「ACERから」「1kg」あたりの単語で検索をかけると、たいてい「SF514」の型番が出てきます。
以前、「SX14」のライバル機たりえるかもしれない、としてご紹介した14インチモデル(970g)のことです。
※上記の記事にはAcerの特徴なども合わせて記載しています。
併せてお読み頂くと分かりやすくなっています。
今回は同じAcerではありますが、なんと15インチにインチアップしながらも999g(約1kg)という軽さを実現したAcerのSwift5シリーズ「SF515」。
他、コスパに優れたSSDモデルの「A515-53-H58U/K」も合わせてご紹介します。
特にメーカーにこだわりなく性能とコスパを優先して考えるなら、この辺りがお勧めになります。
Swift5 1kg弱の軽量15インチ SF515-51T-H58Yシリーズ
Swift 15インチ、i5-8265Uの2019年春モデル
まずは発売されたばかりの軽量15インチモデルの性能表が以下の通りとなっています。
シリーズ名 | Swift3 14インチ、i5-8265Uの2019年モデル
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発売日 | 2019年03月7日(新発売) | ||||||||||||||
カラー | ■ チャコールブルー | ||||||||||||||
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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CPU | Core i5-8265U(1.60/3.9GHz) :PassMark 8,185 |
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メモリ | 8GB/最大8GB DDR4-2666MHz SDRAM |
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オンボード。デュアルチャネル対応。 ユーザーによるメモリの変更および増設はできません。 |
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ストレージ | 512 GB SSD(オンボード, PCIe, NVMe) | ||||||||||||||
タッチ パネル |
あり 10点マルチタッチ |
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ディス プレイ |
フルHD(1920×1080)、LEDバックライト、 光沢パネル(グレア)、IPSパネル搭載、1670万色 |
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※ディスプレイサイズは15インチです。 ※BluelightShield標準装備により、ブルーライト軽減。 |
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無線 通信 |
IEEE802.11a/b/g/n/ac 準拠 Bluetooth 5.0 |
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サウンド | インテル High-Definitionオーディオ準拠、 Dolby Audio Premium |
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接続口 | [右側]ヘッドフォン/スピーカー・ジャック × 1 | ||||||||||||||
[左側]USB 3.0ポート × 2 (うち1ポートは電源オフUSB充電機能付き)、 USB Type-C ポート × 1 (USB 3.1 Gen 2、最大10 Gbps、PD対応および映像出力機能付き)、 HDMI 出力ポート(HDCP対応)× 1 |
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質量 | 約 990g | ||||||||||||||
バッテリ (JEITA 2.0) |
約10時間(実働7時間) | ||||||||||||||
Office | Microsoft Office Home & Business 2019 |
なし | |||||||||||||
SF515-51T-H58Y/BF | SF515-51T-H58Y/B |
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型番 期待価格 |
■ Amazon最安値 ■ 楽天最安値 [SF51551TH58YBF] |
■ Amazon最安値 ■ 楽天最安値 [SF51551TH58YB] |
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¥ | ¥ 110,600 | ||||||||||||||
保証 | 1年間センドバック保証、1年間制限国際旅行者保証(ITW) |
※価格は全て税込表記です。
※2020年6月21日時点の価格を表示しています。
※同型番の上がAmazon、下が楽天の窓口です。どちらともそれぞれの窓口で最安値となるページへリンクしています(記事掲載時点にて)。
15インチでありながら1kgを切って登場しました。
現代の技術なら、15インチサイズのノートパソコンでも1kgを切ることは、そう難しくなくなってきたようです。
かつての「LG gram」が15インチでありながら、980gを投入してきたのが2016年10月のことでした。
今回、Acerが出してきた「SF515-51T-H58Yシリーズ」は、この記事をアップする2019年3月21日時点では、15インチではおそらく世界最軽量の筈です。
「LG gram」が最も軽いと言っても過去の話になりましたので、その位置に座するのは「SF515-51T-H58Yシリーズ」となりました。
しかし、この軽さを手に入れるために、幾つかの欠点も併せ持つことに。
以下、それらの特徴をまとめておきます。
◆長所
Acerの軽量15インチ「H58Y/BF(B)」でドラクエのベンチマークを走らせてみた
