この記事では「楽天リーベイツ(Rebates)」の基本的な説明や、購入方法をご紹介します。購入する際、ひと手間かける必要はありますが、ほぼ、全てのメーカーで使える方法です。
ご面倒でない方は、ポイントが高まる時期を狙って行うのがお得です。
楽天リーベイツ(Rebates)とは
相互利益の高還元ポイントバックシステム
楽天市場の中だけでなく、楽天リーベイツと提携しているネットショップであれば、どこから買ってもポイントを得ることができる高還元ポイントバックシステムです。楽天リーベイツと提携しているネットショップなら良いため、楽天市場の中に出店していないストアでもポイントが貯まる、というのが優れた特徴です。
例えばリーベイツ経由で、ビックカメラ.comでの買い物をすれば、ビックポイントが貯まった上で楽天ポイントが貯まります。
ただ、リーベイツを経由して得られる楽天ポイントは、反映されるのに少し時間がかかります(反映の時間はストアによりまちまちです。およそ二か月ほど)。
楽天ポイントは、1ポイント=1円として使えます。使える範囲は楽天市場が中心ですが、旅行やスマホ代などでも使えるようになってきており、範囲は広がりつつあります。
これは巨大プラットフォームを持つ楽天だからできる相互利益提供のシステムです。
紹介されたことが証明されれば、各ショップから楽天側(リーベイツ)に紹介料が報酬として渡され、それに応じたポイントがユーザー側にも発生します。
これにより、リーベイツを経由した買い物客が増えて、メーカーショップも露出が増えてそれぞれがWinWinでいいとこ取りできる、というわけです。
そんなマルチな方法があったのなら、絶対に使う、という人は少なくないと思います。ですが、ここには幾つかの注意点があります。
リーベイツの注意点、楽天ポイントを使う際にも
アルパカが見たところ主に三つの注意点があります。
・リーベイツで発生したポイントは、通常の楽天ポイントとして一年間有効。
・Rebates経由のお買い物はSPUプログラムの対象外。
・リーベイツで発生したポイントは、リーベイツで利用することができない。
最初の一つ目はそもそもの楽天ポイントの特性ですが、基本的に一年間有効で、何かしらのポイントを得る買い物をすれば、その買い物からさらに一年間有効、となります。ここは楽天を使う人には気にならない部分です。
むしろ、楽天を使っている人にとっては二つ目のSPUプログラムの対象外になってしまうことの方が辛いと思います。SPUプログラムとはエントリー不要で、条件を整えている人ほどポイントが貯まりやすくなる積み上げ型のポイントシステムです。
リーベイツで貯まるのは同じ楽天ポイントですが、発生方法や%は独自のシステムとなります。
三つ目として、楽天ポイントは次のリーベイツの買い物では使えません。リーベイツで貯まったポイントは、リーベイツを経由しない他の使い方で消化することになります。
アルパカのオススメとしては、欲しいものの中でも、できるだけポイントが貯まらないものに消費することです(理由は以下、補足に)。
補足:ポイントを使うには、ポイントの少ないものに使う方がお得
楽天ペイによる支払は多岐に広がる、実はSuicaにも使える
楽天ペイとは、楽天版の電子決済システムのことですが、リーベイツで貯めた楽天ポイントは楽天ペイのポイントとしても利用ができます。
楽天ペイは、ファミリーマートやセブンイレブンなどのコンビニはもちろん、家電量販店でも、ケーズデンキやエディオン、ビックカメラなどでも使えるようになってきています。
先にお話しした補足のポイントを使わない買い物にポイントを使った方がお得、という法則からすると、元々、ケーズデンキなどはポイントが付かない分を現金値引きで対応していますから、楽天ペイを使うにはうってつけです。
また、最近では多くの人が使っているSuicaへのチャージも楽天ペイからできるようになっています。これがまたお得なのです。
元々、SuicaではJRE POINTがありますが、Suicaに関してはチャージされてしまえば同じポイントとしてみなされますから、楽天ポイントでチャージした分で減衰するということがありません。つまり、通常のJRE POINTとして在来線に乗車すると50円ごとに1ポイントが貯まります。
それどころか楽天ペイでSuicaにチャージした際には、なぜかそこでも0.5%のポイント還元も発生します。
例えば一万円を通勤や通学で使うために楽天ペイからSuicaにチャージして使った場合、
10000 × 0.5% = 50円分の楽天ペイ還元ポイント
10000 ÷ 50 = 200円分のJRE POINT
となり、合計250円分のポイントが貯まります。
