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個人使用にお勧めなオンラインストレージを比較してみた in 2018秋冬

いつでもどこでもインターネットさえ繋がっていれば、ネット上に置いてあるデータにアクセスしてパソコンやスマホにダウンロードしたり、直接編集出来るものもある…。

その特性上、雲のように例えられるオンラインストレージはクラウドサービスという二つ名で呼ばれるようになりました。

様々なクラウドサービスが提供され始めてからもうすぐ10年。

それまでは企業が大金を投じて社内の独自ネットワークと自社サーバーを立てて扱うのがセオリーでした。

今では個人が喫茶店から、コーヒーを飲みながらタブレット端末一枚で気軽にクラウド上の情報を操作するようにまでなっています。

歴史の浅い業界ですが、その進化は早い。

そんなクラウドサービスが浸透していく中、個人レベルで使いやすい今が旬なクラウドサービスとは一体どんなものか。

あなたのデジタルライフをより快適なものにできそうなサービスを集めてみました。

 

Dropbox

https://www.dropbox.com/ja/
2GB~ 20GB 無料(人を紹介することによって0.5GBずつ上限が増える)
Pro      1TB 1,200円/月
Business 無制限 1,500円/月(1 ユーザー)

代表的なオンラインストレージで、紹介した人もされた人も0.5GBずつ上限が増える仕組みです。

しかし、他と比べると「え、無料で2GBしかないの? それ困るよ」と思った人も多いでしょう。

Dropboxの凄いところは容量ではなく、その使い勝手の良さです。

まず、手持ちのデバイス複数台で一通り同期し続けてくれるので、わざわざログインしなくてもどこからでもアクセスしやすい点。

自動バックアップを取る設定ができるので、「このフォルダの中は常にバックアップしておきたい」という時に便利という点。

加えてバックアップを取ったバージョン履歴(これをヒストリカルデータと言います)が見れるので、「うわ、しまった! 今日間違えて上書き保存しちゃった」という時にも昨日のデータに遡って復活できる点。

共有リンク機能でURLを作成しておけば、メールに添付できないような大容量のデータでも簡単に送れる(相手にダウンロード権限を与えるという方法)。

つまりこれは、送信した後で「あ、やべーやべー、ココ直さんといかんかったわ」とかいう時も、相手がデータをダウンロードする前だったら間に合っちゃったりする。

…などなど。改めて上げていくと細かい点が凄いなDropboxって。

核心を突いているというか、まさに痒いところに手が届くストレージサービスだと思います。

 

OneDrive(旧SkyDrive)

https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
フリープラン    5GB  無料
基本プラン     50GB  249円/月
365サービス     1TB  6,264円/年(月割り計算で522円)

これも企業体力がもの言うマイクロソフト社が提供するクラウドサービスです。

「フリープランで5GBしか使えないのか…」と考えがちですが、多くの人はOfficeソフトを使いますから、これによってプレミアムプランにある1TBがタダで使えるようになります。

いわゆる「Office 365 Solo」の契約を続けている限り1TBが使えるので、永年ずっとOfficeを使うと思うのであれば、OneDriveを使わない手はありません。

何しろ、月間1,274円で常に最新のOfficeがフルで使いたい放題 + 1TBも大容量クラウドが使えるようになるのですから!

ただし、「Office 365 Solo」ではなく、パソコンに最初から入っていたOfficeを使っていた場合。

この場合にはOfficeのパッケージの後に“premium”の文字が付いていれば最初の一年間は無料で使えますが、二年目からは有料(税込6,264円)です。

とはいえ、ですよ。

6264円を12で割ると月額522円…。

私が調べた限り、1TBという大容量で見るなら月割り計算で522円で使えるなど、他にはありません(正確に言うとあるにはあるのですが、ちと扱いに問題あるサービスであることがほとんどです)。

ちなみに「Office 365 Solo」を使わなくなった時(いわゆる会社の仕事を辞めた時)や、“premium”が付くOfficeを使い終わった時にどうなるかというと、それまでのデータは保持されます。

ただ、サーバー上に残されているクラウド領域からダウンロードすることはできても、それ以上アップロードすることができなくなるので、単なる保管倉庫の機能だけ。

もちろん支払いがストップするわけですから、サービスが止まってしまうのはやむなしです。

しかし、あなたのデータはマイクロソフトが方針転換しない限り、ずっとクラウド上に残しておける。

長期保存したいデータを残しておいて有料プランを切り上げるというのはアコギな使い方でしょうか?

