません。
物理シャッターが付いています。左が開け。右が閉めです。切り忘れやハッキング対策として安心できます。
このカメラは30 fpsの1080p(約200万画素)対応、FHDです。
安価モデルとしては高精細のカメラを備えており、Web会議の際などに役立ってくれます。
こちらは同日、同じ時刻、同じライティングの元で撮影したものです。
極端な違いではありませんが、やや明るく映るので、観葉植物の根元が黒潰れしているかいないかくらいの違いが出ます。
今のノートパソコンの標準的なカメラ画質より、少し良いものを搭載しています。
接続口

「Dell Inspiron 14 5420」の接続口
USB3.2のType-Aが左右にあるのが地味に嬉しいです。コスト優先だと基板の関係から左右どちらかに偏る傾向にありますが、このモデルは「Inspiron 14 5425(AMD)」同様、左右に散らしています。
SDカードスロットに関しては、フルスロットではあるものの、全て入りきるわけではないので、挿しっぱなしにして内部の予備ストレージとして使うのは止めた方が良いです。
Type-Cに関してはPD充電対応で、Display出力も対応です。
三枚モニターを試してみたら
「Dell Inspiron 14 5420」のType-Cはディスプレイ出力対応です。
テレワーク需要が増えてきた昨今、性能の良い割安ノートPCを買いつつ、3枚くらいのモニターに出力して作業環境を整えたい人はいらっしゃると思います。もちろんデスクトップもオススメですが、いざという時に動かせるようにしておくならノートPCで対応できる機種を購入しておくに越したことはありません。
アルパカが試したType-Cの変換アダプタ
エレコム製「DST-C09BK」と、 GADEBAO製「GADEBAO 3-IN-1」で確認してみました。
結論、どちらでも安定した挙動を確認しました。
注意:本体から音が出なくなる現象について
ACアダプタについて

