→ → 新生活にオススメのモバイルPC ← ←

【特別掲載記事】台風19号の上陸に伴い、防災という観点から

PC知識全般コラム

記事にするつもりはなかったのですが、長くなったのでツイッターやフェイスブックへの呟きではなく、こちらにてまとめておきます。

台風19号は今までとは規模が違います。

下手したら首都機能がマヒしかねません。

そこで、デジタル機器を含めた電気の防災というテーマで考えてみました。

 

電気を備蓄しておくということは? ざっくりとした相場感

水やガスはしばらく途絶しても、備蓄しておけば凌げると思うのですが、電気はそうはいきません。

パソコンはもはや生活必需品と言えましょうが、そういう意味で「何とかパソコンだけは使える状態を造っておきたんだ」という人もおられるかもしれません。

パソコンの電源を取れる大容量の蓄電池は便利ですが、値段も相応に高いです。

ものにもよりますが、2~3万円を出せるなら「S265」あたりが鉄板。

7万クラスなら「Jackeryシリーズ」がおススメ。

 

【Amazon】Jackery ポータブル電源 700 大容量194400mAh/700Wh

【楽天】Jackery ポータブル電源 700 大容量194400mAh/700Wh

しかし、万単位のお金を出しておきながら、パソコンの充電はそれほど回数多くはできません。

「S265」でUナンバーの定電圧CPUのノートパソコンが10回フル充電。

「Jackeryシリーズ 700」でも17回です。

つまり、「S265」の上は+1万円毎に2回分の充電ができるというのが相場です。

 

災害時に節電という効率化

最近はバッテリー技術も各社優れてきましたから、売れ筋のモバイルPCならフル充電で10時間は使えるでしょうから、上記のような蓄電池を使えば数日を凌ぐことはできそうです。

しかし、デスクトップで絵を描く人が使うグラボを積載したモデルの場合、40Wは下らないでしょうから「Jackeryシリーズ 700」を使っても20時間は持たないでしょう。

ゲーミングなんて最悪です。

こういう時にパワーPCは実に使い勝手が悪いですね。

それでも使いたい人はグラボの設定を切っておきましょう。

各グラボのコンパネから入れば省電力モードなどを設定できます(グラボの種類にもよります)。

ほとんどの場合、デスクトップ画面の右クリックからコンパネが開けます。

VAIOのモバイルPCだったらここ3年以内にi5以上を購入した人は、VTPの設定を切っておくべきです。

VTP設定変更方法はこちらの記事内にて。

ちなみに、マルチディスプレイモニターで使っていても、一つに絞ったり、輝度を落として使うことはもちろん節電の基本です。

ただし、解像度の設定を落とせば消費電力が軽減されるのか、という疑問に関しては、答えはノーです。

なぜなら、パネル自体に消費電力が決められているので、それを下るようにはできていないからです。

4Kモニターの高解像度モニターは人間の目に見える荒さに設定しても4Kの電量は変わりません。

 

また、充電ということに関して言えば、これはPCに限った話ではありませんが、PCやスマホなど充電される機器はフル充電してはいけません。

せいぜい8割程度に留めておき、残量が1~2割になったらまた繋いで8割まで回復させる、これが効率良く充電するコツです。

長期的に見てバッテリーが痛みずらいですし、なにより時間をかけずに充電しやすい範囲です。

フル充電させるにはそれなりに電力を余分に使うのです。

 

コスパ良く防災グッズを揃えておくことを考えるなら?