基本的には内部性能は他のメーカーと同様と考えられます。
i5-8265Uとメモリ8GB、の組合わせにPCIe、NVMeのSSD、という一般使いでは申し分ない性能です。
ただし、VAIOのようにチューニングを施しているわけではありません。
ゲーム用途で造られているわけではないため、ガチで「FFやりたい」という人にはお勧めできませんが、それでも5000弱のスコアを出せるなら、ドラクエXなどを遊ぶには十分な能力でしょう。
同じ条件で数回試しましたが、大体、4500~5000の間に落ち着きました。
グラフィック設定を一つ落としたり、解像度を下げれば、より快適に楽しむことはできそうですね。
Aspire5 コスパと性能優先モデル「A515-53-H58U/K」
Aspire5 15インチ、i5-8265U + 256GB の2019年春モデル
シリーズ名 | Aspire5 15インチ、i5-8265Uの2019年モデル | ||||||||||||||
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発売日 | 2019年03月14日(新発売) | ||||||||||||||
カラー | ■ オプシディアンブラック | ||||||||||||||
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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CPU | Core i5-8265U(1.60/3.9GHz) :PassMark 8,185 |
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メモリ | 8GB/最大8GB DDR4-2666MHz SDRAM |
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オンボード。デュアルチャネル対応。 ユーザーによるメモリの変更および増設はできません。 |
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ストレージ | 256 GB SSD(オンボード, PCIe, NVMe) | ||||||||||||||
タッチ パネル |
あり 10点マルチタッチ |
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ディス プレイ |
フルHD(1920×1080)、LEDバックライト、 光沢パネル(グレア)、IPSパネル搭載、1670万色 |
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※ディスプレイサイズは15インチです。 ※BluelightShield標準装備により、ブルーライト軽減。 |
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無線 通信 |
IEEE802.11a/b/g/n/ac 準拠 Bluetooth 5.0 |
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サウンド | インテル High-Definitionオーディオ準拠、 Dolby Audio Premium |
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接続口 | [右側]ヘッドフォン/スピーカー・ジャック × 1、 USB 3.0ポート × 2、USB Type-C ポート × 1、 SD カードリーダー(フルスロット)×1 |
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[左側]なし |
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[背面]LANコネクタ × 1、 HDMI 出力ポート(HDCP対応)× 1 |
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質量 | 約 2.15 kg | ||||||||||||||
バッテリ (JEITA 2.0) |
約11.5時間(実働8時間) | ||||||||||||||
Office | なし | ||||||||||||||
型番 期待価格 |
■ A515-53-H58U/K ■ A515-53-H58U/K |
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¥ 77,800 | |||||||||||||||
保証 | 1年間センドバック保証、1年間制限国際旅行者保証(ITW) |
※価格は全て税込表記です。
※2020年2月13日時点の価格を表示しています。
※記事アップ時点では楽天の方が安いようですので、そちらの値段を表記しています。
「安かろう、悪かろう」というのはどの業界でもあるように、パソコンもまた、極端に安いものはそれなりの性能と耐久性しかなかったりするものです。
総じて15インチノートはどのメーカーも安いモデルを揃えており、Acerも激安PCを出しています。
ですが、敢えてその辺りを紹介せずに10万円オーバーのこちらをご紹介するのは性能的な理由があります。
昨今は「SSDがいいって聞きました」と言ってSSDモデルを考える方が多くなりましたが、単にSSDが入っていながら使いやすくてコスパ良ければDynabook(旧東芝)のPAZ15~65までのシリーズをお勧めすれば済む話です。
ところが、SSDや接続形式には種類があり、SATA接続かPCIe接続か、というだけで体感速度が目に見えて変わってきます。
ここで分かれ道になるのです。
速度にどこまでこだわるかどうか。
安さ優先にするかどうか。
安さ優先で考えるならDynabook(旧東芝)のPAZ15~65までのシリーズでしょう。
SATA接続の通常のSSDであっても、ハードディスクに比べれば1/4以下の時間で作業を終えることができるのですから、普段使いで急がない人なら全く問題ないレベルです。
しかし、速度優先となったなら?
短時間の空き時間でもパソコンでの作業をスパッと終えたい、と思ったら?