「Dell Inspiron 14 5420」のACアダプタ「HA65NS5-00」
ACアダプタの型番は「HA65NS5-00(リンク先は互換アダプタです)」、長さは180+85=265cm。重さは323g。ケーブルは太いです。
定格電力は65Wとなっており、コンセントケーブルは国内向けの125V用でした。
「Inspiron 14 5420」の場合、PD対応のType-C 充電器であれば18~65Wすべてで充電できたのですが、警告ポップアップや注意マークが出てきた状態のままでした。気にならなければ使えますが、気になる人は互換アダプタの方が良いかもしれません。
「Dell Inspiron 14 5420」の互換アダプタ |
|||
---|---|---|---|
使用 | PD対応 電力 |
メーカー | 商品型番 |
△ | 18W | cheero | CHE-324 |
△ | 20W | AUKEY | PA-F3S-WT(White)、PA-F3S-BK(Black) |
△ | 30W | Proulx | GAN-65(White)のUSB-C2 |
△ | 45W | Anker | PowerPort Atom III Slim (Four Ports) |
△ | 65W | Proulx | GAN-65(White)のUSB-C1 |
※ケーブルは全て「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m) 超高耐久 60W PD対応」を使用しました。
以下、単ポートで65WのPD給電に対応しているType-C充電器の代表例です。コンパクトで120gで済み、30Wと60W、Type-Aの充電口がそれぞれあるので、スマホとPCなど同時に充電できて便利です。
バッテリー
Youtubeの連続再生時間は、残量20%になるまでが4時間57分で、以後はデフォルト設定の節約モードに入りましたので、動きは悪くなります。そのままで稼働させると、最終6時間10分まで稼働し続けましたが、実利用として使いやすい時間を考えるなら約5時間30分までが現実的なところです(当記事の性能表についてもそのように表記しています)。
※輝度50%、音量40%で、高パフォーマンスでの電力設定(Windows11のバランス)にて、ライブ映像を流し続けた時のバッテリーの持続時間になります。
もちろん、輝度を抑えたり、Officeワークでの軽い使い方に終始するようであれば、もっと時間数は伸びます。
また、このモデルはMy Dell 内から充電モードの設定を変えられます。
購入時は「適応」になっています。適用の場合は一時間経ってようやく半分ですが、「ExpressCharge」にしておくと、一時間で85%。約1.6倍近い速度で充電できるようになります。
My Dell内から電源設定を変えられますが、デフォルト設定の “適応” ではやや遅めです。”ExpressChage” に設定すると通常のモバイル機より頭一つ分早くなります。
持ち運びが少ない方はバッテリーのいたわってデフォルトのまま。持ち出しが多いようならExpressChageと、切り替えて使うのがオススメです。
充電モード:適応時 | 30分 | 60分 |
---|---|---|
65W純正AC給電時 | 27% | 53% |
充電モード:ExpressChage時 | 30分 | 60分 |
---|---|---|
65W純正AC給電時 | 46% | 85% |
※残量1%時に電源をオフ後、給電を開始した後の%になります。
キーボード
キーピッチが縦19mm、縦18mm、キーストロークは1.4mm。
打鍵感は一般的な打ち心地で良い感じです。この辺りは「Inspiron 14 5425(AMD)」と変わりません。
タッチパッドが広めになっていますが、ほどほどの広さで操作しやすく、クリックの感触も良いと思いました。
気になる点は二つ。
電源ボタンが指紋認証(購入時に選択式に。選んだ人は付いています)とセットになって便利なのは言うまでもありませんが、キー配列の特等席である右上の端に配置されています。ブラインドで Delete キーを押下し馴れている人にとってはパンチミスしがちです。
例えば Shift + Delete でデータを完全消去するつもりが Shift + 電源ボタン を押してスリープに入ってしまったというあるあるパターンです。
ここは電源ボタンを押した時の設定変更により対応できますので、必要そうな方は以下をご覧ください(クリックかタップで見れます)。
二つ目。矢印キーが逆T字になっていません。ここはこの価格帯のキーボードではほとんどこれですから、割り切って使う部分なのだと思います。気にしない人は多いですが、逆T字によるブラインド操作に慣れた人にとっては残念なポイントです。
「Inspiron 14 5420」はバックライトキーボード対応です。仄かに白い明かりが、暗がりでの作業で役立ちます。
バックライトは、F5 キーで切替えできます。
ディスプレイ:非光沢のある16:10液晶 1920×1200

「Dell Inspiron 14 5420」の液晶パネル「Y3G73-NV14N42」:Color ACの色度図、i1Display Proによる輝度測定、LUT表示
輝度は296.5cd/㎡と一般的な明るさで、色域はsRGBカバー率が61.9%。Adobeカバー率が46.7%。この価格帯の中では一般的な内容です。
赤青緑のLUT表示(別名ガンマ補正曲線)を見ると、最大輝度に上げた時に若干、発色が弱まるようです。兄弟機種の「Inspiron 14 5425(AMD)」の液晶パネルに近いものですが、「Inspiron 14 5420」の方が少しだけカバー率が低いです。
映像、画像系のクリエイティブな作業には向きませんが、ご家庭内での一般使いや事務職などで使うには問題ありません。
モニターの視野角の広さです。

「Dell Inspiron 14 5420」のディスプレイ・正面から(文字)

「Dell Inspiron 14 5420」のディスプレイ・上から(文字)

