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著作権問題について考えた、漫画村や代わりになるサイトのまとめ

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先日、母にプレゼントしたタブレットの話をしましたが、元々、私は「Kindle」だとペーパーホワイト派です(FireはKindleの文字を付けなくなってから久しいですね)。

大好きな「Kindle」の話もしたくなるのですが、その前に…先日、ご紹介した「DVD Fab」というリッピングソフトにまあまあの反響(お問い合わせ)がありましたので、それにちなんで著作権絡みの内容から書いていきたいと思います。

 

 

しかしながら、お約束のようにサーバーが海外にあること。「防弾ホスティング」が契約者情報を公開しないこと、などから運営者の特定に手こずっていた状態でした。

 

「防弾ホスティング」とはそんなに厳重なのか

以下、コラム的な内容です。

興味のある方だけお読み下さい。

「防弾ホスティング」について

ホームページの公開や維持、メールの送受信する際には必要となるデータの蓄積場であるサーバーを使う必要がありますが、それらをレンタルするサービスがホスティングサービスです。

これに対し、「防弾ホスティング」とは、クライアントとなるサーバー契約者を国や警察などの公的機関、果てはあらゆる外的条件から守り抜くことを約束したサービスを提供するホスティング業者のことを言います。

犯罪者の温床になっている一方で、政府機関の重要な情報を保管しておくには好都合の場所でもあり、多くの国から利用されている実態があります。

「ヘイブンコー」を包する「シーランド公国」

洋上に浮かぶ放棄された第二次世界大戦時の海上要塞で世界初の防弾ホスティング会社「ヘイブンコー」が生まれました。独立国家を名乗る「シーランド公国」が運営しています。

オランダの核シェルターを利用した「サイバーバンカー」

他にも冷戦時代に人里離れた場所に作られたオランダの核シェルターを利用した「サイバーバンカー」。

ストックホルムの地下30メートルにある核バンカー「バーンホフ」などはWikiLeaksがホストとして使っていたことでも有名になりました。

ストックホルムの地下30メートルにある核バンカー「バーンホフ」

※Youtube『DANGEROUS TOWN on the INTERNET』より。

こうした防弾ホスティングは仮に核戦争が勃発して地上に人が住めなくなっても、自家発電で長期間稼働できるサーバーを備えています。
当然、今回のような漫画村が日本の警察から情報開示を求められても、どうにもなりません。
しかし、それゆえ犯罪者達のデータバンクとするには格好の隠れ家となっており、ハッカー集団のアノニマスは、これらのサービスを非難しています。

余談ですが、アノニマスと言えば過激派組織ISILへ「お前達は人類の癌だ」と言って宣戦布告してはサイバー攻撃を仕掛けたり、様々な非人道的な活動サイトを閉鎖に追い込みつつ内部情報を暴露していることで有名です。
ある時などは、ネット上のいじめにあって自殺した15歳の少女を見過ごさず、いじめの主犯格となる人物の情報を探しだして公表して社会的な制裁を加えました。
ハッキングという手段による是非はともかく、個人的には彼らの行動には共感を覚えます。

ハッカー達でさえ手が出せないほどの「防弾ホスティング」を活用していたのに、なぜ、今回の「星野ロミ」が住所や本名が分かったのか。

これは、日本からではなく米国からの告発があったとのことで、全くの別ルートから情報を得ることができたからです。

そうでなければ、今も人物が特定されることはなかった筈です。

では、その「星野ロミ」が逮捕されたか、というと、未だに逮捕されていません…でした。この記事を書いている時点では。

2019年7月7日、フィリピンでようやく逮捕されたそうです。

何故、なかなか逮捕されなかったのか。

 

漫画村の「星野ロミ(ほしのろみ)」が逮捕…されなかった理由

「漫画村」の運営者が特定され、「星野ロミ(ほしのろみ)」が逮捕されそう、などのニュースが話題になっていますが、名前も顔も全てハッキリしていました。

しかし、すぐに逮捕に踏み切れないのは、やはり海外にサーバーがあるからで、日本の法律が適用できない理由の一つはこれです。

もう一つには漫画村はリンク集合体のサイトであって、なんらアップロードもダウンロードもしていないサイトだったからです。

日本の法律では違法なアップロードやダウンロードはやはり「送信可能化権の侵害」として禁止される重罪で、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金。またはその両方、とされます。

しかしアップロードやダウンロードにだけしか法を適用できない、今の段階では逮捕に踏み切れません。

もちろん、モラル的に許されるようなものではないでしょう。

無料で読まれれば「作者が苦労して作ったのに、お金を払われないで読まれたらたまらない」という問題はクリエイター達のやる気を失わせたり、収入の減小に繋がるのは明らかです。