一万円程度では大したことはありませんが、通勤や通学、ましてや定期で通い続ける人にとっては大きな差額となって積み上がります。また、ここにはキャンペーン期間がありますから、計算よりも上乗せされることが多いです。
なんかポイ活のような記事になってしまいましたが、元々、生活に密着した楽天ポイントだけに、こうした相性の良い使い方がたくさんあります。ここに挙げたのは氷山の一角です。
楽天ポイントだから楽天モールで買い物をしないと…とすると先に書いたようにポイントの減衰がありますので、そうした影響を受けない楽天ペイでの使い方がオススメです。
楽天リーベイツの買い方を提案する方としては、そうした使い方まで視野に入れてお考え頂きたい重要なポイントです。
リーベイツでポイントが発生する条件について
ポイントが発生する三つの条件
大原則として、三つの条件があります。
条件1:利用者が楽天リーベイツの登録者であること。
条件2:ショップサイトが楽天リーベイツと提携していること。
条件3:【重要】買い物をする手前の最終クリックがリーベイツの紹介リンクをクリックしていること。
条件1:利用者が楽天リーベイツ(楽天会員)の登録者であること
当然と言えば当然ですが、私達ユーザー側が登録していなければ、利用したかどうか分かりませんし、楽天会員でなければ楽天ポイントを貯めることさえできませんので、会員であることを前提とした話です。
これを機に楽天会員になろう、楽天リーベイツを利用しよう、という方は、以下にリンクをまとめましたので、ぜひどうぞ。
※楽天リーベイツの初回申込としては500円のボーナスポイントが貰えますが、下記のバナー入り口から登録して頂くと600円と少しお得に貰えます。
念のため、楽天会員でない方は、ポイントの貯まりやすい楽天カードと一緒にお申込みがオススメです。
ちなみに、楽天会員であればリーベイツの申し込みはすぐに済みます。同じ楽天内のシステムなので、面倒な記入はなく、参加には5分とかかりません。
条件2:ショップサイトが楽天リーベイツと提携していること
これも当然の話ですが、利用しようとしているショップが楽天リーベイツと提携関係になければポイントの加算が行われません。
先の例なら、ビックカメラやヤマダ電機はリーベイツの提携関係にあるので楽天ポイントが貯まりますが、ヨドバシカメラは提携外なのでポイントは貯まりません(2022年1月記事執筆時点での話。今後は提携するかもしれませんが、あくまでも例え話として)。
これはリーベイツのマイページからショップ検索するとすぐに分かります。
パソコン関連の提携ショップは「パソコン関連のリーベイツ提携ショップ一覧について」にまとめましたので、そちらをご覧ください。
条件3:【重要】買い物をする直前の最終クリックがリーベイツの紹介リンクからであること
楽天リーベイツを利用する時、一番の問題点となるのがここです。
先に書いた通り、このシステムは企業のショップとリーベイツ間での紹介料が入るかどうかで決まります。逆に言えば、紹介されたことを証明されなければ、紹介料は発生しませんし、買い物をした私達ユーザー側にもポイントは発生しません。
この証明はどのタイミングでどのページをクリックをしたか、Cookie情報と呼ばれるブラウザの履歴によってジャッジされています。
見出しにあるように「買い物をする直前の最終クリック」がリーベイツの紹介リンクであるかどうか、で判断されているわけです。
この場合の紹介リンクとは、リーベイツにログインしたページ内にあるメーカーサイトへのリンクのことです。こういうページです。ここにあるメーカーロゴのリンクを辿っていけばポイント発生対象となります。
注意しなければいけないのは、たとえ、リーベイツにログインした状態でメーカー紹介リンクをクリックしても、その後で余計なクリックを挟むと、リーベイツからの紹介とはみなされずにポイント発生対象ではなくなることです。
あくまでも決済前のメーカー遷移への最終クリックがリーベイツからの紹介リンクであること、が絶対条件となります。
リーベイツのポイントが発生する購入手順
基本的なリーベイツのポイント発生の手順を以下にまとめてみました。
という手順です。図にすると、こうです。
欲しい機種を選ぶ
ここは通常通り。気に入ったものをお選び下さい。
公式サイトの欲しいPCページを保存(ブックマーク等)
気に入ったPCの公式ページに行き、そのページをいつでも呼び出せるようにしておきます。
PCメーカーの販売ページには、たいてい、選んだ機種の保存機能があります。それらを利用して、すぐに注文できるようにしておくのが良いです。
リーベイツにログイン、目当てとするメーカーのバナーを辿っていく
リーベイツのページを呼び出します。