「Dell Inspiron 14 5420」のディスプレイ・横から(文字)
写真でも確認できますが、かなり斜めから見ても文字を読むことができます。これならどの角度からでも見やすく、使いやすい液晶と言えます。また、今回は縦横のアスペクト比が16:10になったことで、より表示面積が広がり見やすくなっています。
特にWEBページやExcelでの見え方が変わります。
16:10と16:9の表示の違い(ExcelやWebページなど)
以下は一般的な16:10液晶(1920×1200)と、FHDの16:9、1920×1080ドットとの見え方の違いです。
※長くなるので折りたたんでいます(クリックかタップで開けます)。
※「Dell Inspiron 14 5420」に限らず解像度が同じ16:10の画面であれば同じように見えます。
※フォントの大きさを125%均一での表示です。
次に画像の見やすさ、視野角の広さを確認します。
兄弟機種の「Inspiron 14 5425(AMD)」と見比べてみました。僅か3%差ではありますが、けっこう違って見えるのが分かります。
「Inspiron 14 5425(AMD)」の方が赤の色味がやや強く出ていること。
「Inspiron 14 5420」の方が最大輝度でやや色が褪せやすいこと。
僅かばかりですが「Inspiron 14 5425(AMD)」の方がカバー率が高いこと。
あたりが見え方の違いの理由です。撮影は全て最大輝度に上げた状態で行っています。
内部性能について
今回、アルパカが調べたのは「Dell Inspiron 14 5420」のCore i5-1235U搭載機になります。
Windowsの更新が入らない状態で、立ち上げにかかる時間は約22.5秒でした。
性能を調べた結果、まとめ
今回はメモリ8GBと16GBでそれぞれ。My Dell内にある電力設定を最適化と超高パフォーマンスモードで計測した値も併記しておきます。作業内容によっては、それなりに速度差が出るものが確認されたためですが、極端な差になるというほどではありません。
今回は第12世代Core『アルダーレイク(Alder Lake)』のUプロセッサーですが、Cinebench R23 ではシングル性能で1500前後という Core i7-1195G7 に近い性能を発揮しています。
一番の違いはP-core の実コア数が少ないことによるマルチコア性能の低さですが、それでも5300~6400といったところで、超高パフォーマンスに設定すれば Pプロセッサーに近づき7000を超えます。
全体的に超高にすることで一歩良いパフォーマンスを引き出せますが、中にはほどんど変わらないか逆転することもあります。メモリの増設にしてもそうで、作業内容によっては、けっこう逆転現象が起きてます。グラフにある通りです。
その上でまとめますと、「Inspiron 14 5420」の場合、電力を抑えた U プロセッサーの割には高いパフォーマンスを発揮しています。他社の U 同士で比べると頭一つ分抜けており、Pまで行けずとも、それなりに近い性能を発揮しています。
後述していますが Dell の攻めたセッティングによるもので、性能重視でもお値段は抑えたいという方に向いています。ただ、あくまでも U ですから、メモリを増設しても、超高パフォーマンスにしても、絶対的な性能差の壁はあります。
特に Excel の計算による速度差は明確になっており、グラフ内でも3秒近くの差になっていますが、これは体感的にはっきりと分かる待ち時間があるかどうか、という違いになります。
そうした Office の使い方ではUプロセッサーで Ryzen の性能を超える部分がたくさんあります。関数計算では U でもZen3を超えており、コピーや置換作業、パワポでも同様に横並びか一歩早いくらいです。
i5であれば10万円を下って手に入るという価格帯で考えるなら、Ryzenを搭載している「Inspiron 14 5425(AMD)」の方がさらにお安いので迷いどころですが、性能より値段を優先するかどうかでお考え頂くと選びやすいと思います。
性能差といってもグラフに示しているように極端なものではなく、「Inspiron 14 5420」の方がやや上というくらいですから、+1万円を出して関数計算が「あ、ちょっと早い」と思うのを買うかどうか、という選択肢だとお考え下さい。
クリエイティブに使う機体として作られてはいませんが、Adobe系でもRyzenより一歩早いです。もし、予備の機体として急に画像のRAW現像が必要になった、という時に役立ちそうです。
これらのことから、今回、ご紹介しているUプロセッサーを搭載した「Inspiron 14 5420」では、ご家庭の一般的な使い方であれば十分な性能を有していると言えます。重たいOffice系作業でもそこそこ頑張れますが、大量にガンガンやるなら Pプロセッサー搭載機の方がオススメです。これはExcelで数千行~万行単位をフィルタリングすることがあるような作業を含む仕事なら、体感的にはっきりと分かる待ち時間の差となって出てきます。
他、グラフィカルな使い方に関しては写真を扱う作業は問題なく早くて、動画の編集ではパワーディレクターやビデオスタジオあたりでFHDの5分間の簡単な動画編集あたりまでならオススメ、といったところです。4Kが絡んでくるようなら、または写真の多枚数エンコード(100枚単位)などなら、メモリを増設してデュアルチャネルにしても時間がかかりすぎます。それ以上の速度を求めるなら同様にPプロセッサーが搭載されている他機種が良いでしょう。
CinebenchR23