 

Google Drive

https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/
アカウント保持者 15GB     無料
プレミアムプラン 100GB   250円/月
1TB  1,300円/月
10TB 13,000円/月
Google Photoは“高品質設定”の写真に限り保存できる容量は無料でありながら無制限です。
ただし、幾つかの注意点があります。下記『Amazon Photos と Google Photo 2つのサービスを比べてみると…?』をご参照下さい。

検索とアンドロイドの大家であるGoogleが提供するオンラインサービスです。

Googleアカウントに紐づいているので、Gmailを使い始めた人は自動的に15GBが無料で使える仕組みです。

15GBもの容量を無料で配給しちゃうあたりはGoogleの企業体力がどれだけ凄いか、と感じてしまいます。

Gmailは誰でも気軽に取得できるのに加えて転送システム、条件設定付きのフィルタリング機能などを早くから取り入れていたので、これまた使いやすいメールサービスです。

フリーメールでありながらスケジュール管理用にもなるGoogleカレンダーは本当に便利で、私は変則的な仕事の予定や記念日を忘れないようリマインドメール(設定したタイミングで自分にメールを送れる)を使いまくっています。

また、仕事上のデータで「これだけは失いたくない」というPC内の作業フォルダを丸ごと常にバックアップさせ続けられるのもお勧めの使い方です。

その場合、PCに「バックアップと同期」のアプリケーションをインストールする必要があります。無料で簡単にできるので、クラウドサービスを使い慣れていない人にもお勧めです。

以下、その設定方法などをまとめた記事にしました。

これらの幅広いサービスはDropboxのきめ細かさとは別の意味で実に素晴らしいと言えます。

2018年秋冬の現在「Google ドライブ プラグイン for Microsoft Office」をインストールして使えば、クラウド上に同期させたOfficeファイルもそのまま加工編集も可能になっています。

強いて難点を挙げるとするならば、Mac版のOfficeで造られたファイルを同期、編集ができない、という点。

Officeファイルをそのまま同期させて使おうとするとGoogleDocsやGoogleのスプレッドシートへ変換されようとしてしまう点。

この2点ですが、2点目はプラグインのダウンロードを行うことによって改善されます。

逆を言えば、それ以外の欠点らしい欠点が見当たらないという…改めて調べてみるとGoogleって凄いっすね。本当に強い。

詳細は後述しますが、スマホで写真を多く撮る人はGoogle Photoとの同期設定もお勧め。

自動バックアップ設定をしていると、ことごとく写真をクラウド保存してくれるだけでなく、整理整頓も非常に楽チンな検索機能を使えるのも凄いところです。

スマホで写真を多く撮る人でありながらGoogleアカウントをお持ちであれば、Google Driveと合わせて併用するのもいいですね。

「取っておかないといけない重要なデータはあるけど、それほど多くないんだよ」という人は無料版の15GBで済ませてしまうのも十分アリですね。

 

Amazon Cloud Drive

5GB      無料
100GB    2,490円/年
1TB      13,800円/年
10TB  138,000円/年

Amazon Photosはプライム会員なら会員費用3,900円で無制限。

ネット販売の大手Amazonが手がけるオンラインストレージです。

2016年1月に始まったばかりでクラウドサービスとしては後発になりますが、その分、よく考えられた他にはないサービスを組み立てています。

容量からすれば「100GBで2490円は高いなぁ」と思ってしまうのですが、その使い勝手はDropboxにかなり近いものがあります。

さすがに更新される度にバージョン履歴を残しておく機能はありませんが、共有リンク機能でURLを作成して相手にダウンロードしてもらう機能なんかはちゃんと用意されていますね。

元々、「Amazonで買い物が多いんだよね」という人はプライム会員になっている人も少なくありません。

かくいう記事を書いている私自身もプライム会員なのですが、買い物が割安になるだけでなく、届く日付まで早めるサービスもあるので何かと重宝しています。

そして、何よりお勧めなのがプライム会員に向けたもう一つのサービス「Amazon Photos」です。

元々、プライム会員を維持するのに年間3,900円(月額325円)がかかるのですが、買い物や映画だけに使うのはもったいない。

意外と知られていないのですが、はっきり言ってしまうと、これだけでAmazonプライム会員になる価値があるくらい便利。

なにしろ会員限定のサービスとして写真であれば容量無制限で幾らでも画像をアップし放題のプランが「Amazon Photos」なのです(他にも色々な付加価値のついたサービスですが、この記事ではあくまでもクラウド情報に絞っています)。

詳細は以下に記載しますが写真を無制限で(しかも圧縮がかかることもなく)幾らでも入れられるのは「Amazon Photos」くらいのものです。

写真を大量の外付けHDDに入れておくよりよほど経済的ですし、何より安心感があります。

写真趣味の人は是非、お使いしてみるのはいかがでしょうか?