Dynabook(旧東芝)のPAZ15~65では未だにPCIe接続は、15インチノートでは最上位機種しか用意されていません。
お値段はOfficeなしで14万円台半ばといったところ。
Office付きなら17万円台まで上がります。
そう考えた時に引き合いに出されるのが、この「A515-53-H58U/K」というわけですね。
そこまでのものになりますので、安いAcerといえどもOffice抜きでも10万円を下ることはないのですが、それでも使いやすさが長続きしやすいことを考えれば、こういう選択肢も視野に入れて考えてみるのはいかがでしょうか。
なお、Officeに関しては、ご家庭用でしょっちゅう使うものでなければ、サブスクリプション型(契約ライセンス型)の「Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)」で使う期間だけ契約するのがお勧めです。
さもなくば
「Microsoft Office Home & Business 2019(最新 永続版)」¥ 34,160
「Microsoft Office Personal 2019 (最新 永続版)」¥ 29,252
あたりとセットでの購入も良さそうですね。
Aspire5 A515-53-H58U/Kの特徴
一般的なノートパソコンに備えられているものがそのままあるのですが、変わっているのはノートパソコンの背面にLAN端子やHDMI端子が付いていることです(ついでに電源ケーブルも)。
一昔前のノートパソコンではこういう形が多くありましたが、今時は珍しくなったと思います。
当時は「接続口が手前にない方が邪魔にならなくていいですよね」というセールトークもあったようですが、実際に使う分には手前にも接続口がないと、使用頻度の高い人は困りものでした。
では、滅多に差し込みしない接続口ならば?
USBは多くの人が使いますが、LANやHDMIは15インチの場合、一度、挿したら挿しっぱなしの方、多くないでしょうか。
なら、使用頻度の低いそれらだけ後ろに移動させてしまえ…と。
これはシリコンアイランドの台湾メーカーならではだと感じました。
基盤の配置を変えるのは日本メーカーでもやることはありますが、最近はコストを優先しているので、機種を刷新するようなタイミングでなければなかなかできないものです。
基盤そのものを造っているお国柄だけあって、配置を変えやすいようです。
追記1 ちょっとした嬉しいサービス、一年間の無料データ復旧サービス付き
性能表には書いていませんが、この「A515-53-H58U/K」には「AOSデータ復旧安心サービス案内」が同梱されています。
一年間はプロの復旧サービスを無料で利用できるわけです。
そう滅多にあるものではありませんが、それでもストレージ周りのトラブルというのはつきものです。
SSDの場合、買ったばかりでアクセスエラーは滅多にありませんが、操作に慣れていない人が「あ、間違えて消しちゃった!」ということはありがちです。
そういう時には、慌てず騒がす、このサービスを使いましょう。
完全に復元できるかはともかくとして、今やれる範囲で最も効果的なサルベージを行ってくれます。
依頼するのが遅れて余計なアクセスが増えれば、欲しいデータを破壊してしまうことにもなりかねません。
なくなったものが自分で復元できない、と判断した場合には、当該サービスの窓口へご連絡を。
※もし、この手の無料サービスをお持ちでない方は以下の記事などから、データ復旧を考えるのをお勧めします。
追記2 ちょっとした嬉しいサービス、ブルーライトカット機能を標準搭載
これは他のAcer機種にも大半はついているのですが、「BluelightShield」という機能を入れているので、ブルーライトをカットで目を傷めない使い方ができます。
透過率を 50~80%の間で4段階調節というもの。
これもあまり知られていないのですが、ブルーライトカットフィルムを選ぶ時に同じくらいの値段で「どう違うの?」と迷われる人は多いです。
単純に言ってブルーライトとはその名の通り青い光のことですから、色彩の青を変調させて落とす役割がブルーライトカットです。
つまり、多くカットすればするほど青の色合いが褪せてしまうので、本来ある高精彩な色合いから遠ざかってしまう、ということですね。
だからこその四段階調節機能なのでしょう。
映像、画像系を短時間だけ楽しみたい時には「BluelightShield」をオフにしていれば良く、事務作業などで長時間使う時にはカットする割合を高くして目を保護する、など。
人に優しい使い方ができるわけです。
海外メーカーでも、こうした心配りをできるのがAcerなのです。
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