IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型(第13世代Intel Core)
実機レビュー記事をアップしました。より詳しくお知りになりたい方はこちらの記事をご覧ください。
特徴
・第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』を搭載、Hプロセッサーが追加
・16:10のアスペクト比で広々使える液晶、有機ELモデルが追加
・Wi-Fi 6E対応
・バックライトキーボード、プライバシーシャッター付きの1080pカメラなどを完備
第13世代Core『ラプターレイク(Raptor Lake)』を搭載、Hプロセッサーが追加
一か月前にPプロセッサー(28W)が9万円台から買えるという時点で記事をアップしましたが、今回は45WベースのHプロセッサーを搭載したモデルが同じ価格から買えるようになりました。
ノートパソコン用のプロセッサーとしては、末尾が以下のアルファベットで性能の序列を決めています。
U | P | H |
---|---|---|
18W | 28W | 45W |
弱 | やや強 | 強 |
普通にご家庭用の軽い使い方であれば U でも問題ありませんが、速度にこだわりたい方なら P です。
しかし、i5 であれば同じ価格で Hプロセッサーが買えるようになりました。
Core i5-1340P → Core i5-13500H
メモリを8に落とすことはなく、実用的な16GBモデルのままです。
ずっとこの価格で維持するかは分かりませんが、パフォーマンス重視でPC選びを迷われるようであれば「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型-OLED」のHプロセッサーモデルがオススメです。
16:10のアスペクト比で広々使える液晶、有機ELモデルが追加
今回「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型」のシリーズではアスペクト比が16:10になったことで、他の安価シリーズよりも一段と使いやすくなりました。
表示の違いは写真で見る通りで、縦に少し長くなっているため、縦スクロールを基本とするWebコンテンツや、縦に見ていく原稿を扱うOfficeワークなどの表示が広くなって見やすいです。
加えて、同じ比率、同じ解像度である WUXGA でも有機ELディスプレイ(OLED)と Hプロセッサーがセットで搭載されたラインナップが投入されました。投入される前の難点は画質でしたが、これで大きな欠点が解消されたと言えます。
Wi-Fi 6E対応
Wi-Fi 6E(IEEE802.11ax)(2.4Gbps)+IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠に対応しています。
メッシュWi-Fi対応のルータを設置した場所であれば、6GHz帯の安定した無線速度を保ちやすくなります。
バックライトキーボード、プライバシーシャッター付きの1080pカメラなどを完備
コストを優先させたIdeaPadシリーズとはいえ、バックライトキーボードを完備し、カメラにはプライバシーシャッターも付いています。生体認証は顔認証を備え、カメラの画質は1080pという綺麗さ。この値段でここまでのものを揃えられるのがLenovoのいいところです。
接続口のType-C がThunderbolt対応ではありませんが、その辺りにこだわらない人であれば、10万円で買える内容としては十分なレベルだと思います。
接続口
「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型」の接続口は標準的なものがすべて揃っていますが、ディスクドライブと有線LAN端子はありません。基本的には無線専用機です。有線の方は無線環境に変えるか、Type-C やAからの変換アダプタが必要になります。
USB端子(Type-A)は右に2つ。SDカードスロットは micro までで右側に。HDMIは左側に。
左側に2つあるType-C はサンダーボルト対応ではなく、Gen1なのでType-A と同じ速度です。そのため、どこからデータのやり取りをしても速度は変わりません。
ただ、奥側のType-C が電源オフチャージ機能に対応していますので、スマホ充電の経由ハブとして使うなら奥側から挿して使うと、PCの状態に関わらずチャージできて便利です。
キーボード
キーピッチは横が19mm、縦が18.8mm。キーストロークは1.4mm(アルパカ調べ)でした。
打鍵感は一般的な打ち心地で良い感じです。
つい先日、「Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」の機体を調べましたが、基本的に同じキーボードを採用していますので、同様の説明になります。ただ、こちらの「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型」では指紋認証は付いていません。
矢印キーは逆T字にはなっておらず、Enter キーが逆「 型にはなりきれずに、やや長細いです。Back Space キーなどの特殊キーが手狭になっているので、その辺りも許容できるかどうかのポイントとなります。
ただ、BackSpace キーの上に Delete キーの鉄板配置は崩していませんし、Ctrl キー と FN キーの逆配置にもなっていませんので、おおむね違和感なく使えるキーボードです。
「IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型」はバックライトキーボード搭載です。
バックライトは、FN + Space キーで切替えできます。
第12世代Intel Core “H” プロセッサーのラインナップ
Core i5-12450H 搭載機