漫画家の交流団体である「マンガジャパン」も漫画村にアクセスしないように声明を出したのももっともなことです。

しかし、2019年現在の法律では静止画の場合は、「違法アップロードしたものであっても見るだけなら違法性はない」と緩いままにしていることも、こうした海賊版問題を先延ばしにしてしまっている一因でもあります。

「モラルを守らず法を守ろうとする=皆が抜け道を探す=裏と表が二極化」という分かりやすい図式は、古今東西どの国でも変わらないようです。

表向きは便利で安全なサイトが並び、裏では危険な情報や違法ダウンロードなど。

そうしたサイトでのお約束としては、ウィルスやワームがつきもので、件の漫画村のドメインにしても閉鎖直前ではマルウェアの温床になっていたそうです。

そんなリスキーなサイトを活用する人達の気がしれない、というのが私の正直な感想です。

 

 

評判の良いコンテンツとKindleのススメ

漫画や書籍のコンテンツ、漫画村の代わりになる有名サイトは?

言ってみれば漫画です。

雑誌や単行本として買い揃えればそれなりの値段にはなりますが、今の時代、わざわざ火中の栗を拾わずともスマホやパソコンで数百円から見れますよね?

ちょっと調べてみると出るわ出るわ…この手のサービスも今や飽和状態のようです。

有名どころを挙げていくと、以下の四つでしょうか。

この辺りを抑えておけば、大体のラインナップは揃うと思います。

ブック放題 コミックシーモア Renta! 【DMM.com 電子書籍】
2万冊以上 56万冊以上 2万5千冊
ソフトバンク系旅行代理店のるるぶが提供している電子書籍サイト。500円で読み放題プランはかなり割安。
るるぶが提供しているだけあって旅行関連の書籍は強い。あと雑誌も強い。
電子書籍業界で10年以上続く老舗です。
見たところ「花とゆめ」を始めとする少女漫画やBL系など、女性コミックの幅が広いようです。
読みたい時に100円から気軽にすぐ借りられるレンタルサイト。後発サイトだけによく考えられたサービス。「読まずにいられんか」のCMでも有名ですね。 基本的に購入する為のサイトなので、「いつでもまた読めるようにしておきたい」という人にはお勧め。
作品を囲い込んでいるものもあり、DMMでなければ読めないものも。
月額500円で読み放題 紙媒体よりやや安いくらい 48時間100円から 紙媒体よりやや安いくらい、一冊500円以上多し。

レンタルに特化させている「Renta!」でも永久レンタルできるサービスもあるので、実質、購入サイトとしても役立ちます(レンタルだと100円で4時間ですが、購入だと一冊500円くらい)。

他にも角川が運営している「BOOK☆WALKER」なども人気ありますね。

特に和製ファンタジーの金字塔、「ロードス島戦記」の時代から連綿と続くライトノベルのカテゴリーは角川に適うところはないでしょう。

では次に漫画や小説だけじゃなくて動画も楽しみたい、となるとどうなるか。

以下にまとめてみました。

 

動画コンテンツの代表的な鉄板どころのまとめ

一方で、動画のコンテンツの有名どころは以下の通りです。

動画の場合、TVの放送局が絡んでいるか、海外の映画関連が絡んでいるか、のどちらかに偏ることが多いようです。

また、動画だけでなく、漫画も小説も音楽も提供している幅の広い複合サイトも多くなってきました。

筆頭はやはり「Amazon(主にプライム会員の特典サービス)」ですが、次選は「U-NEXT」でしょうか。

特に音楽配信までしているのは珍しいですね。

※下「Hulu」と「DAZN」のリンクは近日中に用意します。

U-NEXT FODプレミアム hulu DAZN
大阪の有線放送から始まったUSENを母体としている提供サービス。
漫画も動画も複合して楽しめる上に、USENが元々、持っていた音楽も「SMART USEN」として提供している。
フジテレビ系ラインナップが中心。過去ドラマや放送中のもの、バラエティ番組など。
支払いにAmazon Payが使えるので、Amazonユーザーだと見やすい環境を整えやすいです。
「ウォーキング・デッド」や「アベンジャーズ」など。
ハリウッド映画や人気海外ドラマなど。絶対的に人気のあるコンテンツはFuluなら抑えています。
動画配信の鉄板どころ。
野球やサッカーはもちろん、フォーミュラレースも。
年間10,000試合とも言われるコンテンツをいつでも見られるという、絶対的なスポーツ番組の強さを持ちます。
月額2,000円 月額888円 月額933円 月額1,750円

「DAZN」はドコモと2017年から提携しており、ドコモユーザーは「DAZN for docomo」のサービスにより契約料金が月額980円からでも利用できます。

また、上記の表では分かりやすく全て月額にしていますが、「DAZN」などは年間19,250円からフリーパスで一年中、見れますし、その半分の値段で半年プランもあります。