スマホをPCのように使えるようにする、という考え方

上記のように蓄電池を用意できる人は良いですが、そういう人ばかりではありません。

そうした意味で、コスパ最優先で考えるならパソコンの電源を確保する方向ではなく、スマホの電源だけを何とかする方向で考えた方が良いです。

【Amazon2019最新版】24000mAh モバイルバッテリー ソーラーチャージャー ソーラー充電器 大容量 急速充電 QuickCharge 2USB出力ポート 太陽光で充電可能 防水 耐衝撃 災害/旅行/アウトドアに大活躍に iPhone/iPad/Android対応 (ブラック)

この辺りなら3000円からで済みますし、それでもスマホ5回分は充電ができます。

加えて、これらは防災だけでなくとも、日常的に役立ちます。

ちょっとした長期出張やキャンプの時には頼もしい味方になることでしょう。

そういうわけでアルパカも一つ買いました

ただし、スマホを充電はできてもしょせんは5V充電です。

コンセント電源としてはとても足りないので、仕事を滞らせたくない場合はBluetooth接続のマウスやキーボード。

または、それらをUSB変換してスマホと接続できるようにしておくことが必要となります。

これなら、停電が丸一日続いても文章の作成やちょっとした記事の編集程度ならずっと使えて便利です。

フルサイズキーボードがあれば、入力の速度は落ちないでしょう。

というわけで、組み合わせるならこの辺り。


【Amazon】エレコム キーボード ワイヤレス コンパクト テンキー付き パンタグラフ 薄型 ブラック TK-FDP099TBK

【楽天】エレコム ワイヤレスコンパクトキーボード/パンタグラフ式/薄型/ブラック 外付けキーボード 無線 ワイヤレス 小型 コンパクト

【Amazon】ZUH-CMBAR201BK ナカバヤシ USB2.0準拠 USB[A]-[micro‐B]&[Type-C]変換ケーブル(ブラック)

【楽天】USB Type C to USB 3.0 変換アダプタ Yoolay 2個セット Thunderbolt 3 to USB 3.0アダプタ 高速データ転送 OTG 変換コネクタ MacBook Pro 2018/2017,MacBook Air2018,Pixel 3,Dell XPS,Surface Go,Samsung Galaxy book S8/S9/S9プラス/Tab S3 および他のType-Cデバイス

もちろんこちらも購入済です

ただし、パソコンの場合はOS内に画像出力用のドライバを内包しているのですが、一般的なスマホでは外付けモニタに出力する機能はありません。

稀にあるものもあるようですが、しかし少ないので基本はないと思った方が良いでしょう。

詳しい人なら「クロームキャスト買ってミラーリング設定すればいい」という声も上がりそうですが、そもそも防災の観点から見ればネットが途絶する可能性も高いわけですから、無線環境に依存したクロームキャストが使えなくなることも考えないといけません。

ルータの電源も必要になりますから、節電の点から見てもオススメしずらい組み合わせでしょう。

結論、コスパだけを考えれば、上記のように揃えてスマホにキーボードやマウスを設定して使うのが上策ではないでしょうか。

 

お金が少額で済むところから対策を

もし、ご自宅に空のペットボトルがあるようでしたら、水を一杯に入れておき、今の内に目いっぱい冷やして、できれば凍らせておきましょう。

作っておいたものは、そのまま冷蔵庫の中に入れておきます。

停電が起きた時にまず困るのが冷蔵庫の食材です。

電力がなくなれば、もちろんコンバーターが止まり温度を下げることができなくなりますが、外界との気温差を保つための保冷庫としては役立ちます。

そこで、さきほどのペットボトルが役立ちます。

電力がなくなっても凍らせたペットボトルがあれば、保冷剤代わりとして役立ちますので、ある程度は冷気を保つことができます。

加えて言うと、すっかり氷が解けてしまった後で飲み水にもなりますので一石二鳥です。

実際に停電になれば、どれだけ長く続くか分かりません。

15号の被害で電信柱が倒れた千葉県の様子を見る限り、似たような状態になったら一週間はそのままということもありえます。

そこで、食すなら日持ちの悪いものから。

乳製品や賞味期限の短いものは基本ですが、要冷蔵というものも先に頂いた方が良いでしょう。

 

 

取り急ぎまとめましたので、乱筆乱文にて失礼しました。

皆さんのご参考にして頂ければ幸いです。

スポンサーリンク
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
シェアする
パソコン選びのコツ

コメント