Cinebench R23-Inspiron 14 5420 Core i5-1235U【超高】メモリ8×2
Single Core 7,149 pts
Multi Core 1,502 pts
Adobe や Office の実測時間
※128000回分のVLOOKUPと、184000回分のSUMIFS(3つの条件)を一度に計算させたときにかかった時間を計測。
※78470件の9文字ずつの置換作業に変換した際にかかる時間を計測しました。
※108枚のRAWデータをJpeg変換するのにかかる時間を計測。
※約5分間の軽い編集を加えた動画をH264(YouTube 2160p 4K)の書き出しをした際にかかる時間を計測。
WEBXPRT3
主要三大ブラウザ(Chrome と FireFox と Edge)で、それぞれのAC電源あり最適なパフォーマンス時と、バッテリ駆動バランス時での速度を計測しています。
180あれば遅いとは感じなくなり、200でまあまあ。250で快適。300ならタイトなレスポンスを気にする人にもオススメできる即応性が手に入ります。
見て頂くと分かる通り「Inspiron 14 5420」の場合は電力設定が落ちた時のバッテリー駆動時の速度の減衰が大きいようです。
これは U プロセッサーの方が減衰しやすいというわけではなく、Dellの電力設定によるところが大きいようです。他社製のCore i5-1235U (「dynabook PZ/MV(BZ/MV)」など)では速度が落ちづらいことを確認しています。
つまり、「Inspiron 14 5420」の場合、超高パフォーマンスの設定もあるくらいで、高い電力設定にすることで他社より高い性能を発揮できますが、一方でバランスに落ちた時の速度の電力減=速度減衰も大きいということです。そういう意味ではRyzen 搭載機である「Inspiron 14 5425(AMD)」を選んでもあまり違いはありません(Ryzenも電源設定が一つ落ちたAC電源なし時なると、途端に弱くなります)。
こちらでは、比較用として同格クラスのRyzen 5 5600U(Zen3)搭載機のスコアを掲載しておきます。
また、15インチにインチアップしますが、Pプロセッサーの代表格である「HP Pavilion 15-eg 2000」も掲載しておきます。
※以下、計測した内容のキャプチャーになります(クリックかタップで見れます)。
ストレージ

「Dell Inspiron 14 5420」本体ストレージ・CrystalDiskMark7.0にて小容量で計測

「Dell Inspiron 14 5420」本体ストレージ・CrystalDiskMark7.0にて大容量で計測
M.2 のSSDとしては一般的な速度です。
SSDとしては、ある程度の速度があれば、快適さはあまり変わりません。
大容量を扱う際にはやや速度の減衰があるものの、この価格帯としては優れたストレージを備えていると思います。
なお、256GBのストレージで購入した場合は以下の通りです。185GBが自由に使えますので、ローカルにデータを溜め込みたい人でなければ、すぐに使い切るようなことはなさそうです。
ただし、iPhoneのバックアップを取ろうとするのであればご注意下さい。以下、ご参考までに。
※初期ストレージの空容量はOSの更新やリカバリ領域などの設定により増減します。

「Dell Inspiron 14 5420」の初期ストレージ容量(256GB)
「Dell Inspiron 14 5420」搭載 Core i5-1235Uの高負荷パフォーマンス推移

「Dell Inspiron 14 5420」Core i5-1235U 搭載機にOCCTで負荷100%をかけた時の推移(AC接続:サーマル超高パフォーマンス時)