リーベイツのマイページにログインします。すると、その時期に応じたポイントアップキャンペーン情報や、各ショップの紹介バナーが現れます。
ここで利用したいメーカーを探します。
ポイントアップのキャンペーン期間であれば、ポイントアップされた企業バナーが先頭に出ていますので探しやすいです。出ていない場合は、画面上部の検索窓から検索すれば出てきます。
再び、欲しいパソコンのページに入る
いずれかの方法でリーベイツのマイページから企業のページに入れば、その段階でリーベイツからの紹介クリックが成されたものとして履歴が残ります。
後は、先ほど保存しておいた欲しい機種の購入ページを呼び出し、そのまま購入すれば良いだけです。
この段階で、最終確定前に他の余計なところをクリックすると、ポイントがもらえないことがあります。
余計なクリックを挟んでしまったと気づいたら、最初からやり直しした方が良いです。
注意点としては、ブラウザ毎に履歴が取られているため、使っているブラウザや端末が変更されれば記録が生かされず、意味がなくなってしまいます。
そのため、メーカーへの最終クリックはあくまでも同じブラウザ、同じ端末で行うことが必要です。
この二つは同じ端末、同じブラウザでなければならない。
リーベイツモバイルアプリを活用する2つの理由
リーベイツはパソコンからでももちろんできますが、AndroidスマホやiPhoneからでも使えます。
これがなかなか便利なもので、アルパカはこれらの活用をオススメします。理由は2つあり、一つは携帯アプリ限定でポイントアップすることがあるため。もう一つは誤クリックを防いで確実にポイントを貰うためです。
・携帯アプリの方がポイントアップする時期がある
・携帯アプリからだと誤クリックを防いで確実にポイントを貰いやすい
時期と種類にもよりますが、アプリ限定でポイントアップする期間では、パソコン画面からだと4%くらいだったVAIOが、携帯アプリから見ると8%までアップしていました。
特定のお得期間ではそうしたポイントアップになりやすいため、それらを見逃すことのないようにするなら、携帯アプリの方が良いです。
誤クリックを防ぐ、というのは、携帯アプリ内からだと余計なクリック(タップ)をする場所があまりないためです。ポイント対象となっているかどうかの表示も出ますので分かりやすく、買い物に集中しやすいのも良い点です。
パソコン関連のリーベイツ提携ショップ一覧について
アルパカのサイトで取り上げることがあるメーカーをポイント順に並べてみました。
この図はあくまでも平時のポイントであって、ポイントアップする特定のキャンペーン期間ではまったく変わります。
例えば、この記事を執筆している2022年1月の「72時間、高還元の日」では、ポイントの変化は以下のようになっていました(いずれもアプリ内でのポイントアップを含みます)。
※ ( ) 内は獲得予定ポイントとしてかかる日数です。実際にポイントとして反映されるのはもっと期間がかかるものと思って下さい。
富士通 5 → 7%(約2ヶ月)
VAIO 4 → 8%(約2日)
NEC 1.5 → 10%(約2ヶ月)
Lenovo 1.5 → 4%(約2ヶ月)
HP 1.5 → 6%(約3週間)
ASUS 4 → 8%(約3週間)
元々が高単価商品として売りに出しているメーカーほど、ポイントの伸びしろがあるようですが、同じ安価モデルでもDellに比べて、HPが一気に6%へ上昇しているのには驚きました。
また、Lenovoはよくポイント還元が最大の20%に設定することもあるので、そうした時期にのみ利用するのも良いと思います。
これらポイントアップの加減や対象メーカーは時期によりかなり変わります。
最後に・まとめ
今回はリーベイツの基本的な説明と買い方をまとめました。
抑えておくポイントとしては、
あくまでも決済前のメーカー遷移への最終クリックがリーベイツからの紹介リンクであること、が絶対条件です。ここが一番重要です。
携帯アプリを活用するとポイントを逃しずらくて便利ということ。
・携帯アプリの方がポイントアップする時期がある
・携帯アプリからだと誤クリックを防いで確実にポイントを貰いやすい
などになります。
時期や欲しいメーカーにより条件は様々ですし、手間のかかる買い方を避けたい多忙な方もいると思います。
ポイントアップの時期でなければ、極端な差額ではないことが多いため、面倒な方は普通に買う方が良いと思います。ただ、時期が上手く狙えて欲しいPCメーカーのポイントがアップしているようでしたら、リーベイツを経由するのは良策です。
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