忙しい人はワールドカップの熱い間だけでも契約する、というのもできますね。

 

 

電子書籍を効率よく利用するために読む内容

部屋の本棚を空にできる空間効率の良さ。

持ち運ぶ際の軽さ。

値段にしても、多くの場合は紙より安いことが多いです。

空間、重量、コスト。

色んなものが削減できるので、それらの利点が大きいのです。

ちなみに、紙の書籍が大量に本棚にある人は自炊して本をスキャナーで取り込んでしまうのがお勧めです。

手間はかかりますが、一度スキャンしてデータ化してしまえば、ずっと楽ちんな状態を維持できます。

もっとも、自炊するには裁断機やスキャナーが必要になりますので、それらを買う…という選択肢もあるのですが、もっと効率良く考えるなら自炊キットをレンタルで借りるサービスもあります。

DMMいろいろレンタル(デジタル化商品特集)」を見て頂くと分かるように、5,000円くらいから借りられます。

お仕事の休みの日に予約しておいて、一気に本棚を整理してしまうのがお勧めですね。

 

改めて用意するならデバイスは何を選ぶべきか

動画より読書だ、という方、漫画も含めた書籍全般を読むなら、まず「Kindle Unlimited」を試すべきです。

なにしろ120万冊以上の本・コミック・雑誌が全て、月額980円ですから絶対的なコスパを持ちます。

未だに現役、凄いぞKindle

特に書籍の場合モノクロでもいい、という人は多いでしょうから、そういう人には絶対「Kindle Paperwhite」をお勧めします。

私は5年前に買った初期の「Kindle Paperwhite」を未だに愛用しているのですが、特殊なE-Inkペーパーのディスプレイは目を疲れさせませんから、子供の読書にもお勧めです。

というのも、私はKindleを家に忘れてきてしまい、移動中にスマホアプリで読んだことがありましたが、目の疲れが酷いので途中でやめてしまったことがあります。

それほどの違いがあります。

長時間の読書ともなるとこの違いは大きく、E-Inkペーパーを使ったことがないなら従来の液晶との違いに驚くはずです。

もう一つには、おかしいだろ、と疑いたくなるほど充電が長持ち。

一度のフル充電で毎日数時間読んでも1~2週間くらいはずっと使えますから、E-Inkペーパーがいかに優れた消費電力で稼動するのか、ということでもあります(実はE-Inkペーパーの技術は昆虫の複眼をヒントに開発されたってご存知でしょうか?)。

そんなこんなで、読書好き、漫画好きには「Kindle」と「Kindle Unlimited」のセットで揃えてしまうのが一番のお勧めです。

※個人的には 8GBでも結構、たくさん入れられると思っています。何しろ、私は初期型の6インチ、容量が4GBを使っていますが、もう読まないと判断したものから消していけば何ら問題ありません。書籍のラインナップを溜め込まない人なら8GBでも十分お役に立ちます。

では、逆にカラー書籍や動画を楽しみたい人はどうすれば良いでしょうか。

 

カラー書籍や動画を楽しむなら

先ほどお勧めした「Kindle Unlimited」とのセットで考えるなら、やはりFire系のタブレット「Fire HD 8」あたりでしょうか。

8インチあたりだと持ち運ぶにも不便がありませんし、見ている間も手に持ちやすくていいですね。コスパも最良。

ただし、「Kindle Paperwhite」のように目が疲れないということはありませんし、バッテリーも最大で10時間(実働7時間ほど)しか保ちません。

また、Android系でLINE含めて、色々と使えるようにしておきたい、というなら「BLUEDOT 8インチ タブレットBNT-801W」がお勧めです。


BLUEDOT」の場合、コスパを優先しているので、画質や動きの良さは犠牲にしていますが、それでも動画を視聴したり、一般的なアプリを使う分には全くもって問題はありません。

もちろん、予算4万以上を考えられる人なら「Apple iPad (Wi-Fi, 32GB) 」あたりはタブレットでは鉄板の選択肢ですので、ハズレを選びたくない人は素直にiPadです。


レビューを読んで頂くと、「分かりやすい」「動きが軽快!」と多くの人が認めるように、使いやすい性能を全て備えていると言えましょう。

ただし、Androidで慣れている人は、慣れるのに少し手間取るでしょうから、そういうのが嫌な人は「BLUEDOT」ですね。

この辺りのハードウェアを選ぶのであれば、2019年4月末現在で売れているタブレット上位30位から選んだ、以下の記事を見て頂くと分かりやすいかと思います。

個人的にはパソコンの販売サイトを運営してもいるので、パソコンで見れるようにしておくと便利ですよ、と言いたいところですが、何しろ最近はタブレットの売れ行きもいいですからね。

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