「Dell Inspiron 14 5420」Core i5-1235U 搭載機にOCCTで負荷100%をかけた時の推移(最適なパフォーマンス時)
Dell Inspiron 14 5420 | ||
---|---|---|
Intel Core i5-1235U 電源設定:超高パフォーマンス時 | ||
平均 | 最高値 | |
P-core周波数 | 2,533.4MHz | 3,990.2MHz |
E-core周波数 | 2,342.2MHz | 3,291.9MHz |
電力量 | 20.5W | 37.3W |
温度 | 79.2度 | 95.0度 |

「Dell Inspiron 14 5420」Core i5-1235U 搭載機にOCCTで負荷100%をかけた時の推移(バランス時:バッテリー駆動時)
Dell Inspiron 14 5420 | ||
---|---|---|
Intel Core i5-1235U 電源設定:最適なパフォーマンス時(デフォルト時) | ||
平均 | 最高値 | |
P-core周波数 | 1,668.1MHz | 3,092.4MHz |
E-core周波数 | 1,646.4MHz | 2,693.4MHz |
電力量 | 19.3W | 33.5W |
温度 | 84.1度 | 93.0度 |
※一番高い電力設定であるWindows10の “最も高いパフォーマンス” とは、Windows11で言うところの “最適なパフォーマンス” のことです。
同様に、一つ下に落とした電力設定であるWindows10の “高パフォーマンス” とは、Windows11の “バランス” のことです。
今回はサーマル設定の超高パフォーマンスと購入時のデフォルト設定である適応(通常の電力設定の最適なパフォーマンス)で違いがそれなりに大きかったので、双方ともに掲載しています。
「Dell Inspiron 14 5420」を調べていて、一番特徴的な部分がここでした。
超高パフォーマンスの時には、計測を開始直後にP-core が最高周波数の3990Mhzから始まります。
最高速度からトップ1%を15秒間維持した後に、電力量が絞られてピークアウト。開始45秒後に3000Mhzを下るものの、2800Mhz程度を維持。徐々に下りつつ5分20秒後に2000Mhz以下に落ち込みます。その5分後にまた2800Mhzに復活して巡行速度を維持、という動き。
温度としては最初の45秒間で90度オーバー、最高95度まで達しますが、この程度なら機体を傷めることはありません。
Uプロセッサーの電力は低め15Wが定格です。他社では安全志向に対し、熱量に余裕があるならと、それ以上の電力量でコテコテに攻めたセッティングにしています。最大で33.5Wに到達しますし、平均でも20W弱です。
下位に位置する末尾Uプロセッサーでありながら、短時間の取り回しは素晴らしく良いです。P-coreの数が少ない分はパフォーマンスが落ちるものの、シングルコアなら十分な性能を発揮しているのはその辺に理由があるようです。その分、ライトな使い方を切り替えることが多い、普段使いのPCとして向いています。
音はそこそこ大きくなるものの、40dbくらい。多少、高負荷をかけても図書館でも使える程度の駆動音です(アルパカの部屋は雑音だらけなので、おおよその感覚値です)。
一方、My Dell の設定を変えずに購入時のデフォルト設定のまま(電源を最適なパフォーマンスにした状態)ですと、ピークに達するのに3秒かかり、最初の30秒間がそれなりに高い駆動状態を維持する、という一般的なものになりました。
AC電源のないバランス時では、73秒という長時間をE-coreが頑張ってくれるものの、全体として弱い動きが持続するばかりです。バッテリー駆動時間の短さを補う以外では、あまりバランスに落として使わない方が良いかもしれません。これはブラウジングの速度低下にも直結しています。
機体外側の温度推移