 

Amazon Photos と Google Photo 2つのサービスを比べてみると…?

よくパソコンを販売していると「写真が趣味でさ。この間も北海道のラベンダー畑を撮ってきたんだよ」とか「袋田の滝をだね…」などという方(大抵、渋いおじ様)がいます。

観光好きな私とも話が合って盛り上がるのはいいのですが、写真をどこに保存しておくかという話になると「やっぱり大容量のRAWデータは圧縮して割安な外付けハードディスクですかね」というところに落ち着いていました…このサービスが出るまでは。

こういう場合、今では断然「Amazon Photos」をお勧めしてます。

RAWデータの場合、1枚で25MBまでになることが多く、複雑な被写体だと30MBに迫ることもあります。

仮に30MBだったとして100枚も撮れば3000MB=3GB。

写真好きな人なら分かると思いますが、1000枚単位なんて一度の短旅行ですぐです。

月額325円で容量を気にせず写真をアップし放題なんて…趣味の人だけでなく、プロのカメラマンにもお勧めしたいサービスです。

唯一の難点を挙げるとすれば、検索機能の弱さでしょうか。

これもバージョンアップしていればいずれは改善されると思いますが、Amazon PhotosではGoogle Photoのように撮影した日付、場所、人物、その他諸々の情報で検索をかけることができません。

写真の名前で検索をかけることはできるので、写真の名前を保存するときに場所や日付などの情報を分かりやすく入力しておく必要があります。

逆にGoogle Photoではそれを行う必要なく、全自動で記録してくれて検索をかけられるので管理が非常に楽なのです。

一方、Amazon Photosが優れている点は「どんな写真であっても写真でさえあれば問題なくそのまま保存してくれるところです。

Google Photoの場合「高画質」設定にした場合の時だけ自動アップロードしてくれますが、それ以外の写真は通常のGoogle Drive側の容量に入ります。

この設定の時に限り上限を気にしないといけません。

加えて高画質設定だったり一眼レフの大きなRAWデータは、圧縮形式に切り替わります。

圧縮形式といっても解凍すれば元に戻るとかではなく、普通にリサイズされます。

「え!? 勝手にデータサイズを変えないでよ!」と文句が出てきそうですが、これも無料でのサービスのこと。

上限なしだと、この点は避けられないようです。

もっとも、一般の人に見てもらう分には全く画質の違いが分かりづらいような、効率的な圧縮ではあります。

「拡大してポスターにしたい」などの時は別ですが、ブログにアップする時などはリサイズしてからアップロードする人も多いので、それらの人にとっては逆に作業の効率化をしてくれるとも言えます。

この辺りがAmazon Photosとの違いが最も大きく出る部分なのですが…総括すると以下のことが言えるのです。

スマホで普段から気軽に写真を撮る人(画素数を気にせず楽な管理がしたい人)はGoogle Photo。

画質を落とさず高解像度の写真を保存したい(ただし名前付けで管理ができる人)はAmazon Photos。

 

Yahoo!ボックス

https://info-box.yahoo.co.jp/
Yahoo!一般会員      5GB  無料
Yahoo! BB会員
Yahoo!プレミアム会員  無制限  無料(498円/月、プレミアム会員費)

普段からYahoo関連のサービスを使っているのであれば、こちらのYahoo!ボックスがお勧めです。

「え、たったの500円で無制限にクラウドが使えるの!?」と驚いた方もいるでしょう。

容量だけ見れば確かにそのように見えますが、これにはカラクリがあるのです。

Yahoo!ボックスのサービスでは、例えプレミアム会員であったとしても「2週間ごとに1GBまでしかアップロードできない」という制約がつきます。

PC内のデータをいちいち小分けしてアップしていかなければならないのは手間ですし、仕事のデータを一度にアップしておきたい時には役に立ちません。

加えてもう一つ厄介なのが、Yahoo!ボックスへのアクセスが3年間なかった時にはデータが消去されてしまう点。

大切な家族との思い出の写真や動画をようやく小分けにしてアップしたはいいものの、放ったらかしにしていたらいつの間にかなくなっていた…なんてことを考えると気軽に使い始めるわけにはいかなさそうです。