価格 | 出荷予定日 | 構成名 | Office | OS | プロセッサー | メモリ | ストレージ | ディスプレイ | 無線 | 保証 | 製品番号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
¥99,880 | 最短 1-2 営業日 | Slim 5i Gen 8 – クラウドグレー – MSオフィス付き | H&B 2021 | Win11 Home | Core i5-12450H | 16 GB(オンボ) | 512GB(PCIe) | 14″ WUXGA液晶, 45%NTSC | Wifi 6 | 1年間引取 | 83BF0009JP |
¥74,800 | 最短 1-2 営業日 | Slim 5i Gen 8 – クラウドグレー | なし | Win11 Home | Core i5-12450H | 16 GB(オンボ) | 512GB(PCIe) | 14″ WUXGA液晶, 45%NTSC | Wifi 6 | 1年間引取 | 83BF000AJP |
※2023年8月14日現在の価格にて表示しています。
2023年5月16に追加された12世代Core Hプロセッサーモデルです。電力と熱量的に13世代Hプロセッサーが保つのであれば、問題なく12世代も入れられるのは当然のことですが、わざわざ前世代のHをなぜ入れてきたのかと疑問に思う方は多いようです。
これは、Lenovoに嫌われているアフィリエイターが12世代Coreの別メーカーの記事をアップしており、その者に稼がせないために対抗馬として出してきた、という理由です。記事アップが14日でしたから、僅か二日後で追加投入でした。
12世代のHプロセッサーは13世代に比べれば見劣りはするものの、まだまだ現役で十分通用します。それがOffice抜きとはいえ8万円台で手に入るというのであれば悪くない選択肢ですが、無線規格がWi-Fi 6 で、E の文字が抜けるのでご注意下さい。ルーターがWi-Fi 6E 対応をお持ちであればちょっともったいないです。
また、画質が通常のsRGB65%クラスなので、+15,000円の価格差を乗り越えられるようであれば、やはり当記事でレビューしているCore i5-13500H 搭載+OLED搭載機種(82XD003WJP、82XD003XJP)あたりがオススメになります。
第13世代Intel Core “H” プロセッサーのラインナップ
Hプロセッサー 固定構成
価格 | 出荷予定日 | 構成名 | Office | OS | プロセッサー | メモリ | ストレージ | ディスプレイ | 無線 | 保証 | 製品番号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
¥109,725 | 最短 1-2 週間 | Slim 5i Gen 8:アドバンス | なし | Win11 Home | Core i7-13620H | 16 GB(オンボ) | 512GB(PCIe) | 14″ WUXGA (有機EL液晶), 100%DCI-P3 | Wifi 6E | 1年間引取 | 82XDCTO1WWJP4 |
¥114,840 | 最短 1-2 営業日 | Slim 5i Gen 8 – OLED – クラウドグレー – MSオフィス付き | H&B 2021 | Win11 Home | Core i5-13500H | 16 GB(オンボ) | 512GB(PCIe) | 14″ WUXGA (有機EL液晶), 100%DCI-P3 | Wifi 6E | 1年間引取 | 82XD003WJP |
¥89,870 | 最短 1-2 営業日 | Slim 5i Gen 8 – OLED – クラウドグレー | なし | Win11 Home | Core i5-13500H | 16 GB(オンボ) | 512GB(PCIe) | 14″ WUXGA (有機EL液晶), 100%DCI-P3 | Wifi 6E | 1年間引取 | 82XD003XJP |
※2023年8月14日現在の価格にて表示しています。
当記事でもレビューしている一番のオススメがこれ(↑)です。
メーカーがLenovoであることに抵抗がない方で、キーボードの造りがちょっと雑な点を除けば、おそらく全メーカーで最もコスパ良くオススメと言えると思います。
Hプロセッサー カスタマイズ構成
価格 | 出荷予定日 | 構成名 | Office | OS | プロセッサー | メモリ | ストレージ | ディスプレイ | 無線 | 保証 | 製品番号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
¥149,490 | 最短 1-2 週間 | Slim 5i Gen 8:オリジナル | Officeなし(選択可) | Win11 Home | Core i7-13620H | 16 GB(オンボ) | 512GB(PCIe) | 14″ WUXGA (有機EL液晶), 100%DCI-P3 | Wifi 6E | 1年間引取 | 82XDCTO1WWJP2 |
¥112,915 | 最短 1-2 週間 | Slim 5i Gen 8:スタンダード | Officeなし(選択可) | Win11 Home | Core i5-13500H | 16 GB(オンボ) | 1TB(PCIe) | 14″ WUXGA (有機EL液晶), 100%DCI-P3 | Wifi 6E | 1年間引取 | 82XDCTO1WWJP3 |
※2023年8月14日現在の価格にて表示しています。
当記事でもレビューしている一番のオススメがこれ(↑)です。
メーカーがLenovoであることに抵抗がない方で、キーボードの造りがちょっと雑な点を除けば、おそらく全メーカーで最もコスパ良くオススメと言えると思います。
動画でも紹介しています。
大まかに特徴を捉えるなら動画の方が分かりやすいかもしれません。
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