「Dell Inspiron 14 5420」Core i5-1235U 搭載機100%稼働による機体外側の温度推移:前面

「Dell Inspiron 14 5420」Core i5-1235U 搭載機100%稼働による機体外側の温度推移:背面
アイドル状態の際にキーボード上が35度に対し、100%稼働5~10分経過で44度程度に抑えられています。廃熱口のディスプレイ右下部で48度。
背面では47度に達するので、膝上での作業時にはやや不快感を感じるかもしれません。気になる方は吸気口を塞がないよう、何かしら敷いてお使い下さい。
価格とラインナップの一覧
基本的な性能とクーポンの適用について
Dellのパソコンを買う場合、各購入ページの入り口にあるクーポンコードをコピペして注文画面右上の適用欄に張り付け、クーポンを適用をクリックしましょう。これだけで大幅なお値引きが適用されます(割引率は時期により変動します)。
入り口でクーポンコードをコピペし忘れた方はこちらにて最新クーポン情報が掲載されています。または、下図のようにクーポン適用欄のある注文画面左下にある赤い矢印部分にもありますので、こちらからコピペをどうぞ。

クーポンコードの適用欄
また「プレミアムサポート(プラス)」や保証についてなど、Dell製品を選ぶ際に迷いやすい部分はこちらの記事を読むと分かりやすいと思います。
Inspiron 14 5420(Intel)の基本構成 |
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カラー | ■プラチナシルバー ■ぺプルグリーン | |
初期OS | Windows 11 Home | |
プロセッサー | Core i5-1235U or Core i7-1255U |
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グラフィック | インテル Iris Xe グラフィックス(CPU内蔵) | |
メモリ | 8GB(8×1) or 16GB(8×2) PC4-25600(DDR4-3200) |
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ストレージ | 256GB or 512GB (M.2 2280, PCIe-NVMe) |
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ディスプレイ | 14.0型 FHD+ 液晶 (1,920×1,200ドット) LEDバックライト 光沢なし WVA |
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キーボード | 日本語 バックライトキーボード | |
セキュリティ | 指紋認証選択可 | |
無線通信 |
MediaTek Wi-Fi 6 MT7921 2×2 + Bluetooth 5.2
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質量 | 約 1.54 kg(実測 1.48 kg) | |
バッテリー | Youtube再生実働時間 約5時間30分 | |
リリース | 2022/4 |
※バッテリーは「Youtube再生実働時間」にて表示していますが、構成内容により差異が出ます。アルパカが確認した範囲での大まかな目安とお考え下さい(輝度50%、音量40%、夜間モードオフ
※このシリーズには光学ドライブと有線LANが搭載していませんので、項目を割愛しています。
時期にもよりますが、最安7~8万円台から買える性能、機能としては格安です。
※プラチナシルバー ■、ペブル グリーン ■ にて表示しています。
Core i5-1235U のラインナップ
価格 | 即納 | キャンペーン名 | プロセッサー | メモリ | ストレージ | Office | 無線 | カラー | 発注コード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
93,680円 | 即納 | Inspiron 14 ノートパソコン |
Core i5-1235U | 16GB(8×2) | 256GB(PCIe) | Personal | Wifi 6E | ■ | smi270ahloif08oo3ojp |
※価格は全て税込表記です。
※2023年5月24日現在での価格にて表示しています。
最後に・まとめ
まとめますと、「Dell Inspiron 14 5420」の気になる点としては、
・第12世代Coreではあるが、あくまでも U プロセッサー。
・Intel Core 搭載でもバッテリー駆動時の速度の減衰が大きい。