逆に良い点としては無制限の容量以外に、スマホとの同期による「Yahoo!かんたんバックアップ」というサービスが使えるという点です。

これは、同名のアプリを入れて設定したスマホの自動バックアップを取るというもので、スマホが破損した時でも中のデータはクラウド管理されていて安心というわけです。

Dropboxだと無料版は容量が小さ過ぎるし、有料版にすると月額1200円は高すぎる。

その隙間を埋めるサービスだと思えば分かりやすいかと思います。

このアプリからのアップロードに関しては制限なくアップできるので、元々ヤフオクなどの利用でプレミアム会員になっていた。

またはなろうか迷っていた人にとっては特にお勧めのサービスと言えます。

 

iCloud Drive

https://support.apple.com/ja-jp/HT204025
無料プラン     5GB  無料
50GBプラン   50GB  130円/月
200GBプラン 200GB  400円/月
2TBプラン     2TB  1,300円/月

Appleが提供するオンラインストレージです。

Apple ID でサインインできるので、Macユーザーなら誰しも使ったことがあるのではないでしょうか。

やはりAppleが提供するサービスだけあってMac OSと相性が良く、iPod touch、iPhone、またはiPadなど、全てのMac OSと同期させてiCloud上にバックアップが取れるのが嬉しいですね。

まずiPhoneの買い替えの際にはiCloudからダウンロードしてしまえば良いわけですし、画像や仕事上のファイルをiCloud上にアップする時などタイムラグがほとんどなく使用できます。

Windows用のiCloudも用意されているのでWindowsでももちろん使一通りうことができます。

ただ、クラウド上のアクセスをする際にWindowsからだとワンテンポ遅れるのがネックです。

とはいえ、一般に使う人にとって気になるほどではなく、「スマホはiPhoneだけどPCはWindows」という人はかなりの割合がいます。

使用頻度の激しい人だとWindowsでの使用を控える人もいますが、基本的には「バリバリ仕事で使う人」または「とにかくMac好き」でなければ気になるほどではないようです。

 

Firestorage

非会員・無料会員 250MB  無料
ライト会員      2GB  1,018円/月
プラス会員      3GB  1,533円/月
正会員        8GB  2,047円/月

容量だけ見れば非常に少ないストレージサービスですが、その分、登録なしでだれでも大容量のファイル送受信がしやすい機能で広く活用されています。

特に5Mや10Mなど、メールで送るには大きいですし、かといってDropboxのアカウントを持っていない人の間で、わざわざアカウント登録をするのも面倒です。

そんな人は、気軽に使えてすぐに送れるFirestorageを重宝することでしょう。

こうした受け渡しサービスに特化した使い勝手から、非会員も多く使うFirestorageですが、登録した会員でも似たように使う人が基本です。

逆に「ずっとオンラインストレージで溜めておきたい」とする人には不向きですので、使い方を間違えないようご注意を。

外付けハードディスクの有用性を無視するわけではありませんが、破損するリスクを考えれば大型のハードディスクを用意するよりオンラインストレージの方が断然いい。

これらのオンラインストレージサービスを調べれば調べるほど、そのように感じます。

 

補足 光陰矢のごとし、クラウドサービスの先駆け「SugarSync」
この記事を書いていて色々と気づかされたことがあります。
様々な特色あるクラウドサービスがありますが、これらの草分け的なサービスは2008年頃のSugarSync(シュガーシンク)から始まりました。
2011年、ギズモード (最新テクノロジーに関連するニュースを扱うテクノロジーメディアサイト)は、Dropboxを含めた幾つものクラウドサービスを比較した結果、SugarSyncが最も優れていると高く評価しました。
しかし、この世界も日進月歩です。
既にSugarSyncのできることはほとんどGoogle Driveもできるようになったと言っても過言ではありません。
2012年では完全にSugarSyncの機能が勝っていましたが、今ではローカル環境下にあるフォルダ内にあるツリー構造を丸ごとバックアップ取れるようになりましたし、提供する容量もGoogle Driveの方が多くなりました。
しかし、未だにSugarSyncを活用している企業は多く、特に世界レベルでは根強い人気があるようです。
一つには分かりやすく、直感的な操作性があるからでしょう。
先に幅広いユーザーに慣れてもらっているという一番乗りの利点もあると思います。
しかし、他のクラウドサービスのように「ここでないと出来ない」というサービスが見当たらない気がしました。
私の調べが足りないだけかもしれませんが、そうした事情もありSugarSyncの項目は割愛させて頂きました。
PC知識+α
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