・キーボード右上に電源ボタンが配置されている。
の三点。
逆に良い点としては、
・U プロセッサーにしては性能が高い。
・カメラ機能が強い(FHD 1080p)。
・ディスプレイが広々使えるアスペクト比16:10の液晶。
・やっぱりコスパ優良機。
の四点となりました。
せっかくだから Pプロセッサーが欲しい、という人もいらっしゃると思いますが、実際に稼働させてみると同価格帯の Ryzen 搭載機よりも一歩上を行く性能を発揮することが分かりました。兄弟機種の「Inspiron 14 5425(AMD)」の方が少し安いので、この価格差分が性能に還元されている、と考えることができます。
あくまでも U である範囲ですが、他社含めてみても性能は高めです。ただ、超高パフォーマンスなどに設定して性能を引き出せるのは良いのですが、その分、電力設定が落ちた時のブラウジング速度の低下も大きいです。
筐体に関しては他の14インチ兄弟機種と同様ですが、共通するポイントとして、キーボード右上端にある電源ボタンが懸念としてあります。もっとも、Delete キーの配置にこだわらなければ、電源ボタンの挙動を変えたり、ユーザー側でできる対応策で不便なく使うことはできそうです。
逆に同筐体の良い部分としては液晶が16:10であることが大きな利点です。普通に使っていて広々として使いやすいですし、それでいて1.5kgクラスの重さなら外に持ち運べないこともありません。滅多に持ち運びはしなくとも、たまの外出先では少しでも広く画面が使いたい、などという方にオススメです。
あとはやはりDell の良いところとして、なんといってもコスパです。兄弟機種のコスパ最優良機である「Inspiron 14 5425(AMD)」が強いですが、それに次ぐモデルと言えましょう。
「Inspiron 14 5425(AMD)」より少し高くても構わない。もう少し強めの性能が欲しい、とする方には「Inspiron 14 5420」がオススメです。
コメント
分かりやすい比較記事でとても参考になります。
DELL Inspiron 14 Office無し
Core i5-1235U 16GB 512GB
Ryzen 5825U 16GB 512GB
2022/9/15時点でこの2機種が同じ金額になっており、頭を悩ませています。
同価格としてみたときに、実際に使用してみての感想を聞かせてください。
自分で調査した結果ですが…
CPUとしてはAMDの方が全コアが同一で個数が多いのでマルチ性能は高い。仮想マシンを使うので大きな利点です。
Intelの方は、ハードウェアエンコードの品質の良さ、AV1のハードウェアデコード、HDMI 4K 60Hz サポート、AIコプロセッサなど、CPUのシングルスレッド能力以外のところでもアドバンテージがあります。
記事を見て消費電力はびっくりしました。半分しかバッテリが持たないのですね。
VzVさん、コメントありがとうございます!
普段使いの感想ですが超高パフォーマンスにしていれば「Dell Inspiron 14 5420」の方が
作業の切替えが早くて便利でした。
「Inspiron 14 5425(AMD)」でもアプリの立ち上がりが一泊ある程度で、立ち上がった後の
使用感はむしろRyzenの方が上に感じました。
はっきり言ってしまえばどちらを使っても問題はないと思うのですが、
おっしゃるように仮想領域を組むであるとかいくつものプログラム(ライブラリ)を組み合わせて
開発したい、とかならマルチコアが強い方が良い、というのが一般的です。
(ただ、私はこの辺りはあまり詳しくは分かりかねます)
HDMI 4K 60Hz サポートはあくまでもプロセッサー側の話で、デバイスでは4K出力はできても
両機種はどちらも30Hzまで対応です(HDMIのバージョンからして)。
ゲーム用途ではないようですが、30Hz違うと普段使いの画面遷移の際にも挙動が荒くなりますので、
「こんなつもりじゃなかった」とならないよう、お気をつけ下さい。
バッテリに関してはもう最近ではどのメーカーもこんな感じですね。
世代が上がって性能が上がったと言っても、その分、消費電力が上がるのは避けられなさそうです。
省電力設計になった、というのは、あくまでも開発側のセールストーク的なところがあって、
実際に調べてみると、アイドリング時やローカルの軽作業では省電力でも、ネット繋げて稼働させると、やっぱり消費電力高いやん、とか。
色々と罠が多いのでお気をつけ下さい。
ありがとうございます。
いろいろ検討した結果、Intelにすることにしました。
Ryzen の方がマルチタスクに向いているので仮想マシンには最適なんですが、動画エンコードや対応コーデックなど他の機能は Intel の方が上回っています。